12-011のイラストに対するSSだそうです。

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17 名前：名無しさん＠秘密の花園[sage] 投稿日：2008/01/19(土) 17:35:27 ID:aFPu+jsS
>>11
勝手に書かせて頂きました。


保健室の扉をすっと音を立てないように、ゆっくりと後ろ手で閉めた。
そして足音を忍ばせ、間仕切りカーテンをめくり眠るなのはの横に立つ。
「なのは？」
寝ているのかな。
ここのところなのはは連日の様に仕事が入っており、
今日久しぶりに学校へ登校してきてくれたけど、
疲れがたまっていたのか、体調を崩し保健室で寝ていた。
リボンが解かれ、真っ直ぐに伸びる髪に触れて、撫で。
そのまま手で掬い梳くとさらさらと流れ零れ落ちる。
最近仕事も忙しかったよね。お疲れ様。
あどけない寝顔を晒して、眠る姿に鼓動の高鳴りを感じた。
「なのは」
もう一度名前を呼ぶ。
愛しい貴方の名前。
名前を呼ぶだけで、心が温かくなる。
そして眠り姫の様に美しい姿に吸い寄せられてしまい、
二人の間にあった距離が少しずつ縮まる。
貴方の顔にたれそうになる髪を右手で押さえ、
そのまま吸い込まれるように近づき、視界に映る顔が大きくなり……。


18 名前：名無しさん＠秘密の花園[sage] 投稿日：2008/01/19(土) 17:38:54 ID:aFPu+jsS
「フェイトちゃん？」
「な、なのふぁ！？」
あと数センチの距離でぱちりと目を開け、名前を呼び。
蒼い瞳が私の顔を覗き込む。
慌てて顔を離し、急な出来事に驚いて変な声を出してしまう。
「ひょっとして起きてた？」
ばれなかったよね？
なんとか自分を落ち着かせて会話を続ける。
「うん、さっきね、フェイトちゃんの温かい手を髪に感じて」
「そ、そうなんだ」
動揺を抑え、何事もなかったかのように振舞う。
だけど。
「ところで、今なにしようとしてたの？」
「えっ」
言葉を理解出来ず、頭が一瞬真っ白になる？
ひょっとしてばれてる？
「何をしようとしてたのかな？　教えて欲しいな」
「えっと……うん」
もう一度言葉を重ねられあっさりと余裕を失い、しどろもどろになってしまう。
「その――」
次の言葉を続けようとした瞬間。ほんの一瞬、唇に温かなものを感じた。
「なのは……？」
理解出来ず、混乱する私になのははいたずらが成功した子供のように笑い、
「フェイトちゃん」
私の名前を囁くと首に腕を回しもう一度唇を重ねた。



最近勝手に書いてばかりですいません…。
つい絵を見ると書いてしまいたくなります。