画像解析ソフトの定番 ImageJ のまとめ

前ページへ | 目次 | 次ページへ
  • このページのオリジナルページ:Keyboard Shortcuts
  • 翻訳に使った版:2010年7月30日 3:18:29 更新


キーボード・ショートカット(Keyboard Shortcuts)



下のテーブルは ImageJ にはじめから用意されているキーボード・ショートカットの一覧である。ショートカットを追加したり、元からあったショートカットを別のに置き換えたりしたいときは、簡単なマクロを作成し、それを StartupMacros ファイルに加えればよい。また、Plugins/Shortcuts/Create Shortcut を使うとファンクションキーにメニューのコマンドを割り当てることもできる。テキストツール使用時以外なら、キーボードショートカットを使うのに、Control キーを押す必要はない。
コマンドショートカット説明
File メニュー
New>Imagen新しい画像またはスタックを作成する
New>Text Windowshift+n新しいテキストウィンドウを作成する
New>System Clipboardshift+vシステムクリップボードの内容を新しい画像として開く
OpenoTIFF、GIF、JPEG、BMP、DICOM、FITS などの画像を開く
Open Nextshift+oフォルダー内の次の画像を開く
Open Samplesshift+bサンプル画像 "Blobs" を開く
Closewアクティブなウィンドウを閉じる
Savesアクティブな画像をTIF形式で保存する
Revertr画像を(操作前の)保存されているバージョンに復帰する
Printpアクティブな画像を印刷する
Edit メニュー
Undoz最後の操作を取りやめる
Cutx選択範囲の内容を内部クリップボードにコピーして、選択範囲は消去する
Copyc選択範囲の内容を内部クリップボードにコピーする
Pastev内部クリップボードの内容を、貼り付け(ペースト)する
Clearbackspace選択範囲を消去し、背景色にする
Fillf選択範囲を描画色(前景色)で塗りつぶす
Drawd選択範囲(の輪郭)を描画する
Invertshift+i画像または選択範囲(の階調)を反転する
Selection>Select Alla画像全体を選択する
Selection>Select Noneshift+a何も選択しない状態にする
Selection>Restoreshift+e以前の選択範囲を呼び出す
Selection>Add to Managert選択範囲を ROI マネージャーに登録する
Image メニュー
Adjust>Contrastshift+c明るさとコントラストを調節する
Adjust>Thresholdshift+t閾値レベルを調節する
Show Infoiアクティブな画像についての情報を表示する
Propertiesshift+p画像のプロパティを表示する
Color>Color Pickershift+kカラーピッカーを開く
Stacks>Next Slice> または →スタックで、次のスライスに移動する
Stacks>Previous Slice< または ←す宅で、前のスライスに移動する
Stacks>Reslice/スタックを再スライスする
Stacks>Animation \スタックのアニメーションをスタート/ストップする
Hyperstacks>Channelsshift+z"Channels" ツールを開く
Hyperstacks> または →ハイパースタックで、次のチャンネルを開く
Hyperstacks< または ←ハイパースタックで、前のチャンネルを開く
Hyperstacksctrl+>ハイパースタックで、次のスライスを開く
Hyperstacksctrl+<ハイパースタックで、前のスライスを開く
Hyperstacksalt+>ハイパースタックで、次のフレームを開く
Hyperstacksalt+<ハイパースタックで、前のフレームを開く
Cropshift+xアクティブな画像の選択範囲を切り取る
Duplicateshift+dアクティブな画像や選択範囲を複製する
Scalee画像や選択範囲のサイズを変更する
Zoom>In+ または ↑画像を拡大表示する
Zoom>Out- または ↓画像を縮小表示する
Zoom>Original Scale4元の表示倍率に戻す
Zoom>View 100%5画像を1:1実寸表示する
Proecess メニュー
Smoothshift+s3x3 重み付けなしのスムージング
Repeat Commandshift+r前のコマンドを繰り返す
Analyze メニュー
Measuremアクティブな画像または選択範囲についての統計量を表示する
Histogramhアクティブな画像または選択範囲のヒストグラムを表示する
Plot Profilek現在の選択範囲の濃度プロファイルのプロットを表示する
Gels>Select First1ゲルで、最初のレーンを選択する
Gels>Select Next2ゲルで、次のレーンを選択する
Gels>Plot Lanes3ゲルで、各レーンのプロットを作成する
Plugins メニュー
Macros>Installshift+mマクロセットをインストールする
Utilities>Capture Screenshift+gスクリーンショットを撮る
Utilities>Find Commandslコマンドの一覧を表示し、探して起動する
Window メニュー
Show Allshift+fすべてのウィンドウを見えるようにする
Put Behindtab次の画像ウィンドウに表示を切り替える
ImageJenter"ImageJ" ウィンドウを前面に出す


Alt キーを押した時の変更


下のコマンドやツールの実行時に、alt キーを押しながら行うと、機能が下のように変化する。
コマンドaltキーを押した時の機能
File>Open Next: フォルダ内の次の画像ではなく、前の画像を開く
File>Revert: 復帰するとき、ダイアログで確認しない
Edit>Copy: 内部クリップボードではなく、システムのクリップボードにコピーする
Edit>Draw: 輪郭を描いて、同時にラベルも付ける
Image>Adjust>Threshold: 閾値設定で、閾値の最小値(Min)だけでなく 最大値(Max) も調節する
Image>Color>RGB Split: RGB分割で、分割前の元画像もそのまま残す
Image>Stacks>Add Slice: 現在のスライスのつぎではなく、前にスライスを挿入する
Image>Stacks>Next Slice: 次のスライスではなく、9枚飛ばして10枚目のスライスに移動する
Image>Stacks>Previous Slice: 1つ前のスライスではなく、9枚飛ばして10枚前のスライスに移動する
Image>Stacks>Start Animation: アニメーションのオプションのダイアログを開く
Image>Duplicate: 複製するとき、確認のダイアログを出さない
Process>Equalize: コントラスト強調の際、古典的なヒストグラムの均等化を行う
Process>Subtract Background: 背景の減算の際、背景画像を表示する
Analyze>Histogram: ヒストグラム作成のダイアログを表示する
Analyze>Plot Profile: 長方形の選択範囲でプロファイルプロットを作成する際、縦ではなく横方向の平均値でプロットを作成する
Analyze>Plot Profile: 幅の広い直線でプロファイルプロットを作成する際、縦横を逆にしたプロットを表示する
Analyze>Gels>Select First Lane: ゲルの最初のレーンを選択する際、レーンが水平方向であるとみなす
Analyze>Tools>Analyze Line Graph: 線グラフ解析で、中間の画像を表示する
Analyze>Tools>Roi Manager ("Add"): 選択範囲を追加するとき、同時に名前をつける
Plugins>Utilities>ImageJ Properties: ImageJ の プロパティーを表示する際、すべての Java プロパティーをリストにする
Plugins>Utilities>Monitor Memory: ImageJ の使用メモリー量をモニターする際、640x480 の画像取り込みをシミュレーションする
Plugins>Compile and Run: プラグインをコンパイルする際、ダイアログを表示する
ユーザー作製のプラグイン: 新しいクラスローダーを使用して読み込む
ツールaltキーを押した時の機能
領域選択ツール: その前の選択範囲から、そのときの選択範囲を除外する
多角形(ポリゴン)選択ツール: 頂点を Alt +クリックすると、頂点が削除される
直線ツール: その直線の中央を中心に回転またはサイズ変更される
折れ線ツール: 頂点を Alt +クリックすると、頂点が削除される
点選択ツール: 点を Alt +クリックすると、その点が削除される
カラーピッカーツール: Alt +クリックすると 背景色を"ピックアップ"する
すべてのツール: ピクセルの位置とサイズを表示する


Shift キーを押した時の変更


下のコマンドやツールの実行時に、shift キーを押しながら行うと、機能が下のように変化する。
コマンドshift キーを押した時の機能
Image>Adjust>Threshold: 閾値設定で、閾値の最小値(Min)だけでなく 最大値(Max) も調節する
Image>Zoom>In: 拡大する際、ウィンドウサイズは拡大しない
Analyze>Histogram: 対数軸のヒストグラムを表示する
Analyze>Tools>Roi Manager ("Add"): 選択範囲を追加するとき、同時に描画する
Plugin メニューのマクロ: 実行しないでマクロファイルを開く
ツールshift キーを押した時の機能
長方形と楕円形選択ツール: 選択範囲を正方形(正円)にする
領域選択ツール: その前の選択範囲に、その選択範囲を追加する
多角形(ポリゴン)選択ツール: 頂点を Shift +クリックすると、頂点が複製される
折れ線選択ツール: 頂点を Shift +クリックすると、頂点が複製される
点選択ツール: Shift +クリックすると、点が追加される


スペースバーを押した時の変更

コマンド/ツールスペースバーを押した時の機能
どのツールでも: 一時的に、"hand"(手)ツール(スクロールするツール)に切り替わる


矢印キー


4方向の矢印キーを押すたび、選択範囲は1ピクセルずつその方向に移動する。長方形と楕円形の選択範囲のサイズを変更したいときは、alt(option)キーを押しながら、矢印キーを使う。

上下の矢印キーは、画像を拡大表示(ズームイン)、縮小表示(ズームアウト)させる。ただし、選択範囲があるときのズーム操作は、同時に shift キーか controlキーを押さないといけない(v1.42 またはそれ以降が必要)。

左右の矢印キーは、スタック内の移動に使う "<"">" キーの代わりになる。ただし、選択範囲があるときには、同時にshiftキーを押さないといけない。ハイパースタックでは、左右の矢印キーはチャンネル切り替えに使うキーだが、controlキーを押しながらだとスライス間の移動になり、altキーを押しながらだとフレーム間の移動になる(v1.42 またはそれ以降が必要)。

Amazon リンク
※ Kindle版(iPad, Android)あり

※ Kindle版(iPad, Android)あり

※ Kindle版(iPad, Android)あり




(このページのオリジナルページ:Keyboard Shortcuts
前ページへ | 目次 | 次ページへ

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます