ソフトウェアRAID 1構築

0.まずはパーティショニング計画を立てる。
 今回は、160GBのハードディスク×2、1GBのメモリなので、
 2Gをswap、残りを /(本当はちゃんと分けるべきだが)に割り当てる。
 / パーティションはRAID 1とする。

※今回はOSにCentOS 4.2 Finalを使用しているが、パーティショニングにDisk Druidが使えれば同じであろう。

【手順】

1.インストールを開始し、パーティショニング時に、'Disk Druid'を選択する。

2.Disk Druidで、パーティショニング計画に沿ってパーティションを作成する。
 2台のハードディスクに全く同じパーティションを作成する(運用上、わかりやすいため)。
 RAIDパーティションは、通常使用する'ext3'などではなく、'software RAID'を選択する。
 例えば、こんな感じ。
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 /dev/sda
  sda1 151558M software RAID
  sda2 1027M software RAID
 /dev/sdb
  sdb1 151558M software RAID
  sdb2 1027M software RAID
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3.Disk Druidで、[RAID]ボタンを押し、RAID上にデバイスを作成する。
 例えば、こんな感じ。
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 RAID Device 0(/dev/md0) 2055M swap
 RAID Device 1(/dev/md1) 151558M ext3 /
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 ※swapはRAID 0にしたので1027M+1027M≒2055Mになる。
 ※/ はRAID 1なのでそのまま151558Mになる。

 しかし、ここで考えた。
 swapをRAID 0(ストライピング)にする必要があるのか。もし、ハードディスクの一方が障害発生したら、swap領域そのものがアクセス不能になるのではないか?
 実は、fstabで複数のswapに同じ優先度を設定すると、カーネルがswapをストライピングすることができる。
 よって、RAID 0にはせず、最終的にこのようにした。
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 /dev/md0 151558M ext3 /
 /dev/sda
  sda1 151558M software RAID
  sda2 1027M swap
 /dev/sdb
  sdb1 151558M software RAID
  sdb2 1027M swap
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4./etc/fstabファイルを編集し、swapをストライピングする。
■/etc/fstab
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 /dev/sda2 swap swap defaults,pri=1 0 0
 /dev/sdb2 swap swap defaults,pri=1 0 0
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2005年12月11日(日) 21:45:01 Modified by nadai14




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