Fate/EXTRA JJJ
何もない空間の中。 一人の男が、椅子に座っていた。
おそらく日本人であろう彫りの浅い顔。 柔和な顔つきに、黒い髪のその男は、
何かに区切りをつけるようにパチンと指を鳴らした。
「………男の話をしよう。」
男はそういい、一冊の本とGペンを取り出す。
「男には、何もなかった。 しかし、だからこそ強さがあった。」
そういって男は本に物語を書き始める。
残像の見えそうな速さでコマをサラサラと書き、印刷したのではないかと見間違うほどの精度で絵を描き、
飛び散るインクでベタ塗りをし、一つの漫画を描き上げていく。
「今、語ろう。 彼の、【奇妙な戦い】を……」
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彼には、三つの選択肢があった。
それは、三人の英霊との邂逅。
『だがすでにおまえは『出来あがって』いるのだ。それはもう何をやっても変わりのないことだ。』
『ひとりでは… 死なねえっ……！』
彼は「セイバー」にして「セイバー」にあらず。 武器無しの徒手の「セイバー」。
しかして、その剣は強力無比。 相手の体内に仕込まれたその鉄刃は相手の肉を、力を削ってゆく。
クラス：「セイバー」 宝具：【その血に潜む鉄の魔精（メタリカ）】
『もう動けまい！ きさまはフィルムだ！ 写真のフィルムだ！真っ黒に感光しろ！』
『俺が最後にみせるのは代々受け継いだ未来にたくすツェペリ魂だ！人間の魂だ！』
彼は「アーチャー」にして「アーチャー」にあらず。 拳を振るう白兵の「アーチャー」。
しかして、その力は魔術の様。 太陽のエネルギーを使い、あらゆる相手を打破していいく。
クラス：「アーチャー」 宝具：【波紋よ、光を放て（シャボンレンズ・イリュージョン）】
『さあ、お仕置きの時間だよ、ベイビー』
『立ち上がる気か…だが、悲しいかな。その行動をたとえるなら、ボクサーの前のサンドバッグ…ただうたれるだけにのみ、立ちあがったのだ』
彼は「キャスター」にして「キャスター」にあらず。 魔術を知らぬ若き「キャスター」。
しかして、その力は変幻自在。 翡翠の弾丸を放ち、相手を操り敵を倒してゆく。
クラス：「キャスター」 宝具：【翡翠を放つ絶対の結界（ハイエロファント・サンクチュアリ）】
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「彼の戦いは、まず親しい友人から始まっていった。」
男は漫画を描いてゆく。 そこの書かれていたのは、海藻を思わせる蒼い髪をした少年と、髭の生えた陽気そうな黒人の姿。
『「天中殺」って知ってるか…兄ちゃん。 もう一回言うぜ…はい！ 「天中殺」。 オレあ、その逆だってよ！！ 『最悪の逆』！！』
『やっちまえええええええええええ、ライダァァァァァァァァッ！！！！！』
その戦いは、幸運との戦い。 あらゆる偶然により勝利へと足を進める、『幸運を乗りこなす』男との戦いだ。
彼は戦う。 『幸運』という運命に立ち向かい、乗り越えるために。
マスター：「間桐シンジ」 サーヴァント：「ライダー」 宝具【約束されし幸運の富（ハッピー・ラッキー）】
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「その次に、彼は『覚悟』をもった老人と戦った。」
男は漫画を描いてゆく。 そこの書かれていたのは、厳格そうな顔つきの老いた男と、学ランをきた几帳面そうな男の姿。
『お前は一枚のCDを聞き終わったら キチッとケースにしまってから次のCDを聞くだろう？ 誰だってそーする。俺もそーする』
『無論だ。わしは自身に懸けて負けられぬし、当然のように勝つ。その【覚悟】だ。』
その戦いは、大勢との戦い。 無数の軍隊と几帳面で冷静な戦闘者として戦う男との戦いだ。
彼は戦う。 この男たちの『覚悟』に立ち向かい、乗り越えるために。
マスター：「ダン・ブラックモア」 サーヴァント：「アーチャー」 宝具【極悪群体・一個中隊（バッド・カンパニー）】
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「その次に、彼は一人の少女と戦った。すでに未来のない、ただの少女に。」
男は漫画を描いてゆく。 そこの書かれていたのは、白いドレスを着た幼い少女と、左右の目の下に各三つの入れ墨が掘られた女の姿。
『よお〜〜〜〜〜〜〜〜しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし
とってもとってもとってもとってもとってもとってもきゃわィィイイねェェェェェェェェェ、ピーちゃん！ よく出来たッ！」』
『おねがいだから、すぐにきえないでね。あたしはかなしいし、あたしはつまんないから。』
その戦いは、無垢との戦い。 残酷で純粋な子供心と、最低で不純な残酷さの子供のような大人との戦いだ。
彼は戦う。 自分の望みのためには、『犠牲』すら乗り越えるという現実に立ち向かうために。
マスター：「ありす」 サーヴァント：「キャスター」 宝具【現実的な人形遊び（グーグー・ドールズ）】
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「その次に、彼は救いを求めた男と戦う。」
男は漫画を描いてゆく。 そこの書かれていたのは、近寄りがたい雰囲気を纏った巨漢と、民族衣装に身を包んだ大男の姿。
『AHYYY AHYYY AHY WHOOOOOOOHHHHHHHH！！おおおおおおれェェェェェのォォォォォうでェェェェェがァァァァァ〜〜〜！！』
『笑止！何たる愚問なり！確かに小生は全ての宗教を学び全ての教えを体現してきた。だがしかし！あるとき小生は気づいてしまったのだ。
それぞれの教えに矛盾が在り、おのおのの教えに身勝手な答えがある事を！ 矛盾を抱えた教えでは世界を変える事は叶いはしない。
そう絶望していた小生の前に現れたのが……真の神だったのだ！』
その戦いは、狂気との戦い。 ただただ救いを求め、それでも救いを見いだせなかった男との戦い。
彼は戦う。 運命に立ち向かうためには力が必要なのだと知るために。
マスター：「臥藤門司」 サーヴァント：「バーサーカー」 宝具【怪焔王大車獄流法（モード・フレイムトルネード）】
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「その次に、彼は彼を助けた恩人である少女たちと戦う。」
男は漫画を描いてゆく。 そこの書かれていたのは、眼鏡と褐色の肌が特徴の少女と、水玉のように穴が開いたスーツの青年の姿。
『何回教えりゃあ理解できんだコラァ！ろくご30ってやっておきながらなんで30より減るんだ、この……ド低能がァ――ッ！』
『昇華の雲は螺旋を描き、黄金の尾長鶏が暁を告げる。月が南天に昇るとき、不純物は取り除かれ、正しい終わりが始まります。さあ、準備はいいですか？』
その戦いは、思いとの戦い。 獰猛な力と、冷徹なホムンクルス。
彼は戦う。 大いなる力と、それを扱う冷徹な思いという強大な力と。
マスター：「ラニ＝�次廖．機璽凜．鵐函А屮弌璽機璽�ー」 宝具【紫煙よ、死を思え（パープル・ヘイズ）】
『俺は誓ったッ！我が妹の魂の尊厳と安らぎは そいつの死でもって償わなければ取りもどせんッ！ 俺の『スタンド』が然るべき報いを与えてやるッ！ 』
『そんなのは心の贅肉よ』
その戦いは、意思との戦い。 白銀に輝く黄金のような精神と、優しくも厳しい女性。
彼は戦う。 正しき願いの強さを知るために。 正義の輝きを知るために。
マスター：「遠坂凛」 サーヴァント：「ランサー」 宝具【万象抗えぬ魂の微睡（チェリオッツ・レクイエム）】
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「その次に、彼はあらゆる敵を打破した黒き蠍と対峙する。」
男は漫画を描いてゆく。 そこの書かれていたのは、殺気と威圧感を周囲に振り撒く黒服の青年と、船乗りのような服を着た男の姿。
『「柔らかくてそして濡れている」…… オレの「しゃぼん玉」が触れて割れる時 『そこ』から『何か』を奪う』
『………オレに、殺しを愉しむ趣味はない。すべて仕事だ。簡潔に済ませろ』
その戦いは、殺意との戦い。 何もかも持たない男たちとの戦い。
彼は戦う。 何もないということの強さを知るために。
マスター：「ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ」 サーヴァント：「アサシン」 宝具【柔らかに濡れた略奪の泡（ソフト＆ウェット）】
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「その次に、彼は最強のマスターと対峙する。」
男は漫画を描いてゆく。 そこの書かれていたのは、赤い制服を着た少年と、黄金の精神を感じさせる青年姿。
『ふるえるぞハート！燃え尽きるほどヒート！！おおおおおっ、刻むぞ血液のビート！』
『いずれ、兄さんも僕に倒される。いま一時、彼の生を願ってどうするのです。ただ、一つだけ救いがあるのなら、
それは無意味な死ではない、という事。兄さんは、僕が世界を統治する為の礎になります。それは人々にとって、揺るぎのない成果でしょう』
その戦いは、黄金の輝きとの戦い。 太陽のように美しく輝き、何物をも圧倒する王者との戦い。
彼は戦う。 己の願いを貫き通すために。 自分のために。
マスター：「レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ」 サーヴァント：「セイバー」 宝具【その血に始まる奇妙な冒険（ジョジョ・ビザール・ストーリー）】
「その次に、彼は………おっと。今はここまでだな………」
男は漫画を描く手を止め、本を閉じる。
「……何をしているのですか？ ヒロヒコ。」
「いいや、なんでもないよマスター。 それで、準備はいいのかい？」
男…ヒロヒコは、ゆっくりと後ろを振り向き、尼僧の姿をした妖艶な美女を見据える。
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「えぇ……これで、全て準備は終わりました。 後は、あの方が来るのを待ちましょう。」
「そうかい。 なら、僕も少し執筆に戻らせてもらうよ。」
そういって、ヒロヒコは本をまた開き、描いてゆく。
「どこまで書いたかな………そう…彼らが、月の裏側に来たところから始めよう。」
え？そんなところは書いていないって？…それはすまなかった。大人は嘘つきではない、間違いをするだけなのです…。
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では、間違いのない今の物語を話そう。
それは、月の裏側のお話。 月の裏側に落ちても尚、諦めることを知らない眩しいほどの【人間】のお話。
彼は、暗黒に堕ちていった。 堕ちて墜ちて落ちて堕ちて墜ちて落ちて堕ちて墜ちて落ちて堕ちて墜ちて落ちていった。
だが、それでも彼の精神は堕ちなかった。 何があろうと、諦めるということをしなかった。
「自分には戦う力なんてない。できる事はただ、前に進む事だけだった。それだけを頑なに守ってきた。それだけが、自分の誇りだったのだ。
だから――前に進めるうちは、体がまだ動くうちは、自分から止まることだけはしたくない――！」
それこそは、【人間賛歌】。 勇気を持って、【運命】に立ち向かう人間の姿。
「………ほぉ。 たかが下等生物ごときがこの俺でさえ諦めた、この暗黒の世界において立ち向かうことを望むか……。」
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声が、聞こえた。
こちらを見下し、憐れみ、嘲り………それでいて、なぜか厳しさの中に優しさを感じるその言葉が。
「フン、下等生物の分際で俺以上に諦めが悪いだと…？ 生意気な。」
「いいだろう…下等生物が俺より上をいくとは、何であっても許してはおけん。」
「貴様が諦める様を見るために、貴様について行ってやろう───────」
そうして、目の前が光に包まれた………。
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それこそは、究極の生物。 いつの日か、太陽を克服し、全ての頂点に立とうと願った一人の男の姿。
そうして、全ての生物の頂点に立ち、究極生物となった男の姿。
だが、彼は追放されてしまった。
波紋使いの英雄によって、母なる大地から追放され、暗黒の世界へと追いやられてしまった。
彼は何もできずに、ただただ暗黒の宇宙をさまよった。
帰りたいと何度思った。願った。しかし、誰もその願いを聞くことは無い。何をやろうと、彼はそのまま何も変わらない。
そうして彼は考えるのをやめた──────────────しかし。
彼は、暗黒の世界で一つの輝くナニカを見た。
それは、彼が忌み嫌い、しかして心から羨望し続け、求め続けた太陽ではない。
その太陽の恩恵を受け、光輝く───────大きな、満月を。
そうして、彼は【記録】された。 裏側のムーンセルに。
それによって、彼はムーンセルへと降り立った。
………しかし、その世界も何も変わらない暗黒の世界。
彼は何も変わらず、眠り続けた。
生物と好物の中間の生命体となって何も考えずに、眠り続けていた。
────────そうして、彼は出会った。
自分ですら絶望し、何も考えなくなってしまった暗黒の世界において、まだあきらめることを知らない男に。
（───────────面白い。）
そう思った。 考えることをやめたはずだった自分が、またそんなことを考える程度には興味を持った。
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「喜べ……下等生物である貴様が、『究極生物』である俺を見ることが出来たのだからな……」
そこにいたのは、一人の男。 ギリシャの彫刻を思わせる美しい筋肉。
不死鳥を思わせる美しい翼。 厳しくも優しさと美しさを感じさせるその目。
まるで……神か魔王のように、人間よりも格上の存在である、と知らしめるような存在であった。
そうして、彼……クラス「アルティメットシイング」のサーヴァント、【カーズ】と、
己を忘れたマスター、【岸波白野】の、月の裏での戦いは始まったのだ。
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「彼は月の裏側で出会った。 悲しき運命の奴隷となった、一人の男に。」
男は漫画を描いてゆく。 そこの書かれていたのは、網のような服を着、桃色に黒の斑点のある髪をした男の姿。
『【帝王】はこのディアボロだッ！！依然変わりなくッ！』
『次はど…どこか……い…いつ『襲って』くるんだ！？ オレは！オレはッ！オレのそばに近寄るなああーーッ！！』
その戦いは、幾度もの戦い。 いくら死のうと永眠を許されぬ運命による戦い。
彼は戦う。 逃れられぬ運命とは、かくも恐ろしいものだということを知るために。
マスター：「BB」 サーヴァント：「ランサー」 宝具【永遠回帰・不死運命（デッドエンド・レクイエム）】
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「彼は月の裏側で出会った。 主につき従う、最強の存在と。」
男は漫画を描いてゆく。 そこの書かれていたのは、ボサボサの髪をした眼鏡の少女と、長い髪の先端が丸まった男の姿。
『【試練】には必ず｢戦い｣があり｢流される血｣がある【試練】は｢強敵｣であるほど良い…。』
『我が心と行動に一点の曇りなし…………！ 全てが『正義』だ』
その戦いは、正義との戦い。 正しき行いだと信じ抜いた信念の強さとの戦い。
彼は戦う。 時空を超越すその力に、果たして敵うのか。
マスター：「ジナコ・カリギリ」 サーヴァント：「ランサー」 宝具【いとも容易く行われるえげつない行為（ディー・フォー・シー）】
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彼は、戦う。 月の裏側に閉じ込められようとも、仲間の心を暴いて進むとしても、
何人もの仲間が消えて行こうとも、戦い続けた。
それこそは、【人間賛歌】。
勇気を持ってあらゆる運命に立ち向かう、人間の素晴らしさ。
彼は戦う。
月の女王を目指した少女と。 すべてを管理することを望んだホムンクルスと。
愛を求めた悲しく優しい少女と。 死を恐怖し、殻に閉じこもった女と。
誰かに愛されたかった、無知な少女と。 誰かを愛することで弱くなった、一人の少女と。
そうして───────彼らは、真の邪悪と対峙する。
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「吐き気を催す邪悪とはッ！ って感じだねぇ、マスター？」
「おや……そんなマスターに力を貸している貴方は、一体何なのでしょうか、ヒロヒコ？」
「僕はただの漫画家さ。 そうして今も漫画を描いているだけだよ。」
「あらあら……それで、こんな私につき従っているのですか？」
「あぁ、そうさ。 【人間賛歌】は【勇気の賛歌】。 勇気を示すには、【邪悪】が必要なんだ。
勇気を振り絞らなければ死んでしまうような、圧倒的な【邪悪】が。」
「成程…ですから、私に【この力】を与えたのですね？」
「あぁ、そうさ。 さぁ、頑張ろうか、マスター。 僕は【人間賛歌】を見るために。君は望みを叶えるために。」
「えぇ………では、まいりましょうか。 この私の、『天国目指し時計は回る（メイド・イン・ヘヴン）』によって。」
マスター：「殺生院キアラ」 サーヴァント：「キャスター」 宝具【勇気を叫べ、人間賛歌よ（ビザール・オブ・フェイト）】
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「ほぉ……これが、【スタンド】というものか………なかなかいいものではないかッ！！！」
「あぁ、俺もいい気分だ……さすがだな、この【弓と矢】の力は。」
「では行くぞ、【帝王】？ 足を引っ張るなよ？」
「あぁ任せておけ【頂点】。 お互い、マスターを守るためだからな。」
それこそは、【弓と矢】の力。
人間に【立ち向かうもの（スタンド）】を与える比類なき力。
そしてその力は………『究極生物』にすら、力を与えた。
鉱物と生物の中間の存在になることのできる彼は、【弓と矢】の力すら学習し、その力を得た。
それにより、彼は【スタンド】ですら学習し、身に付けた。
彼の後ろに立つのは、【最強】と呼ばれるスタンド、「世界（ザ・ワールド）」。
しかし、その能力はその【最強】ですら超える。
「さぁ、絶望して死ねィッ！！ 【アナザーワン・アルティメットシイング 「ザ・ワールド・アルティメット」】ッッ！！！」
「帝王はこの『ランサー』だッ！！ 【キング・クリムゾン・レクイエム】ッッ！！」
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── Fate/EXTRA JJJ ──
「下等生物であると思っていたよ…人間なんてものは。」
「だが、お前は……お前で有れば。 【人間】というものを尊敬し、敬意を払うべき存在かと思うよ……我がマスターよ。」
2013年12月01日(日) 18:42:39 Modified by ID:+KLYcUul7A