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94 :名無しさん@秘密の花園 [sage] :2008/02/25(月) 21:20:15 ID:WdvZVZkq
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101 :名無しさん@秘密の花園 [sage] :2008/02/25(月) 21:23:43 ID:WdvZVZkq



んじゃ投下しまふ

ちなみに結構長編になりそうです

内容は
  • クアットロは黒くないです
  • 鬱展開は書いてる俺まで鬱になるのでありません

簡単に言えばクアットロ=悪という構図をあえて壊す白クアットロSSとして見て下さいな
お気にめさない方はスルーをお願いしますm(_ _)m



JS事件終結後スカリエッティと管理局に協力的ではないナンバーズ4人は
第76世界の軌道拘置所に収監された。
その内の一人であるNo.4クアットロはスカリエッティのコピーを取り出され
特別房で退屈な時間を過ごしていた。

「はぁ・・・監獄というのは随分と暇なものね」

中途半端に広い独房にクアットロの深い溜息が響く。
暇と言いながらもクアットロはここに収監されてからずっと同じ事を考えていた。

完璧な集団が完璧な作戦を作戦通りに行った。
じゃあ何故私たちは負けてこんな独房に閉じ込められている?
ここに収監されてから半年の間あの作戦を何度も何度も頭の中でシュミレートした。
攻撃のタイミング、敵の配置、敵の人員・・・様々な条件を考えたがクアットロの頭の中には
敗北という結果しか出てこなかった。
ただ一人の存在の有無という条件を除いて・・・。

「高町・・・なのは」

ここに収監されてからこの名前を何回つぶやいただろうか・・・何回頭に浮かんだだろうか・・・。
多分その数は自分の生みの親であるスカリエッティより遥かに多いだろう。

「ふふっ」

何故私は笑ってる・・・私たちの計画を潰し、この世界を手に入れる瞬間を堪能しようと
していた私に『非殺傷設定』とは名ばかりな凶悪な砲撃を食らわした憎悪の対象を
口にして何故・・・何故私は笑っていられる。

「ふふふっふふっ」

何故笑っているのか分からないまま彼女の笑い声は独房に響き続けた。

丁度その頃時空管理局では新たな問題が浮上していた。
スカリエッティが管理局の捜査を掻い潜って逃亡していた頃に破棄された研究所から
ある技術の情報が流出していた。
それはJS事件時には見られなかった形のガジェットドローンの情報であり
そのガジェットはAMFを搭載してない代わりに非常に強固なシールド機能を持ち
近接系の魔導士でも倒すのに苦労する代物だった。
それが時空犯罪者の手に渡り各地に出現して管理局を苦しめているのだ。
管理局はJS事件との関連もあるということからこの件の捜査を六課に一任していた。

機動六課の会議室には隊長陣3人が集まっていた。

「現在分かってるガジェットの情報は以上や」
「まだ分からへん事だらけやから単独で多数を相手にするのは避けてな」

はやては敵の情報をあらかた話し終わってから質問を受け付けるように
なのはとフェイトを見る。

「そのガジェットの弱点とかはまだ分かってないんだよね?」
フェイトがはやてに質問する。
「情報はまだまだ足らへんけど、弱点は無いと考えたほうがええな・・・
  ただ・・・」

「ただ?」
瞬時にフェイトが聞きなおす
「あのガジェットの設計図を作ったのはスカリエッティやから、何らかの条件を提示して
  情報を吐かせるっていう手はある」
そのはやての言葉を聞き今まで口を開かなかったなのはは頬を軽く引きつらせる。
「一応もう上には話は通してあるから、ここで異論がなければフェイトちゃんに交渉に
  行ってもらおうと思ってるんや・・・どうかな?」
そのなのはの僅かな動作に気づくはずも無くはやては続けた。
「私は別にいいかな・・・なのはは?」
フェイトは隣の席のなのはに視線を移しながら聞く
「上が良いって判断したなら文句はないよ・・・同じ過ちはしないだろうし・・・」
不安そうに話すなのはをフィトは心配そうに見つめていた。
「なら決まりやなっ!フェイトちゃん明日にでも軌道拘置所の方に出向いてくれへん?
  面会とかの手続きはすませとくから」
「分かった」
フェイトはなのはからはやてへ視線を戻すと簡単に返事をして席を立った。

クアットロは独房のベットに横になって天井を見つめていた。
「今日午後から面会がある」
今朝看守からそう聞かされた。

また管理局がウチらに情報を求めに来たか・・・。
それほど珍しいことではなかった。
私の所にも一ヶ月に一回はそういう輩が来るのだからドクターの所にはさらに頻繁に
来てるだろう。

「ふっ」

無意識のうちに鼻を鳴らしてしまう。
もう外の世界に興味も未練もないからね・・・そう自分に言って目をつぶる
閉じた瞼の裏に移るのは桃色の魔法・・・

「興味・・・未練・・・ね」

呟きながら自分の夢を打ち崩した高町なのはの事を頭に浮かべる。
この拘置所に入ってから彼女の事が頭に浮かんだ事は数え切れないほどある。
そのたびに、脳を撫で回されるような、肺を撫で回されるような変わった感覚に襲われる
それが何故だか分からない、だがクアットロはこの感覚が非常に心地よかった。

―この感覚の正体は何なのかしら?―
―こんな感覚は自分にしかない物なのかしら?―
―こんな感覚は戦闘機人にしかない物なのかしら?―
―この感覚は人間も感じることがあるのかしら?―
―この感覚はあの人も・・・―

「興味・・・ね・・・ふふっ」

ドクター・・・ドクターの夢・・・そんなことより楽しそうなことを見つけてしまった。
しかし私は犯罪者として投獄中、彼女は管理局のエース。

「随分と大きな障害だこと・・・」

『障害が大きいほど楽しいではないか』
ドクターの言葉が頭に浮かぶ

確かにね・・・私は今最高に楽しいわ
様々な事に思いをはせながら天井を見つめる。

「面会の時間だ」
看守の無機質な声が独房に響く。


今日はとりあえず導入部分のここまでにしておきます。
この先がちょい手直しがあるのでもうちょい煮詰めてから投下させて頂きます^^;

んでは夜勤なのでそろそろ・・・

白クアットロに幸あれ♪    By白クアットロ会会員1号(会員随時受付中)
2008年04月21日(月) 16:15:32 Modified by gonn90




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