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8-788

788 名前:(ω・`ミэ)ピチピチ[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 03:23:56 ID:ahgFLsic
|・)ピチピチ!ミスッタ……なんたる不覚

>>689
ヴィータの扱いが難しく,時期外れになりましたが…ちょっと書いてみました.
お目汚し,ご期待はずれかもしれませんが.

以前から書いてたチンク→ヴィヴィとは無関係という事でどうか.
まぁ,似たような感じになってますけども…

789 名前:(ω・`ミэ)ピチピチ[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 03:24:41 ID:ahgFLsic
1.『小さいってことは良い事だ』

「あ?あんだてめぇ?」
なのはの娘―――高町ヴィヴィオを連れての散歩中.
出張中のなのはに頼まれて仕方なく,そう仕方なくなのはの家に向かい,一人で留守番しているヴィヴィオを連れて
散歩し始めたのが丁度ニ時間と三十分前.
厳しさママの所為でいつもは行けない所に行きたい,なんて要望を出され,仕方なしに,なのはの家の近所にある公園ではなく,
懐かしい六課跡…いまや隊舎しか残っていないが…に訪れた.
海に面した隊舎の外から,海を見れば洋上遥か上を飛ぶウミネコのニャーニャーという声を耳にする事ができる.
『猫って空もとぶんだね!』とはしゃぐヴィヴィオにどう説明すれば良いものか,と少しばかり悩み,
『あいつは特別なんだ.すげーやつなんだぜ』などと応えれば,『すごーい!』と,目を輝かせてあたしを見つめるヴィヴィオ.
その姿に,ついなのはやテスタロッサのように可愛いと思ってしまった.
なのはやテスタロッサ…はやてはおいといて,あいつら二人の小さい時なんて可愛いとは思った事も無い.
にも関わらず,その娘は非常に可愛らしいと思える.言葉にして告げる気はなく,その代わりに頭をがしがし,と撫でてやれば,満面の笑み.
色の異なる瞳が,綺麗だった.艶やかな髪は,綺麗だった.
ヴィヴィオが成長すれば,きっと大層な美人になる事だろう…そう,こいつも,いつかあたしを超えていく.
大きくなり,なのはのように,あたしの頭を撫でるようになるのだろうか?
『ヴィータお姉ちゃん!』と言いながらあたしを撫でる大きくなったヴィヴィオの姿を想像し,だーっ!とアイゼンを振り回したくなった頃だった.
遠くから,様相に似合わぬ灰色のコートに身を纏い,片目を眼帯で覆った小さな奴が歩いてくる.
その立ち振る舞いは,幾度もの戦場を潜りぬけた歴戦のそれだった.
周囲の気配を警戒し,いつでも戦闘態勢を取れるように両の手は自由に.わずか聞こえる金属音はナイフだろうか,それがコートの中から聞こえる.
よく見てみれば,そのコートも防弾,防刃仕様.コートの内側に着ている小学校の制服みたいなものが,非常にアンバランスだった.
そんな物騒な奴にアイゼンを手に取り,警戒していれば・…
「ここにいたのか,ヴィヴィ.探し回ったぞ」
「あ,チンクちゃん!」
あたしを無視してヴィヴィオに声を掛け,それに応えるようにヴィヴィオがあたしの下から走り出す.
にぱ〜っと嬉しそうに笑みを浮かべながら,そのチンクとやらに抱きつくヴィヴィオ……
なんだよさっきは嬉しそうにお姉ちゃんお姉ちゃん言ってたのに…なんて思ってない.思ってないぞ…
アイゼンを握り締める力が増したのは事実だが.
「全く,約束を忘れるとは…ひどいぞヴィヴィ」
「あ……あー!……ご,ごめんねチンクちゃん」
「こうやって会えたので良いさ」

790 名前:(ω・`ミэ)ピチピチ[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 03:25:14 ID:ahgFLsic
なんだか二人で勝手に話が進んでいるわけだが…それよりも,なんだこいつは?と思い,つい口に出たのが先の言葉.
「おまえこそ,何者だ?」
不遜な,不適な笑みを浮かべながら,けれど,少しの苛立ちを含みながら,抱きついたヴィヴィオを庇うように,見えないように
あたしに殺気を伴う視線を送ってくるチンクとかいう奴.
瞬間,血管がぶちっといきそうだったが……………あたしは,大人だ.
ちっこいガキの言葉一つでぶちきれるはずがない.…そうさ,あたしは大人だからな.
アイゼンがベルカ訛りの発音でイタイッス!とか言ってるが無視だ無視.
「……あん?ただの保護者だよ保護者」
その言葉に,一瞬呆然とした後,チンクの瞳が柔らかさを覚える.
「…それは,失礼した.私は,チンクという.ヴィヴィの……その,同級生だ」
ヴィヴィオに抱き締められたままでは躰を傾ける事はできなかったのだろう,躰を傾けようとして…失敗し,代わりに,と会釈してくる.
その礼儀正しい態度,言葉じり,挙動…それらを見れば,そんな風には思えない.
探してた,との事なので多分ヴィヴィオを心配しての先程の態度だろう.抱き合いながらのその姿は些かやりすぎだと思うが.
なのはとテスタロッサに比べればまだましかもだが……あいつらならきっと人の目なんざ気にせずぶちゅーっとやるに違いない.
「そんな風にみえねーけどなぁ?………あぁ」
と,頭のてっぺんから足元までの短い距離,ヴィヴィオと大差のないその距離を見れば……
「…まぁ,なりはそんなもんか」
コートの下の制服は本当に小学校の制服か…確かにランドセル背負ってヴィヴィオと一緒に歩いていれば…似合うだろう.
『チンクちゃん遅れるよ〜』『こら,ヴィヴィ走るんじゃない』『ほら,ヴィータお姉ちゃんも早くー!』
なんて,通学風景を想像すれば楽しそう…なんて…思ってないぞ.
と,考えていれば,ふいに,思い出す.
確か,戦闘機人のうちの一人が釈放後,小学生になったとか…そうか,こいつが.
だから,こそ,これ程の気配なのか……のわりに,こいつ六課襲撃やらの時も,箱舟でみてねぇな?
他の戦闘機人とは段違いだろう.…全員知ってるわけじゃないが…こいつなら…わりと楽しい戦いが出来そうだ…っと,
うちの将みたいな発言は控えよう.あんなになったらおしまいだ.
恋するオトメのように,テスタロッサが,テスタロッサが,と言っているような奴になったら色々とお仕舞だ.
見てる分には面白いんだが……恋に燃える烈火の将なんて,冗談にもならん.
「っ……そちらこそ,保護者というわりには…?」
あたしの言葉に,痛い所をつかれた,という表情を示すチンク.
あたしの躰を頭から足元までじっくりとなにやら言いたそうに…いやまぁ,実際言ってるが.
「あーわりかった.そんなつもりは無かったんだ.
つかさぁ,おまえらよりあたしの方が絶望的だぞ?」

791 名前:(ω・`ミэ)ピチピチ[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 03:25:55 ID:ahgFLsic
「私達の事を……?」
不思議そうな表情をしながら,けれど一瞬警戒したのか手がコートの中に入ろうとして…止まる.
相変わらず抱きついてスリスリしているヴィヴィオがいたのもそうだが,あたしが握りっぱなしにしてたアイゼンを片付けたからだろう.
コートに入れようとしていた手は止まり,代わりにと…ヴィヴィオの頭を撫でる.
なんかちっさいころのなのはとテスタロッサみたいだなこの二人…まぁ,あいつらには勝てねぇだろうが.
「あぁ.立ち振る舞いで分かったよ.まぁ,別にそれは良いんだけど.
こんななりでもあたしはお前より相当年上だからなぁ……お前の気にしてる事も分かるって事だ」
「―――!!」
「詳しい事はいえねーけど,あたしはずっとこのまんまだ.今までもこれからも,ずっとだ.
成長の余地があるおまえの方が…羨ましいぞ」
そう.はやてや,なのはや,テスタロッサのようにいつかみんなあたしを越えて行く.
いつだってそうだ.これからだって…そうだ.
一緒に成長し,一緒に年を取り,一緒に…かはわからないが,いつか命を終える.
それが,羨ましいとさえ,思う.幾ら人間らしくなったからといって,成長するわけでもないのだ.
リインフォースの御蔭で,死は得る事が出来た.
けれど…あたしはこれからも,はやてが亡くなるまでずっとこのまま.
そんな事を考えていれば,抱きついたままヴィヴィオがこちらを向き,笑みを浮かべる.
その姿は,愛用ののろいうさぎ人形よりもずっと…可愛くて,つい赤面してしまう.
あぁ,そうだ.こいつを見守っていってやらないと…な.
いつかなのはがいなくなった時は,あたしが…ついててやるよ.だから,その時は心配しなくて良いぞ,なのは.
はやてを見守った後は,こいつを見守ってやるよ.それに,リインもいるしな…
寝るのは…それからだ.
などと,ちょっと感傷的な事を考えていれば……
「師,とお呼びしても宜しいか?是非,あなたの名前を」
と,チンクがヴィヴィオを引き剥がしあたしの手を掴みながら…うれし泣きしそうな表情で…口にする.
そんなに理解されていなかったのかチンク.ちっこいからといってなにやら色々言われたのだろう,その思いが如実に表情に出ている.
まぁ確かにチンク以外の戦闘機人は比較的背が高く,乳もでかいから尚更か.それに…世間的には小学生扱いってのがクリティカルだろう.
「あー……ヴィータだ.とりあえず,師はやめてくれ,さすがに」
「では,ヴィータ姉と……」
「いやまぁ,いいけどよ・……とりあえず…ヴィヴィオを」
置いてけぼりを食らったヴィヴィオが……拗ねているわけで.
「チンクちゃん!ヴィータお姉ちゃんまで……ぶーぶー!」

792 名前:(ω・`ミэ)ピチピチ[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 03:26:30 ID:ahgFLsic
物凄い勢いで拗ねている.なのはママに言いつけてやるーなんて言わない所がヴィヴィオの良い所だが…
さて,弟子承認試験を行なおうか.
「チンク…とりあえず,ヴィヴィオを頼む」
これが解決できたらお前は晴れてあたしの弟子だ.がんばれチンク.



見事ヴィヴィオをなだめたチンクの弟子入りを許可し,ヴィヴィオに折角だからとのろいうさぎ人形をプレゼントしつつ,
帰宅後,三人一緒に風呂に入り,つるん,ぺたーん,とした互いの自己主張の無さに,苦笑しつつわずか涙を濡らしたのももう90分程前の事.
成長しないのは仕方ない.と言いつつも三人でぐびぐびと牛乳を.
多分,一番大きくなるのはヴィヴィオだなぁ,と思い,思ってしまえばその親友…以上かはさておき,弟子の不憫さにちょっと涙.
だが,あたしにも教えられる事がある,と始めた講義はそろそろ終盤に差し掛かっていた.
「いいか,チンク.天は乳の上に乳を作らず,乳の下に乳を作らない.だから,その事に悩むのはもう止めにするんだ.
ぺたんでもたゆんでも乳は素晴らしい!」
「は,はい!ヴィータ姉!」
ホワイトボードに文字を書きながら,せっせとメモ帳にあたしの言葉を書き取りながら講義を受ける弟子の真剣さに,喜びを覚える.
その弟子の隣で遊んで遊んで,と弟子のコートをいじったり,肩を揺らしたりしているヴィヴィオの姿.
手の中にいる先程,チンクと一緒に買ってやったのろいうさぎ人形はむぎゅーっと潰れ苦しそうだった.負けるなウサギ.
まぁ,しかし,潰されるのろいうさぎは可哀想だが,ヴィヴィオが喜んでくれているのだから,と思えばどこか微笑ましく思う.
他方,弟子も弟子でヴィヴィオにちょっかいを掛けられるのが嬉しそうで,たまに,ヴィヴィオの頭を撫でたりしている.
それにくすぐったそうに身もだえするヴィヴィオが,今度は座ったままのチンクに抱きつき,もそもそと躰を摺り寄せている.
講義中だぞ!なんて怒るのも馬鹿馬鹿しい.仲良き事は良い事だ………とはいえ,顔近付き過ぎだおまえ等.
「世の中には,あたし達のようなのが好きな奴らもいっぱいいるんだ.そうだろう?ヴィヴィオ」
「うん.チンクちゃん大好き!…あ,ヴィータお姉ちゃんも!」
照れるチンクと対象的にちょっと膝が砕けて倒れそうになるあたし.
とってつけるような存在なのか,あたしは…それでも好きと言ってくれるだけましか…さて.
「よし!それでは今日の講義は終りだ!」
「有難う御座いました!」
「ヴィータお姉ちゃんまたねー」
よしよし,と二人を撫でながら,次の講義は来週だ!と意気揚揚と教室となったなのは宅の一室を出……おや?
がし,と全身に拘束感.
まったく,なのはのやつ設置型のバインドなんて家の中に配置しておくなよ…ほんと仕方ない奴だなぁ…

793 名前:(ω・`ミэ)ピチピチ[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 03:27:11 ID:ahgFLsic
なんて,現実逃避しながら前から来る足音に耳を済ませていれば……
ガシャコン,と鳴る良く知った音が.
「うちの娘に何教えてるのかなヴィータちゃん?………熱があるなら頭冷やしてあげようか?」
―――Stanby Ready
「一緒にザンバーもどう?今なら大安売りだよ.ヴィータ」
―――Get Set
来週の講義は中止かなこりゃ…てか,出張中だろうなのは……
「そうだよ,次元航行部隊まで出張して,旦那さんを連れてくるってお仕事」
「もう,なのはったら旦那さんだなんて……」
「あー,うん,とりあえず言いたい事は多々あるが,覚悟はできた」
―――ヴィータちゃん,潔いねっていうなのはの微笑む姿,それがあたしの本日最後の記憶だった……



2.『どっちも正義!』


つるんぺた〜ん,と音が鳴る.
さながらヴィヴィのママの故郷にあるという,ししおどしのような…そんな音.
顔を上げ,つるん,下を見るたびに,ぺた〜ん,と鳴り響く音.うむ,風流だ.
いや,まぁ,実際に鳴っているわけではないのだが…と,私,チンクは風呂場で自身の体躯を見ながら思う.
自身の躰を見下ろしてみれば,見えるのは股間と足.
いや,もう妹達の視線が知りたくて仕方が無い,なんて思っていたのも先日までの事.
今では,それはそれで良いのだ,と思うに至った.
それもこれもヴィータ姉の御蔭である.小さくて何が悪い!小さくても良い事もあるのだ.
見よこの躰,と腰に手を当て,姿身に映る自身の躰を見て,満面の笑みを浮かべる私.
―――あぁ,なんてぺったんこなんだ.
……そうはいっても直に納得できるわけはなかった.
極力気にしないように,気にしないようにしてはいるものの,まだヴィータ姉のような境地には至れない.
私の精進が足りないのだろう……こんな事ではヴィータ姉に見捨てられてしまう.
……ともあれ,あのようなお方がいるとは思いもよらず,ヴィヴィに感謝.
そんなヴィヴィといえば,先程から湯船につかってぼ〜っとしていた.

794 名前:(ω・`ミэ)ピチピチ[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 03:27:47 ID:ahgFLsic
そう,ここはヴィヴィの家のお風呂場.
ヴィータ姉が,ヴィヴィの母親達に連れて行かれたのも,もう数時間前.師のその姿に哀愁すら感じたが,私にはそれをどうにかできるはずもない.
そうこうしている内に,ヴィヴィと二人きりでの食事を取り,その後に再びお風呂,に入るに至る.
日に何度も風呂に入る,というのも世間ではどうか分からないが…まぁ,私も風呂は好きな方であり,一緒に入ってはや20分.
躰を洗ったり,髪を洗いあったりしている内に何故だかそれくらい経ってしまった……
ヴィヴィの躰を直視するのが恥かしくて時間がかかった,というわけではない…と言いたい.
そうして,ヴィヴィが先に湯船につかり,私は姿見で自分の姿を確認していた,というわけである.
「ねぇ,チンクちゃんチンクちゃん」
「ん?どうしたのだ?」
「ヴィヴィオね,ヴィヴィオね!おっきくなったら,大きいんだよ!」
……何事,と思って即座にヴィヴィの方を見れば――――――何故?
「えへへ〜変身完了!」
でっかいヴィヴィオがそこにいた.
「あ,秘密だよ?ママも知らないんだからね!…チンクちゃんだけだよ」
と,大きくなったヴィヴィが私に言ってくる.それは,嬉しい事なのかどうなのかはさておき.
柔らかかった顔の輪郭は,母親に似ていくらか鋭くなり,髪は長くなり,腰元まで届いているだろうか.
すらりと伸びた四肢は,浴槽を埋めつくすかのように………そして,そして…たゆ〜ん.
自然と,視線は自身とヴィヴィを言ったり来たり.
「えへへ〜おっき〜でしょ?」
指先で持ち上げ,水面の上を下をちゃぷんちゃぷんと,いったりきたりするその様よ.
同じ事を妹達にやられて,苦い思いをしていた記憶が蘇ってくる.
ドクターも何故,私とオットーだけこんな躰に…
多分,というか間違いなくヴィヴィに悪気はない.
「チンクちゃん,チンクちゃん…こっちきてこっち!」
大人っぽい様相となったヴィヴィに呼ばれ,なんだかんだと思っていたものの,私はヴィヴィのいる所へと,
浴槽へと…入ろうとしてヴィヴィに捕まる.
「つかまえた〜.いつもチンクちゃんに抱きついてるからたまには交代!」
と,むぎゅっと捕まれ,実った乳房に押し付けられる私.
湯の温度だろうか,いいや…多分これはヴィヴィの体温.
抱き締めるように頭をそこに押さえつけられ…そうして伝わってくる暖かく,そして柔らかい感触に,私は言い得ぬ幸福を感じていた.
小さい私の躰が全てヴィヴィに包まれているような,そんな錯覚すら感じる.
こんな風に,優しく抱き締められた事はない.

795 名前:(ω・`ミэ)ピチピチ[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 03:28:22 ID:ahgFLsic
それが,こんなにも気持ちの良いものだとは……
「ヴィヴィオは,今のままのチンクちゃんでも全然良いよ…」
「ヴィヴィ?」
「チンクちゃんがずっとこのままでも,ヴィヴィオはずっと一緒にいるもん…だから…」
―――あぁ,ありがとう,ヴィヴィ.
「約束,だなヴィヴィ」
「うん.ヴィヴィオはチンクちゃんとずっと一緒にいる!」
「嘘付いたら,ヴィヴィのママに頼んでSLB100本だぞ」
ディエチが食らったあれより尚威力があるそうな.まぁさておき.
「う……そ,それは嫌.…けど,そんな罰いらないよ.だって,一緒にいるってきめたもん」
「そう…か」
暖かいヴィヴィに包まれ,次第に眠気さえ覚える程に穏やかになっていく.
あぁ,ずっとこのままでいたい,ヴィヴィと二人きりでずっと…そう思いながら,ここに至り漸く理解する.
―――ぺたんでもたゆんでも乳は素晴らしい
というヴィータ姉の言葉を………おや?

797 名前:(ω・`ミэ)ピチピチ[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 03:39:59 ID:ahgFLsic
いじょー.お目汚しまくり失礼.

いつのまにかヴィ(母性に近いLove)→ヴィヴィ←チンク(Love)
ちびっこ3人衆仲良くなる,という感じに……うーん,力量不足.
続きは,黒いヴィヴィオさんが出てきてしまったりしたので,割愛という名の自重.

>>783
wktkwktk(ω・`ミэ)ピチピチ

>>796
支援thxー.
Σ(ω・`ミэ)ピチピチ しもた……居留守→留守番でお願いします


それでは,いずれまた.

ししおどし|(ω・`ミэ)ピチピチ
2008年01月13日(日) 00:27:33 Modified by nanohayuri




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