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航行前に



721 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 21:18:28 ID:gUvqUIzG

フェイxはや 行きます
エロです。
フェイトさんが、やや変態さんです。
タイトルは「航行前に」



722 名前: 航行前に [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 21:21:02 ID:gUvqUIzG

その日はやては一日中書類仕事を片付けていた。時刻は定時。
最近は随分と日が落ちるのが早くなったな、とデスクランプを付けようかと思い手を伸ばすと、

「トントン」

ノックの音がした。

「どーぞー?」
プシュー、とドアが開くと、黒い執務官の制服を着て、右手に書類カバンと紙袋、左手に中型のスーツケースを持ったフェイトがいた。

「フェイトちゃん?」
「あれ、今日こっちに来てたん?そのスーツケース、どっか行ってきたん、それともこれから出張?」
「うん、これからだよ。こっちで打合せがあって、あと2時間で直接転送ポートに行くから今日は荷物も持って出たんだ」
「今日ははやてここに居るって聞いてたから、ちょっと顔見てから行こうかなって思って」
すこし嬉しそうな声。
フェイトはカバンとスーツケースを置くと、紙袋だけ持ってはやてのデスクの隣に歩いて来た。

「これ局の子がさっきくれて、転送ポートに食べ物持ち込めないからって断ったんだけど、どうしてもって言うから……一人で食べ切れな

いからはやてと一緒にどうかなって。リインは?」

「ん、いまお休み中や」応接テーブルに置いたリインハウスを指差す。
「ちょうど切りのいいとこまで終わって、休憩しよかと思ってたトコや。いまコーヒー入れるな。そこ座ってて」

はやては立ち上がると、全身の凝りをほぐすかのようにンーッ、と背伸びをした。


「わーこれ、ラデュレの秋の新作のマカロンやん〜♪」
有名洋菓子店のスイーツを前に、上機嫌になるはやて。
「わたしはそういうのあまり詳しくないんだけど……はやての好きなもので良かった」
上着を脱いでブラウス姿になったフェイトが微笑んだ。

「噂は聞いてたんやけど、なかなか買いに行く暇なくてなぁ〜、期間限定やから殆ど諦めとったんよ」
「じゃ早速頂こうよ」

応接テーブルに向かい合って座り、マカロンをつまむ。リインのためにひとつだけ残して、二人で平らげてしまった。

「ん〜いやぁ〜美味かったわぁ〜。このキャラメルフレーバーの濃厚なガナッシュがなんともええ感じで…やっぱりあれやな、これぞ食欲

の秋って感じやな」
すっかり満足し切ったはやては、寛いだ様子でコーヒーを飲み干した。

「はやて、こういう時はスイーツ好きな普通の女の子だよね」
くすっと笑ったフェイトが立ち上がり、なぜかリインハウスを抱えてデスクへ持っていく。

「フェイトちゃん、どうしたん?」

フェイトはデスクの後ろに回りカーテンを閉め、通信装置のスイッチを切った。
「フェイトちゃん?」
「もう少し、息抜きしようよ、はやて……」
はやての方に戻りながら、フェイトは黄色いタイをするりと解きふわりと微笑んだ。




723 名前: 航行前に [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 21:21:44 ID:gUvqUIzG



応接用のソファに座るはやての後ろに回り、はやてとソファの間に割り込むフェイト。
後ろから抱っこするように座り込み、華奢なはやてを抱きしめる。

「はやて、いい匂い……」
はやての首筋に顔を埋め大きく吐息をつく。

「い、いややっ、こんなとこで……あかんよ」
顔を真っ赤にしてはやてが抗議する。が、フェイトに両腕をしっかり掴まれて動かせない。

「今度の出張先からは通信ができないから……はやてを補給してから行かないと……」
後ろから耳朶を甘噛みされ、舌を差し込まれると全身の力が抜け、そこから広がる快感にはやては身を竦めた。
水音を立てて弄られる。

いつの間にかはやてのブラウスのボタンがふたつはずされ、アンダーシャツの上から双丘を撫で回された。
「ん……はぁっ……」
「感じる?はやて。直接触ってないのに、感じちゃうんだ、いやらしいね……」
「やっ、やぁん……あかっ…」
言葉では否定するものの、フェイトの指先で双丘の頂きに触れられ、こね回されると自然に甘い声が漏れてしまう。
「んはっ……あんっ……や、ふぇ、フェイトちゃん……」
「ふふ、こっちはどうかな?」

下へ伸びるフェイトの右手。腿を撫で回し数回往復させ、タイトスカートの裾の中に侵入しようとする。
「いやあっ、フェイトちゃん、止め…ほんまあかんって……ほら私、今日女の子の日やからできひんよ……」
「はやて、何言ってるの?この間ダメだったからわたし、手帳のカレンダーに丸つけてるんだよ?今日のはずないよ……」

スカートを少し捲くり上げ、ショーツの上から中心に触れるフェイト。
「ほら、嘘つき……」
「――っ……!」
体を突き抜ける快感の衝撃に、はやては今何処に居るのかもわからなくなっていた。

「嘘つきさんにはおしおきだよ……」
薄い布越しに指で中心をそっと押し、湿り気が伝わり始めると、やわやわと前後に往復させ撫で摩る。
直接ではないその鈍い感触に、かえって熱をあおられ、はやては体を小さく震わせる。
「……あっ、あ、かんてぇ――」
布とはやての間に水音が立っても、そのまま円を描くように突起のあたりで指を動かし、直接触れてこようとしない。
はやてはもう限界だった。
「んぁあっ……ふっ、フェイト……ちゃん、わたし、もう……お願いや……」
「わかった、可愛いよはやて……」

いったん手を離し、ショーツの上端から手を入れた。楽しむかのように茂みを数度なでまわすと、手のひら全体で中心に触れる。
「……っはっ、はやての……凄く濡れてるよ……」
フェイトも興奮で息が浅くなって来ていた。指を突起の方に移動させ敏感な先端を揺するように刺激すると、さらに蜜が溢れる。
「…ひゃぁっ、あんっ……」
「……んっ…はやて……ここ……きもち、いい?」
「はっ、はぁあん――あっ…ええよ……」
暴れるはやての腰をフェイトが両脚で挟んで、入り口に指を当てた。愛蜜で滑るように吸い込まれた指は、後ろから抱える体勢のせいで奥

まで届かず、浅いところだけをかき回すが、はやてには十分な刺激だった。

後ろから熱い吐息をかけられ、左手で頂きを摘まれ、転がされ、右手で熱い泉をかき回されると、もう頂点が見えてきていた。
「はやてっ、はやて――」
「――ああっ、ふぇ、いとっ、いいっ、いっちゃ……っ…いっ……!」

背中を反らせてがくがくと震え、はやてが達した。





724 名前: 航行前に [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 21:22:24 ID:gUvqUIzG



部屋の中は日が落ち、すっかり暗くなっていた。

ふたりの荒い息が治まってしばらくして。
「……フェイトちゃんは、ええの?」
はやてが問いかけると、
「ん、もう行かないと」
フェイトがはやての後ろからゴソゴソと抜け、立ち上がり制服のタイトスカートの裾を直す。
座ったままのはやてにチュッっと軽い口付けをすると、部屋の入り口に走って行き、スーツケースから何かを持って戻ってきた。

「はやて」
はやての正面にひざまづき、見上げる。
「はやて、腰上げて?」
わけが分からず従うと、ショーツの両端を摘まれ、引き降ろされる。フェイトの片手で割れ目を覆われ、もう一方の手で膝までショーツを下げられた。
「さっき凄かったから……」と中心に置いた手をなぞり、フェイトは手にまとわり着いた蜜をペロリと舐める。
「なっ、なにすんのん!?」反射的に体がヒクっと反応し、顔が赤くなる。
「スカートに染みそうだから、はい」
両方のパンプスを脱がされ、ショーツを取り去られた。
「私のだけど洗濯してあるから……」
乾いたショーツを穿かされ、パンプスも元通りに履かされる。
さっき取りに行ったのはこれだったらしい。

「じゃあ帰ったら連絡するから」
もう一度軽くキスをするとフェイトは床に落ちたタイを拾って着けなおし、上着に袖を通しはじめる。

「ちょっ、それっ、フェイトちゃんっ」
はやてが叫ぶと、ん?という顔でフェイトは、
「大丈夫、心配しなくても明日あたり洗濯しておくから。これで今回の航行は乗り切れるかな〜」
と脱がせたはやてのショーツを丸めスンスン、と鼻をならすとポケットに突っ込み、出しなに部屋の明かりをつけて出て行った。




フェイトちゃん……スカートに染みそうなのはあんたもや……

はやての声は届かなかった。









725 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 21:24:35 ID:gUvqUIzG

以上です。お粗末さまで。
やっぱり秋はスィーツですよねっ





812 名前: 航行前に 2 [sage] 投稿日: 2008/10/18(土) 21:17:05 ID:RbX8Ozw1

>724の続きです。3レス。

フェイxはやですが、はやては出てきません。
なのはさんがちょっとだけ最後出てきます。
あんまりヘンタイでもエロでもないですが。



転送ポートへと向かうフェイトは時計に目をやった。今から行けばちょうど集合時間の少し前に着きそうだ。
貰ったお菓子も美味しかったし、はやて分も補給できたし、エビでタイじゃないけれど、はやてと通信できない寂しさを紛らわせてくれそうな、素敵なモノも手に入ったし……
フェイトは満足そうに微笑んだ。

――と、ふと足が止まった。転送ポートに食べ物を持ち込めないということは、この戦利品もナマモノ扱いでチェックされるかも……?
今度の出張先は管理外世界なので、ことさら持ち込み品の検査は厳しい。
フェイトは胸ポケットに突っ込んだはやての脱ぎたてのショーツをチラリと見下ろした。

マズイ、ばれたらエリート執務官としての立場上、絶対マズイ……しかし、この貴重品を今すぐ捨ててしまうにはあまりにも惜しい……
通信が出来ない長期航行ほど、辛いものはないのだ。写真や動画ではなく、たしかにはやてがそこに居た、という感触を実物で感じたい。
以前出張前にはやての身に着けていたものを何か欲しいと言ったら、「フェイトちゃん何アホな事いうてんの〜」と取り合ってくれなかった。ましてや下着なんて。

フェイトは数秒間逡巡したあげく、すばやく前後左右に人が居ないのを確認すると、トイレに飛び込んだ。

もう一度だけはやてを味わって、勿体ないないけれど捨ててしまうことにしよう……
幸いトイレには誰も入っていなかった。スーツケースを置いて一番奥の個室に入ると、ショーツとストッキングを一緒に降ろし腰をかける。
ポケットから小さく丸まったショーツを取り出した。

「――はぁっ……」
わたしの愛撫ではやてからあふれ出た愛の……甘い蜜……
フェイトはつい先ほどの情事が脳裏に蘇り、大きく息をついた。

後ろからで見えていなかったはずの、はやてがフェイトを感じている時の表情を想像すると、急に興奮が高まった。
はやて……可愛かったよ……もっと時間があったらよかったのに……そうしたら服も全部脱がせて、ゆっくりとあんなことやこんなことも……
「くうっ……」
ショーツを握り締めたまま、あいた方の手を太腿の奥に伸ばす。十分に濡れていたソコに触れると、フェイトの体はビクッと震えた。

「あんっ……んはっ……はやて……」
目を瞑ったフェイトは、はやてのショーツを顔に近づけると、吐息が荒くなった。

はやての白い肌とうなじ。抱きしめると折れてしまいそうな華奢な体。やわらかな胸……嫌がっていても聞こえてきた甘い声……


フェイトの指は自分自身のもっとも感じるポイントをダイレクトに攻め上げる。
「はあっ、はっ……ああぁ…もっ…はやてっ……もっとっ……」
指の動きを早めると、絶頂はすぐにやってきた。目の奥でちかちかと白い光が明滅する。
「あんんっ、あぁあっ…はっ…やてぇ……ぁあああ――」
声が漏れないようにショーツを握った手で口を抑えながら、フェイトは両脚を突っ張らせ、背中を反らせてビクビクと震わせると達した。





813 名前: 航行前に 2 [sage] 投稿日: 2008/10/18(土) 21:18:49 ID:RbX8Ozw1


「んふぅ、ふぁ――」
暫く続いた荒い息がおさまると、目を開けた。
ペーパーで手と溢れた蜜を拭う。
ふと見下ろすと、自分の黒いショーツが目に入った。
あ、これもかなりマズイかもしれない……最近買ったお気に入りのやつなのに……
スカートに染みていそうなほどにビッショリになったそれを穿いたままでは、どんな検査に引っかかるか判らない。
換えの下着は外のスーツケースの中だし、そろそろ集合時間もギリギリになってきた。

そうだ。フェイトは意を決してショーツを脱ぎ、ストッキングをじかに穿きなおすと、ふたつのしっとりしたショーツをカバンに投げ込み個室を出た。
スーツケースを掴みダッシュでトイレを出て、メール室へ走る。
わが同居人に預けよう、この手があった……




「すみません、局内便の封筒をもらえますか?至急扱いの」
フェイトは額に薄く汗をにじませてメール室に到着した。
「はい、この大きさでいいですか?どうぞ。ペンもお貸ししますよ」
「すいませんがメモも1枚下さい」

オレンジに赤帯で至急とかかれた封書の、部署名”戦技教導隊”と書かれた箇所にフェイトは丸をつけ、局員名欄に”高町一尉”と宛名書きした。
後ろを向いて、局員に見られないようにカバンからすばやく取り出した2つの下着を封筒に投げ込むと、封止めの紐をクロスさせて巻きとめる。
「すいませんっコレ今日中にお願いしますっ」

フェイトは早口にそう言うと両手にカバンを持ち、走り去った。
「あのぉ、すいませんが発信人の欄を――」
局員が声をかけたが、すでに遅かった。

「なあ、今のハラオウン執務官だろ?高町教導官と同棲してるって噂の」
別の局員が指摘する。
「そうか、道理でどこかで見たことのある顔だと……じゃ発信人欄は俺が書いておくか」
「あんなに慌てて、何だろな。彼女にプレゼント渡すの忘れてたぁ〜なんてなっ」
「知らねぇよ、そんなの。別に何でもいいだろ」
局員は発信人欄を書き入れた封書をポイと集荷かごに投げると、元の仕事に戻った。




814 名前: 航行前に 2 [sage] 投稿日: 2008/10/18(土) 21:19:25 ID:RbX8Ozw1


所かわって、時空管理局戦技教導隊・教官控え室。

高町なのはが一日の仕事を終え、帰り支度をしようと控え室に戻ると、目立つ色の局内便が届いていた。
ああ、フェイトちゃんがさっき言ってたのって、コレか……
「なのはっ?ごめん、至急の局内便送ったからっ。受け取ってっ」
通信ポートにいたフェイトちゃんから通信が入ったのはほとんど出航時間と同時刻。今日から航行なのに、何を送ったって言うんだろ。
まあ差出人不明じゃないからいいけど……

局外から持ち込まれる郵便物は、全ていったんセキュリティチェックにかけられているが局内便にそれはない。
ヴィヴィオを待たせているのが気になっていたなのはは、封筒の中身を見ることもなくバッグにポスッとそれを入れると帰り支度を始めた。

「ママおかえり!」
「ただいま、ヴィヴィオ。遅くなってごめんね。シャワーだけ浴びてくるからまっててくれる?」
「うん」

なのはは今日の野外訓練で浴びた埃を洗い流そうと、バスルームへ向かった。
途中ふと局内便のことを思い出し、カバンから取り出し封を開ける。そこには、
「ごめんなのは、これ洗っておいて!フェイト」
と書かれた走り書きのメモと一緒に、丸まった布のようなもの?が入っていた。

封筒を逆さにすると、ポトリと中身が落ちる。
「は?」
床にはフェイトの黒いショーツと薄いピンクのショーツがあった。
摘み上げると、なんだか湿っている。
ピンクの方は見覚えがないので、フェイトちゃんのじゃない……ってことははやてちゃん?
なんとなく事情を察したなのはは、顔が真っ赤になった。
ちょっとぉ……あんのエロ執務官、なにやってるんだか……少しは自重して欲しいの……

なのはは脱いだ服とその下着を一緒に洗濯機に放り込んだ。





815 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/10/18(土) 21:23:41 ID:RbX8Ozw1

以上です。またまたお粗末さまで。
なのはさんはあくまで同居人ですので。。。
2009年08月30日(日) 18:03:46 Modified by coyote2000




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