みどり・市民派をめざす 井奥まさきが収集した情報、書き込んだ情報を整理して公開するために作った公開用のウィキです。

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謹賀新年高砂市空前の危機、2008年も全力で頑張ります

市民病院の再生そして高砂市再生へ

第5の指標で黄信号
 昨年12月に自治体財政健全化法の計算式が発表されました。
 今年の決算で公表、来年度決算で実施されます。高砂市はかろうじて本体の4指標では数値をクリアーしそうです。しかし、第5の指標ともいえる「公営企業の指標」では大苦戦を強いられます。問題は県下最大の不良債務=現金収支の悪化です。
 平成19年度の結果は来年5月に公表されますが、現在の経営状況から試算した結果は驚くべきものです。公営企業の指標である資金不足比率は基準の20%を大幅に上回り、50%を超えそうなのです。そして翌年度の「破綻」を回避するためには、一般会計から25億円以上を追加投入しなけれなりません。
ゴマカシの財政対策ではダメ
 4月より始まる平成20年度予算では右の表にあるような厳しい事態が待っています。
 そこでまたぞろ出て来ているのが「借金のための借金」です。
 下水道平準化債、あるいは病院への特別借金など名目は様々ですが、要するに「国公認の借金の追加」です。自分たちは痛みを回避し、子どもたちの時代にツケを回す…一番安易で堕落した解決方法です。
シンドイことの情報公開と説明責任こそ大切
 正面からの対処策は、上下水道値上げ、国保料値上げ、職員の人件費削減、採用凍結、民営化の推進などなど、どれを取ってみても、シンドイことです。
 でもそれを行わないと未来は開けません。そこで「シンドイ情報を隠さない」「説明から逃げない」姿勢が必要となります。
 2008年、岡市長も入院中と暗いスタートですが、最後は「少しは良かったな」と思える1年にしたいですね。

20年度予算予想 単年度で30億円以上の悪化要因

①市民病院の補填
25億円以上
②県の行政改革影響
1億円以上(1年延期の可能性あり)
③退職手当組合の負担増
1億6000万円以上
④ゴミ焼却施設かし担保切れ
2億円以上負担増
⑤宝殿中移行(20年度のみ)
約1億円


子育て日記 姉と弟、対照的な二人です

 「よくもまあ、こんなに対照的な性格ね」と妻が言います。三歳の娘とゼロ歳の息子がいろんなところで正反対だからです。
 例えば夜泣き。娘は4か月くらいまでは1時間おきくらいに泣いていましたが、その後は6時間くらいはぐっすり。息子は「大丈夫か」というくらい堂々と最初から3時間くらい眠っていました。
 ところが、10か月を迎える今もきっちりと3時間ごとに起きます。
「いつになったら長時間眠れるんだろう」と妻がこぼします。
(私が夜中の授乳を手伝っていないからですね、ごめんなさい)
 初対面の人への態度も違います。
 娘はこわがりで慣れないとなかなか近づきません。息子は「人見知り」を知らないかのように誰にでもニコニコしています。
 でも悠々としている息子も体は弱いようで、娘の時より熱が出たり湿疹が起きたりとお医者さんにかかることが多いようです。どうも男の子の方が弱いようですね。
 さて、二人で遊ぶことも増えて来た姉弟ですが、対照的な二人が
どんな関係を作るのでしょうか。
 ケンカ?仲良し?さてさて。

新しい公共 市役所がすべき仕事」でも担い手は公務員でなくてもイイ!

「市役所はスリムにサービスは豊かに」の方向性を求めて


 千葉県我孫子市の前市長である福島浩彦さんの講演会「大きな公共と小さな政府」を東京と大阪で企画しました。そして、12月議会でその講演内容をもとに一般質問しました。市民団体で活動し、辻元清美の秘書時代にNPO法づくりに携わった私の原点とも言える質問でした。
1100以上の事業に民営化提案
 我孫子市では福島市長の提案で「提案型公共サービス民営化制度」を導入しました。
組合交渉や人事査定までも含んだ1100以上の事業を列挙し、「民間の提案を求める」としたものです。80件以上の提案があり、そのうちの34件が採用されています。
 福島さんは「業務仕分けや経費削減だけなら行政内部だけでもできる。行政では出ない発想を求め、かつ究極の市民参加として制度を作った」と言います。
 小泉さん流の「小さな政府」論=自己責任論に対して、福島さんは批判的です。「公務員は少なくしても、公共の仕事や責任はこれからますます増えていく」と言い切ります。そこに共感です。
高砂市はまずは業務の仕分けと人員の工夫を行え!

他市に対して、高砂市はあまりに行政が手を出している範囲が多く、かつ公務員による実行が多すぎると感じています。
 まずは「市役所がやるべき仕事」と「民間がやるべき仕事」をきちんと区別することが大事です。
 我孫子市の1100以上の事業を参考にして、高砂市でも業務を洗い出して「市がすべき仕事かどうか」を点検して議論することが必要です。ここが曖昧だから「公共性の高い図書館を民営化方向」「市民中心でやるべきイベントを職員が自分たちで実施」というようなおかしな逆転現象が起きるのです。
 次に市がすべき仕事であっても「公務員中心にもっと効率良く出来ないか」あるいは「公務員でなく、NPOを含めた民間で担えないか[経費削減と市民参加]」を考えるべきでしょう。
こうして浮いた財源を財政再建や新しいサービスに使う。そんな方向性が高砂市には求められています。

病院問題 今のままではダメ

柔軟な運営と抜本的な改革が必要


 なぜ市民病院がこれほど苦戦しているのか。医師の減少=収入減ももちろんですが、もう一つは柔軟性のない運営形態があります。
市民とともに病院関係の資料を整理して左の表を作りました。
 かろうじて収支トントンだった15年度と今年度を比べるとその違いは明らかです。収入が6割くらいになっています。
 さらに、変動費ともいえる「材料費」は売り上げ減に対応して半減しているのに、給与費と経費はほとんど変化なしです。
 民間なら売り上げ減に合わせて経費を削減し、早期退職募集や採用計画を見直すなどの素早い対応をします。固定費がそのままでは赤字拡大は当たり前です。
 12月議会で経営改善の最終案が出て「管理者設置」などの方向性はでました。
 とにかく強い信念の管理者のもと、医師確保と経費削減へ向けて現状を抜本的に改革しなければ全てを失います

■市長の療養休暇は一月一五日までと延長されました  全3回の治療の3回目待ちとのこと
■市民病院 昨年末に医師が三名退職したため 一月からの三か月間で更に一億円の減収見込み

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