バウ
(1)bow。船首。
(2)最も船首よりで漕ぐ漕手、またはそのポジションのこと。しかし漕手は後ろ向きに座っているため、漕手の立場からすると一番後。エイト(8+)の場合、艇の重心から最も離れているため、ピッチング、サージングが激しく、整調と並んで技術的に難しいポジションである。
しかし、他の漕手からcheckを受けない位置でもあるため、そのメリットを指摘する人もいる。

バウサイド
bow side。スターボードサイドとも言う。艇の右舷のこと。標準的なリガー配置のスイープ艇だとバウの漕ぐオールが出ている方向が右舷側なためこう呼ばれる。
’’バックロー’’
普通の漕ぎと逆に漕ぐこと。
パドル
paddle。レースレートで漕ぐこと。

腹切り
フォワード中にブレードを水にとられ、ハンドルが腹に飛んでくること。この状態になると、自分のハンドルと、後ろからフォワードしてくる漕手のハンドルとの間に挟まれ、ひどい目にあう(艇から落ちてしまうこともある)。艇にとっては大きなブレーキとなり、進路は曲がってしまうため、レース中にこれをやると致命的。

ハンドル
オールの末端の、漕手が握る部分。

ピッチ
漕ぎの回転数のこと。1分間に何ストローク漕いでいるかで表す。しかし、本当はレートと呼ぶのが正しい。

ピッチング
艇のy軸回りの回転振動。要するに、船首が上がって船尾が下がったり、船首が下がって船尾が上がったりを繰り返すこと。

ビッグブレード
包丁のような形をしたブレードのこと。またはそのブレードを持つオールを指す。バウサイド用、ストロークサイド用で非対称になっている。

フィニッシュ
ストロークの一連の動作の中で、ハンドルを引き切って水中から出す部分。

フォア
4人で漕ぐスイープ艇。4+。

フォワード
フィニッシュでブレードを水中から抜いた後、シートを前に出して腕を前に延ばし、キャッチするまでの動作。この間は漕いでいないわけだが、効率よく艇を進めるためには結構重要である。

ブレード
オールの先端の、水につかる水かき部分。

ペア
2人で漕ぐスイープ艇。2+。

ポートサイド
port side。ストロークサイドとも呼ぶ。艇の左舷のこと。通常、艇は左舷から接岸するためこう呼ばれるようになった。

ポンド
戸田のボートコースのこと。荒川の水を引き入れた全長2000mちょいのコースで、静水での練習・レースが可能。回送・アップ用のエリアが少ない、片側が急な土手で横風の際にレーンによって有利・不利が生まれる、といった欠点もあるが、今さらどうしようも無い。