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314 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/12(金) 01:32:43 ID:m+W2dvWC

「あぁ、またこの姿になってるぅぅ…」
 朝の光が溢れる部屋で、床にしゃがみこみ鏡と睨めっこする少女が一人。
 自分の頬を情けなくさすった。
 そこには十歳以上成長したヴィヴィオがいた。
 
 ――……

 いつからだったっけ? 私の中に嗜虐的な衝動が浮かぶようになったのは。
 あなたのその美しい顔を苦痛で歪ませたいと思ったのは。
 いつからだっけ、そのいつでも眉一つ動かさないような完璧な表情を情欲で崩して見たいと思ったのは。
きっとね、理路整然として部下たちに指示を出すママを初めて見た時からだと思うの。
 凛々しくて、厳格で、冷酷ともとれる冷静さで、どんな時でも忠実に仕事をこなす非情さ。ママの場合公
私混合を少しでもした方がいいのに、て思うほど普段においても心の奥底の優しさはあまり表に露呈しない。
ただ、側にいるとじんわり感じるような、包まれていくような優しさが感じられる。
 私はママが「優しい」から好き。それは周りのみんなだってきっとわかってるし、私もそう。
 けど、あんまりにも完璧すぎてね。私の想像はきっと外れないだろうけれど、そんな普段から想像できない
ような「崩れた」甘えん坊ななのはママはきっとフェイトママだけが知ってるんだろうね。
 そんな思考に頭がとらわれるようになったのは、ちょうど同時期から。そもそもそれ自体が原因となって
こんな卑猥な妄想に取りつかれるようになったんだ。それじゃなかったらこんなこと考えるわけないもの。



315 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/12(金) 01:37:53 ID:m+W2dvWC

 数カ月前から、私の体はまるで光が明滅するように大人と子供の体を往復するようになった。
(あわわ)
 それもちょうど今みたいな朝の早い時間で。上半身をむくっと起こしてまぶたをこすってたら
いきなり体が光り出したんだ。熱を帯びて。一瞬の瞬きの中に大人と子供の体が交差してるのが
自分でもわかった。
(体が熱いよぉぉ……)
 胸が苦しくなってきて、体の奥底から熱を感じるようになってきた頃、ようやく自分の体の異常に
気付いてサイドテーブルに置いてある機械に手を伸ばそうとした時。もう体は「片方」に固定してた。
「……ふえぇぇ、どうしよう……」
 その時もちょうど今みたいに、鏡の前でにらめっこして。でもそこにあるのはいつのも自分じゃなく
瞳は僅かに細くなり、顔は大人っぽく輪郭が整い、髪は伸びた自分の姿だった。
 シャマル先生に診てもらわなきゃ。けど私の学校の都合と先生の予定との折り合いのせいで、急
を要する体調の変化などもなかったからいつのまにか放ったらかしになっちゃった。

 あれから数カ月。偶然にもママたちの前ではこの発作が起きないことが幸運であり不思議だった。
 それから数度繰り返す頃には、今みたいな……妄想が浮かぶようになった気がする。
 歪ませてみたい。苦痛で、官能で。悩ましく、艶やかに、妖しく、嬌態を晒させたいなぁ……って。
 思わず下卑た笑みが口元をなぞる。だから瞳を閉じてこらえようとするんだけど、とめられない。
 表情をゆがませまいと努力してるのに、眉間にしわが寄るのを止められない。頭の中の卑猥な思考が
膨らむだけ膨張し止められない。
 都合が良かったのは体が子供に戻った時この状態は微塵にも跡に残らないこと。再び大人に
戻ってみるとその時の記憶がしっかりある限り記憶はどうもなくならず残ってるみたいだけど、これは
私にとって非常に都合がいいこと。だってその間思う存分にママのこと蹂躙できるんだから!




316 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/12(金) 01:40:11 ID:m+W2dvWC

(だからさぁ、フェイトママはそれだからダメなんだって)
 フェイトママはMだもんね? だからいざ責める時だって優しすぎて逆に切ないもんね。
 なのはママはああ見えて結構Mだと思うんだよ。日ごろあんなに凛然としてるけど本当はいじめられたくて
しょうがないの。そして私もあの自尊心をめちゃくちゃに貫いて壊しちゃいたいの。その時に恍惚とした瞳の中
に映るのが私だったら堪らなく快感なの。
 頭の中で勝手に暴走する妄想が、体にも変化をもたらす。(あ……、ダメだ……)
 前かがみになってぐっと下半身を抑える。「んん……」
 顔をあげて鏡を見てみる。頬がわずかに紅潮してた。
「もうすぐだからね。ママ…?」
 試しに発してみた自分の声は、自分の耳にはひどく低く感じられるけど実際には私の姿は十代半ばぐらい。
もうちょっと大人なら、ママともそんなに変わらなくなるのに。
 でもいいや。少しは子供っぽさも残ってた方が、余計に背徳的だよね。
 
 ***

「だからね、ママ。こうしてヴィヴィオは、ママの夢を叶えてあげるんだよ?」
「んんんぅむぅ!!!!」
 ママったら興奮してもう顔が赤いね? うまく喋れないんだよね?
 いたずらっぽくママの口元に指を立てちょんっと触る。その口元には白い布が噛ませられてるけど、
それを振りほどこうとママが顔を揺する。あっけなくそれは取れた。その程度に、したのは私。

「呼吸が乱れてるよね? 大丈夫。ヴィヴィオが、ママのこといっぱい連れていってあげるからね」
「ヴィ、ヴィヴィオ……、いい加減に……」
「とか言って。実際は期待してるんだよね? だってママさっきから抵抗しないじゃない」
 その体は制服の上からバインドされ、ベッドに横たわらせられているわけだが。
「その体は、その力は…………、どうして言ってくれなかったの? ヴィヴィオ…」
「愉しみだねぇ。ママ。今から咽び泣くママの表情が頭に浮かんで堪んないよ!!」




317 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/09/12(金) 01:41:33 ID:m+W2dvWC


「ねぇ知ってるママ? 今日はフェイトママ出張で帰ってこないんだからね」
「え………」
「今さっきヴィータさんから連絡あったよ。二、三日帰ってこれないみたい」「だから大丈夫」
 ヴィヴィオの手が品定めするように頬から体に向かって流れていく。なのはにとってはそれは充分
彼女の意図する所が伝わってきて屈辱的だった。
 頬が赤みを増す。呼吸が乱れる。体が奥底から熱を持ち始める。体が強張る、だけどどこか大事な芯は
抜け切るように脱力してしまっている。
 足が震える。抵抗もままならず、悩ましげに表情をゆがませるだけだが、それもヴィヴィオを悦ばすだけ
だとしばらくだって知ることになる。
 苛まされるじれる快感に自分の知らなかった嗜好が目覚めさせられていく感覚を覚える。矛盾の中から、
確かに生まれる性的欲求――
 夜はまだ明けない。
 

 end


[22-391]
2009年08月30日(日) 17:46:39 Modified by coyote2000




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