Wiki内検索
最近更新したページ
最新コメント
FrontPage by 名無し(ID:RU91bAeIZA)
Fate/XXI:17 by 名無し(ID:bRwkT0GI/w)
空の境界 ―殺人依頼― by 電子の海から名無し
【Fate/Grand Heaven】 by 名無しのマスター
【Fate/Grand Heaven】 by あんこ物質
≪Fate/DIO≫ by パラッパラッパー
Menu
ここは自由に編集できるエリアです。
タグ

≪Fate/XXI≫


「さあ、最後の願いをいってみろ!」

『前回の連載とは関係の無い、新連載を始めてみろ!!』

「よかろう、かなえよう。Hail 2 U!(君に幸あれ!)」

   ・
   ・
   ・



 第4次聖杯戦争。
 1990年代、冬木の町で行われた、魔術世界の大儀式。
 その中で、衛宮切継の夢は挫折し、言峰綺礼は本当の自分を見出した。
 ウェイバー・ベルベットは主君を失い、ケイネス・エルメロイは全てを奪われた。
 雨生龍之介は歓喜の中で血に沈み、遠坂時臣は裏切りに気付くことなく死を迎え、間桐雁夜は少女を救えずに散り消えた。

 それが結果。だが、世界は一つではない。
 無数の異世界が存在する中、別の過程を辿った第4次聖杯戦争を一つ、これから語ろう。

 その第4次聖杯戦争が、既に語られた第4次聖杯戦争と異なる点は無数にあるが、良くに目立つ点は二つだろう。

 まず一つは、

「貴方が私のマスターでありましょうか」
「………そ、そうだ。ぼ、僕がお前の、マスターだとも!」
「わかりました。ここに契約は成立しました。このディルムッド・オディナ。マスターのために必ずや聖杯を手に入れて見せましょう」

 ウェイバー・ベルベットが召喚したサーヴァントが、騎兵ではなく槍兵であったこと。

 だが、それはもう一つに比べれば、まだ些細な変化であろう。


 もう一つは、第4次聖杯戦争最大の特色に関わることだった。

 第4次聖杯戦争の特色。それは、『王』と呼ばれる英雄が3人も召喚されたことにあるだろう。

 一人は『騎士王』。人としての正義と道理に重きを置く、騎士の中の騎士。自己を律して犠牲に捧げ、誇りを胸に歩む者。ただ他者のために尽くし、己を殺し報いる者。
 ゆえに彼女は、『騎士王』。

 一人は『英雄王』。人類史上に残る、最初の英雄。最古の王。すべての宝具を持つ彼は、すべての英雄の力を持つに等しい。常人の域を超え、英雄の域さえ超える者。
 ゆえに彼は、『英雄王』。

 一人は『征服王』。熱き滾る血のままに、世界を駆け巡る挑戦者。もっと遠くへ、もっと高みへ、夢を同じくする者と、どこまでもどこまでも走る者。
 ゆえに彼は、『征服王』。

 本来、3人であった王。だがそこに、もう一人の王が召喚された。

 彼は悪の帝王。他者を救わず、法も定めず、弱者を踏み躙り、自分だけのために生きる者。誰にも心を許すことなく、忠臣の死にも涙することはない。それでいて、多くの者が彼を求め、彼に従い、命を尽くす。
 この王をいかなる名で呼べばいいのか。

 多くの悪を惹き付ける『魅了王』か。
 悪人の心を救う『救世王』か。
 勝利して支配することのみを満足とする『支配王』か。
 悪の中の悪としての『邪悪王』か。
 それとももっと簡単に『魔王』とでも呼ぶか。

 だがここでは、こう呼ぶことにしよう。
 世界を手にすることができる力を持つ者。

 すなわち『世界王』。

 その日、彼は召喚された。タロットの大アルカナ、『XXI』―――21番目の力を背にし、新たな闇の神話を紡ぐために。


   ≪Fate/XXI≫


「私と友達にならないか――?」




 ……To Be Continued






「願いをかなえるとキッパリ言ったばかりだったのに………スマンありゃウソだった」





「………前の2つはな」





「3つめの……第3の願いだけは本物だ………かなった………」
2011年04月02日(土) 00:47:08 Modified by ID:rY45VbvXSw




スマートフォン版で見る