英文法の袋小路(EAC)7

英文法の袋小路(EAC)
英文法の袋小路(EAC)6



[19] Wed Nov 3 15:38:38 JST 2004
ヨシカワ-1

ひさしぶりに、こっちにも書き込みます。

>やまさん

[Wed Oct 27 01:18:55 JST 2004]へのレスです。

>beでなくとも、get でもbecome でも、他の動詞でもいいんですから

まー、beにこだわっているわけではないんですけど。あくまでも、〈“意味”をコントロールする“並び”の最小ユニット」のひとつ〉ですから。

「●be+過去分詞、●get+過去分詞、●become+過去分詞」という“並び”において、●が「動作主」ではなく「動作対象」であること。
そのことが、〈過去分詞=完了した状態〉ということから、ストンと「当たり前のように」理解できれば、「be+過去分詞、get+過去分詞、become+過去分詞」等を、「受動態」という意味を生成させる最小ユニットと考える発想(法)を捨ててもいいんですけど。今のところ(私の感覚の中では)、どーも、うまくいかないんですよ。

「主語が違いますからね。言いたいことも違うでしょう。」とお書きでしたが、

The door is closed.
The door has closed.

と、「主語」が同じでも、言いたいことは違うでしょう?「ドアが閉まっちゃうことには変わりないんだから、気にするな。ネイティブも気にしてないよ」ということなのかなぁ。



[20] Wed Nov 3 15:38:54 JST 2004
ヨシカワ-2

>れむさん

[Wed Oct 27 19:11:12 JST 2004]へのレスです。

>「ドア」は普通自分の意志で「閉まっている完了状態」とイコールにならないと思われ、「他者からの動作・作用を受けた」結果「閉まっている完了状態」になることが多い、つまり受身をあらわすとされる事が多い・・・

うーん。でも。

She is killed. (殺された/死んだ)
She has killed. (殺した/死なせた)

って、いう文がもし両方なりたつとすれば、Sheという人間は「殺す方が多いか、殺される方が多いか」わかんないと思うんですよ。どうでしょう?



[21] Wed Nov 3 22:25:10 JST 2004
raintree
なんだか選挙の行方が・・・・
では、「日本語の受身と英語のぱぁっしぶとの差異」らうんど2です。

Bush is to blame for 9/11.

Bush is to be blamed for 9/11.

to のあとが blame と be blamed と異なるのに、日本語ではどちらも 〜されると受身で訳しますよね。blame は他動詞。


[22] Thu Nov 4 07:34:24 JST 2004
やま

>Snoopyさん
have+p.p.の話は、「〜ing のまとまり」を動名詞と呼ぶことができるなら、have+p.p.は、「〜した"こと"を持っている」という風にも考えられるし、その「p.p.のまとまり」を動名詞と呼ぶこともできるな、と思っただけです。一人で「あ、」と思っただけで、何かにつながる話ではありませんでした。すいません。

「We」の次に動詞が来ることは予想できる、ですね。(日本人にとって)動詞は、「他動で動作」が基本と考えるとわかりやすいのかな、と思っていたので、つい、動詞と動作を区別しないでしまいました。


[23] Thu Nov 4 07:34:55 JST 2004
やま

>ヨシカワさん
>「●be+過去分詞において、(中略)●が「動作主」ではなく「動作対象」であること。

過去分詞が「状態」を表していると認めらえるなら、その時点で、●が「動作主」ではない、は簡単にクリアします。The door is closed.(そのドアは閉まっています。)、、動作じゃないですよね。

そして、その次に、●が「動作対象」であることを表したいなら、「by〜を付ける」など、動作主を表せば、自然に主語位置にあるものが動作対象であると、連想できるんじゃないでしょうか。

The door is closed.(そのドアは閉まっている。)
The door has closed.(そのドアは閉まった。)
表記が違うんですから、表したいことも違うでしょう。ただ、違いといっても、参考に訳した日本語程度の違いで、それほど大きな違いではないだろう、ということです。
He closed the door.(彼はそのドアを閉めた。)
は、また、違うでしょうね。なぜなら、「He」という新しい情報が増えているからです。


[24] Thu Nov 4 07:35:47 JST 2004
やま

それと、raintreeさんが出した例のように、私は、英語の主客って、そこまで厳密じゃないというか、ゆるいと思うんですよね。普段、他動で使うwash やread などの動詞も、場合に(目的語がない場合)によっては「洗える」「読める」と自動を表せますよね。

たとえば、blame を原形で使ったら、「誰を?」ということになりますから、blame「O(=Bush)」と考えるしかないですよね。「目的語優先」とは、大西先生のご説明。

- --英語は「目的語の有無」が重要で、「あるかないか」で適切に主客を理解して下さい---が正解に近いように思えてなりません。

やっぱり、She has killed.も、She has killed (what).と、何か埋めなくてはならないでしょうから、その2つを比べて考えてて平気かな、と心配になってきました。


[25] Thu Nov 4 08:59:56 JST 2004
れむ
おはようございます。

>ヨシカワさん

正直言って自信はないのですが、"She is killed." の場合においては、英語圏の発想では「人間」が自分の意志で「killed」とイコールになる事は「罪深い」こととされていたような気がします。
そういう意味で、普通は自分の意志で「killed」とイコールにならないと思われ、受身をあらわすと発想するんじゃないのかなぁ?

そして"She has killed."についても同様に、普通は"She has killed (herself)."って思わないし、
「彼女」(次の状況をhaveしている)「殺した完了状態」(誰かを)
という表現でないと、彼女自身が死んで存在しないからhaveしてるはずの人は幽霊さんになってしまう(そのイメージはかなり怖い…(^^;))とかいうギャグになりそうな気がするんですよね。


[26] Thu Nov 4 09:00:51 JST 2004
れむ-2
>やまさん

…と言う事で、やまさんにごめんなさい。m(__)m。

実は[Wed Oct 27 19:48:49 JST 2004]の私のコメントでの(A)I'm finished. (B)I've finished. の比較は、「I've finished it/ I'm finished」スレを意識していたから(B)は"I've finished it."で比較するつもりだったんだけど、ドジって"it"を忘れてたんですよね。
でも、半日くらいかけて、先生のいろんな本を読み直して私なりに一生懸命あれこれ考えた4連続コメントだったのに、あっさり”はい。私は、その方向で問題ないと思うのです。”のあまりにもそっけないお返事だったので、[Thu Oct 28 06:41:31 JST 2004]の私のコメントは、はっきり言ってめちゃくちゃスネていたのです…(^^ゞ。

その後、「@仮想呑み屋よもやま」の[Mon Nov 1 09:54:38 JST 2004]でも、(マスターからいただいたカクテルで酔っ払ってたのか)「どことなく似ている部分をお持ちだ”とと”思いませんか?」なんてドジってミスってるのを、「ま、いーよね・・・(^^;)」ってとぼけてたら、しっかり「言葉の豊かさ〜」スレ[Tue Nov 2 23:28:08 JST 2004」でせんせに「毎日授業を終える”とと”パソコンの前で」ってこっそりつっこまれてるしぃ〜(おじーちゃんのいぢわるぅぅぅぅぅ…(;;))。

ちなみに、私のROM時代のやまさんの印象は、さながら「太陽にほえろ」の「やまさん」のように”ボス(せんせ)の補佐をなさっているやまさん”でした。
(はたして自称「10代」なのに、石原裕次郎氏の「太陽にほえろ」を知っていてもいいのだろーか???(-_-;))


[27] Thu Nov 4 09:25:10 JST 2004
れむ-3
>日本語の受身と英語の"PASSIVE"

これに似たような話を、以前私の「やりなおし英語」仲間の友人との会話の中で話した事があるような気がするんです。「受身」と「使役」の問題もからんでいたような気がするんですが…。

なんとなく気になるんだけれど、休み明けの朝でいろいろあるし、(取得して以来ずっと身分証明書でしかない)免許証の書き換えにもできたら朝のうちに行ってきたいし、書き込み自粛モードに戻ります〜。。。


[21] Fri Nov 5 14:42:56 JST 2004
Snoopy
「またまたつづき」で現在完了形の話をしていたの
こちらでも書き込ませていただきます。

1. The has closed.
2. The door is closed.

についての私の考えですが、
やはり現在完了形はあくまで現在に焦点があるので
1.の完了形の文では 「ドアは閉まった、その結果今〜」
というニュアンスだと思います。例えば、コンサートは6時開演ですよ、
6時になるとドアは閉まります、入場はできませんよ!みたいな状況で
はい、6時ですよ、ドアは閉まりました、(その結果)もうは入れませんよ〜!
と言う感じです。6時前は開いていたが今、しまったと言う感じ。
確かに自動詞ですが、
自然にしまったのか、誰かによってしまったのかは問題にしていないと思います。
人によって閉められた場合でも自動詞で表すことはよくある事なので。

2.は「状態」なので単に「ドアは閉まっている」そしてそれは同時に
もしかしたら壊れていてもう10年以上前から閉まっているのかもしれないと
いうニュアンスも残していると思います。今閉まっているという事実だけで
現在完了形のように「さっきまでは開いていた」という含みは無いように思われます。
この文もやはり行為者は「風」でも「人」でもありだと思います。
行為者が明記されていない文では必ずしも受身に訳す必要はないのでは?



[22] Sat Nov 6 09:29:57 JST 2004
raintree
>やまさん
Bush is to blame for 9/11.は
Bush is the person to blame for 9/11. というようにthe personがゼロ記号化したともとれますよね。to blame以下が形容詞句。
もちろんto blame him for 9/11.以下の文が You/We/They blame him for 9/11.と解釈してYou/We/Theyとhimがゼロ記号化(省略)したとしても合理的ですが。個人的には前者かな。

Bush is to blame for 9/11.と Bush is to be blamed for 9/11の違いはそれこそ微々たるニュアンスの違いなんでしょうが、強いて云えば、上にカキコしたように to blame forの後者の解釈からblame(他動詞)ゆえに動作に視点が置かれる一方、to be blamed forは be blamedとbe+p.pの構造をとることで見かけ上の目的語が消えてbe blamedを一つの動詞として捕らえることが許されるならば、他動詞blameから自動詞化したbe blamedとなり、状態に視点が置かれる。

>英語は「目的語の有無」が重要で、「あるかないか」で適切に主客を理解して下さい---が正解に近いように思えてなりません。

同感です。受身って見かけ上目的語がないですよね。これで日本語と英語のズレを補完出来そうな予感。カン三連発。


[23] Sun Nov 7 07:18:10 JST 2004
やま

>れむさん
closed はこういう理由だから受身、killed はこういう理由だから受身、と一つ一つの過去分詞に受身を表す理由があるわけではなくて、もっと一般総則的に、どうして日本語の受身と対応することが多いのか、について考えなければならないと思うのです。

そんなに難しい基準で言葉は選ばれない。多くとも2つの選択肢、2択が人間の能力の限界だろう、と私は思っています。


>Snoopyさん
>行為者が明記されていない文では必ずしも受身に訳す必要はないのでは?
そう、受身に訳す「必要」なんですよね。受身は、構造的に英語に内在しているわけではなく、あくまで日本語の問題だと思います。


[24] Sun Nov 7 07:20:17 JST 2004
やま

>raintreeさん
そうですよね。日本語では、Bush is to blame for 9/11.のblame は「非難される」と、受身で訳す「必要」があります。それは「〜れる」を使わないと日本語にならないからです。

あ、受身は、Bush is to blame.の感覚に近いのかな。というのは、Bush is to blame.は Bush is to blame (Bush)だと思うんですね。blameの目的語が後ろにないのは、目的語にあたるものが、すでに前述されてるからですよね。

---英語の動詞は目的語を求める気持ちが強く、後ろになかったら前に戻って目的語を補う。---

This is the dog my dog loves.  lovesの目的語がないので、前に戻ってthe dog を補っていますよね。

Bush = to blame Bush (Bushは to blame Bush という属性を帯びている。)
She = killed her (She はkilled her という性質を帯びている。)


では、She has killed. はどうかというと、have の後ろには形容詞はくることができません。*She has beautiful.という文章はありませんから、その連想で、She has killedのkilled は形容詞的な状態表現ではない、と考えられます。

そして、動名詞の定義は、「動詞の性質を残したまま、全体で名詞の役割を担っている」です。そのkilled を動名詞と考えるなら、She is kiiled. とは違って、動詞の性質、つまり、目的語を求める気持ちが残っている、とは考えられないでしょうか。こじつけ感はありますが、She has killed. のkilled はいまだ、動詞の性質を失っていない、ということだと思います。


[25] Sun Nov 7 18:22:39 JST 2004
raintree
>やまさん
やまさんの説明で徐々に核心に迫って来た予感!

I have a dog to love.

準動詞to love の目的語が動詞の前に出てますよね。

Bush is (the person) to blame for 9/11.

the person がゼロ記号化したとしても to blame (Bush) blame の目的語であることには変わりありません。

---英語の動詞は目的語を求める気持ちが強く、後ろになかったら前に戻って目的語を補う。---

ただ、以上の英文がpassiveなのかとnativeに訊いても、be+p.pのような感じはしないようです。

ちにみにpassiveと同じ語源であると思われるPassionと云う語に我々日本人は「受身」感を持たないですよね。殊にThe passion(キリストの受難)と「情熱」が直感で結びつく人は少ないのではないでしょうか。「情念」が受動って?心に自然と湧き上がる感情が受動?自動(詞)と受動 の関係を吟味するとイイかも知れません? 状態を表す自動詞キングのbe動詞と過去分詞、動作よりも状態よりの動詞haveと過去分詞の組み合わせの差異は当然beとhaveの違いです。視点を変えれば、目的語の有無の違い。修飾語と被修飾語の違い。名詞であっても補語のように形容詞に近づいたような名詞と目的語の違い。袋小路に陥ったときこそ外の思考が必要なのでしょう。



[26] Tue Nov 9 02:05:15 JST 2004
ケンピピ
お久しぶりです。
バイトなはずが、自分のお店を切盛りしてるくらいに忙しくて、書き込みができない日々、これ、何ヶ月?というくらい久しぶりなのですが・・・。通りすがりに口を挟ませていただきます。

raintree さんも、やまさんも、 be to blame for と、be to be blamed forを両方とも受身で訳すとおっしゃられてますが、前者は、受身で訳す必要もなければ、むしろ訳さないほうが、英語の伝えたい真意に近い気がします。前者であれば、「9/11はブッシュのせいだ」(伝えたい内容が、blameという属性が誰にあるかということだから)後者だと、「9/11の件、ブッシュは非難されて当然」(非難されるというゆるぎない道にブッシュはのっかってますよ、というのが伝えたい内容)と訳すと思います。

テロリストが悪いのは当然だけど、そいつらを煽ってるのブッシュじゃねぇ?ブッシュが起こしたのも当然じゃん。ブッシュのせいだよ。(前者)

メディアもテロの件でブッシュを叩かないけど、ブッシュは、叩かれて当然だよ。(叩かれるべきだよ)(後者)

「〜のせい、〜に非がある」という表現と、「〜が非難されるべき」という表現は、かなりイメージが違い、使われる文脈なども違うように思います。

どうでしょうか?

あと、the door is closed. The door has closed.のもっとも顕著なイメージの違いは、伝えたい内容に、人が登場するかしないかだと思います。前者は、登場物が、ドアだけに対し、後者は、ドアを閉めた人が見え隠れします。前者は、「ドアしまってますよ。」とドアの状態だけが問題。後者は、「ドアは、誰かが閉めて、今、しまってますよ。」と、行為者が想起される。ここが、大きな違いではないでしょうか。


[27] Tue Nov 9 09:32:17 JST 2004
やま

あら部長、お久しぶりです。あいかわらず池袋busy ですか。おつかれさまです。

be to blame は、「非がある」と訳した方がいいですか。どちらが適しているかはわかりませんが、私はblame は通常他動だし、その他動の「非難する」を崩さないまま考えると、「非難される」と、「原形のままでも、受身で訳さざるを得ないじゃないか」という、論の持っていき方でした。

>The door has closed は、「ドアは、誰かが閉めて、今、しまってますよ。」と、行為者が想起される   
理由がちょっと、私にはわからないです。


[28] Tue Nov 9 09:32:38 JST 2004
やま

think、remember って、形を変えずに「考える/思う、思い出す/覚えている」と動作も状態も表せるし、聞き手はどちらかを読み取らなくてはなりませんよね。いつでも、動作か状態かを考えなくてはならない、というのは、英語においての「暗黙の了解」ではないでしょうか。

他動/自動というのは、「機能」の使い分けです。対して、動作/状態というのは、「内容」の使い分けです。で、これらの基準を組み合わせたら「動詞の変化」についてすべて語ることができる、ようになったらいいな、と思ったりするのです。

可能性としては、「他動・動作/他動・状態」と、「自動・動作/自動・状態」がありそうです。では、これで考えてみます。

? He closed the door.   [他動・動作] (彼はそのドアを閉めた。)
? He is closing the door. [他動・状態] (彼はそのドアを閉めている。)
? The door closed.     [自動・動作] (そのドアは閉まった。)
? The door is closed.   [自動・状態] (そのドアは閉まっている。)

このように、同じclosed でも、動作だったり、状態だったりします。

? The door is closing.   [自動・状態]

と、?の区別をつけるなら、

? The door is closed.     [自動・状態]+完了 (-ed)
? The door is closing.    [自動・状態]+動作中 (-ing)

かと思います。

この中で、受身に対応する場合が多いのは、?の[自動・状態]+完了です。
ですから、「自動・状態・完了」の条件がそろうと、受身に対応する可能性がでてくる、と考えることができそうです。

、、やっぱり、受身と目的語優先補完を一緒に考えるのはやめておきたいです。うまくいかなそうなので。


[29] Thu Nov 11 05:51:15 JST 2004
yama

訂正版です。?をhas closed の例に変えました。その方がいいかなと。
closed した状態をhave している、、状態表現だとは思うんですが。


[他動/自動 ・ 動作/状態] の組み合わせを考えてみます。

? He closed the door.    [他動 ・ 動作]  彼はそのドアを閉めた。
? He has closed the door. [他動 ・ 状態]  彼はそのドアを閉めてしまった。

? The door closed.     [自動 ・ 動作]  そのドアは閉まった。
? The door is closed.    [自動 ・ 状態]  そのドアは閉まっている。

? The door is closing.   [自動 ・ 状態] そのドアは閉まっている。

?と?の区別をつけるなら、

? The door is closed.     [自動 ・ 状態] + 完了 (-ed)
? The door is closing.    [自動 ・ 状態] + 動作中 (-ing)

になると思います。


[30] Thu Nov 11 05:52:59 JST 2004
やま
yama → やま です。、、やってしまった。


[6] Wed Nov 24 00:51:16 JST 2004
やま

このスレッド、もう少しだけ言いたいことあるんです。だから、なくなるのはもうちょっと待ってね。本当は、前置後置は、過去分詞がカタがついたらにしようと思ってたんですけどね。つい。でも、おもしろく広がっているようで良かったです。代わりにこっちがしばらくステイかな。

へへ。 raintreeさん、おもろいっすね。サイト紹介も、どうもです。記憶の番組、少し見ました。ああいうscience program 好きです。何かを失っても、何かを得ることができる。脳ってすごいなぁ。アルツハイマーの人の絵のうまさとか、盲目の子の音楽の才能とか、うんうん (>_<)っていうか。そういうのは一部なのかもしれませんけどね。まぁ、ただ絶望するより、可能性にかけましょうか。「記憶することは、生きること」、ですって。 [


[2] Wed Dec 1 23:42:03 JST 2004
raintree
スレがそろそろ消えそうなので延命カキコ。

だいぶ前にこのスレで形容詞open(原形と同形)の対義語が何故closed(過去分詞)何だろうってオモタ話をしました。また、別スレではきわむさんとのやりとりで(そういえばきわむさんどないしたんやろう)デフォルトの話をしました。今回はこの話をリンクさせたいんですが、アメリカやイギリスでは部屋のドアって内側に開きますよね。日本ではこれが外側に開くんです。(もちろんホテルなんかでは欧米式に内側に開くのが普通だけど)ま、ここまではいいんですが、日本人の感覚だとドアは通常閉めておくものではないでしょうか。それこそ開けたままにしておくと、『閉めなさい!!!』と叱られます。ところがこれとはまるで反対にアメリカでは『なんで閉めるんだい?開けておきなさい!!』なんですよね。ホームステイした方なら一度は経験あると思います。風呂と一体型のトイレのドアも使わないときは開いてました。これってデフォルトですよね。つまりopenな状態がデフォルトなんですよ。それを閉めたらclosed になる訳ですね。子供には部屋のドアは必要がないときは開けておくようにしつけているんです。ほんまかいな?




[3] Thu Dec 2 13:48:36 JST 2004
きわむ
>raintree さん
>(そういえばきわむさんどないしたんやろう)
すこしいそがしくなったのと、僕の理解がまだ不十分なので頭の整理をしています。

a living woman, a living dead, a living person がよかったりいけなかったりの
理由と、修飾のイメージの適用レベルわけについてかんがえています。
副詞や修飾句までなりたつ幅広いレベル、モノまわりのレベル、〜ingや〜ed 特有の
レベル、の3つにわけて考えてにようかなーとかもふわふわ思っています。あと、
ちゃんと読み直さないと、、、と思っています。
やまさんの修飾と関係詞の話は僕がかつて限定やピックアップというイメージに
ひっかかったときとおなじような話だったみたいだなーとながめています。


[4] Wed Dec 15 19:56:11 JST 2004
やま

>raintree さん
>open がデフォルト
その視点はおもしろいですね。open は、完全に静止した状態で、closed は、そこに至るまでの動きがあり、その動きが完了した状態、だから過去分詞のclosed 。今までの話の流れからも外れていないし、納得できる見方だと思います。

類例ですが、コーヒー屋さん、お店によっては「熱い / 冷たい」を「hot / iced」と分類してるんですね。コーヒー屋さんでふつう出てくる、もしくは期待しているのは「熱い」コーヒー。冷たいのが好きな人には「冷やした」コーヒーを出しますよ、で、iced 。これも同じ理由かもしれません。ちなみにスタバは「hot / cold」だったかな。ね、部長。


[5] Wed Dec 15 21:19:52 JST 2004
raintree
iced のd とcold のd の音が同じなのもなんか関係あるのかな?なんてね。


[6] Thu Dec 23 23:35:17 JST 2004
やま

メリークリスマス。
とういことで、今日は歌詞だけです。
begun が単独で使われていますね。

♪ Happy Xmas
(War Is Over)

John Lennon & Yoko Ono

So this is Xmas
And what have you done ?
Another year over
And a new one just BEGUN
And so this is Xmas
I hope you have fun
The near and the dear one
The old and the young

A very Merry Xmas
And a happy New Year
Let's hope it's a good one
Without any fear

And so this is Xmas
For weak and for strong
For rich and the poor ones
The world is so wrong
A so happy Xmas
For black and for white
For yellow and red ones
Let's stop all the fight


[7] Sun Jan 9 22:34:09 JST 2005
やま

>聞く力を大きく左右するのは「予測する力」
>十分親しく日頃の言動がよくわかっていれば、口パクでも「聞こえて」くる
うーん、やっぱりそうですよね。

レジの人が復唱するのと同じように注文してみる実験、まだたまにやってみます。

あるお店で注文しました。
私「ショートブレンド。」
レジ「ブレンドのショートですか?」
私「はい。」 
(同じじゃないの?)

他のお店で注文。
私「ショートドリップ。」
レジ「はい。サイズはいかがなさいますか?」
私「ショートで。」 
(言ったよね。)

のようなやりとりが行われます。すんなりいく事もありますけどね。ポイントの一つには、レジの人が自らが使っている表現で、知らない表現を使っているわけではない、ということもあるでしょう。

どうやら人間には、「理解する順番」というものがあるようです。その順番を崩すと、たとえ意味内容は同じであっても、とたんに意思疎通が困難になるようです。「情報の順番」という「型」が、「社会の約束事」である程度決まっているからこそ、聞き逃しが少なく、聞こえなかった情報も推測で補えるようになっているのではないでしょうか。

そういえば

昔、ダウンタウンの番組で、「アイスコーヒーはどこまでアイスコーヒーか?」という実験をやってました。注文の時に、「アイスコーヒー」に近い言葉で、どこまで店員に伝わるか、というものです。確か、「ナイスコーヒー」「アイスモーヒー」なんかは余裕で伝わって、最後のチャレンジ、「歐陽菲菲(オーヤンフィーフィー)」はさすがにダメだったのかな(笑)。これも、「予測する力」。コンテクストがいかに言語をサポートしているか、ということでしょう。

それにしても

iced coffee っていう音を聞いたり、文字を見た時、このice は自動詞であるとか他動詞であるとか、、考えますか?私にはどうしても、「考えない」しか考えられないのですが。

ということで

あけましておめでとうございます。大西先生、今年は、新刊本も読みたいですけど、やっぱり私はテレビ出演を期待してしまいます。出てもらえたらテンション上がるなぁ。世の中が「動く」だろうなぁ。宣伝しまーす。


[8] Mon Jan 10 08:32:09 JST 2005
大西泰斗
>やまさん
 うっす。おめでとう。今年も変な実験から始まったみたいですね。僕も「まりがとうございました」とかわざと言ったりします。似てるね。音素一個ぐらいの変更は余裕でみなさんクリアしますよ。すげーよなー。さすがに「歐陽菲菲」は何いってんだかわかんなくなると思うけど。

 情報の順序というのは興味深い話です。日本語で、

 日本は東京が人口が多い。
 ×東京は日本が人口が多い。
 △人口は日本が東京が多い。

広い --> 狭い という概念の絞り方などが無意識で行われていたりします。

 テレビの件は考えておきますね。確かに視聴率1%で概算100万人が見るんだもんね。影響はちがうよなぁ。

 今年は2月早々にもHP引っ越します。アドレスもなんもかんも変わるから迷子にならんよーになー。今年もよろしく。


[9] Tue Jan 11 03:11:46 JST 2005
kanya
どうしても皆様の知恵を借りたい事項があって書き込みをさせていただく次第です。
中学・高校英語で有名な慣用表現で
○I'm looking forward to seeing you.
×I'm looking forward to see you.
となる理屈を、toは「一般論」ingは「臨場感」
として説明を試みるのですが、納得がいく説明に至らないのです。
(「会う」のは未実現なのにto -ingなのか、など)
同様の表現(What do you say to 〜ing)もありますが。
英語を教えられているみなさんは、
この部分をどのように説明されているのでしょうか。
稚拙な質問で恐縮の至りですが、何かしら示唆していただければ幸いです。


[10] Wed Jan 12 02:27:27 JST 2005
たまご******mitsubishi.dvd@nifty.com(メールアドレスは伏せてます)
はじめまして。いつも楽しみにこの掲示板を拝見している最近ちょっと英語を勉強し始めた26歳のわかぞーです。
僕がこの熟語(って習ったもの)を大西先生の本を読んだ後に考えたことは
look:見る→どこに向かって?→forward:前(時間的に)→その到達点(to)は?
→seeing:会うこと
という感じで、前から順に見ていきました。
進行形でbe lookingというわけですから、今まさに目の前で(心の中で)見ているのだとおもいます。これとまったく同じ解釈が、seeingにも当てはまるのではないかと思うのです。『実際に会っている』ところを『生き生きと見てい』なければ、
『楽しみにする』といった解釈は生まれてこないのではないかなと・・・
こんな感じかなぁと思っているのですが、大西先生をかじりたてですし、研究者でもないのであてずっぽうですが・・・
英語を学習する身で批判を仰ぐことが失礼であることは承知の上で、この内容について皆様のご批判をいただけたら恐縮です。


[10] Wed Jan 12 18:08:56 JST 2005
大西泰斗
>kanyaさん
 はじめまして。もちろん「稚拙」な質問ではありませんよ。「look forward to は動名詞を取ります」と機械的に定義し、暗記を強要する方がよほど「稚拙」な行いかと。特に教員であれば、そうしたことに意味を求め繊細な説明を試みることは must だと私は思います。
 私にとって looking forward to が -ing を取るのが自然なのは、たまごさん(はじめまして)のご指摘の通りのメカニズムです。この表現は非常に vibrant (活力のある)、具体性に満ちた内容をもっているのです。だから -ing。単に漠然と「会いたいなぁ」は I hope to see you...とでもなるでしょう。いつに会うのかもしかすると会わないかも、そうした漠然とした感触の文を to は構成していることがわかりますね。この対比で学生さんも理解してくれるのではないでしょうか。


[11] Thu Jan 13 03:20:10 JST 2005
たまご
うわっ、先生から直々に(しかもこんなに早く)お答えを頂けるとは!
ありがとうございます。

>大西先生
引越し先のHP、心から楽しみにしております。
私は先生の英語から、英語を『考える』ことを楽しむ大きなきっかけを与えていただきました。『考える』ことほど楽しめるもののってあまり無いですよね。心から感謝しつつ、EBF購入に向けてお小遣い貯めてるところです。
確か掲示板もそのまま移行されるそうだったので、できるだけ質問しないようにこれからも拝見させていただきます。(質問癖がつくと『考えるクセ』が無くなる、が高校の先生の口癖だったので)


[12] Thu Jan 13 08:27:12 JST 2005
大西泰斗
>たまごさん
 そーだよ。若い頃はなんとか娘とか、かんとか息子とか、いろいろつまらんものに熱狂できるけど、じじーになるとね、考えること「しか」楽しくなくなる。それもなんだかなーとは思うけど、やっぱり考えることしか残らなくなる。これからもお互いじっくりと考えていきましょう。
 掲示板はこのまんま残ります。だが...このプロバイダをやめてサーバーを立ち上げるという暴挙に出ているので、見た目は少し変わるかもしれません。


[13] Fri Jan 14 08:30:03 JST 2005
大西泰斗
>kenya さん

 ご納得いただけたようで何よりです。「漠然」「生き生き」の区別をつけさせるためには、 toのもつ漠然に焦点を当てて、その引き算から感触をつかませる、という方策もありそうです。繊細な領域の話ですから、いろいろ手変え品変えやってみてくださいね。

 うう。ちなみにkenya さんの書き込み、管理ボタンをさわってたら消してしまった。ちょっとスレッドがおかしかったので、直してたんですが。ごめんなさい。お時間があれば再度お願いします。


[12] Tue Jan 25 18:19:03 JST 2005
やま

つづき。

1. be +他動詞の過去分詞=受身
2. be +自動詞の過去分詞=完了
3. has+過去分詞=完了

一般的に私たち日本人は、上記のルールに当てはめて英語を理解するべきだと言われているし、多くの人はそう思っています。

しかし、私たちは、

? No pets allowed
? a new one just begun

のような英文に出会っても、文意をすぐに理解することができます。なぜでしょうか?
上の例文を見てください。意味決定に必要不可欠だと思われている、be やhave はありません。
allow やbegin は他動詞でも、自動詞でもあります。

私が問題にしているのは、?、?のような英文を理解する時に、本当に私たちは上記1.〜3. のルールを使っているのか、ということです。

「No pets allowed はare の省略で、a new one just begun はhas の省略だ」
確かにその通りです。サポートのbe 動詞やhave を省略する時だってあるでしょう。
しかし、考えてみて下さい。その「〜の省略」という判断は、どうやってしましたか。

ペット  → 許される → 「受身」 → be の省略
新しいの → 始まった → 「完了」 → have の省略

と、しませんでしたか。「受身」や「完了」であると『意味を理解してから』、「〜の省略」という判断をしませんでしたか。ですから、確かに省略、ではあるんですが、「省略しているから〜」、でコトは片付かないだろう、ということです。

私たちが、「受身」、もしくは「完了」と理解するのは、『特定の組み合わせ』があるからでもないし、『他動、自動の性質の違い』からでもない。まずはここを認識してほしいと思うのです。

(「違う違う」って100万回言うんじゃなくて、「これだ」って1回言うべきなんでしょうけどね。「実態にそぐわない法則を法則として扱わない」ということだけでも達成できるかな、と思ったり。うーん、、受身は「完了した状態」(状態というのは動作ではないという意味)からの『連想』じゃないですかね。どうでしょう。あ、今年も私は端でぶつぶつ言ってるくらいが調度いいので、気にならない人は気にしないで下さいね。)



2007年05月01日(火) 20:03:47 Modified by onishi_eah1




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