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AVG風まとめSUBARU5

念の入ったことで、私の得意レンジではない白兵戦用のドローンも多い。
魔力切れまでいけるだろうか…?
「…距離をとりつつ一斉射、その繰り返しでいくよ!
レイジングハート!」
『了解です。マスター』

※時間内にガジェットドローンを打ち落とせ!

time:60   残300

261 名前:スバルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/24(木) 14:05:08 ID:3ThlcTAJ
『全機撃墜です。マスター』
「はあ…はあっ…」
『マスター?』
ちょっと…疲れちゃったかな…
足下のフライヤーフィンももはや、小さくなってきている。
意識が遠くなって…きた…まずいなあ…
(なのは?なのはあ!)
ヴィータちゃんからの念話にも…反応…
そこで意識を失った私の体は高空から地上にむけて落下を始めた。

まだ…スバルに…ってなかった…


「なのは?なのは!」
ヴィータ副隊長がもはや念話も関係なくなのはさんを呼び続けている。
あたしもなのはさんに連絡してみたいが、ヴィータ副隊長ほど器用ではない。
「こいつら…数が多すぎっ!」
あたしの後ろについているティアが怒鳴る。
やっと半分ほど落とせたが、まだ余裕はない。
あたしも手当たり次第に拳をたたき込む。
けど頭からはなのはさんのことが離れない。
助けに行きたい…
そんなあたしの気持ちを見透かしたようにティアが声をかけてきた。
「あんた、なのはさん助けに行きたいんでしょ?」
「そりゃ…でもここをどうにかしないと」
正直三人でもキツイのに、あたしが抜けたらどうにもならない。
「行きなさいよ。いって男…いや女か、あげてきなさいよ」

262 名前:スバルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/24(木) 14:09:43 ID:3ThlcTAJ
「ティア…」
「それに、なんも考えなしで言ってるんじゃないのよ」
え?
するとティアのセリフが終わった直後に副隊長から念話が飛んできた。
(おめーのウイングロードはAMFの影響を受けねーんだろが)
あ…!
(さっきからなのはから応答がねーんだ。
助けにいけるのはおめーだけなんだよ)
「でも…」
「早くする!こっちはどうにでもなるから!」
あたしがぐずっていると、親友が激をとばしてくる。
(あたしもいるんだ。任せろって)
副隊長も笑いながら話す。
「さっさと…」
(とっとと…)

「行きなさい!(やがれ!)」
「はい!」
あたしは頼りになる上司と親友に見送られながら羽の道を走り出した。
「なのはさん…今行きます!」

263 名前:スバルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/24(木) 14:12:57 ID:3ThlcTAJ
「マッハキャリバー、あとどれくらいかな?」
あたしは相棒に予測を伺ってみる。
『確認されていたポイントまでおよそ1分です。
そろそろ視認できます』
遅い…間に合うか…
「もっと速くならないの?」
『現地到着時のことを考えると、ある程度力を温存する必要が…』
と、めずらしく相棒が言葉を切った。
「どしたの?」
『現時刻を持って全ての魔力を移動行使に切り替えます』
「え、またどうして…って!」
言われなくてもわかった。
あたしの目の前に落下していく人影が見えたからだ。
あの白いBJは一人しか心当たりがない。

「マッハキャリバー、全速全開!」
『了解、相棒』
その返事とともにスピードが倍加される。
だが、なのはさんが落ちるスピードが圧倒的に速い。
「もっと、もっと速く!」
すでにあたしのまわりは風を切るどころか衝撃を巻き起こしている。
体じゅうに石が当たって傷を作る。
だがかまうものか。
(あたしの体はそんなヤワにできてない!)
そして、
ついになのはさんを捉える。
しかし、あの落下速度ではウイングロードを走らせても重傷は免れない。
ならば―

264 名前:スバルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/24(木) 14:16:08 ID:3ThlcTAJ
「あたしが受け止める!」
それしかない。
あたしの大事な人を守るには。
「間に合うと思う?相棒」
あたしはこの無茶に付き合ってくれている相棒に声をかける。
すると、
『問題ありません。計算では一秒近く余裕があります』
と頼もしいお答え。
「い、一秒って…」
『ゼロやマイナスではありません。ですから―
気にせず走りなさい相棒』
「上等!」
相棒のお墨付きをもらったあたしはもはや走るだけ。
「うおりゃあああ!」
なのはさんの下にロードを作る。あと2メートル。
「まにあえええ!」
あと1メートル。
受け止める準備をする。
「なのはさああああん!」
0メートル


愛しい人の体は私の元にあった。
受け止める際に体の何カ所かが悲鳴をあげたがかまわない。
彼女が無事なら―
「なのはさん、必ずあたしが守ってあげます」
なのはさんを抱きかかえ、衝撃からガードする態勢をとる。
そして、

未だスピードを保ったあたしの体は数メートル先の岩に激突した。

265 名前:スバルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/24(木) 14:19:08 ID:3ThlcTAJ
「う、ううん…」
あれ、まだ生きてる…
それになにか暖かい…
視界はっきりしてくるにつれ、私は誰かに抱えられてることに気づく。
「あ、なのはさん!大丈夫ですか?!」
「スバル!」
私を抱き抱えながら破顔しているスバルがいた。
体を見るとところどころ、壊れ―いや、怪我をしている。
「スバルが助けてくれたの?」
「えへっ、初めてこの頑丈な体に感謝しました」
「他のみんなは?」
「さっき通信があってライトニング隊の援護で殲滅完了しました。
今はこっちに向かってるところです」
「そう…ありがとね、スバル」
現状を確認して、スバルに礼を述べる。
「い、いえ、当然ですよう」
真っ赤になって照れた。
かわいいなあ。
と、そこで私はひらめいた。
「お礼、しなくちゃね」
「え?」
きょとんとするスバルに私は首を起こして顔を近づけそのまま唇を奪う。
「あ、あの…」
「これがお礼。…いやだった?」
少し不安になって聞いてみたが
「い、いやその…うれしい、です」
真っ赤になってうつむき、
「あの…もう一度…いいですか?」
リクエストまでつけてきた。
「うん…」
私たちはそうやってみんなが来るまで唇を重ねていた…

266 名前:スバルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/24(木) 14:21:29 ID:3ThlcTAJ
彼女はまだ半人前だけれど、
ピンチには必ず駆けつけてくれる私の騎士。
これからもずっと。

   THE END
※ティアナルートが解禁されました。
初日に選択肢が出現します。

267 名前: ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/24(木) 14:23:41 ID:3ThlcTAJ
はやて「いきなりシューティングになったときはびっくりしたよ」
シャーリー「まあちょっとしたミニゲームですよ。
でもはやてさんすごく連射速いですね?」
はやて「スイカも割れるよ?」
シャーリー「ほんとですか?!」
はやて「嘘や」
シャーリー「……」

269 名前: ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/24(木) 14:29:14 ID:3ThlcTAJ
実はもっと長かったのを削除しまくった。

モブ「あんた、高町教導官のお気に入りだからって生意気じゃない」
モブ2「あの人はあたしたちのアイドルなんだから、うろちょろすんのやめてよね」
スバル(なのはさん…あたしはほんとになのはさんにふさわしいですか…?)
とかやりたかった。
他の局員にいじめられるスバルをティアナが助けにきたりとか…
2008年01月24日(木) 15:17:14 Modified by nanohayuri




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