王はや

シュテル「では、日にちが決まり次第連絡します」
ディアーチェ「ああ、シュテル、幸せにな」
シュテル「ありがとうございます、では」
回線が切れディアーチェはベッドに腰掛けた
「シュテルも結婚か…先月レヴィもしたばかりなのにな」
飾ってある昔３人で撮った写真を見る
ディアーチェ「いつかは別々になるのか…」
ふぅっと溜め息をつき、ベッドに仰向けに倒れる、何だかよくわからない虚無感が彼女の心をよぎった

はやて「王様？入るで？」
声の主は八神はやて、ディアーチェとはいわゆる恋人同士だ（しかしディアーチェは照れくさいので二人きりの時以外は否定している、バレバレだが）
ディアーチェ「子鴉かなんの用だ？」
ベッドから半身体を起こしてはやてに尋ねる
はやて「聞いたで、シュテルも結婚するんやな」
ディアーチェ「…地獄耳だな、感心すら覚えるわ」
はやて「まあな♪」 ディアーチェ「…」いつもならここで今の色々とディアーチェから言われるところが今日は元気が無い、思い当たる節がすぐ見当がついた
はやて「シュテルが結婚して寂しいんやろ」
ビクッとディアーチェの体が少し揺れる はやて（わかりやす…）

はやて「もう、いつかは結婚するんやから…な？」
ディアーチェ「…」 はやて「それにもう絶対会えないって言うわけじゃないんやから」

ディアーチェ「…」
はやて「それに王様には私が居るやろ〜？」
ディアーチェ「…」チラリとはやてを見る
はやて「な？」
ニコッと微笑む
ディアーチェ「そ、そうだな///子鴉で我慢しといてやるか///」超照れ隠し、

はやて「なんやその言い方〜」ディアーチェの頬をつねる、しかも思いっきり
ディアーチェ「ふわぁ！？」
はやて「おぉ〜伸びる伸びる♪」
ディアーチェ「いひゃ、いひゃい！！」
はやて「上、上♪下、下♪まーるかいてチョン♪」ピッと離す
ディアーチェ「ふひゃ！！き、貴様ぁ…！！」
はやて「ふふ♪怒ってるか？」
ディアーチェ「当たり前だ！！今すぐ我が魔法で…」
はやて「じゃあこれで堪忍や♪」チュッ
ディアーチェ「なっ///」
はやて「ふふ♪許してな？♪」


ディアーチェ「いたた…貴様はだからタヌキと呼ばれるのだ」頬をさすりながら恨めしそうに言う

はやて「ふふ♪大丈夫や自覚してるで♪」（うんうん、何時もの王様の雰囲気に戻ったな♪）

ディアーチェ「しかし、王としてヤられっぱなしじゃすまぬな」押し倒す

はやて「ふふん♪かかってきぃ♪返り討ちにしたるわ♪」
ディアーチェ「今日こそ貴様をヒィヒィ言わしてくれるわ！！」