経過観察
＜検診編＞
検診にて経過観察しましょうと言われたとき。人によって反応はさまざま。
「あーよかった。ガンではないのですね！」
「すなわち、ガンは否定できない、ということですね？」 などなど。
経過観察しようという場合、医師はそれがガンである可能性を考慮しています。
ですが同時に「ガンである可能性は低い」と考えています。
何をもってして「可能性は低い」と考えているかは、医師の判断であり、知識・経験、判断の元になった検査内容にもよるのですが・・・。
そこで、その心配の程度により、次の受診までの期間が決定されます。
個人的には「1ヶ月」「3ヶ月」「半年」「1年」といった段階でしょうか・・・。
「ガンである可能性は低い」との考えは多くは正解ですが、残念ながら少数ではハズレます。ハズレというのは正確な表現ではないかも知れません。「可能性が低い」というのは裏を返せば「可能性がある」と考えていたということだからです。
経過観察の期間後に受診し、ガンと診断される方もいらっしゃることでしょう。
「観察された期間」を「無治療で放置された期間」と受け取られる方もいらっしゃるかもしれません。しかし乳癌においてはそんなに心配することはありません。
一般に乳癌は進行が非常に緩やかだからです。画像診断でガンと診断される場合、そのガンはすでに数年から10数年の経過を経て、今回発見されるにいたっているというのが真相です（検診が主にターゲットにしている非浸潤性乳管癌に関していえば、約70％は一生涯のあいだ非浸潤性乳管癌のままでいるともいわれています）。
「経過観察」といわれると不安になるでしょう。
しかし「不安」という点に関しては
この「信頼」と「知識」の2点から幾分軽減されると思われます。
現時点での検診には「経過観察」という判断がなされる局面は必ずあります。
医師・検診機関は「信頼を高める」ことの努力、受診者は「乳癌を知る」ことが求められる、といえるでしょう。
検診にて経過観察しましょうと言われたとき。人によって反応はさまざま。
「あーよかった。ガンではないのですね！」
「すなわち、ガンは否定できない、ということですね？」 などなど。
経過観察しようという場合、医師はそれがガンである可能性を考慮しています。
ですが同時に「ガンである可能性は低い」と考えています。
何をもってして「可能性は低い」と考えているかは、医師の判断であり、知識・経験、判断の元になった検査内容にもよるのですが・・・。
そこで、その心配の程度により、次の受診までの期間が決定されます。
個人的には「1ヶ月」「3ヶ月」「半年」「1年」といった段階でしょうか・・・。
「ガンである可能性は低い」との考えは多くは正解ですが、残念ながら少数ではハズレます。ハズレというのは正確な表現ではないかも知れません。「可能性が低い」というのは裏を返せば「可能性がある」と考えていたということだからです。
経過観察の期間後に受診し、ガンと診断される方もいらっしゃることでしょう。
「観察された期間」を「無治療で放置された期間」と受け取られる方もいらっしゃるかもしれません。しかし乳癌においてはそんなに心配することはありません。
一般に乳癌は進行が非常に緩やかだからです。画像診断でガンと診断される場合、そのガンはすでに数年から10数年の経過を経て、今回発見されるにいたっているというのが真相です（検診が主にターゲットにしている非浸潤性乳管癌に関していえば、約70％は一生涯のあいだ非浸潤性乳管癌のままでいるともいわれています）。
「経過観察」といわれると不安になるでしょう。
しかし「不安」という点に関しては
- そう判断した医師への信頼
- 「乳癌の成長は遅い」という知識
この「信頼」と「知識」の2点から幾分軽減されると思われます。
現時点での検診には「経過観察」という判断がなされる局面は必ずあります。
医師・検診機関は「信頼を高める」ことの努力、受診者は「乳癌を知る」ことが求められる、といえるでしょう。
2006年12月29日(金) 16:02:40 Modified by kawaharaf