ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

丁度この辺りの捜索は打ち切って一度アナグラへ戻ろうというところに連絡を受けて、居ても立ってもいられなくなった。
大きな怪我は無く自分で歩けたというから、心配することは無いのだけれど。
早く顔が見たかった。

エントランスは喜びに満ち溢れていた。
集まった人たちは皆安堵の笑顔を浮かべていて、その中心に彼がいた。
後ろ姿なので顔は見えなかった。
彼の腕の中でカノンが泣いていた。
ごめんなさい、無事で良かった、と泣きながら繰り返す彼女を彼が宥めていた。
彼を発見して連れ帰り、連絡をくれたカヲルが私に気付いたけれど、声をかけられる前にエレベータに乗り込んだ。

ベッドに倒れ込み、溜息をつく。
眼を閉じれば先程の光景がまざまざと思い返された。
彼の無事が確認出来て、嬉しい筈なのに。
名状しがたい感情が胸に渦巻き喜びを押しやる。
……違う。絶対違う。
カノンは、一緒にミッションに行って彼を残して先に帰投したから、責任を感じていたのだ。
見ているこちらが辛くなる程、心配し憔悴していたではないか。
彼の帰還で、緊張の糸が切れたのだろう。
カノンに他意は無い、……その筈だ。
勿論、彼にも。
必死に言い聞かせている自分に気付き、また溜息をつく。

彼はとても優しくて。
私はその優しさに甘えて、いつの間にかそれを当然と思う様になって。
今となっては、私に一番優しくしてくれないと気が済まない様になってしまったらしい。
どんどん贅沢になっていく自分を自嘲する。
初めは、セックスフレンドでもいいと思っていたのに。
「きちんと付き合って欲しい」
なんて言われた時は、喜ぶより先に彼の真面目さに苦笑したものだ。
「……だから。別に、そんなに堅苦しく考えなくていいのよ?」
「そうじゃない。ジーナのことが、好きになったんだ。
 ……心変わりの早い男と思うかもしれないが、本気だ」
そう真剣な眼差しで言われてもなかなか信じられなかった。
だって、私の何が良いのだろう。
可愛いげも無い、女らしい訳でも無い。
彼の愛情を痛いほど感じても、それに足る女である自信がなかった。

「ジーナ」
不意に名前を呼ばれて心臓が跳ねた。酷く懐かしく感じる声。
身体を起こして扉を見つめる。
「ジーナ?……寝ているのか……?」
扉の向こうからもう一度声をかけられる。胸が高鳴る。
「……起きているわ。どうぞ」
扉がスライドして、入ってきたのは勿論彼だった。
「ジーナ」
彼の微笑みに浮つく心を必死に隠す。……隠す必要なんて無いのに。
「……お帰りなさい。随分遅かったのね」
こんな時にも皮肉が口をつく自分が嫌になる。
「あぁ……ただいま」
彼は私の隣に座って一つ溜息をついた。
「心配かけた……よな。すまなかった」
「そりゃ、ね。“皆”心配したわよ」
あぁ……もぅ。どうしてこうなのかしら。
お帰りなさい、心配したのよ、無事で良かった。
素直にそう言えば良いのに。
本当に可愛くない。
ほら、私の態度に彼も苦笑している。
「……冷たいな。泣いて抱きしめてくれるかと思っていたんだが……」
「それはカノンがしてくれたでしょ?」
「………………」
反射的に返した言葉に激しく後悔する。
馬鹿みたい。後悔するくらいなら黙っていればいいのに。
彼の顔が見れなくて、膝の上で握った拳を見つめる。
沈黙を破ったのは彼だった。
「…………もしかして、妬いているのか?」
瞬時に顔に血が上る。
「っ、そ……そんなんじゃなくって……わ、私なんかより良かったでしょ!?あの子胸大きいし……ッ!」
もぅ……何を言っているのか、私は。
「だ……だから!貴方が、帰ってきて嬉しくない訳じゃなくって、ただ、……その、っ!!」
突然、彼に抱き寄せられた。
「ジーナの方が良い」
耳元で囁く声は笑っているようで、恥ずかしくて死にそうだった。
「……わ……私なんかの、どこが良いの……」
「ん?」
聞いてしまった。ずっと聞きたかったこと。怖くて聞けなかったこと。
答えを聞くのが怖い。
いや……寧ろ答えが返ってこないかもしれない。それが一番怖い。
結果的に私の心配は杞憂に過ぎなかった。けれどそれは想像もしていなかった答えだった。

「可愛いところ」

意味が分からずその言葉を反芻する私に彼は笑ってキスをし、私はそのままベッドに押し倒された。

「はッ……ん……」
乳首を口に含まれ吸われる感覚につい声を漏らしてしまう。
「ぁん……!」
甘く噛まれた。そのまま舌で先端を刺激され、快感にあの場所が疼く。
「はぁ……っ、ごめん、ね……?胸、無くて……」
……また余計なことを。
「またそういうことを言う」
顔を上げた彼も呆れた様子だ。
「でも、確かに少し痩せすぎかもしれないな……もう少し食べた方が良いんじゃないか?」
浮き出た肋骨を撫でながら彼が言う。
「……細くて折れそうだから、あまり激しく出来ないし」
……これまでのは、手加減してくれていたのだろうか。
本気でされたら、どうなるのだろう……身体の奥が疼いて仕様が無い。
「……折れる訳、ないでしょう……激しくしても、良いのよ」
「あぁ……いや、あまり期待されても困るんだが……」
彼は困ったように笑う。
「でも、今日は抑えられそうにない。辛かったら言ってくれ」
そう優しく言ってから彼は私の唇を塞ぐ。
「ん、ふ……っ」
唇を割って侵入してきた舌を吸い、舌を絡め返す。それだけで、また疼きが高まる。
我慢できずに彼の手を下腹部へ導けば、彼は私の期待通りに指を動かしてくれる。
「ん……ッ!」
痺れる様な快感が走ったのは、一番敏感な突起を擦られたから。
溢れる蜜をそこに塗り付け、絶妙な強さで刺激されて、早くも達しそうになる。
「ふっ、ふ、んっ、んぅ……ッ!」
腰が自然に浮いて彼の手に恥骨を押し付ける。
夢中で腰を揺すれば快感は見る間に増幅して、そのまま――
「…………ッ!!」
一瞬意識が遠のく。快感の波が全身を駆け巡る。
「ん、はぁ……。……今日は、随分早いな……興奮しているのか……?」
唇を離して、彼が脱力した私の顔を覗き込む。
私はそれに答えず、呼吸も整わないまま彼のぺニスに手を伸ばした。
「あっ……」
眼を閉じた彼が小さく声を漏らすのが愛おしい。
漲ったそれを扱きあげれば更に膨張し、彼は眉を顰め呻く。
「うッ、あ……、ま、待てっ……ジー、ナ……ッ」
ぴく、ぴくと痙攣し始めたそれを更に激しく扱き続ければ、やがて――
「――あぁッ!」
彼が短く叫ぶと同時に一際大きくぺニスが痙攣し、その先端から白い液体が飛び出した。
「あっ、……っ、あぁ……っ」
彼の喘ぎに合わせて射精は暫く続き、終わる頃には私と彼の下腹部は精液でどろどろになってしまっていた。
脱力した彼が私の上に崩れ落ちる。
「はぁ……っ……ジーナ……」
「……随分早いじゃない?興奮してるの?」
私の意趣返しに彼が吹き出す。
「ははっ……そうだな。お陰で少し落ち着いた。……一度シャワーを浴びようか」

全然落ち着いてなかった。
シャワーを浴びながらキスしていたらまた直ぐに欲情してきてしまった。彼もいつの間にか、再び勃起している。
早く挿れて欲しい。ベッドに戻ろう。
そう思って背後の蛇口に手を伸ばすと、彼の手が私の手首を掴んだ。そのまま後ろから抱きしめられる。
彼の熱い吐息と声が耳朶をくすぐった。
「ここで、しよう……我慢できない」
「ブレン、――ッ」
彼のぺニスが私の両脚の間に潜り込んで入口を探る。
彼が急いているのと、シャワーで流れても次から次へと溢れ出す粘液でぬるりと滑ってしまうのとで上手く入らない。
その摩擦でどうしようもなく感じてしまい、堪らず上半身を倒して壁に手をつき、腰を突き出す。
角度的に入りやすくなったのか、今度は亀頭が入口を正確に捉え、
「あ……あん……ッ」
ずぷずぷ、と粘膜を押し広げ侵入してきた。
抵抗を受けながらも奥へ奥へと進み、最後に彼が私の腰を強く引き寄せて、彼の腰が私の臀部にぶつかった。
「あぁ……ッ!」
「ッ、……いつもより、締まるな……」
そう呟いて一つ嘆息し、彼はゆっくり腰を引く。
「あ……あぅ……」
あぁ……抜かれていく。喪失感が酷い。すぐにまた挿れてくれるのは、分かっているけれど。
抜く寸前で止めて私の腰をしっかり掴み直し、一呼吸おいて、彼は鋭く突いた。
「あぁッ!!?」
立ったままするのは初めてだった。腰を打ち付けられるたびに思いがけない場所を雁首が擦り、私を蕩けさせた。
「あッ!あンッ!あんッ!あっ、あぁ――――!!」
一度絶頂を迎えたことで閾値が下がっていた私は、結局数回のピストンで達してしまった。
津波のような快感は徐々に落ち着き、余韻の中私は大きく息をつく。
「……ジーナ?大丈夫か……?」
「はぁ……っ、……ん、っ……へい、き……」
そう答えたのに。ずるり、と彼は勃起したままのぺニスを抜いてしまった。
「いや……ブレン、まだ止めないで……ッ」
振り返って懇願すると彼は私を抱きしめて口づけ、そのまま後ろの壁に押し付けた。
「……止めないさ。ジーナの可愛い顔を見ながらしたくて、さ」
濡れて私の頬に張り付いた髪を剥がしながら彼は笑う。ただでさえ身体が熱いのに、更に血が上る。
「……か……からかわないでよ……」
「からかってないよ」
言いながら彼は私の片足を持ち上げ腰を抱き、下からぺニスを挿入した。
「あ、あ……!?」
先程より深く入り、子宮口を押し上げられて鈍く響く。
腰を揺すられれば、その快感に立っているのもままならず。彼に身体を預ければ重力も手伝って挿入はより深くなり。
「やッ……あ……す、すご、い……、ふか……ッ、あッ、あッ!あぁッ!――――ッ!!」
何度か突き上げられるうちに鈍重だった快感は鋭く強烈なものに変貌し、瞬く間に強烈なオーガズムをもたらした。
身体を震わせながらその残渣に溺れる。呼吸が苦しい。肺が酸素を求めている。
「はぁッ……はぁっ……、ッ!ひぅッ!?」
再び走った快感に身体が跳ねた。まだ射精に至っていない彼がピストンを再開する。
「あ……ぁあ……っ……ふっ……」
突かれるたびに達してしまい、もうどこが頂点かも分からないくらい何度も昇り詰め。
「……ジーナ!!」
私の名を呼ぶ彼の声。
きつく抱かれ。
鋭く突き立てられ。
身体の一番奥に勢い良く注がれるものに狂喜し。
かつてない快感に全身が粟立ち。
意識はホワイトアウト――――

「…………ぅん……」
「……ジーナ……!」
心地好い倦怠感の中、眼を開けば眼前に彼の顔。
彼は私を抱きしめ安堵したように言う。
「良かった……!ぐったりして、反応がなかったから……」
いつの間にかベッドにいた。
最後に達してから記憶が無い。気を失っていたのだろうか。
「何か、飲むか?」
「……いらない。キスして」
顎を少し上げてねだると、彼は優しく唇を合わせて離した。
もう一度私を抱きしめて、頭の上でばつが悪そうにこぼす。
「……本当にすまない……興奮して、どうにもならなくなってしまって……」
普段冷静な彼をそうさせたのが自分であるという事実に深い悦びが沸き起こる。
「……素敵だった」
彼は恥ずかしそうに笑って、静かに続けた。
「……もう、駄目かと思ったんだ。諦めかけた。
 それでも……ジーナのことを思って、死にたくなくて、がむしゃらに逃げたんだ。
 ……みっともないけどな。
 それでも、生きて帰れて、また君に会えたのが本当に嬉しくて……」
今更涙が込み上げてきた。
私は愛されている。
「それなのに君ときたら……」と苦笑混じりに言いかけた彼の言葉が途切れる。
彼の胸に顔を埋め、強く抱きしめる。
「ジーナ」
優しい彼の声。
思いが決壊する。
「よか、……った……、ッ……、ぶじ、に……ッ、もどって……きて、くれて……ッ」
彼が私の背を優しく撫でる。
「わ、たし……っ、し……ッ、しんぱい、で……、ほ、ほんとに……もう……ッ」
「あぁ……すまない。心配をかけた。……ありがとう……」
泣きじゃくる私を彼は優しく宥め続けた。



「あれっジーナさん珍しい!いつもは朝はコーヒーだけなのに」
「ええ、ちょっとね」

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泣けた(ToT)

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Posted by 恋にloveする女の子 2012年10月30日(火) 18:51:51 返信

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