ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

オラクル細胞の恩恵で得た脚力で地を蹴り、俺は跳び上がった。
上空で目を見開いたザイゴートを見据えつつ、握りしめた神機の刃を横薙ぎに叩き付ける。
交錯は一瞬。ざっくりと、背中を喰い裂いた感触が神機越しに伝わるのを感じつつ着地する。
悲鳴を上げながら地に落ち、びくびくと力無く痙攣するザイゴートを捕喰するべく、俺は神機を構え――
止めた。
半ば化け物と混じり合っているとはいえ、人の女の身体を模したその肢体が弱々しく身悶えする様は、
俺の中に闘争心とは別の感情を、はっきりと芽生えさせていた。
既に日も落ちた旧市街地の廃教会になど、誰も来やしない。
……心の中の囁きに同意すると、俺は唇を歪めながら、倒れ伏すザイゴートへと近づいていった。

……ぢゅ、ずるっ……、じゅ、じゅっ……
主であった筈の神によって、破壊し尽くされた神の家の中に、粘り気のある音が響く。
ボトムを下着毎脱ぎ捨てた俺は、ザイゴートにのしかかり、その女体の口に自身の肉棒をねじ込んでいた。
何もここでアラガミなど相手にせずとも、居住区をぶらつけば、俺の手に填められたこの腕輪を見て
声をかけてくる女など幾らでも居るだろう。しかし、憎むべき人類の敵を力でねじ伏せ、思うままに弄ぶ。
この興奮と背徳感は、そんな女達を山と相手にしても、到底得られない。
今も俺に押さえつけられたザイゴートは、自身の口腔を犯す俺の欲望を捕喰しようとしているのか、
賢明に口を動かすが、噛む力も殆ど無かったようで、その刺激は更なる興奮を与えるだけだった。
陶酔が背筋を走って脳を刺激し、呼吸が荒くなっている自分を感じつつ、
俺はザイゴートを押さえつけ、更なる快感を貪るべく、腰を振り続けた。

いつの間にか、ザイゴートの動きは変化していた。
それまでの捕喰を試みた動きではなく、俺を高ぶらせようという動きへと。
恐らく、気が済めば解放されると信じての本能的な行動だろう。
何時しかザイゴートの口は、いじらしく舌を這わせ、俺の反応を伺うようになっていた。
口を窄ませ、吸い付くようにして刺激しつつ、俺自身を口内に迎え入れて、奉仕する。
かと思えば、口から離し、根本から先端をくまなく舐め回して、快感を与えようとする。
思わず俺の口から漏れた吐息に気をよくしたのか、動きは更に激しくなっていく。
そんな姿を見下ろしているうちに、俺の胸中へと一つの考えがよぎる。
オラクル細胞で身体を構成され、生きる為に喰うこいつらと、
オラクル細胞を身体に移植され、生きる為に喰う俺。
俺たちは分かり合えるんじゃないだろうか?どちらかを喰い尽くし、殲滅する以外にも、
彼女らと手を取り合う道もはあるんじゃないか?現に俺たちはここで分かり合えているんじゃないか。
俺は心に浮かんだ疑念を言葉にしようとするが、唐突に打ち切られる。前身を走る甘い刺激が、限界を伝える。
俺は腰を突き入れ、ザイゴートの口腔深くにありったけの精液を流し込んだ。
ザイゴートも抵抗せずに、大人しくされるがままに、俺を受け止める。
すっかり射精し終わると、心地よい脱力感と満足感を感じつつ、呼吸を整える。

それと同時に、急速に冷静さを取り戻した。
……アラガミと手を取り合う?奴らはこうして俺達を喰おうと襲ってきているのにか?
それとも、奴らと手を取って守るべき人たちを皆殺しにするのか?
自身の気の迷いを否定しつつ、俺は今度こそザイゴートを捕食すべく、神機を構える。
卵状の身体についた目を見開き「なんでやねん」と目で訴えるザイゴートの訴えを無視し、捕食した。

何が良かったのか、無傷のコアまで獲得した俺は鼻歌交じりでアナグラへと戻ろうと、廃教会を後にした。
……そして、そこで別のザイゴートと鉢合わせする。こちらを獲物と認識したのか、
まっすぐに突っ込んでくるザイゴートに相対すべく武器を構え、一人ごちる。
「そういえば、胸は試してなかったな。」
<完>

このページへのコメント

ねえ知ってる?
ザイゴートの口に見える部分って“鼻の穴”なんだよ?

0
Posted by ヴィネダ 2013年09月02日(月) 04:24:23 返信

この作品って無印発売当初に書かれた奴だよな
久々にみにきたら覚えてたのより良かった

0
Posted by 無印 2013年06月26日(水) 15:20:59 返信

是非続きを書いていただきたい

0
Posted by 偏食家 2013年04月30日(火) 10:35:16 返信

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

Menu

メニュー

どなたでも編集できます