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QSC

QSCとは「品質(Quality)」「サービス(Service)」「清潔感(Cleanliness)」の略で、店舗イメージを通じた販売促進の必要最低条件と言われています。

【品質(Quality)】
第一に「品質」は店舗イメージを決定付ける最も基礎的な視点です。お弁当チェーン店ならば、お客様の求める食の安全・健康・本物志向に応える必要があります。原材料の仕入先チェックも定期的に行う方がよいでしょう。また、例えば、食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌は化膿した傷口に繁殖しやすいというようなことは、経営者として当然知っていて管理しておかねばならないことですね。
つまり、お弁当の品質とは、素材や味付けだけではなく、従業員の怪我の有無や手洗いの励行、材料の保存方法、陳列ケースの温度管理など、製造過程と連動した各ステップでチェックする必要があるのです。
ステップの例としては、

1.調理場の衛生環境
2.材料の仕入・搬入
3.材料の保管
4.調理製造
5.販売陳列
などです。
【サービス(Service)】
第二に、「サービス」は店舗イメージによるお客様のリピーター化、つまり「また来たいね、このお店」と思わせる上で欠くことのできない視点です。お客様の好印象を得るための最大のポイントは従業員の接客態度です。例えば、あるスーパーではレジで必ず両手を胸の下に揃えてお辞儀をしてお客様をお迎えするマニュアルを徹底しています。また、買わないお客様でも笑顔でお迎えする接客姿勢が大切です。
例え、FC本部のマニュアルに書いていないことであっても、ご自身でされてみて気持ちのよいサービスは積極的に取り入れましょう。チェーン店の中でも売上の大きい個店は、どこか独自に工夫をしていることが多いものです。
お客様の購買プロセスと連動した各ステップでサービスの流れをチェック項目化しましょう。例えば、

1.迎えのあいさつ
2.注文のうけたまわりと確認
3.厨房への取次と調理(または陳列ケース等からの取り出し)
4.商品の手渡し
5.代金の受け渡しと感謝
6.お見送りのあいさつ
【清潔感(Cleanliness)】
第三に「清潔感」ですが、お客様の第一印象を決定付け好感を勝ち取るための、いわば入口の店舗イメージ要素がこれです。ということは逆に「清潔感」が感じられないと、どんなに品質やサービスがよくても、お客様に入口で敬遠されてしまうかも知れない訳です。
確かに、ホコリをかぶった古色蒼然たる商品陳列、古びたファサード(店頭外観)などが魅力となっている例も稀にはあります。しかし、あなたのチェーン傘下店が同じことをすると、たちまちホコリの積もったレジまわりと油でヌルヌルする床とテープの剥がし跡だらけのドアガラスばかりが残ってしまうのです。いつも開店当初の清潔感を維持する仕組みを整えましょう。
チェック項目は、手入れ・清掃の手順に応じたステップに分けます。例としては、

1.フロントエリア/バックエリア別
2.営業時間中/営業時間外別
3.曜日別/頻度別
の作業ステップを作ります。
また、クレンリネス専用ツールや当番制を導入することで、従業員が抵抗なく作業できる環境も必要です。
上記のチェック項目をQSCチェックシートにして、お客様の立場に立って一日一回以上検証し、それを継続する体制を作ることをお勧めします。QSCのそれぞれの各ステップごとにチェック項目を設定し、自店舗独自のチェックシートを作成して店舗イメージの標準化とレベルアップを図ってください。
FC本部も気がつかない現場の工夫で、ライバル店を圧倒しましょう。

J-NET21
2007年03月07日(水) 04:20:37 Modified by mizunobara




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