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ごくり、と唾を飲み込んだ。
何て格好で寝てるのよ、こいつは。
「……スバル、あんたが行くって言ったんでしょ。起きなさい」
久しぶりの休暇だし、本当はゆっくり寝ていたかったのだけれど。
スバルがツーリングに行きたいと言うから、こちらも頑張って早起きしたというのに、
その本人が寝てるってどういうことよ。
その上、人が親切にも起してやろうと声をかければ、ううん、とか、
かすれた悩ましげな声を返してくる始末。
タオルケットから覗く、なめらかで柔らかそうな太ももとか、
肌蹴た胸元から見える、汗の雫が浮かんだ鎖骨とか、
同じ女性として嫉妬したくなるほど豊かな胸が、腕につぶされてふんにゃりと形を変えているところとか。
何より、少し半開きになっている艶やかな唇とか、ああもう!
早く起きないと、襲うわよ、スバル。
朝っぱらから人に変な気を起させているとも知らず、
のん気に寝ているばかを叩き起こそうと手をのばした瞬間、
「ティアー」
寝ぼけた、甘えるような声。
ぷつん、と自分の理性の糸が切れる音がした。
とん、とスバルの両側に手をついて、そして。
「……起きてるでしょ、スバル」
「……ぐう」
「クロスミラージュ」
「ま、待って、起きてます、起きてるからデバイス起動しないで!」




「ごめんなさい」
スバルをベッドの上で正座させて、溜息ひとつ。
危ないところだった。
スバルの瞼がピクピクしていることに気づかなかったら、あのままやってしまっていたかもしれない。
「あんたが行きたいって言ったんじゃない。何寝たふりしてるのよ」
「いだだだだだ、ごめんなさいってば!」
ぐりぐりと拳をスバルの頭にめり込ませる。本当、碌なことしないんだから。
「だって……」
「だって?」
「ツーリングもいいけどさ。ちょっとくらい、ティアとイチャイチャしたかったんだもん」
確信犯だったのね、全く。思わずこめかみを押さえてしかめっ面をしてしまった。
「そういうこと、誰から教わってくるわけ?」
「え?なのはさんだけど」
何教えてるんですか、なのはさん。
天然なのか、小悪魔なのか、フェイトさんの苦労がしのばれる。
フェイトさんの性格じゃ、こんな風に誘われたらきっと、一晩悶々として過ごすのだろう。
そういえば、一度目の下に大きな隈を作って訓練に来たことがあったっけ。
フェイトさん、お疲れ様です……。



さて、と。
「ティア、ごめんね。すぐ支度するから……ティア?」
とさり、と再びベッドの上に転がるスバル。
ぽかんとした間抜け面に笑いかければ、びくんと肩が震えたのがわかった。
「ど、どうしたの?なに、ティア」
無邪気なあんたのことだから、どうせ構って欲しいだけだったんでしょうが、ね。
「誘ったのはあんたでしょ?」
「え、ええええええ!」
服に手をかければ流石に気づいたらしく、わたわたと頬を染めて慌て始めたけれど、もう遅い。
なのはさん直伝の技で、あたしの理性はとっくの昔に打ち抜かれているのだから。
「あたし、そんなつもりじゃ、その」
「スバル」
息がかかるくらい近づいて、そっと微笑む。
「いや?」
「あ、ううー。それは、ずるいよ、ティア」
拗ねた顔をしながら、スバルはゆっくりと目を閉じた。
その意味は、勿論。
「好きよ、スバル」
今日はあんたのお望み通り、一日イチャイチャして過ごしましょうか。


以上です。受け受けしいティアも萌えるけれど、攻め気質のティアも素敵だと思うんだ。
2011年03月28日(月) 14:22:28 Modified by sforzato0




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