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なのアギト

738 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/05/11(日) 12:56:47 ID:zJ2xc0fb

なのカリムに続いてなのアギトを書いてみました。
話としては前に書いたなのシグの続き的な感じです。



739 名前: なのアギト1/4 [sage] 投稿日: 2008/05/11(日) 12:57:17 ID:zJ2xc0fb

何か最近シグナムの野郎の様子がおかしい。
時々やたらぼーっとしてやがるし。
たまに独り言で「……高町教導官」とか薄気味悪い声を出しやがる。
こんな腑抜けとコンビ組んでるなんて烈火の剣精アギト様の名が廃るってもんだ。
あたしの予想だとその高町教導官ってのがシグナムが腑抜けになった原因に違いねえ。
いっちょその高町教導官ってやつがどんなやつなのか見てこようじゃねえか。
シグナムも不器用な女だからな、どうせ好きな男に告白もできずに遠目から見てるだけなんだろ。
まったく旦那以上の男なんているはずねえし、そんなくだらない男さっさと忘れさせてやるぜ。

「おい、シグナム」
「何だ?アギト」
「高町教導官っていうのはどこにいるんだよ」
「何でお前が高町教導官を……」
「うっせえなっ、いいから教えろ」
「高町教導官は航空戦技教導隊の戦技教導官だ」
「航空戦技教導隊か」
ふんっ、航空部隊のやつかよ。
空であたしに勝てるやつなんていねえよ。
どうせ腑抜けた男だろうし、いっちょぼこぼこにしてやるぜ。
「じゃあシグナム、あたしは用事があるから帰るぜ」
「お、おいっ!アギトお前どこに……」




740 名前: なのアギト2/4 [sage] 投稿日: 2008/05/11(日) 12:57:56 ID:zJ2xc0fb

航空戦技教導隊部隊長執務室、ここだな。
扉が開いて、部屋の正面の机に誰かいる……っつーか、机の上にちっこいのが浮かんでるぞ。
「て、てめえはバッテンチビっ!」
「あー、あなたは!」
「お前こんなところで何してんだよ」
「あなたこそ何ですか、ここは航空戦技教導部隊の部隊長室ですよ」
「まさかてめえが部隊長だなんて言うんじゃねえだろうな」
「私は部隊長に用があって来てるんですー」
「あたしもここの教導官に用があって来たんだよ」
「それならおとなしくしてください。もうすぐなのはさん来ますから」
「なのは?誰だそいつは」
「航空戦技教導隊の部隊長、高町なのは一等空尉です」
高町だと……?
なるほどそいつがシグナムの片思いの相手か。
後の扉が開く。
「あっ、なのはさーん」
振り返るとそこには……女がいた。
「リーン、遅くなってごめんね」
「いえー、今着たばかりですー」
何だ……まさかこいつが高町?
「あら、あなたは確かアギトだったかな」
「お、おうっ!あたしは烈火の剣精アギト様だ!」
「なのはさん、訓練生たちのデバイスの調整が終了しました」
「ありがとうリーン、ご苦労様」
女が微笑む、すごく綺麗な顔で……
ちっ、あたしは何考えてんだよ!
とにかく女とは予想外だが、悪いけどここでぼこぼこにさせてもらうぜ……
「おい、高町なのは!」
「ん、何かな?」
呼び捨てにされてんのに何でこいつはこんなにかわいく微笑んでるんだよ……
畜生、何かこんなかわいいやつぼこぼこにするのは気分が悪いぜ。
「あたしと勝負しろ!」
「なっ、あなた何を言ってるんですかー。上官に向かってそんな態度はダメですー」
「うっせえ、バッテンチビはすっこんでろ!」
「ありがとうリーン、でも大丈夫だよ。アギト、どういうことかお話聞かせてもらえるかな」
くそっ……笑顔が眩しいやつなんて初めて見たぜ。
このままじゃこいつの笑顔で……あたしは……
「とにかく勝負しろって言ってんだ!こうなったら先手必勝だ、烈火の炎くらえっ!」




741 名前: なのアギト3/4 [sage] 投稿日: 2008/05/11(日) 12:58:27 ID:zJ2xc0fb

俺の無数の炎の玉が高町なのはに直撃する。
いや、直撃したと思った。
「アギト、部屋の中で炎の魔法を使っちゃだめだよ。大惨事に繋がる事だってあるんだよ」
馬鹿な……片手で全ての炎をかき消しただと……
「アギト、そこに座りなさい。リーンも時間があったら一緒に紅茶飲まない?」
「はいですー」
「お、おいっ!あたしは……」
「はい、どうぞ」
高町なのははあたしやバッテンチビが持てるサイズのティーカップを出してきた。
「わー、これは鳴海のなのはさんのお家の葉ですね」
「よくわかったね、リーン。お母さんが送ってくれたんだ」
「おいしいですー」
「よかった、アギトはどうかな、お口に合うかな」
あたしは目の前に出されたカップに口をつける。
うまい……すごく懐かしくて暖かい味がする。
「う、うまいけど……」
「よかった」
何でだよ、あたしは魔法で襲い掛かったのに……何でこいつはこんなに優しくあたしに笑いかけるんだよ。
それから高町なのはとバッテンチビは楽しそうに話してた。
あたしは黙ってその様子を見てたけど、時折高町なのはが微笑みながらあたしに話をふってきた。
どんな話だったかとかはぼーっとしてて覚えてないけど、あいつの綺麗な顔だけは記憶に残ってる。
部隊長室から帰る時、高町なのははあたしの頭を優しく撫でた。
だけど、不思議とあいつに撫でられるのは嫌じゃなかった。

「おいアギト、お前どこに行って……」
「ちょっと高町なのはの所に行ってた」
「何!?お前、高町教導官に何を……」
「別に何もしてねえよ、ただ……」
「ただ……何だ?」
「少しお前の気持ちがわかった」
「何?」
こいつほんとに鈍感な女だな。
まあいいや、こういう鈍感な女がライバルの方が楽でいいし。
「何でもねーよ、さあ、訓練行こうぜ」
「あ、ああ……随分やる気だな、アギト」



742 名前: なのアギト4/4 [sage] 投稿日: 2008/05/11(日) 12:59:04 ID:zJ2xc0fb

すいません、3レスで終わってました。
2009年05月05日(火) 18:15:50 Modified by coyote2000




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