人と自然の情景井元乾一郎のHP、http://www3.tvt.ne.jp/~imoto/

中国連山を源として豊かに下り瀬戸内海に注ぐ吉井川を描く

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藤間勘勢雀さんの踊りの会が催された。藤間さんに限らず、県北はこうした多くの文化活動が盛んです。踊る人も、見る人もみずみずしい生活はありがたいことです。



加茂の朝市、今日は出店が少し少なかった。加茂の風物詩として頑張ってほしい。お店の前での立ち話は、衆議院選挙のこと。自民党は一度下野して、立て直せばいい、との意見が多い。
世論が180度変化しうる経験を小泉改革時に味わったが、国民の団結の面白さを国民は再び味わおうとしている。ファッショの慣れは、危険の芽を生むことがあることにも、注意しておかなければならない。
今年は、めだかの群遊に睡蓮が花開いていた。



大日向雅美恵泉女学院大学院教授のご講演を聞いた。男女共同参画社会か、よく知っとる。くらいの気持ちだったがやはり実のない講演はない。女性に生まれてよかったと女性が思うのは、大学の2年くらいまで、3年の就職を考えるあたりから女性が格差社会を感じ、さらに就職、結婚生活、家族の老人介護に至れば大きな不満の現実を聞かされた。日本人男性の妻に対する下手さ加減に及べば身につまされる。老人との同居家庭も田舎ならではの姿だ。まだまだ私も知恵遅れだ。



岡山県被爆者慰霊祭が行われた。昨年、私の親族も他界した。最近、戦争の風化ということをよく耳にする。風化することが平和を遠ざけ、戦争を近くすることにつながるのではないか、との懸念を抱く。



お盆は同窓会の季節でもある。若き日の連夜、大声を張り上げた学生寮、その寮歌が会場に響いた。
啓成寮寮歌1、千古尽きせぬ海の音  2、欧化の宴に酔いしれて  3、噫々北海の朝風に
         波に漂う扁舟の       精華巷街に消えんとす     毅然と聳ゆる大山の
         様にも似たる人の世の   史連綿の清き血の       白皚々の容姿こそ 
        今銀月に闇かかる      和魂の男の子立てよいざ   真理の精霊を宿すなり
   
今夏は異常に暑い日が続きます。「人は本質において変わらない」然り、あくなき欲望が化学を進歩させ、地球温暖化の産物を生じる。急激な環境変化に“ヒト“の進化が及ぶはずもなく、さらなる科学で凌ぐ他ない。
日本人の避暑の伝統文化は多い。「鏡野納涼祭」、「つやまごんご祭り」などでひと時の涼をいただいた。





緑陰がぴったりの猛暑の日々です。県北の谷間に涼風がある。



美作地区婦人協議会総会が開かれた。もうここ何年も会員減少の悲哀を感じておられる。「社会のために」の良き日本は、急速な欧米化で、「個」が優先されることに。そんなことも影響しているのかもしれない。頑張ってほしい。



近頃、メダカの飼育がブームでしょうね。あちこちの門先で見かけますが、我が家の水鉢にも小さいのがいて、ふと見ると、水草に花も咲いていた。ところで、小さな孫がサワガニやらザリガニを小川から捕ってくる。さらに、夕刻の灯りのもとへ連れて行くよう親にせがんでいる。カブトムシの捕獲です。子供でもいなければ、こんな豊かな自然を感じないで過ごしているかもしれない。ありがたいことです。



津山さつきまつりが開催されました。咲きこぼれるの形容がぴったり、見事というほかありません。鏡野でも開催されましたが、一時のことを思えば少しさみしい。洋風のガーデニングがはやりますが、根気と技術、自然に遊ぶ感性など、日本庭園や盆栽の一般普及を望みたい。






加茂川のほとりで恒例となったビール祭りが開催された。多胡酒造さんの催しで、地ビールに多くの愛好家が集う。日本瓦にハワイアン、外国人さんも多くなって美作津山のおもてなしの舞台に定着している。



みまさかスローライフ列車が因美線を走ります。沿線各駅では、様々な催しで迎えます。転車台のあるここ河井駅でも地域の人たちが写真展やら特産品の販売で楽しませてくれます。駅の正面には岡山県指定史跡の矢筈城がそびえます。






深い歴史が落ち着きをかもす街に、子供課の新設、産業文化部への改組。人づくりと潤いのある市民生活という市政運営が見えてくる。その歴史、箕作阮甫、宇田川榕菴など近代日本の洋学に活躍した津山を後世にと、津山洋学資料館が新築される。誇れる施設になるでしょう。(棟を連なる姿の完成予想図)


吉井川の悠久の営みで造り上げた肥沃な津山盆地が、40年にもおよぶ転作政策と耕作放棄地とで随分虫食いになった。この春、米価の下落にあえぐ農家に、国は転作の完全実施を呼びかけた。少し、違わないかと思った。カンボジアなどの途上国の人口増加などに思いを馳せれば、世界の食料不足が差し迫っていると容易に推察できる。中国などに続いてヴェトナムも米の輸出制限を始めた。TVでも食糧増産を伝え始めた。先進国で自給率の低い日本の危機が来る。日本農政の転換が必要なのではないか。津山盆地も農業農村の春を準備しなければ。高齢化した農業人の現状を、老人クラブ会長は「薬が農業しているようなものだ」と語ったが。



高徳まつりが爛漫の桜の下で開催されました。児島高徳の「天莫空勾践 時非無范蠡」という「忠義の桜」で有名な作楽神社の境内で地元の人々によって開催されている。今年で4年目の町おこしとのこと。希薄になった人間関係が叫ばれる世相に、観光を超えて、日本人のこころを問いかける。



3月は別れの季節、送別の宴は、ともに汗した若き日の破天荒な日々の追憶に、全身の細胞を躍らせて終わった。4月の出会いの季節に、鶴山公園の満開の桜の下で、席を取り合い、一気にわが身をさらけ出した歓迎の宴がその始まりですが。






津山地方で唯一の美作大学である。九州、沖縄など遠くから学生が集まる。「寒の厳しさを耐えて咲く白梅」を校風として、女子大から、今は男女共学となって、栄養士、保育士、福祉士などを輩出している。



高齢社会の力となっている老人クラブはいたわりとやさしさがあふれている。後期高齢者、限界集落などと、まるで漢字を並べるだけの無味乾燥の国家の現状に、近代熟語を多く創作した夏目漱石もお笑いだろう。日本人の文化力は何処に。吉井川とともに生きる人情味豊かなご老人たちは総会の一日をマジックで楽しまれた。

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岡山県北美作地方の風土、自然、人びとの生活の記録 書き込みをオープンにしていましたところ、いつの間にか随分いたずらされていました。気づかないで、皆さんに失礼しました。

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