SharePoint Server 2010 Wiki

SharePoint Designer 2010 は、SharePoint Server 2010に特化した運用・編集ツールである。
下記のような用途で使用できます。
 SharePoint サイトの基本的な管理
 SharePoint サイトの UI デザインの高度なカスタマイズ
 リストやライブラリなどのビューの高度なカスタマイズ
 外部データ接続の作成
 ノンコーディングによるカスタム ワークフローの作成

・beta版自習書が分かりやすいです。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/ff38...

・SharePoint サイトのリストやライブラリのビューのカスタマイズ
・外部コンテンツ タイプ
・カスタム ワークフロー

リストやライブラリのビューをカスタマイズ可能。
条件付き書式を指定することで、特定の列の値によって背景色を動的に変えることなども可能。
1. リストまたはライブラリにアクセス。[リスト] タブにある[リストの編集] アイコンをクリックし、SharePoint Designer 2010 を起動。
2. [ビュー] セクションにある [すべてのアイテム] をクリック。
3. ビューが編集モードで表示されます。書式変更をしたい列またはセルを選択。次に[条件付き書式] メニューから[列の書式設定] を選択。
4. 条件を指定。[スタイルの設定]ボタンをクリック。
5. カテゴリで[背景]を選択し、background-color に 色（白以外） を指定。[OK] をクリック。画面最左部にあるをクリックして、ページを保存。

外部コンテンツ タイプは、任意のデータソース (SQL Server のデータベース等) に対して、データソースを元にした SharePoint 外部リストを作成したり、列の参照先として指定したりすることなどが可能。更新・追加等も可能。
アクセス許可の設定は SharePoint Server 2010 の管理者に依頼する必要がある。

■外部コンテンツ タイプおよび外部リストの作成
1. 外部コンテンツ タイプを作成したいサイトに Web ブラウザーからアクセス。
2. SharePoint Designer 2010 を起動。
3. ナビゲーション ウィンドウから [外部コンテンツ タイプ] を選択。次に、リボン メニューから [外部コンテンツ タイプ] をクリック。
4. [外部コンテンツ タイプの情報] セクションにある名前フィールドに名前を府イールド名を入力。
5. [外部コンテンツ タイプの情報] セクションにある [外部データ ソースの検出と操作の定義を行う...] リンクをクリック。
6. [接続の追加] ボタンをクリック。
7. データ ソース タイプとして [ SQL Server ] を指定。
8. データベース サーバー、データベース名、認証設定などを指定し [OK] をクリック。
9. [データ ソース エクスプローラー] に表示されたデータベースを展開し、目的のテーブルを右クリック。[すべての操作を作成] をクリック。
10. [次へ] をクリック。
11. 主キーとして利用するフィールドを選択したら、[必須] チェックボックスをオフにし、[表示で選択] チェックボックスをオンにする。その他、表示したい列を選択し、[次へ] をクリック。
12. 次にフィルターを設定。大量のデータを取得するとパフォーマンスの低下を招く可能性があるため、必要に応じて適切な情報のみ取得するようにフィルターを定義。[フィルター パラメーターの追加] をクリック。
13. 画面右上にあるプロパティ ウィンドウから [(クリックして追加)] をクリック。
14. [フィルターの種類] から 「制限」 を指定します。[OK] をクリック。
15. [既定値] を入力し [完了] ボタンをクリック。
16. 以上で外部コンテンツ タイプの操作の定義が完了。
17. 上書き保存。
18. 次に作成した外部コンテンツ タイプを元に外部リストを作成。リボン メニューにある [リストとフォームの作成] をクリック。
19. リスト名を指定し、[OK] をクリック。外部リストが生成される。
20. 外部リストが作成されたことを確認するために、画面左のナビゲーション ウィンドウから [リストとライブラリ] をクリック。
21. リストの概要ページが表示されます。外部リストであるため [リスト情報] セクションにあるアイテム列に 「外部」 と表示。作成された外部リストを Web ブラウザー上で確認するためにリボン メニューにある [ブラウザーでレビュー] をクリック。
22. Web ブラウザーが起動し、外部リストが表示されることを確認。このリストは編集や削除が可能。

ノーコーディングでカスタム ワークフローを構築可能。
SharePoint Designer で作成したワークフローは、Visio ワークフローを自動生成してビジュアル化することも可能。
生成した Visio のワークフロー情報は、Visio 側で編集した後に再びSharePoint Designer にインポートして利用するといったことも可能。

1. ワークフローを構築したいサイトにアクセスし[サイトの操作]メニューから[SharePoint Designer でサイトを構築]をクリックし、SharePoint Designer 2010 を起動。
2. [リスト ワークフロー]をクリックし、目的のリストを選択。
3. 新しいワークフローの名前と説明を記述し、[OK] をクリック。
4. ステップ1が表示される。[関連付け列]をクリック。
5. [新しい列の追加] をクリック。
6. フィールド名、説明を入力し、情報の種類を指定し、[次へ] をクリック。
7. 既定値を入力し、[完了] をクリック。
8. ステップ1にカーソルを挿入し、[条件]メニューから [現在のアイテム フィールドと値が等しいかどうか] を選択。
9. "フィールド" をクリックして、条件を指定。
10. アクションから [ユーザーの上長の検索] をクリック。
11. [ユーザー] をクリック。
12. [ユーザーのワークフロー参照] をクリック。
13. データソースに ”現在のアイテム” を指定。ソースのフィールドに “更新者” 、返されるフィールドの名前は “ログイン名” とします。 [OK] をクリック。
14. [アクション] から [承認処理を開始する] をクリック。
15. 複数ユーザーのリンクをクリック。
16. [参加者] のフィールドの隣にあるアイコンをクリック。
17. [ユーザーのワークフロー参照]をダブルクリック。
18. データソースに "ワークフローの変数とパラメーター" を指定し、ソースのフィールドには "変数:上司" 、返されるフィールドの名前は "ログイン名"。[OK] をクリック。
19. [OK] をクリック。
20. タイトルと、説明に適当な内容を記述。[OK] をクリック。
21. アクション メニューから [現在のアイテムにフィールドを設定する] をクリック。
22. フィールドをクリックし、[出張申請の状況] を指定し、値に [処理完了] と指定。
23. [出張申請] のリンクをクリック。
24. [ステータスページにワークフローの視覚エフェクトを表示する] チェックボックスをオンにします。また、[このワークフローを手動で開始できるようにする]チェックボックスをオフにし、[アイテムが作成されたときに、自動的にワークフローを開始す] チェックボックスをオン。
設定が終わったら、画面左上部から [上書き保存]-[発行] をクリック。
25. 発行が終わったら動作確認をします。ライブラリに、任意のドキュメントをアップロード。[Save] をクリック。
26. “進行中” となっいるリンクをクリック。
27. 承認可能な権限でログインし、承認タスクをクリック。
28. [承認] をクリック。