Aphrodita＆Venus
最終更新：ID:aJbjYakBwA 2011年05月16日(月) 19:07:56履歴
大陸西部にある準中心商業都市からさらに西、大人の足で半日ほど離れた場所に大森林がある。
そこは突っ切れば、次の町に行くのに街道を通るよりもかなり近道になるのだが、
残念ながらその森は人を喰らう魔物が多く生息し、迷えばそうそう出られない、それなりの旅人も通るのを躊躇する危険な場所だった。
さらに夜になれば、その危険度も飛躍的に上昇する。ガード付き・10人編成以上のキャラバンでもなければ、
野営などは難しいとされる、国家指定の危険地帯。
その危険な夜の森に、男女3人の情交にふける音が響く。
「あぁぁんっ、はぁんぅ、んんっ、きもちいぃっ、いっ、んんっ、コナミくんっ、ぁぁ、もっとぉ」
「はぁ、い、いいなぁ、ン、ユイさん、気持ちよさそう･･･」
「んはぁっ、ハ、ハ、ハヅキさんだって、コナミくんに、舐めてもらってるじゃ、ない」
寝そべっている男――コナミにまたがった二人の女性、魔法使いのユイと治癒術士のハヅキ。
ユイは騎乗位で彼と性器を結合させ上下運動、ハヅキは彼の顔にまたがり、股間にある器官を愛撫してもらっていた。
ずちゅずちゅ、くちゅくちゅという、二人の美しい女性器から奏でられる淫音が、テント内の狭く生臭い空間をさらに卑猥にする。
深い藍色の美しい髪を揺らしながら、激しく上下動をするユイ、端整な顔を快楽でゆがませるハヅキ。
まるで淫魔にでも操られているかのような状態だが、これは二人の意思。
そもそもこれまで、このような儀式は数え切れないほど行われてきた。要は常習、日常茶飯事である。
「ぷはぁっ、ユ、ユイさんっ、俺、もう出るっ、出るっ」
「いい･･･よっ、出してぇ、でも、でもちゃんと、ハヅキさんのも、残さなきゃ、はぁっ、だめよぅ、ンっ」
激しさを増す淫行。射精感が限界に達したコナミはユイの膣内に精を大量に放つ。
どくどくと振動しながら注がれる愛に、ユイは光悦とした表情を晒し、気が果てたのか正面に座るハヅキにゆっくりもたれかかる。
それを受け止めたハヅキは、思わずユイに口付けをする。清楚そうな彼女からはとても想像できない、エロティックな舌使いで、
ユイの快感を増幅させるため、彼女を愛撫する。
「んはぁ、は、はぁ、あはは、どうしよう、ハヅキさん、あたし、こんなに中で出されちゃった･･･」
腰を少し上げ結合を解いて、陰部からドロリと滴る精を確認する。コナミの尿道口からは未だに精がにじみ出ている。
「あら、えへへ、もう、まだ止まらないの･･･？いっぱい出しすぎ･･･ふぅ、次は、ハヅキさんの番ね･･･」
「ぁん、いいなぁ、コナミさん、うふ、私にも、いっぱい、出してくれるわよね･･･？」
股下のコナミに問う。それに答えるようにコナミはハヅキの陰部を、舌でぎゅっと突きこむ。
彼らの夜はまだまだ長いようだ。
かつてある王国を救った勇者達の、少し淫らな後日談。
【Aphrodita＆Venus】
野球人形を巡る、キングダム王国の騒乱から早1年。
平和になった国をあとにし、コナミたち3人は、国外で悪や魔物に苦しんでいる人々を救う旅に出ていた。
西に強大な魔物が暴れていると聞けば行って退治し、東に町を荒らす悪党が出れば行って懲らしめる。
政治にも個人にも一切利用されない、ただ邪悪と不義だけを許さぬ真の勇者となるべく、世界中を渡り歩いていた。
･･･というのが表の顔だ。いや、先述が建前で裏があるという話ではない。
たとえば貧しい村を救ったならば褒美なんて受け取らないし、遺跡で宝を見つけても、その国家自治体や研究機関に寄付・寄贈する。
3人が旅をするのに最低限必要なものさえあればそれでいい。
ではなにが裏の顔かというと、その私生活である。
たくましい男一人と若い美女が二人。そんなパーティで色事が起こらないのが不自然だろう。
騒乱が終り、後生でやんすー！と叫びながら上司に引きずられ役人に戻ったヤマダ氏を尻目に、
コナミは、ともに最後まで戦ってくれたユイとハヅキを次なる冒険に誘った。
今まで以上に危険な旅になるかもしれないものなのだが、二人は即答でOKしてくれた。
コナミとしては、冒険で頼りになる友人二人がついて来てくれることに安堵したが、どうやらその二人は考えが違ったようだ。
王国を出た夜。二人がコナミに夜這いを仕掛けてきた。
国境の人気の無い街道で野営したのだが、就寝前テント内でいきなり二人が脱ぎだし、コナミに心と肉体の関係を求めた。
どこぞの魔族に洗脳術でもかけられたかとコナミは警戒したが、どうもそうではないらしい。
二人とも前々からコナミに強い恋愛感情を持っていたそうで、コナミとずっと一緒にいたいからこの旅にも同行したいとか、
国に縛られないなら一夫多妻も可能だとか、あの冒険で使った術一発につき10000G、払えないなら心で払えとか、もう我慢出来ない
などと好き勝手に告白され、そのまま勢いで3人の男女関係が出来上がってしまった。
かくして、男女3人、セックス三昧の愉快な冒険が始まりましたとさ、というわけである。
王国での様々なダンジョン攻略やモンスター戦、そして敵対勢力の妨害を退け達成した経験はコナミたちにとって大きな成長を施した。
たとえばコナミは、古代遺跡で遭遇した先の文明の大量殺戮兵器と一対大多数でも殴り合って勝つレベルであるし、
ユイとハヅキも邪龍や巨獣レベルのモンスターでも出てこないともはや戦闘にならない。一方的な屠殺になってしまう強さだ。
そこらの魔物など小虫が沸くようなもの。ユイならたとえば食事中だろうが、ザコが襲い掛かってきてもほぼ無詠唱の各種魔法で即絶命させてしまうだろう。
雷の魔法で全身炭化か、風の魔法で細切れか、一番得意の炎魔法で跡形もなく蒸発させられるか。
お気に入りはやはりゴミが残らない炎の魔法である。全魔力を集中すれば古代文明の戦略兵器にも匹敵する威力らしい。
ハヅキもハヅキで、彼女の放つ雷魔法は山のような巨岩も粉々に破砕してしまう。
先日立ち寄った村が凶暴な巨人族に襲われていた際は、天雷を放ち涼しい顔で瞬殺してみせた。
そして怪我をした村人を治癒してやると、住人達はやれ聖女だ、現人神だと囃したてて新興宗教を立ち上げていた。
手を出すまでも無かったコナミとユイは付き人として扱われ、栄誉ある信者�癸院Γ欧寮覆鮗萋世靴拭�
住人達がどこか狂気じみていて怖かったのでこれを甘受した。
･･･とまあ見ないうちにとんでもないスペックになった3人であるが、本人達はいたって普通の冒険者（外面的には）の気分である。
強くなりすぎて、未だに人間・魔族で荒れる世の常識が麻痺しているのか。
とりあえず旅の目的である悪人や魔物の討伐をしながら、あとは3人でイチャイチャできればそれでいいらしい。
「はぁ･･･」
「どうかしたの？ユイさん」
大森林に入って3日目。開けた川辺の広場に作った活動拠点で、薬草を調合しながらユイはため息を漏らす。
今回、大森林に入ったのは、大型のキャラバン隊を半壊させたという正体不明の魔物の討伐のためである。
どうやら目標は随分と用心深いらしく、なかなか姿を現さない。討伐に来たコナミたちをどこかから観察して襲うスキを
狙っているのか、それとも森を逃げ回っているのか。なかなか埒の明かないクエストだった。
「ん〜、今回の敵はなかなか手ごわいなぁって。魔物の癖してなかなか頭いい奴かも」
「確かに･･･まだ姿さえも見せてこないから･･･確実にこちらが入ってきてるのは気づいてるはず。魔物なりの作戦かしら」
「武装したキャラバンが大打撃を受けたほどの強敵、こっちが疲弊しきったところを狙われたら、流石に危険かもね」
「･･･エッチは毎日してますけどね」
「それはいっちゃダメ」
二人して昨日した情事を思い出しぽーっとする。昨晩は一人2回、習慣となっている快楽の享受として膣内に精液を送り込まれた。
毎日のことだが、全く飽きない。今晩もそれが楽しみである。
こんなサバイバルな場所で情事にふけるなど異常に思えるが、彼女達にとっては特におかしいことではない。
眠る際には陣地に強力な結界魔法を敷いているし、度重なる冒険で培われた能力で、夜襲など返り討ちにしてしまえる。
以前、西の国に行った時、名をあげようとしたプロの殺し屋に寝込みを襲われたが、部屋に進入した瞬間ユイの設置型突風魔法によって、
朝起きたら宿屋から100mほど離れた街の時計塔に、その殺し屋の死体が綺麗に突き刺さっていたという事件があった。
超人的な戦闘力をいつのまにか得た3人なのだが、やっぱり特に意識はしていないようで。
「こっちのお薬が･･･」
「うん、精力回復兼、媚薬。あと呪文をかければ完成するわ。んで、今作ってるのが避妊薬」
ユイがこさえている薬は回復剤などではない。情交のためのアイテムであった。性欲や性交の感度を上げる媚薬と
妊娠を抑制する生理薬。休憩中にこれらを生成するのが彼女の日課のひとつだ。
「ちょっと苦いのよね･･･コレ」
「確かに。でも良薬口に苦しってことで。ま、コナミくんのアレで口直しなきゃね」
薬草をごりごりとつぶしながらペロリと舌なめずりする。コナミくんのアレとやらも随分苦いはずだが、
彼女達にとっては果汁酒よりも甘美な飲み物らしい。魔法使いにとって異性の精は魔力の源にもなるようで、性的以外にも
効能があるとのことだ。･･･そういいくるめられ毎晩コナミは搾り取られている。
「･･･本当、魔法って便利ね」
「うん。たいていの理（ことわり）が好き勝手に創れるから、やりやすいわね」
「やりやすい？」
「･･･？ あれ、あたし何言ってるんだろ･･･」
なにか別の存在に操られた感覚だったが、流した。
「ま、営みは滞りなくなんだけど、一番の目的の目処がたたないと、森から出られないから困るなぁ･･･」
「そうね。でもここで気を引き締めないと。しっかりコナミさんの援護をして、ひどい魔物をやっつけましょう！」
「うん･･･って！･･･今コナミくん一人じゃない。･･･だ、大丈夫かしら。もしかして襲われてたり･･･」
「こ、怖いこと言わないで、ユイさん。･･･ででで、でも･･･ちょっと帰りが遅いかも･･･」
俺、昼メシとって来るよー、と朝の探索を終えたあと彼女達二人をキャンプに残し、採取道具を持って川上へと赴いたコナミ。
至極自然な感じでのやり取りだったため、二人もはい行ってらっしゃーい、とにこやかに見送った。
今コナミはこの危険な森で単独行動だ。二人とも顔が少し青ざめる。
「おぉーい、ユイさーん、ハーヅキさーん」
川上のほうから、食事用の川魚を取りに行っていたコナミが戻ってくる。右手には網。きっと川魚が入っているのであろう。
心配した矢先、彼の無事を確認し、二人とも安堵の表情を浮かべる。
「あぁっ、良かった、コナミさん！お魚釣りお疲れ様でー･･･す･･････」
と、彼の左手、というか左半身にはなにやら奇妙な物体が乗っかっていた。なかなか大きく、半分はズルズル引きずられている。
よくよく見れば、生物のようだ。さらによくよく見れば、見たことの無い生物。もっとさらによく見れば、絶命している。
胸部らしき部位から下が無い。
「そ、その、引きずっているソレは、いったいなにかしら･･･」
キャンプにたどり着いたコナミに少々不安気に尋ねるハヅキ。
ああこれ？と笑顔で死体を地面に降ろす。
「あぁ、たぶん･･･これがターゲットじゃないかなぁと思うんだ」
「･･･こ、これが。た、たしかに、魔物図鑑でも見たことが無い種ですね」
「外見の特徴もキャラバンの生き残りさんが言ってたのと酷似してるみたい･･･」
剥製のように動かぬ魔物。グロテスクで凶暴そうな面構えだが、（パッと見）か弱そうな女性二人を前にしても、もう瞬きさえ行えない。
「釣りしてたら、近くの木の上からバッて来て、慌てて剣抜いて振ったら剣圧で下半身が吹っ飛んで、死んじゃったんだ」
「あっ、ちゃ、ちゃんと、死んでるよな？コレ。第二形態とかないだろうな？」
「･･･生命活動は確かに停止してると思います。再生するような魔力もなさそう」
死体に手を宛て、弱い治癒術を発動してみる。細胞の活性化など、反応がないのを確認。オーバーキルである。
死んだ者を蘇らせる術は地上には無い。
「あっけな･･･」
「･･･ハッ、こういうときってもう一匹いたりして、帰ろうと油断していたところをやられるとか」
ある種のお約束を察知してか、辺りをせわしく見渡すハヅキ。しかしサワサワと爽やかな木々の揺れしか聞こえてこない。
「あ･･･うん。ここに帰ってくる途中これと同じなのが襲ってきたんだけど、持ってた爆弾投げてたおしちゃった」
粉々、と手でジェスチャーする。ユイもハヅキも本来の綺麗で大きな瞳が、簡素な点になる。
･･･そういえば、ちょっと前に森が一瞬騒がしくなったような気がしないでもない。
少し沈黙。ピーヨロヨロと小鳥の平和なさえずりが響く。
「･･･さ、さっさと出よう？森。 なんか、ミッションコンプリートみたいだもんね･･･」
「そ、そうね。こ、コナミさんお疲れ様でした。はい、じゃあ、支度しましょう」
いそいそとキャンプを片付けはじめる二人。ぽつんとするコナミ。釣った魚がピチピチ喚く。
「あれ、俺･･･なんかした？」
「さー、ハヅキさん、今日はちょっと贅沢に宿でお風呂もらおうよ」
「いいわね。たまにはちゃんとしたベッドで寝たいですし」
心配して損した、といわんばかりの二人の白けた表情を、コナミは読み取れなかった。
･･･････････････････
夕暮れ、町に戻り自治体の保安部署に魔物の死体を引き渡す。凶暴な魔物の凄惨な成れの果てに役人達は息を呑んでいた。
お礼にと用意された金貨を断り、代わりに宿代を無料にしてもらったコナミ一行。
旅人の彼らにとっては久しぶりのまともな寝床となる。素朴なつくりの宿ではあるが、酒も料理も美味であったし、
個室に広めのお風呂はついているし、なによりベッドがなかなか大きい。これはなかなか高評価であった。
コレクターで守銭奴だったユイでさえ最近は物欲を忘れているような状態だが、こういうのには褒めたりケチをつけたりする。
物欲は性欲に転換されてしまったようだ。
「はー、いっぱいご馳走になったな。おいしかったぁー」
「はい･･･私もお酒、久しぶりに頂きました･･･」
食事を終え、部屋に戻った3人。ほろ酔いなのか美白の頬を桃色に染めるハヅキ。ユイも同じく頬を染めていい気分のご様子。
「ベッド、結構大きくていい感じだわ♪」
「男一人と女二人ならいっぺんに入れそうね」
「や、やっぱりするの･･･？」
たまのたまには平和に眠りたいのか、ちょっと顔を引きつらせるコナミ。しかしユイとハヅキは知らん顔でふかふかでいいね、
私右側です、などと相談している。その様子を見てむやみに逆らわないほうがいいな、とコナミは腹をくくった。
「ふ、ふふ、よ、よぉーし！こ、今晩は二人とも寝かさないぞぅっ！」
「あらあら、コナミくんの殊勝な態度に感心感心。増強剤が効いたのかしらね」
「コナミさん、覚悟を決めたのね。コナミさんががんばるなら、私達も･･･がんばらなきゃね♪」
「うん♪」
顔を見合わせファイトっと手を握りこんで気を張る二人。嗚呼、かわいい･･･けれど大丈夫かな、と今更心配になるコナミ。
夕飯のときにユイからもらった精力回復･･･兼媚薬の効果は高いが、性欲旺盛なこの二人の魔術士を相手するには実は物足りなかったり。
あぁ、意識してしまうと媚薬効果が早々に出て来てしまう。何を調合したのかコナミには解らないが、強力な催淫効果があるのは解る。
目の前の二人の美女の端整な顔、ローブで隠されていようが、すでに存分に知ってしまっている彼女達の美しい肉体。
想像してしまうと一気に股間に血が集まってくる。分身がズボンで強く圧迫され、思わず少し前かがみになる。
それを目ざとい魔女に見つけられてしまう。清楚（そう）な僧侶も一瞬遅れて気づく。
「･･･あらら、もう効いてきたのね。まだ半刻くらいは効果は潜伏してるはずなんだけど･･･配分間違えたかなぁ」
「ふふ、いいじゃないですかユイさん。･･･実は言うと私も、もう･･･」
そういうと肩にかかった黒いケープを床に落とし、彼女をイメージを象徴するような白いローブもするりと脱ぎ降ろす。
透き通るような白い肌がコナミの前に姿を現す。白い首筋、白い乳房、白い腹、白い腰、白い脚。全てが真珠のように白く美しい。
そして下腹部に見えるプラチナピンクの陰毛。白い肌にコレでもかというくらいマッチした配色。
媚薬を飲んでいなくても、これに欲情しない雄はこの世にはいないだろう。加えて目を妖しく細め、ピンクに火照った頬。
すでに荒くなりつつある吐息。見ているだけで息が止まりそうだった。
その上よくよく見るとふくらはぎにはつぅ、と水滴が流れ落ちている。汗ではない。彼女の最も女性らしい部位から流れ出たもの
だと思われる。もう欲情が止まらない。ハヅキをベッドに押し倒そうと鼻息荒く詰め寄る。が、
「はいはい、ちょっと待って。せっかくお風呂にも入れる宿泊まったんだから」
「ふふ、そうですよ、コナミさん。あんな気味悪いモンスターやっつけたのに、そんな身体のままで女の子を抱くのかしら？」
「宿屋さんがすでに部屋のお風呂沸かしてくれてるはずですから。･･･3人で、お風呂入りましょう？」
ハヅキはそういうとコナミの衣装に手をかける。白く長い、しなやかな指が服のボタンを手際よく外していき、ズボンもするりと脱がせていく。すでに棍のようにガチガチとした彼のペニスが醜態を晒す。力を入れているわけでもないのに、ピクピクと
痙攣し、先端の尿道口にはすでに水玉が浮かんできていた。それを視たハヅキは思わず舌でぺろりと舐め取ってしまう。
「ン･･･おいし」
「あ、ハヅキさん抜け駆けだわ。もう、顔に似合わず手が早いんだから」
「今使ったのは舌ですよ♪」
ぺろ、と舌を出すハヅキ。常に落ち着いた雰囲気の彼女が見せる、悪戯っぽい顔は女性のユイから見ても襲いかかりたくなるものだ。
もー、と苦笑しながらユイもハヅキと同じようにローブを艶かしく脱いで行く。ハヅキとはまた対照的な、健康的な美しさの地肌。
自然が生み出した美しいとしか言わざるを得ない丸い乳房と、女神彫像のような腰のくびれ、すらりと伸びた美脚、そして目を引く
深い藍色の陰毛。何百回何千回とその肉体をめちゃくちゃに抱こうが、飽きることは無いと言い切れる。再び息を呑むコナミ。
「ほらほら、変態勇者さん。はやくお風呂に行かないと」
「そうですよ、はやく3人で、どろどろになりたいわ。我慢できなくなっちゃう」
全裸の美女二人に両腕を捕らえられ、連行するように浴室へと誘われる。
「ん･･･いい湯加減です」
「はい、変態勇者さん。こっちに座って」
大人3人が入っても余裕がある、おそらく家族用だろうか、大きな浴室。ランプも若干暗めで、湯煙がかかって視界が少々悪いが、
ユイもハヅキもコナミにほぼ密着しているため視覚的には問題ない。二人の吐息が肌にかかっているのがわかるほど二人とも近い。
背中側にユイ、前方にハヅキ。特にハヅキの太ももがコナミのペニスに時々かすって激しく感じてしまう。
そう思っていたら今度はユイが乳房を背中に当ててくる。弾力とツンとした硬い感触がコナミの神経を尖らせる。
「ん、もう、汗でドロドロになってるわ。水浴びできるときにしておかないと」
「ごめん･･･。あの森結構魔物の気配が消えるときがなくてさ」
「私達もいるんだから、その間に入ればいいじゃないですか」
「いや、二人の前で裸になるのはちょっと」
「今はどうなのよ」
「う･･･」
ユイにからかわれ、言葉を呑むコナミ。その様子を見て二人の恋人は噴出してしまう。
もう互い互いに何をされても思われても問題ないレベルまできている3人だが、認識している関係性は友人であり、恋人であり、家族と様々な顔を持っている。
今のは友人、家族としてだろうか。しかしコナミとしては異性二人に笑われてタジタジになった気分である。
「はい、じゃあ身体拭きますよ」
「こんな美女二人を好きなだけくちゅくちゅできるんだから、キレイキレイにしないとね」
二人とも布を手にしてコナミの身体を洗い出す。たくましい腕や胸板、肩、背中、脚と丁寧にさする。
やっぱり時々当たる乳房や吐息がどうにもこうにも刺激が強い。当たるたびにペニスがぴくっと震える。
彼女達はそれを見る毎に、ぷっと吹き出したりわざと当ててみたりと、コナミを弄んでいる状態だ。
気持ちいいけど居心地悪い、変な空間である。
「だいぶキレイになりました」
「うんうん、男前になったわ。じゃ、次はあたし達の番よね」
「え？」
「あら？やってもらってばっかりで終わるのかしら」
「コナミさん、お惚けはナシですよ。自分ばっかり気持ちよくなって終わったらポイなんてことはありませんよね？」
そういうハヅキの指先に超微弱の電気がピリッっと浮かぶ。ユイはユイで空中に“一度行ったことのある町に対象を移動させる魔法”
の術式を指で書いていく。しびれさせて街中に放り込むコンボらしい。
「あ、洗います。丁寧に。そう、もっとお美しくなるよう」
「うふふ、まあうれしい。素直なコナミさんってすごく素敵ですよ」
「すみずみまでキレイにしてね♪」
はい、と女性二人は手にしていた布をコナミに渡す。ハハハ･･･と顔を引きつかせながら観念して布を折りたたみ、彼女達を洗う体制を取る。
「じゃ、じゃあユイさんから･･･失礼します」
「はーい」
「いいなぁ」
ユイへと身体を寄せ、彼女の滑らかな肉体を布でなぞっていく。旅をしているときは常に弱い電気魔法で身体を
コーティングしているためか、風呂に入らなくても汚れらしい汚れはユイ、ハヅキともにつかないようだ。
故に旅の途中のセックスはいつも気持ちよくさせてもらっている。･･･自分は汚れまくりなのだが。
華奢な腕、背中を進み、腋をとおり乳房を越え、腹部もゆったりと拭いていく。
贅肉など無縁かと思われる肢体は飽きることなく触っていたい芸術品だ。続いて脚部を拭いていく。
脚線美という言葉がよぎる。ちなみに、ユイは魔術士なので遠距離戦が主であるのだが、あるとき油断して素早い敵がユイに肉薄したことがあった。コナミもハヅキも息を呑むほど緊迫した瞬間だったが、その接近戦を挑んだ敵に対し、ユイはそれはもう見事なハイキックをぶつけ、一撃ノックアウトしてしまった。
本人はなんでこの子近づいてきたの？との疑問の顔をしていたが、コナミもハヅキも特に突っ込まなかった。
「はい、ユイさん終わりっ」
「うん♪ありがと♪ところで･･･おちんちんがすごくぴくぴくしてるけど、大丈夫？」
「だ、大丈夫だ。うん」
「それじゃあ、コナミさん次は私もいいですか･･･？」
「あ、うん。ハヅキさんお待たせ･･･」
そういって背中側から聞こえたハヅキの声に振り返る。
そこには壁にもたれかかって脚を山脈のように開脚しているハヅキがいた。脚の根元にある水門は陰毛に似通ったピンク色できらきら光っている。
彼女はその水門に白い指を沿え、静かに門のふちをこすっていた。どうやらユイを洗っていた間、自慰行為にふけっていたようだ。
「妙に静かだと思ったら･･･」
「うふ、はやく･･･“隅々”までこすってください･･･。かゆくてしかたないの･･･」
空いた手を口元に沿え、僧侶＜プリースト＞とは到底思えない淫妖な表情で挑発してくる。幼い頃教会に拾われた彼女だが、神の清純な教えなど、もはや忘却の彼方なのだろうか。拾った神も、あの捨て子が媚薬を飲んで
性行為に溺れる女になるとは思いもしなかったのだろう。この世には神さえも解らぬものがあるのだ。
･･･そういえば大陸中にハヅキ教なる新興宗教が頻繁に発足している。あぁそうか、彼女自身がもうすでに神になってしまったのか。
狂信者達によるおそろしい宗教戦争が勃発しなければいいのだが。
「ほら、早くコナミくん。ハヅキさんはあなたをずっと待ってたのよ。あたしよりも丁寧にしてあげないとダメなんだから」
「お、おう。は、ハヅキさん。じゃ、じゃあ身体、洗うね」
思わず息を殺しながらハヅキの身体に触れる。触られた瞬間静かな嬌声をあげるハヅキ。性感度が媚薬によって増しているようだ。
デリケートなものを触るように少し手を震わせながら、ユイと同じように身体を拭いてあげる。
ん、んと擦られるたびに小さく喘ぐハヅキにコナミの理性は頭の中でパンパンに膨らんで行く。
そこにユイの魔の手が入り込む。
「もう、もたもたしすぎ。ほらっ、そんなに苦しいなら一回出しちゃえばいいの」
ユイはそういいながらコナミの後ろから抱きつき、右手でガチガチの剛直をつかみ、上下に激しくこすりだす。
ペニスに今日始めて断続的で強烈な刺激を受け、思わずうわっと叫んでしまうコナミ。ユイの柔らかい手のひらの感触が、
背中で潰れるユイの乳房が、コナミの全身を強張らせる。
「あぁっ、コナミさん、もう、手が止まってますぅ。私だって気持ちよくなりたいのに･･･」
「ひゃ、ご、ごめんハヅキさんっ、ユイさんっ、も、もう勘弁してっ、出るっ」
「もー出せばいいじゃない。ハヅキさんにいっぱいかけちゃえ」
「あら、いっぱいかけてくれるんですか？それじゃあ今は出すことだけに専念してほしいわね？」
「えぇーっ、ちょ、ほんとに、出ちゃうって！あ、や、やばい、限界っ」
鉄砲魚のように白い液体がびゅうっと飛ぶ。そしてハヅキの肉体を射撃の的にしたように、胸や腹を狙って汚していく。
もともとの白い肌にどろりとした白濁液が垂れ、重力方向へと流れて行く。腹の中心にかかった液は膣へ向かって滑る。
上半身に熱い液体をかけられ、ハヅキは光悦とした表情で喜んでいるようだ。垂れた液を指で集め、口元へ運び舐め取る。
ユイも失礼といわんばかりにハヅキの身体にゆっくり手を伸ばし、垂れ落ちている液体を指で絡めてペロリと舐める。
「ん･･･熱い･･･。さっきのお酒よりやっぱりコレね･･･」
「ハヅキさん、ほんとコナミくんの素、好きよね」
「ユイさんだって･･･大好きでしょう？ん･･･おいし･･･」
二人してコナミの味を享受する。口の中で舌にべったり絡ませた精液を混ぜ込み、口中に塗りたくる。
独特の質感と酸味が彼女達の味覚を刺激し、さらに淫らにしていく。
「あ、コナミさん、まだ出してる。もう、もったいない」
ハヅキはコナミのペニスをむんずと掴み、未だあふれ出ている精液をぎゅっと搾り取るようにして白い手に絡める。
「はい、ユイさん。あーんしてください。絞りたてですよ」
そう微笑みながらユイの顔へ、白濁でドロドロになった手を持って行く。
ユイも言われたとおり口をあーんと開けて、ハヅキの手をしゃぶりだす。
ユイの口の強かな感触に少し身震いするハヅキ。
ん、んと小さな吐息を漏らしながら貪欲に精液を舐っているユイを見て、愛玩動物に餌付けしているような感覚になる。
一方生産者のコナミは、射精を終えびゅくびゅく痙攣するペニスとは逆に時間が止まったように果てている。
放心しているコナミを見かねてユイが後ろから首筋に甘く噛み付く。まるで吸血鬼の所業。はやく起きなさいというように
かぷかぷと緩く歯型をつける。
「ユイ、さん、イタイイタイ」
「ほら･･･まだハヅキさん洗い終えてないでしょう。もう、逆に汚しちゃって」
「それはユイさんが」
「あ、コナミさん、人のせいにしちゃだめよ。私は怒ってないから、続き、洗って」
「ハヅキさん優しいっ、ほら変態勇者様、はやくしなさい」
「うへぇ」
ある種の言葉攻めである。この形成を逆転することは不可能だ。無理に反撃すれば素っ裸で街中ワープもありえる。
特に媚薬で精神状態が昂揚している二人はやりかねない。今の彼女達はどんな変態プレイでも遂行する。
はやくはやくとせかされ、再びハヅキの身体に手を伸ばす。自分の精液で汚れた身体を拭きとっていく。
自慰行為の処理をしているかのような感覚。なかなか惨めである。ハヅキは妖しく微笑んでる。ユイもジト目でその様子を
見ている。淫魔二人に囲まれて幸せなのか不幸なのか。それは彼の股間を見れば解る。
「あ、また復活してる」
「私、ナオルを、んン、使った覚えは、ないですよ」
「あたしも無いなあ。コナミくんって･･･呪文使えたっけ？」
「･･･」
「コナミくん？」
「むがああ！もうユイさんもハヅキさんも、もー許さん！」
「きゃっ、けだものー♪」
「コナミくんが変態魔神になったわっハヅキさんがたいへんっ」
うがあっと熊のようにユイを振りほどき、手にしていた布も放り出す。そしてハヅキの身体をむんずと抱えると床に押し倒す。
･･･やっぱり鬼畜にはなれないようで芸術品を扱うような至極丁寧にだったが。
「淫魔二人は魔神様がお仕置きしてやるゥ！」
端から見ると間抜けな気迫をしぼりだし、押し倒したハヅキの唇にかぶりつく。強引に舌をねじ入れ、口内の粘液を乱暴に嘗め尽くす。
ハヅキの暖かい唾液を自分の口に取り込みながら、自分の唾液をハヅキに押し付ける。
まるで、彼女の小さく綺麗な口を魔物の触手が犯すようなキス。
彼女の戦闘能力的にそんなことが出来る淫魔は、この辺りの地上にはこの変態魔神くらいしかいないだろう。
まあそもそも、無理やり犯されているというよりは、ハヅキが“犯されてやっている”といった方が正しいが。
「んっー♪んんんっ♪んーぅっ♪んんっ、ぷはぁ、はぁ、はぁ、ユイさぁん、ど、どうしよう、犯されてしまいました」
「なんてひどい！悪を倒すのが私達の使命よっ！」
そういうとハヅキに馬乗りになっているコナミを羽交い絞めにして引きずり降ろし、自由になったハヅキがコナミの股間に咥え付く。
コナミはわぁっと声をあげるまもなく、右方向からのユイの口によって言葉をさえぎられ、そのままキスの応酬にはいる。
先程のハヅキにしたキスとは逆に、ユイのほうから積極的に攻め入ってくるキス。ハヅキとはまた一味違う、女の子の唾液がコナミの味覚に作用する。男女3人の唾液が混じりあう、自分だけしかしらない独特の味を楽しむ。
そして下ではハヅキが勃起したペニスを一心不乱に貪っている。口の中の舌、歯、歯茎、頬肉など全てをふんだんに使って、コナミのペニスに刺激を与える。にじみ出るカウパーの味を楽しみながら、人間の外見器官として
歪な形状のそれを、愛しそうにしゃぶる。
「んゅ、ん、んんっ、ちゅう、んちゅ、んん、うんんっ」
「ちゅぱ、ちゅぽ、ん、んんっ、ちゅ」
同じ舌という器官でも違う音色がコナミの顔と股間から響く。ふいにユイの手が仔犬のようにペニスをしゃぶっているハヅキの
頭に伸び、優しくなでだす。コナミも左手で同じようにハヅキの頭を撫で、二人してまるでペットを慈しむようにハヅキを可愛がる。
ハヅキも頭を撫でられて気分がいいのか、口の動きをより激しくいやらしくしていく。
そしてコナミは右手でユイの乳房に手を当て、優しく揉みこむ。手のひらには柔らかい脂肪の弾力性と、こりっとした硬い乳首の
感触が広がっていき、興奮がさらに高潮していく。
「ぷはぁ、は、ふぅ、ふふ、手ごわいのねぇ、変態魔神さん」
「んは、は、は、ふ、二人相手でここまでやるんだ、すごいだろう」
「んはっ、ん･･･。そんなこと言って、おちんちんはこんなに大きくなってるじゃないですか」
3人とも口技を止める。ハヅキは自分の唾液でドロドロになっているペニスの根元を持ち、フリフリと揺らす。
それを見てユイははぁと甘い吐息を漏らす。
「ほんと、すっごく大きいね。･･･ねえコナミくん」
色目を使いながら彼の手を自分の秘所に持って行き、彼の指に濡れきった陰門の感触を与える。
ヒクヒクと呼吸する彼女の膣は、彼のペニスが欲しくてもう辛抱ができないといった様子だ。
ハヅキも身を乗り出し、股間を彼の膝に摺り寄せる。少しはみ出た膣肉の感触を摩擦で感じる。
「ん･･･じゃあ、そろそろ、挿れていいかなユイさん、ハヅキさん」
「くすっ、はーい。今日も、･･･いっぱいいっぱい、出してね」
「ふふ、今さっきお口でしたの、まだ外に出せてないから･･･すっごく濃くなってるとおもいます」
「じゃあ、まずはハヅキさんからね。せっかくハヅキさんが育てたんだから、ちゃんとハヅキさんに出さないと」
ユイはそういうと正座して太ももをぽんぽんと叩き、ハヅキに膝枕を誘う。誘われるまま、ハヅキはユイの膝に頭を委ね、仰向けになってコナミに向かい開脚する。白い脚のちょうど真ん中に、まるで桃色の花が咲いてるような光景。
もしかしたら世界で一番美しい女性の性器ではないかと思えてしまう。･･･ユイに少し拗ねられるから口には出さないが。
ハヅキはその花に指を当てぐっと横に開かせる。正直、いつか本物の淫魔が現れても、この光景を見た後では魔物のままごとにしか
見えないかもしれない。罠や術など、本物の淫欲に塗れたこの女神二人の前では模倣にもならない。
はやくきて、とせかすように腰をすこしくねらせるハヅキ。抵抗する理由などコナミにはない。
のしかかるようにハヅキに詰め寄り、愛液で水浸しになっている場所にペニスをねじ込む。むちゅう、と膣がペニスを咥え込む。
「んあぁぁぁん、ふう、はぁ、コナミさん、大きい、わ、すごく大きい」
「んふ、ハヅキさん、気持ちいい？」
「ふ、ふふ、頭が、変になっちゃう、あ、ひゃ、きゃん、乳首いじらないでぇ」
挿入の快感もつかの間、ユイに充血している乳首をくりくりと弄られ、２大性感帯に著しい刺激をうける。
聖母像のような美しい顔立ちが、快楽に歪む。その顔をさらに崩してやろうと、コナミはピストン運動を開始し、ユイも
乳首をさらに激しくこねくり回す。コナミとユイの興奮した息、そしてハヅキの甲高い喘ぎ声が浴室内に響きわたる。
「あ、んぁ、ひゃ、ひゃうっ、すご、気持ち、いいっ、だめっ、はぁっ、んんんっ」
「ハヅキさん、すごく綺麗でいやらしい顔してるわ。エッチの女神さまね」
「くぅううう、ユイさんいじわるですっ、んんんっ、はぁああ･･･あぁっ」
ユイの言葉責めも加わり、肉体の中心がぎりぎりと締め付けられるような、居た堪れない快感がハヅキを襲う。
一方コナミはほぼ無言で腰を大きく深く振り続ける。ペニスに強烈な膣圧を感じ、腰を振る以外の意識がまるで無い状態だ。
犬のセックスのようにカクカクと腰を打ち続ける。野生動物のような激しい運動。
「こ、コナミさんっ、まだ、まだ、まだですかっ、もう、わた、私イっちゃうっ、イッ、イッー！あはぅ、ふぅうんっ」
（わぁ･･･コナミくん、すっごい腰の振りかたしてる･･･ハヅキさんがこんなになるのも仕方ないわ）
（しかも周りの声もう聞こえてないしっ）
歯を食いしばり、ハヅキの膣をこじ開け続ける。ハヅキは狂乱したように首を激しく振り、快感で飛んでしまいそうになる意識を
なんとかとどまらせている。口を泣き叫ぶように大きく開け、両手は神に祈りたおすように強く握りこんでいる。
足の指もぎちぎち開いたり閉じたりを繰り返し、なんとか全身の神経のつながりを保っているように見える。
彼が腰を引いたときに垣間見える、ハヅキの愛液で透明に光るペニス。ユイはその淫らになっていく物体を目にして思わず息を呑む。
毎晩のように自分達に突き刺さるその肉棒は、日に日により卑猥になっていっている気さえする。
と、突然コナミがうおおっと叫んだ。ついに射精が始まったようだ。ハヅキの股内と自分の腰を密着させ、精液を
彼女の最奥に放出する。今まで何度も何度も行ってきた膣内射精だが、今回はハヅキの評価どおり、特別量も時間も多くて長い。
自分の下腹部の内部で、びくびくと振動する愛しい男性器。そしてそこから放たれた、独特の温度を帯びた精液。
ハヅキは眼を大きく見開いて、天井を見つめる。コナミから放たれたその生命力を全身で感じているらしい。
その異常なまでに神秘的な表情にユイも唾を飲む。思わず彼女の顔をさすってしまう。自分も彼女のような顔をできるのか、
これはどれほどの気持ちよさからの表情なのだろうと、期待に胸が高鳴る。
「はぁーーー、はぁーーー、はぁーーーー、あぁ、こんなに、コナミさんからもらったの、はじめて、かも」
意識を取り戻したのか、改めてその吐き出されたものの多さを感じる。荒い息のまま、そっとユイの顔に手を伸ばし、次はあなたの番といいたげに頬を撫で返す。
コナミも吐き出し終わったようで、真っ白になった彼女の膣からペニスを引き抜く。抜くと同時にこぽこぽと膣内には溜め切れなかった
精たちがあふれ出た。どろりとした滴が、ハヅキの膣口の皮を伝って床に向かい滑っていく。
「コナミくん、ちょっと休憩する？いっぱい出してきついでしょう？」
「いや、･･･いいよ。ユイさん、すぐやろう。ハヅキさんも手伝って。薬が、めちゃくちゃ効いてきた感じがするんだ」
「はぁ、はぁ、ふふふ、そうと決まれば、ユイさん、よいしょ、ふぅ、お待たせしちゃったから、いっぱい、しましょ」
ぐったりとした二人だが操り人形のようにのそのそと体勢をもどし、ユイに寄る。
「ユイさん、は、どういう体制が、いいかしら？同じように、膝枕しましょうか？」
「えへぇ、どうしようかなぁ」
「んー･･･じゃあ、あたし寝そべるから･･･ハヅキさん、私の首もとに座ってくれる？」
そういってユイは仰向けになり、コナミに向かって開脚する。
真赤な膣肉と藍の陰毛のはっきりとしたコントラストが湯気の中でも美しい。
彼女の股を覗き込むだけでコナミの肉棒は見る見るうちに力強さを取り戻していく。
そしてハヅキはユイに言われたように彼女の顔の前に陣取り、促されるままM字に開脚する。
ユイの目の前に、先程中出しされたばかりの膣が露になる。白い液体が少しずつにじみ出ていた。
「こ、これでいいの？ユイさん･･･」
「うん。こぼれたの、舐めさせて。今日のコナミくんの、いつもより美味しいから、もっと欲しくて。いい？」
「かまわないけど･･･、苦しくならない？ユイさんの首周りに体重かかっちゃうし･･･それにコナミさんの顔見えないでしょう？」
「大丈夫大丈夫、平気平気。コナミくんのイき顔はさっき見たし、きっと気持ちよくて見る間がないわ。でしょ？コナミくん♪」
「ま、任せてくれ」
「それじゃ、･･･ちゅ」
ユイは顎をすこし引き、ハヅキの膣周りに塗りたくられた精液を舐め取る。
そしてコナミも、完全に勃起しなおしたペニスを彼女の開かれた門に一気に突き刺し、腰を振り始める。
すぐに先程と変わらぬほどの大きく激しいピストンへと加速させ、ユイの膣内にあふれた水分を掻き出すように、様々な角度で抜き差しする。
ユイはその快感に耐えながら、ハヅキの膣をしたで突き、また、手の指を使ってクリトリスを優しくこねたり、皮をなじったりする。
「はぁ、ん、ユイさん、んは、ひゃ、ユイさん」
「ん、ん、ハヅキさんも、どう、気持ちいい、でしょ、んんん」
「コナミさんに突かれてるのに、ユイさん、ほんと、すごい、です」
今度はハヅキがユイの頭に手をあて、愛しそうにそのダークインディゴの艶やかな髪を撫でる。ユイもそれに答えるように
彼女の膣を一層愛しそうに舐め、あふれ出た精液で汚れた部分をさっぱり舐め取っていく。
（･･･俺、なんか蚊帳の外なんだけど）
ハヅキの時は一気にイかせていったのに、ユイになると少し難度がかわるようだ。
しかし、どこか余裕のあるユイはコナミにとってちょっと悔しい存在。気持ちよさの提供を約束した手前もある。
彼女もハヅキと同じようにイカせなくては、男が廃る。
工夫が必要だと悟ったコナミは腰を少しくねらせ、ドリルのようにのの字回転をつけて突き始める。
「ひゃ、あ、あぁっ」
「はぁ、はぁ、ユイさん？」
「んっ、ごめ、ハヅキさんっ、コナミくんがっ、あはっ、ふっ、本気できたぁっ」
ハヅキの膣から口を離し、逆に顎をあげて喘ぎだす。ハヅキが後ろを顧みると全身で大きな動きをつけながら
コナミが腰を打ち付けていた。まるで大波が寄せて返すように、力強く、かつ丁寧に突いている。
「んあああっ、そこ、そこ、そこよコナミくんっ、あ、ああ、あぁぁんっ」
のたうちまわるように頭を振り悦ぶユイ。その様子をみてハヅキは彼女の上から退き、先程自分がしてもらっていたように膝枕をする。
あまりの快感に痛みなどが飛んでるのか、床に頭をすこし打ちつけかけていたからだ。ついさっきまでやや余裕の表情だった
彼女が一転、狂ったようによがりだす。その光景に息を呑むハヅキ。眼をきゅうっと閉じて嬌声をあげるユイは、ハヅキにとって
頼れる姉であり、頼りにされる妹であり、そして全てを曝け出せる親友である、いつもの彼女ではなかった。
夜にしか現れない、この世でもっとも美しく淫らな魔女。心から愛する男がいる女ならば、誰もが目指すその場所。
ユイはそこに到達している。先刻、彼女は自分のことをエッチの女神などと呼んだが、正直おこがましく感じてしまう。
そのような甘美な称号の高みにいけるのは、自分などではないと、彼女の艶やかな表情を見て思う。
「ユイさん、気持ちいいっ？でも、もっと、もっと、気持ちよくなってっ」
ハヅキはこれまたユイがしたように彼女の乳房を両手で激しく揉みしだきだす。ユイの甲高い嬌声のキーが一段階高くなる。
依然続くコナミの渦のようなピストンとハヅキの乳房責め。ユイの精神は超加速度的に限界へと昇っていった。
ぐちゅぐちゅになっている自分の膣、そこを容赦なく引掻きまくるコナミのカリ首。流石にもう辛抱の限界だった。
「あ、あぁ、やだぁっ、だめ、やぁっ、でちゃう、でちゃうっ」
眉を顰め、そう叫んだ瞬間、結合中の膣から透明な水分が勢いよく噴出す。尿に近い液体をコナミの身体にスプレーしてしまう。
「あぁぁん、はぁ、でちゃった、はぁ、ごめ、ごめんね、おしっこ、みたいなのが、でちゃう、でちゃ、でちゃった」
顔を両手で隠し取り返しのつかないことでもしたかのように謝罪するユイ。あまりにも強烈な光景にハヅキも荒い息をしながら
べちゃべちゃになったコナミの上半身を見つめる。この淫美さ。やはり、ユイは至高の女性だ、といやがうえにも認識する。
そのことは同じ女性として悔しくもあり誇らしくもある。最高の憧れが常にそばにいることは、きっと自分にとってこれからも
素晴らしい刺激と支えになるのだろう。興奮でドキドキ震える胸を押さえる。
一方でユイに逆にぶっ掛けられた形になったコナミだったが、それでも容赦なく突き続けた。先程自分を言葉責めで
いじめてきた彼女が、心も身体もぐしょぐしょになっている。ユイに対する征服感と、愛情が彼の欲望のブレーキを
完全に壊してしまった。もう何が起ころうと、ユイが何を言おうと関係ない。彼女の膣に目いっぱい精液を出すまで、
腰の運動は止められない。自分と彼女が壊れてしまうまで突きまくってやれとの命令が脳から送られて、思考は
そのままシャットダウンした。狂戦士のごとくユイを突き続ける。
「はぁーっ、はぁーっ、あぁぁーっ、はぁ、あああぁーっ！」
もはや言語らしい言葉も出なくなったユイ。自身が調合した媚薬の威力を自身が一番感じている。
強すぎる快感は時に命を奪うこともあるらしいが、その域に達してしまいそうであった。
早くコナミに出してもらわないと死ぬかもしれない、との思考が霞む意識の中で生まれる。
「はぁーっ、あぁーーーっ、ん、こぉ、なみぃ、くうん、だしてぇ、もう、イッてぇ、ひ、死んじゃうぅ」
彼女が懇願した瞬間だった、コナミはぶるっと全身を震わし、ユイの中にどばどばと超多量の精液を放つ。
ユイは射精を受けて、声にならない悲鳴をあげる。延々と吐き出され続ける精。眼は開いているのに、視界が真っ白になっていく。
ハヅキと同じように、いやそれ以上に膣内から漏れ出た精液がぼたぼたと床に垂れ流されていった。
それから数分間、欲室内には３人の男女の荒い息だけが響いていた。
死ぬほど突かれたユイはもちろん、そのユイを見て強く興奮したハヅキ、その二人に自分の子種を存分に分け与えたコナミ。
ランプの油が切れかかる薄暗い浴室で3人の裸体が汗や涙や愛液できらきらと光っていた。
愛に息を切らす、愛しい二人を見て、男は何を思うのか。
魔女と僧侶は、この危険で当てのない旅についてきてくれた。
コナミを愛している、それだけの理由で彼女達は、自身の全てを自分に預けてくれた。
自分は彼女達に対し何が出来るのか。
彼女達が、もっと愛に生きられるように。彼女達がもっと美しい愛の女神になれるよう。
人知れず、勇者は彼女達と彼女達の住むこの世界の為、全てを賭して戦い続けることを誓った。
･････････････････････････････････････････････････････････････････････････････
「コナミさん」
「すー、すー」
「あらら、もう完全に寝てるみたいね」
浴槽での壮絶な性交を終え、さらにその後もベッドに戻って、噛み付き合うような激しい乱交をした後、３人はようやく就寝時間とした。女性二人でコナミの両脇を固め、彼にぎゅっと抱きつく形で横になっていた。
そのベッドの上はところどころがドロドロした液体で濡れている。明日、自分達が宿をあとにした後、宿屋の掃除係りは驚愕するのだろう。誰がどう見ても、セックスに明け暮れたとわかる部屋になっている。
町に宿屋を奢ってもらっているのに、ちょっと悪いことをしたかなぁ、と女性二人は部屋の惨状を見て思う。
「今日も･･･楽しかったね」
「ええ。･･･ユイさん、やっぱりすごく綺麗でした」
「ハヅキさんに言われちゃったら逆に恥ずかしいな」
「･･･ユイさんも、コナミさんも、大好きよ」
「あたしも、二人セットで世界で一番好き。ふふっ」
女だけのピロートーク。このまま３人で、どこまでも歩き続けていけることを祈る。
「でも、いつかは旅も終わるのかな」
「世界がもうちょっと平和になったら、戦いを休むことはあるかもしれないわね」
つぶやきながら天井に手を伸ばすハヅキ。彼女のその小さな手を見つめるユイ。
思い起こせばコナミたちについていって、すっかり自分というものが変わってしまったなぁとつくづく考える。
お金やお宝にまったく興味が無くなってしまった。聖人君子になる魔法でもかけられたようだ。
･･･尤も、性欲は他人に言えないほどのものになっているのだが。
「休むって･･･？」
「たとえば･･･ほら、子どもとか、欲しくないですか？」
「あぁ、ナルホド。ふふっ･･･たしかに欲しいかも」
下腹部をさする。今は常飲している避妊薬によって子どもは出来ない身体になっている。
旅し、戦う上でも、また愛を育む上でも、今はまだ子孫を欲する頃ではない。
「もしコナミくんの子どもが出来たら、･･･あたしは魔女だから、魔法剣士になるのかな」
「じゃあ、私は一応僧侶ですから･･･神託剣士？パラディン？かしら」
「わ、なんかかっこいい」
どこか垢抜けたハヅキと比べて、自分の子の職業の芋っぽさをちょっと恥じる。
「･･･でも、結局は爆弾魔になる気がする」
「･･･ですね･･･」
「･･･」
「･･･」
「プッ」「クスッ」
すぴよすぴよと幸せそうに眠る、愛しい勇者に一層強く抱きつき、二人の女神も幸せな眠りへと落ちていった。
･････････････････････････････････････････････････････････････････････････････
――位置ポイント��XXX。第三の封印施設発見。国連が調査部隊を派遣。調査中封印解除。大規模爆発。位置ポイントから半径80kmが消滅。
現在、爆発原因の所在は不明。監視衛星・レーダーともに反応ナシ。消滅か。すでに回収に成功している女神像二体の解析を急ぐ。
「いやはや、まったくもって素晴らしい！まさしくコレは、この世で最も美しく、そして最も強力なエネルギー資源ですよ！」
「測定不能クラスの魔法エネルギー、そして無限大といえる貯蔵量。２体とも美しい女性の形をしているのが謎ですが･･･」
「しかし所長、どうして古代人達はこんな素晴らしいモノを封印していたのでしょう。あそこまで厳重に」
「そんなの、アホだったから自分らで扱えなかったか、あ！もしかしたらアタシら未来への粋な贈り物だったのかも！」
「･･･贈り物･･･違うな、1000年前から用意されていた、我々への予測攻撃だ･･･」
「あら、教授。例の爆発事故の件かしら？あれは単に国連の調査員達がお間抜けだっただけでしょ。･･･不器用なクセに出しゃばるから」
「生存者が言うには、男性タイプの未確定存在が目覚めて、自ら封印を打ち破ったとかハナシも出てたみたいだけど」
「この女神二人に、強大な破壊能力を持った男の魔神かぁ。御伽噺にそんなのありましたよね」
「二人の女神に封じられた魔神が、世界の終りに目覚める･･･って奴か。あはは、今の現状になんか似てますね、所長」
「あら、行き詰った我々人類に、活でもいれてくれるのかしら？」
「･･･フン、そんなものどうでもよろしい。ワタシ達魔法科学の最先端が、子供騙しの意味不明な伝説に構ってやる必要などどこにもない」
「くだらん杞憂で足を止めるのは莫迦のする事。今の我々ならこれを最大限に活用することが出来る」
「･･･おや。これは失礼しました教授。･･･そうですね、あえて世迷いごと＜神話＞から取れば、これは神界からの新たな果実」
「失楽園から幾星霜、再び人類が永遠のエデンを得、ヒトから神へと、進化する時が来たのです！」
「これから我々が体験するのは世界の終りなどではなく、始まりですよ！ヒトの歴史は再びここから動き始める！」
そして 天地にあるもの全てを支配するのは 我々 いや ワタシになるのです
「数千年後まで先見出来る超時空魔法、肉体と魂を半永久的に保存する禁断の秘術･･･。そして３柱の男女神、･･･例の御伽噺の発祥原文」
「ようやく全て解読できたが･･･まさか、どれもこれも、ちょうど1000年前の古文書だとは･･･」
「･･･所長の言うとおり、下らん杞憂ならばいいのだが･･･。･･･消えた破壊神、か･･･」
――だいすきなふたりのめがみさまから
ねがいをたくされふうじられた はかいのかみさま
こんどこそ、こんどこそせかいをちょっとへいわにして
ふたりのめがみさまとしあわせになれるよう
とおいみらいで、せかいのおわりをとめるため
ながいながいねむりにつきました
そこは突っ切れば、次の町に行くのに街道を通るよりもかなり近道になるのだが、
残念ながらその森は人を喰らう魔物が多く生息し、迷えばそうそう出られない、それなりの旅人も通るのを躊躇する危険な場所だった。
さらに夜になれば、その危険度も飛躍的に上昇する。ガード付き・10人編成以上のキャラバンでもなければ、
野営などは難しいとされる、国家指定の危険地帯。
その危険な夜の森に、男女3人の情交にふける音が響く。
「あぁぁんっ、はぁんぅ、んんっ、きもちいぃっ、いっ、んんっ、コナミくんっ、ぁぁ、もっとぉ」
「はぁ、い、いいなぁ、ン、ユイさん、気持ちよさそう･･･」
「んはぁっ、ハ、ハ、ハヅキさんだって、コナミくんに、舐めてもらってるじゃ、ない」
寝そべっている男――コナミにまたがった二人の女性、魔法使いのユイと治癒術士のハヅキ。
ユイは騎乗位で彼と性器を結合させ上下運動、ハヅキは彼の顔にまたがり、股間にある器官を愛撫してもらっていた。
ずちゅずちゅ、くちゅくちゅという、二人の美しい女性器から奏でられる淫音が、テント内の狭く生臭い空間をさらに卑猥にする。
深い藍色の美しい髪を揺らしながら、激しく上下動をするユイ、端整な顔を快楽でゆがませるハヅキ。
まるで淫魔にでも操られているかのような状態だが、これは二人の意思。
そもそもこれまで、このような儀式は数え切れないほど行われてきた。要は常習、日常茶飯事である。
「ぷはぁっ、ユ、ユイさんっ、俺、もう出るっ、出るっ」
「いい･･･よっ、出してぇ、でも、でもちゃんと、ハヅキさんのも、残さなきゃ、はぁっ、だめよぅ、ンっ」
激しさを増す淫行。射精感が限界に達したコナミはユイの膣内に精を大量に放つ。
どくどくと振動しながら注がれる愛に、ユイは光悦とした表情を晒し、気が果てたのか正面に座るハヅキにゆっくりもたれかかる。
それを受け止めたハヅキは、思わずユイに口付けをする。清楚そうな彼女からはとても想像できない、エロティックな舌使いで、
ユイの快感を増幅させるため、彼女を愛撫する。
「んはぁ、は、はぁ、あはは、どうしよう、ハヅキさん、あたし、こんなに中で出されちゃった･･･」
腰を少し上げ結合を解いて、陰部からドロリと滴る精を確認する。コナミの尿道口からは未だに精がにじみ出ている。
「あら、えへへ、もう、まだ止まらないの･･･？いっぱい出しすぎ･･･ふぅ、次は、ハヅキさんの番ね･･･」
「ぁん、いいなぁ、コナミさん、うふ、私にも、いっぱい、出してくれるわよね･･･？」
股下のコナミに問う。それに答えるようにコナミはハヅキの陰部を、舌でぎゅっと突きこむ。
彼らの夜はまだまだ長いようだ。
かつてある王国を救った勇者達の、少し淫らな後日談。
【Aphrodita＆Venus】
野球人形を巡る、キングダム王国の騒乱から早1年。
平和になった国をあとにし、コナミたち3人は、国外で悪や魔物に苦しんでいる人々を救う旅に出ていた。
西に強大な魔物が暴れていると聞けば行って退治し、東に町を荒らす悪党が出れば行って懲らしめる。
政治にも個人にも一切利用されない、ただ邪悪と不義だけを許さぬ真の勇者となるべく、世界中を渡り歩いていた。
･･･というのが表の顔だ。いや、先述が建前で裏があるという話ではない。
たとえば貧しい村を救ったならば褒美なんて受け取らないし、遺跡で宝を見つけても、その国家自治体や研究機関に寄付・寄贈する。
3人が旅をするのに最低限必要なものさえあればそれでいい。
ではなにが裏の顔かというと、その私生活である。
たくましい男一人と若い美女が二人。そんなパーティで色事が起こらないのが不自然だろう。
騒乱が終り、後生でやんすー！と叫びながら上司に引きずられ役人に戻ったヤマダ氏を尻目に、
コナミは、ともに最後まで戦ってくれたユイとハヅキを次なる冒険に誘った。
今まで以上に危険な旅になるかもしれないものなのだが、二人は即答でOKしてくれた。
コナミとしては、冒険で頼りになる友人二人がついて来てくれることに安堵したが、どうやらその二人は考えが違ったようだ。
王国を出た夜。二人がコナミに夜這いを仕掛けてきた。
国境の人気の無い街道で野営したのだが、就寝前テント内でいきなり二人が脱ぎだし、コナミに心と肉体の関係を求めた。
どこぞの魔族に洗脳術でもかけられたかとコナミは警戒したが、どうもそうではないらしい。
二人とも前々からコナミに強い恋愛感情を持っていたそうで、コナミとずっと一緒にいたいからこの旅にも同行したいとか、
国に縛られないなら一夫多妻も可能だとか、あの冒険で使った術一発につき10000G、払えないなら心で払えとか、もう我慢出来ない
などと好き勝手に告白され、そのまま勢いで3人の男女関係が出来上がってしまった。
かくして、男女3人、セックス三昧の愉快な冒険が始まりましたとさ、というわけである。
王国での様々なダンジョン攻略やモンスター戦、そして敵対勢力の妨害を退け達成した経験はコナミたちにとって大きな成長を施した。
たとえばコナミは、古代遺跡で遭遇した先の文明の大量殺戮兵器と一対大多数でも殴り合って勝つレベルであるし、
ユイとハヅキも邪龍や巨獣レベルのモンスターでも出てこないともはや戦闘にならない。一方的な屠殺になってしまう強さだ。
そこらの魔物など小虫が沸くようなもの。ユイならたとえば食事中だろうが、ザコが襲い掛かってきてもほぼ無詠唱の各種魔法で即絶命させてしまうだろう。
雷の魔法で全身炭化か、風の魔法で細切れか、一番得意の炎魔法で跡形もなく蒸発させられるか。
お気に入りはやはりゴミが残らない炎の魔法である。全魔力を集中すれば古代文明の戦略兵器にも匹敵する威力らしい。
ハヅキもハヅキで、彼女の放つ雷魔法は山のような巨岩も粉々に破砕してしまう。
先日立ち寄った村が凶暴な巨人族に襲われていた際は、天雷を放ち涼しい顔で瞬殺してみせた。
そして怪我をした村人を治癒してやると、住人達はやれ聖女だ、現人神だと囃したてて新興宗教を立ち上げていた。
手を出すまでも無かったコナミとユイは付き人として扱われ、栄誉ある信者�癸院Γ欧寮覆鮗萋世靴拭�
住人達がどこか狂気じみていて怖かったのでこれを甘受した。
･･･とまあ見ないうちにとんでもないスペックになった3人であるが、本人達はいたって普通の冒険者（外面的には）の気分である。
強くなりすぎて、未だに人間・魔族で荒れる世の常識が麻痺しているのか。
とりあえず旅の目的である悪人や魔物の討伐をしながら、あとは3人でイチャイチャできればそれでいいらしい。
「はぁ･･･」
「どうかしたの？ユイさん」
大森林に入って3日目。開けた川辺の広場に作った活動拠点で、薬草を調合しながらユイはため息を漏らす。
今回、大森林に入ったのは、大型のキャラバン隊を半壊させたという正体不明の魔物の討伐のためである。
どうやら目標は随分と用心深いらしく、なかなか姿を現さない。討伐に来たコナミたちをどこかから観察して襲うスキを
狙っているのか、それとも森を逃げ回っているのか。なかなか埒の明かないクエストだった。
「ん〜、今回の敵はなかなか手ごわいなぁって。魔物の癖してなかなか頭いい奴かも」
「確かに･･･まだ姿さえも見せてこないから･･･確実にこちらが入ってきてるのは気づいてるはず。魔物なりの作戦かしら」
「武装したキャラバンが大打撃を受けたほどの強敵、こっちが疲弊しきったところを狙われたら、流石に危険かもね」
「･･･エッチは毎日してますけどね」
「それはいっちゃダメ」
二人して昨日した情事を思い出しぽーっとする。昨晩は一人2回、習慣となっている快楽の享受として膣内に精液を送り込まれた。
毎日のことだが、全く飽きない。今晩もそれが楽しみである。
こんなサバイバルな場所で情事にふけるなど異常に思えるが、彼女達にとっては特におかしいことではない。
眠る際には陣地に強力な結界魔法を敷いているし、度重なる冒険で培われた能力で、夜襲など返り討ちにしてしまえる。
以前、西の国に行った時、名をあげようとしたプロの殺し屋に寝込みを襲われたが、部屋に進入した瞬間ユイの設置型突風魔法によって、
朝起きたら宿屋から100mほど離れた街の時計塔に、その殺し屋の死体が綺麗に突き刺さっていたという事件があった。
超人的な戦闘力をいつのまにか得た3人なのだが、やっぱり特に意識はしていないようで。
「こっちのお薬が･･･」
「うん、精力回復兼、媚薬。あと呪文をかければ完成するわ。んで、今作ってるのが避妊薬」
ユイがこさえている薬は回復剤などではない。情交のためのアイテムであった。性欲や性交の感度を上げる媚薬と
妊娠を抑制する生理薬。休憩中にこれらを生成するのが彼女の日課のひとつだ。
「ちょっと苦いのよね･･･コレ」
「確かに。でも良薬口に苦しってことで。ま、コナミくんのアレで口直しなきゃね」
薬草をごりごりとつぶしながらペロリと舌なめずりする。コナミくんのアレとやらも随分苦いはずだが、
彼女達にとっては果汁酒よりも甘美な飲み物らしい。魔法使いにとって異性の精は魔力の源にもなるようで、性的以外にも
効能があるとのことだ。･･･そういいくるめられ毎晩コナミは搾り取られている。
「･･･本当、魔法って便利ね」
「うん。たいていの理（ことわり）が好き勝手に創れるから、やりやすいわね」
「やりやすい？」
「･･･？ あれ、あたし何言ってるんだろ･･･」
なにか別の存在に操られた感覚だったが、流した。
「ま、営みは滞りなくなんだけど、一番の目的の目処がたたないと、森から出られないから困るなぁ･･･」
「そうね。でもここで気を引き締めないと。しっかりコナミさんの援護をして、ひどい魔物をやっつけましょう！」
「うん･･･って！･･･今コナミくん一人じゃない。･･･だ、大丈夫かしら。もしかして襲われてたり･･･」
「こ、怖いこと言わないで、ユイさん。･･･ででで、でも･･･ちょっと帰りが遅いかも･･･」
俺、昼メシとって来るよー、と朝の探索を終えたあと彼女達二人をキャンプに残し、採取道具を持って川上へと赴いたコナミ。
至極自然な感じでのやり取りだったため、二人もはい行ってらっしゃーい、とにこやかに見送った。
今コナミはこの危険な森で単独行動だ。二人とも顔が少し青ざめる。
「おぉーい、ユイさーん、ハーヅキさーん」
川上のほうから、食事用の川魚を取りに行っていたコナミが戻ってくる。右手には網。きっと川魚が入っているのであろう。
心配した矢先、彼の無事を確認し、二人とも安堵の表情を浮かべる。
「あぁっ、良かった、コナミさん！お魚釣りお疲れ様でー･･･す･･････」
と、彼の左手、というか左半身にはなにやら奇妙な物体が乗っかっていた。なかなか大きく、半分はズルズル引きずられている。
よくよく見れば、生物のようだ。さらによくよく見れば、見たことの無い生物。もっとさらによく見れば、絶命している。
胸部らしき部位から下が無い。
「そ、その、引きずっているソレは、いったいなにかしら･･･」
キャンプにたどり着いたコナミに少々不安気に尋ねるハヅキ。
ああこれ？と笑顔で死体を地面に降ろす。
「あぁ、たぶん･･･これがターゲットじゃないかなぁと思うんだ」
「･･･こ、これが。た、たしかに、魔物図鑑でも見たことが無い種ですね」
「外見の特徴もキャラバンの生き残りさんが言ってたのと酷似してるみたい･･･」
剥製のように動かぬ魔物。グロテスクで凶暴そうな面構えだが、（パッと見）か弱そうな女性二人を前にしても、もう瞬きさえ行えない。
「釣りしてたら、近くの木の上からバッて来て、慌てて剣抜いて振ったら剣圧で下半身が吹っ飛んで、死んじゃったんだ」
「あっ、ちゃ、ちゃんと、死んでるよな？コレ。第二形態とかないだろうな？」
「･･･生命活動は確かに停止してると思います。再生するような魔力もなさそう」
死体に手を宛て、弱い治癒術を発動してみる。細胞の活性化など、反応がないのを確認。オーバーキルである。
死んだ者を蘇らせる術は地上には無い。
「あっけな･･･」
「･･･ハッ、こういうときってもう一匹いたりして、帰ろうと油断していたところをやられるとか」
ある種のお約束を察知してか、辺りをせわしく見渡すハヅキ。しかしサワサワと爽やかな木々の揺れしか聞こえてこない。
「あ･･･うん。ここに帰ってくる途中これと同じなのが襲ってきたんだけど、持ってた爆弾投げてたおしちゃった」
粉々、と手でジェスチャーする。ユイもハヅキも本来の綺麗で大きな瞳が、簡素な点になる。
･･･そういえば、ちょっと前に森が一瞬騒がしくなったような気がしないでもない。
少し沈黙。ピーヨロヨロと小鳥の平和なさえずりが響く。
「･･･さ、さっさと出よう？森。 なんか、ミッションコンプリートみたいだもんね･･･」
「そ、そうね。こ、コナミさんお疲れ様でした。はい、じゃあ、支度しましょう」
いそいそとキャンプを片付けはじめる二人。ぽつんとするコナミ。釣った魚がピチピチ喚く。
「あれ、俺･･･なんかした？」
「さー、ハヅキさん、今日はちょっと贅沢に宿でお風呂もらおうよ」
「いいわね。たまにはちゃんとしたベッドで寝たいですし」
心配して損した、といわんばかりの二人の白けた表情を、コナミは読み取れなかった。
･･･････････････････
夕暮れ、町に戻り自治体の保安部署に魔物の死体を引き渡す。凶暴な魔物の凄惨な成れの果てに役人達は息を呑んでいた。
お礼にと用意された金貨を断り、代わりに宿代を無料にしてもらったコナミ一行。
旅人の彼らにとっては久しぶりのまともな寝床となる。素朴なつくりの宿ではあるが、酒も料理も美味であったし、
個室に広めのお風呂はついているし、なによりベッドがなかなか大きい。これはなかなか高評価であった。
コレクターで守銭奴だったユイでさえ最近は物欲を忘れているような状態だが、こういうのには褒めたりケチをつけたりする。
物欲は性欲に転換されてしまったようだ。
「はー、いっぱいご馳走になったな。おいしかったぁー」
「はい･･･私もお酒、久しぶりに頂きました･･･」
食事を終え、部屋に戻った3人。ほろ酔いなのか美白の頬を桃色に染めるハヅキ。ユイも同じく頬を染めていい気分のご様子。
「ベッド、結構大きくていい感じだわ♪」
「男一人と女二人ならいっぺんに入れそうね」
「や、やっぱりするの･･･？」
たまのたまには平和に眠りたいのか、ちょっと顔を引きつらせるコナミ。しかしユイとハヅキは知らん顔でふかふかでいいね、
私右側です、などと相談している。その様子を見てむやみに逆らわないほうがいいな、とコナミは腹をくくった。
「ふ、ふふ、よ、よぉーし！こ、今晩は二人とも寝かさないぞぅっ！」
「あらあら、コナミくんの殊勝な態度に感心感心。増強剤が効いたのかしらね」
「コナミさん、覚悟を決めたのね。コナミさんががんばるなら、私達も･･･がんばらなきゃね♪」
「うん♪」
顔を見合わせファイトっと手を握りこんで気を張る二人。嗚呼、かわいい･･･けれど大丈夫かな、と今更心配になるコナミ。
夕飯のときにユイからもらった精力回復･･･兼媚薬の効果は高いが、性欲旺盛なこの二人の魔術士を相手するには実は物足りなかったり。
あぁ、意識してしまうと媚薬効果が早々に出て来てしまう。何を調合したのかコナミには解らないが、強力な催淫効果があるのは解る。
目の前の二人の美女の端整な顔、ローブで隠されていようが、すでに存分に知ってしまっている彼女達の美しい肉体。
想像してしまうと一気に股間に血が集まってくる。分身がズボンで強く圧迫され、思わず少し前かがみになる。
それを目ざとい魔女に見つけられてしまう。清楚（そう）な僧侶も一瞬遅れて気づく。
「･･･あらら、もう効いてきたのね。まだ半刻くらいは効果は潜伏してるはずなんだけど･･･配分間違えたかなぁ」
「ふふ、いいじゃないですかユイさん。･･･実は言うと私も、もう･･･」
そういうと肩にかかった黒いケープを床に落とし、彼女をイメージを象徴するような白いローブもするりと脱ぎ降ろす。
透き通るような白い肌がコナミの前に姿を現す。白い首筋、白い乳房、白い腹、白い腰、白い脚。全てが真珠のように白く美しい。
そして下腹部に見えるプラチナピンクの陰毛。白い肌にコレでもかというくらいマッチした配色。
媚薬を飲んでいなくても、これに欲情しない雄はこの世にはいないだろう。加えて目を妖しく細め、ピンクに火照った頬。
すでに荒くなりつつある吐息。見ているだけで息が止まりそうだった。
その上よくよく見るとふくらはぎにはつぅ、と水滴が流れ落ちている。汗ではない。彼女の最も女性らしい部位から流れ出たもの
だと思われる。もう欲情が止まらない。ハヅキをベッドに押し倒そうと鼻息荒く詰め寄る。が、
「はいはい、ちょっと待って。せっかくお風呂にも入れる宿泊まったんだから」
「ふふ、そうですよ、コナミさん。あんな気味悪いモンスターやっつけたのに、そんな身体のままで女の子を抱くのかしら？」
「宿屋さんがすでに部屋のお風呂沸かしてくれてるはずですから。･･･3人で、お風呂入りましょう？」
ハヅキはそういうとコナミの衣装に手をかける。白く長い、しなやかな指が服のボタンを手際よく外していき、ズボンもするりと脱がせていく。すでに棍のようにガチガチとした彼のペニスが醜態を晒す。力を入れているわけでもないのに、ピクピクと
痙攣し、先端の尿道口にはすでに水玉が浮かんできていた。それを視たハヅキは思わず舌でぺろりと舐め取ってしまう。
「ン･･･おいし」
「あ、ハヅキさん抜け駆けだわ。もう、顔に似合わず手が早いんだから」
「今使ったのは舌ですよ♪」
ぺろ、と舌を出すハヅキ。常に落ち着いた雰囲気の彼女が見せる、悪戯っぽい顔は女性のユイから見ても襲いかかりたくなるものだ。
もー、と苦笑しながらユイもハヅキと同じようにローブを艶かしく脱いで行く。ハヅキとはまた対照的な、健康的な美しさの地肌。
自然が生み出した美しいとしか言わざるを得ない丸い乳房と、女神彫像のような腰のくびれ、すらりと伸びた美脚、そして目を引く
深い藍色の陰毛。何百回何千回とその肉体をめちゃくちゃに抱こうが、飽きることは無いと言い切れる。再び息を呑むコナミ。
「ほらほら、変態勇者さん。はやくお風呂に行かないと」
「そうですよ、はやく3人で、どろどろになりたいわ。我慢できなくなっちゃう」
全裸の美女二人に両腕を捕らえられ、連行するように浴室へと誘われる。
「ん･･･いい湯加減です」
「はい、変態勇者さん。こっちに座って」
大人3人が入っても余裕がある、おそらく家族用だろうか、大きな浴室。ランプも若干暗めで、湯煙がかかって視界が少々悪いが、
ユイもハヅキもコナミにほぼ密着しているため視覚的には問題ない。二人の吐息が肌にかかっているのがわかるほど二人とも近い。
背中側にユイ、前方にハヅキ。特にハヅキの太ももがコナミのペニスに時々かすって激しく感じてしまう。
そう思っていたら今度はユイが乳房を背中に当ててくる。弾力とツンとした硬い感触がコナミの神経を尖らせる。
「ん、もう、汗でドロドロになってるわ。水浴びできるときにしておかないと」
「ごめん･･･。あの森結構魔物の気配が消えるときがなくてさ」
「私達もいるんだから、その間に入ればいいじゃないですか」
「いや、二人の前で裸になるのはちょっと」
「今はどうなのよ」
「う･･･」
ユイにからかわれ、言葉を呑むコナミ。その様子を見て二人の恋人は噴出してしまう。
もう互い互いに何をされても思われても問題ないレベルまできている3人だが、認識している関係性は友人であり、恋人であり、家族と様々な顔を持っている。
今のは友人、家族としてだろうか。しかしコナミとしては異性二人に笑われてタジタジになった気分である。
「はい、じゃあ身体拭きますよ」
「こんな美女二人を好きなだけくちゅくちゅできるんだから、キレイキレイにしないとね」
二人とも布を手にしてコナミの身体を洗い出す。たくましい腕や胸板、肩、背中、脚と丁寧にさする。
やっぱり時々当たる乳房や吐息がどうにもこうにも刺激が強い。当たるたびにペニスがぴくっと震える。
彼女達はそれを見る毎に、ぷっと吹き出したりわざと当ててみたりと、コナミを弄んでいる状態だ。
気持ちいいけど居心地悪い、変な空間である。
「だいぶキレイになりました」
「うんうん、男前になったわ。じゃ、次はあたし達の番よね」
「え？」
「あら？やってもらってばっかりで終わるのかしら」
「コナミさん、お惚けはナシですよ。自分ばっかり気持ちよくなって終わったらポイなんてことはありませんよね？」
そういうハヅキの指先に超微弱の電気がピリッっと浮かぶ。ユイはユイで空中に“一度行ったことのある町に対象を移動させる魔法”
の術式を指で書いていく。しびれさせて街中に放り込むコンボらしい。
「あ、洗います。丁寧に。そう、もっとお美しくなるよう」
「うふふ、まあうれしい。素直なコナミさんってすごく素敵ですよ」
「すみずみまでキレイにしてね♪」
はい、と女性二人は手にしていた布をコナミに渡す。ハハハ･･･と顔を引きつかせながら観念して布を折りたたみ、彼女達を洗う体制を取る。
「じゃ、じゃあユイさんから･･･失礼します」
「はーい」
「いいなぁ」
ユイへと身体を寄せ、彼女の滑らかな肉体を布でなぞっていく。旅をしているときは常に弱い電気魔法で身体を
コーティングしているためか、風呂に入らなくても汚れらしい汚れはユイ、ハヅキともにつかないようだ。
故に旅の途中のセックスはいつも気持ちよくさせてもらっている。･･･自分は汚れまくりなのだが。
華奢な腕、背中を進み、腋をとおり乳房を越え、腹部もゆったりと拭いていく。
贅肉など無縁かと思われる肢体は飽きることなく触っていたい芸術品だ。続いて脚部を拭いていく。
脚線美という言葉がよぎる。ちなみに、ユイは魔術士なので遠距離戦が主であるのだが、あるとき油断して素早い敵がユイに肉薄したことがあった。コナミもハヅキも息を呑むほど緊迫した瞬間だったが、その接近戦を挑んだ敵に対し、ユイはそれはもう見事なハイキックをぶつけ、一撃ノックアウトしてしまった。
本人はなんでこの子近づいてきたの？との疑問の顔をしていたが、コナミもハヅキも特に突っ込まなかった。
「はい、ユイさん終わりっ」
「うん♪ありがと♪ところで･･･おちんちんがすごくぴくぴくしてるけど、大丈夫？」
「だ、大丈夫だ。うん」
「それじゃあ、コナミさん次は私もいいですか･･･？」
「あ、うん。ハヅキさんお待たせ･･･」
そういって背中側から聞こえたハヅキの声に振り返る。
そこには壁にもたれかかって脚を山脈のように開脚しているハヅキがいた。脚の根元にある水門は陰毛に似通ったピンク色できらきら光っている。
彼女はその水門に白い指を沿え、静かに門のふちをこすっていた。どうやらユイを洗っていた間、自慰行為にふけっていたようだ。
「妙に静かだと思ったら･･･」
「うふ、はやく･･･“隅々”までこすってください･･･。かゆくてしかたないの･･･」
空いた手を口元に沿え、僧侶＜プリースト＞とは到底思えない淫妖な表情で挑発してくる。幼い頃教会に拾われた彼女だが、神の清純な教えなど、もはや忘却の彼方なのだろうか。拾った神も、あの捨て子が媚薬を飲んで
性行為に溺れる女になるとは思いもしなかったのだろう。この世には神さえも解らぬものがあるのだ。
･･･そういえば大陸中にハヅキ教なる新興宗教が頻繁に発足している。あぁそうか、彼女自身がもうすでに神になってしまったのか。
狂信者達によるおそろしい宗教戦争が勃発しなければいいのだが。
「ほら、早くコナミくん。ハヅキさんはあなたをずっと待ってたのよ。あたしよりも丁寧にしてあげないとダメなんだから」
「お、おう。は、ハヅキさん。じゃ、じゃあ身体、洗うね」
思わず息を殺しながらハヅキの身体に触れる。触られた瞬間静かな嬌声をあげるハヅキ。性感度が媚薬によって増しているようだ。
デリケートなものを触るように少し手を震わせながら、ユイと同じように身体を拭いてあげる。
ん、んと擦られるたびに小さく喘ぐハヅキにコナミの理性は頭の中でパンパンに膨らんで行く。
そこにユイの魔の手が入り込む。
「もう、もたもたしすぎ。ほらっ、そんなに苦しいなら一回出しちゃえばいいの」
ユイはそういいながらコナミの後ろから抱きつき、右手でガチガチの剛直をつかみ、上下に激しくこすりだす。
ペニスに今日始めて断続的で強烈な刺激を受け、思わずうわっと叫んでしまうコナミ。ユイの柔らかい手のひらの感触が、
背中で潰れるユイの乳房が、コナミの全身を強張らせる。
「あぁっ、コナミさん、もう、手が止まってますぅ。私だって気持ちよくなりたいのに･･･」
「ひゃ、ご、ごめんハヅキさんっ、ユイさんっ、も、もう勘弁してっ、出るっ」
「もー出せばいいじゃない。ハヅキさんにいっぱいかけちゃえ」
「あら、いっぱいかけてくれるんですか？それじゃあ今は出すことだけに専念してほしいわね？」
「えぇーっ、ちょ、ほんとに、出ちゃうって！あ、や、やばい、限界っ」
鉄砲魚のように白い液体がびゅうっと飛ぶ。そしてハヅキの肉体を射撃の的にしたように、胸や腹を狙って汚していく。
もともとの白い肌にどろりとした白濁液が垂れ、重力方向へと流れて行く。腹の中心にかかった液は膣へ向かって滑る。
上半身に熱い液体をかけられ、ハヅキは光悦とした表情で喜んでいるようだ。垂れた液を指で集め、口元へ運び舐め取る。
ユイも失礼といわんばかりにハヅキの身体にゆっくり手を伸ばし、垂れ落ちている液体を指で絡めてペロリと舐める。
「ん･･･熱い･･･。さっきのお酒よりやっぱりコレね･･･」
「ハヅキさん、ほんとコナミくんの素、好きよね」
「ユイさんだって･･･大好きでしょう？ん･･･おいし･･･」
二人してコナミの味を享受する。口の中で舌にべったり絡ませた精液を混ぜ込み、口中に塗りたくる。
独特の質感と酸味が彼女達の味覚を刺激し、さらに淫らにしていく。
「あ、コナミさん、まだ出してる。もう、もったいない」
ハヅキはコナミのペニスをむんずと掴み、未だあふれ出ている精液をぎゅっと搾り取るようにして白い手に絡める。
「はい、ユイさん。あーんしてください。絞りたてですよ」
そう微笑みながらユイの顔へ、白濁でドロドロになった手を持って行く。
ユイも言われたとおり口をあーんと開けて、ハヅキの手をしゃぶりだす。
ユイの口の強かな感触に少し身震いするハヅキ。
ん、んと小さな吐息を漏らしながら貪欲に精液を舐っているユイを見て、愛玩動物に餌付けしているような感覚になる。
一方生産者のコナミは、射精を終えびゅくびゅく痙攣するペニスとは逆に時間が止まったように果てている。
放心しているコナミを見かねてユイが後ろから首筋に甘く噛み付く。まるで吸血鬼の所業。はやく起きなさいというように
かぷかぷと緩く歯型をつける。
「ユイ、さん、イタイイタイ」
「ほら･･･まだハヅキさん洗い終えてないでしょう。もう、逆に汚しちゃって」
「それはユイさんが」
「あ、コナミさん、人のせいにしちゃだめよ。私は怒ってないから、続き、洗って」
「ハヅキさん優しいっ、ほら変態勇者様、はやくしなさい」
「うへぇ」
ある種の言葉攻めである。この形成を逆転することは不可能だ。無理に反撃すれば素っ裸で街中ワープもありえる。
特に媚薬で精神状態が昂揚している二人はやりかねない。今の彼女達はどんな変態プレイでも遂行する。
はやくはやくとせかされ、再びハヅキの身体に手を伸ばす。自分の精液で汚れた身体を拭きとっていく。
自慰行為の処理をしているかのような感覚。なかなか惨めである。ハヅキは妖しく微笑んでる。ユイもジト目でその様子を
見ている。淫魔二人に囲まれて幸せなのか不幸なのか。それは彼の股間を見れば解る。
「あ、また復活してる」
「私、ナオルを、んン、使った覚えは、ないですよ」
「あたしも無いなあ。コナミくんって･･･呪文使えたっけ？」
「･･･」
「コナミくん？」
「むがああ！もうユイさんもハヅキさんも、もー許さん！」
「きゃっ、けだものー♪」
「コナミくんが変態魔神になったわっハヅキさんがたいへんっ」
うがあっと熊のようにユイを振りほどき、手にしていた布も放り出す。そしてハヅキの身体をむんずと抱えると床に押し倒す。
･･･やっぱり鬼畜にはなれないようで芸術品を扱うような至極丁寧にだったが。
「淫魔二人は魔神様がお仕置きしてやるゥ！」
端から見ると間抜けな気迫をしぼりだし、押し倒したハヅキの唇にかぶりつく。強引に舌をねじ入れ、口内の粘液を乱暴に嘗め尽くす。
ハヅキの暖かい唾液を自分の口に取り込みながら、自分の唾液をハヅキに押し付ける。
まるで、彼女の小さく綺麗な口を魔物の触手が犯すようなキス。
彼女の戦闘能力的にそんなことが出来る淫魔は、この辺りの地上にはこの変態魔神くらいしかいないだろう。
まあそもそも、無理やり犯されているというよりは、ハヅキが“犯されてやっている”といった方が正しいが。
「んっー♪んんんっ♪んーぅっ♪んんっ、ぷはぁ、はぁ、はぁ、ユイさぁん、ど、どうしよう、犯されてしまいました」
「なんてひどい！悪を倒すのが私達の使命よっ！」
そういうとハヅキに馬乗りになっているコナミを羽交い絞めにして引きずり降ろし、自由になったハヅキがコナミの股間に咥え付く。
コナミはわぁっと声をあげるまもなく、右方向からのユイの口によって言葉をさえぎられ、そのままキスの応酬にはいる。
先程のハヅキにしたキスとは逆に、ユイのほうから積極的に攻め入ってくるキス。ハヅキとはまた一味違う、女の子の唾液がコナミの味覚に作用する。男女3人の唾液が混じりあう、自分だけしかしらない独特の味を楽しむ。
そして下ではハヅキが勃起したペニスを一心不乱に貪っている。口の中の舌、歯、歯茎、頬肉など全てをふんだんに使って、コナミのペニスに刺激を与える。にじみ出るカウパーの味を楽しみながら、人間の外見器官として
歪な形状のそれを、愛しそうにしゃぶる。
「んゅ、ん、んんっ、ちゅう、んちゅ、んん、うんんっ」
「ちゅぱ、ちゅぽ、ん、んんっ、ちゅ」
同じ舌という器官でも違う音色がコナミの顔と股間から響く。ふいにユイの手が仔犬のようにペニスをしゃぶっているハヅキの
頭に伸び、優しくなでだす。コナミも左手で同じようにハヅキの頭を撫で、二人してまるでペットを慈しむようにハヅキを可愛がる。
ハヅキも頭を撫でられて気分がいいのか、口の動きをより激しくいやらしくしていく。
そしてコナミは右手でユイの乳房に手を当て、優しく揉みこむ。手のひらには柔らかい脂肪の弾力性と、こりっとした硬い乳首の
感触が広がっていき、興奮がさらに高潮していく。
「ぷはぁ、は、ふぅ、ふふ、手ごわいのねぇ、変態魔神さん」
「んは、は、は、ふ、二人相手でここまでやるんだ、すごいだろう」
「んはっ、ん･･･。そんなこと言って、おちんちんはこんなに大きくなってるじゃないですか」
3人とも口技を止める。ハヅキは自分の唾液でドロドロになっているペニスの根元を持ち、フリフリと揺らす。
それを見てユイははぁと甘い吐息を漏らす。
「ほんと、すっごく大きいね。･･･ねえコナミくん」
色目を使いながら彼の手を自分の秘所に持って行き、彼の指に濡れきった陰門の感触を与える。
ヒクヒクと呼吸する彼女の膣は、彼のペニスが欲しくてもう辛抱ができないといった様子だ。
ハヅキも身を乗り出し、股間を彼の膝に摺り寄せる。少しはみ出た膣肉の感触を摩擦で感じる。
「ん･･･じゃあ、そろそろ、挿れていいかなユイさん、ハヅキさん」
「くすっ、はーい。今日も、･･･いっぱいいっぱい、出してね」
「ふふ、今さっきお口でしたの、まだ外に出せてないから･･･すっごく濃くなってるとおもいます」
「じゃあ、まずはハヅキさんからね。せっかくハヅキさんが育てたんだから、ちゃんとハヅキさんに出さないと」
ユイはそういうと正座して太ももをぽんぽんと叩き、ハヅキに膝枕を誘う。誘われるまま、ハヅキはユイの膝に頭を委ね、仰向けになってコナミに向かい開脚する。白い脚のちょうど真ん中に、まるで桃色の花が咲いてるような光景。
もしかしたら世界で一番美しい女性の性器ではないかと思えてしまう。･･･ユイに少し拗ねられるから口には出さないが。
ハヅキはその花に指を当てぐっと横に開かせる。正直、いつか本物の淫魔が現れても、この光景を見た後では魔物のままごとにしか
見えないかもしれない。罠や術など、本物の淫欲に塗れたこの女神二人の前では模倣にもならない。
はやくきて、とせかすように腰をすこしくねらせるハヅキ。抵抗する理由などコナミにはない。
のしかかるようにハヅキに詰め寄り、愛液で水浸しになっている場所にペニスをねじ込む。むちゅう、と膣がペニスを咥え込む。
「んあぁぁぁん、ふう、はぁ、コナミさん、大きい、わ、すごく大きい」
「んふ、ハヅキさん、気持ちいい？」
「ふ、ふふ、頭が、変になっちゃう、あ、ひゃ、きゃん、乳首いじらないでぇ」
挿入の快感もつかの間、ユイに充血している乳首をくりくりと弄られ、２大性感帯に著しい刺激をうける。
聖母像のような美しい顔立ちが、快楽に歪む。その顔をさらに崩してやろうと、コナミはピストン運動を開始し、ユイも
乳首をさらに激しくこねくり回す。コナミとユイの興奮した息、そしてハヅキの甲高い喘ぎ声が浴室内に響きわたる。
「あ、んぁ、ひゃ、ひゃうっ、すご、気持ち、いいっ、だめっ、はぁっ、んんんっ」
「ハヅキさん、すごく綺麗でいやらしい顔してるわ。エッチの女神さまね」
「くぅううう、ユイさんいじわるですっ、んんんっ、はぁああ･･･あぁっ」
ユイの言葉責めも加わり、肉体の中心がぎりぎりと締め付けられるような、居た堪れない快感がハヅキを襲う。
一方コナミはほぼ無言で腰を大きく深く振り続ける。ペニスに強烈な膣圧を感じ、腰を振る以外の意識がまるで無い状態だ。
犬のセックスのようにカクカクと腰を打ち続ける。野生動物のような激しい運動。
「こ、コナミさんっ、まだ、まだ、まだですかっ、もう、わた、私イっちゃうっ、イッ、イッー！あはぅ、ふぅうんっ」
（わぁ･･･コナミくん、すっごい腰の振りかたしてる･･･ハヅキさんがこんなになるのも仕方ないわ）
（しかも周りの声もう聞こえてないしっ）
歯を食いしばり、ハヅキの膣をこじ開け続ける。ハヅキは狂乱したように首を激しく振り、快感で飛んでしまいそうになる意識を
なんとかとどまらせている。口を泣き叫ぶように大きく開け、両手は神に祈りたおすように強く握りこんでいる。
足の指もぎちぎち開いたり閉じたりを繰り返し、なんとか全身の神経のつながりを保っているように見える。
彼が腰を引いたときに垣間見える、ハヅキの愛液で透明に光るペニス。ユイはその淫らになっていく物体を目にして思わず息を呑む。
毎晩のように自分達に突き刺さるその肉棒は、日に日により卑猥になっていっている気さえする。
と、突然コナミがうおおっと叫んだ。ついに射精が始まったようだ。ハヅキの股内と自分の腰を密着させ、精液を
彼女の最奥に放出する。今まで何度も何度も行ってきた膣内射精だが、今回はハヅキの評価どおり、特別量も時間も多くて長い。
自分の下腹部の内部で、びくびくと振動する愛しい男性器。そしてそこから放たれた、独特の温度を帯びた精液。
ハヅキは眼を大きく見開いて、天井を見つめる。コナミから放たれたその生命力を全身で感じているらしい。
その異常なまでに神秘的な表情にユイも唾を飲む。思わず彼女の顔をさすってしまう。自分も彼女のような顔をできるのか、
これはどれほどの気持ちよさからの表情なのだろうと、期待に胸が高鳴る。
「はぁーーー、はぁーーー、はぁーーーー、あぁ、こんなに、コナミさんからもらったの、はじめて、かも」
意識を取り戻したのか、改めてその吐き出されたものの多さを感じる。荒い息のまま、そっとユイの顔に手を伸ばし、次はあなたの番といいたげに頬を撫で返す。
コナミも吐き出し終わったようで、真っ白になった彼女の膣からペニスを引き抜く。抜くと同時にこぽこぽと膣内には溜め切れなかった
精たちがあふれ出た。どろりとした滴が、ハヅキの膣口の皮を伝って床に向かい滑っていく。
「コナミくん、ちょっと休憩する？いっぱい出してきついでしょう？」
「いや、･･･いいよ。ユイさん、すぐやろう。ハヅキさんも手伝って。薬が、めちゃくちゃ効いてきた感じがするんだ」
「はぁ、はぁ、ふふふ、そうと決まれば、ユイさん、よいしょ、ふぅ、お待たせしちゃったから、いっぱい、しましょ」
ぐったりとした二人だが操り人形のようにのそのそと体勢をもどし、ユイに寄る。
「ユイさん、は、どういう体制が、いいかしら？同じように、膝枕しましょうか？」
「えへぇ、どうしようかなぁ」
「んー･･･じゃあ、あたし寝そべるから･･･ハヅキさん、私の首もとに座ってくれる？」
そういってユイは仰向けになり、コナミに向かって開脚する。
真赤な膣肉と藍の陰毛のはっきりとしたコントラストが湯気の中でも美しい。
彼女の股を覗き込むだけでコナミの肉棒は見る見るうちに力強さを取り戻していく。
そしてハヅキはユイに言われたように彼女の顔の前に陣取り、促されるままM字に開脚する。
ユイの目の前に、先程中出しされたばかりの膣が露になる。白い液体が少しずつにじみ出ていた。
「こ、これでいいの？ユイさん･･･」
「うん。こぼれたの、舐めさせて。今日のコナミくんの、いつもより美味しいから、もっと欲しくて。いい？」
「かまわないけど･･･、苦しくならない？ユイさんの首周りに体重かかっちゃうし･･･それにコナミさんの顔見えないでしょう？」
「大丈夫大丈夫、平気平気。コナミくんのイき顔はさっき見たし、きっと気持ちよくて見る間がないわ。でしょ？コナミくん♪」
「ま、任せてくれ」
「それじゃ、･･･ちゅ」
ユイは顎をすこし引き、ハヅキの膣周りに塗りたくられた精液を舐め取る。
そしてコナミも、完全に勃起しなおしたペニスを彼女の開かれた門に一気に突き刺し、腰を振り始める。
すぐに先程と変わらぬほどの大きく激しいピストンへと加速させ、ユイの膣内にあふれた水分を掻き出すように、様々な角度で抜き差しする。
ユイはその快感に耐えながら、ハヅキの膣をしたで突き、また、手の指を使ってクリトリスを優しくこねたり、皮をなじったりする。
「はぁ、ん、ユイさん、んは、ひゃ、ユイさん」
「ん、ん、ハヅキさんも、どう、気持ちいい、でしょ、んんん」
「コナミさんに突かれてるのに、ユイさん、ほんと、すごい、です」
今度はハヅキがユイの頭に手をあて、愛しそうにそのダークインディゴの艶やかな髪を撫でる。ユイもそれに答えるように
彼女の膣を一層愛しそうに舐め、あふれ出た精液で汚れた部分をさっぱり舐め取っていく。
（･･･俺、なんか蚊帳の外なんだけど）
ハヅキの時は一気にイかせていったのに、ユイになると少し難度がかわるようだ。
しかし、どこか余裕のあるユイはコナミにとってちょっと悔しい存在。気持ちよさの提供を約束した手前もある。
彼女もハヅキと同じようにイカせなくては、男が廃る。
工夫が必要だと悟ったコナミは腰を少しくねらせ、ドリルのようにのの字回転をつけて突き始める。
「ひゃ、あ、あぁっ」
「はぁ、はぁ、ユイさん？」
「んっ、ごめ、ハヅキさんっ、コナミくんがっ、あはっ、ふっ、本気できたぁっ」
ハヅキの膣から口を離し、逆に顎をあげて喘ぎだす。ハヅキが後ろを顧みると全身で大きな動きをつけながら
コナミが腰を打ち付けていた。まるで大波が寄せて返すように、力強く、かつ丁寧に突いている。
「んあああっ、そこ、そこ、そこよコナミくんっ、あ、ああ、あぁぁんっ」
のたうちまわるように頭を振り悦ぶユイ。その様子をみてハヅキは彼女の上から退き、先程自分がしてもらっていたように膝枕をする。
あまりの快感に痛みなどが飛んでるのか、床に頭をすこし打ちつけかけていたからだ。ついさっきまでやや余裕の表情だった
彼女が一転、狂ったようによがりだす。その光景に息を呑むハヅキ。眼をきゅうっと閉じて嬌声をあげるユイは、ハヅキにとって
頼れる姉であり、頼りにされる妹であり、そして全てを曝け出せる親友である、いつもの彼女ではなかった。
夜にしか現れない、この世でもっとも美しく淫らな魔女。心から愛する男がいる女ならば、誰もが目指すその場所。
ユイはそこに到達している。先刻、彼女は自分のことをエッチの女神などと呼んだが、正直おこがましく感じてしまう。
そのような甘美な称号の高みにいけるのは、自分などではないと、彼女の艶やかな表情を見て思う。
「ユイさん、気持ちいいっ？でも、もっと、もっと、気持ちよくなってっ」
ハヅキはこれまたユイがしたように彼女の乳房を両手で激しく揉みしだきだす。ユイの甲高い嬌声のキーが一段階高くなる。
依然続くコナミの渦のようなピストンとハヅキの乳房責め。ユイの精神は超加速度的に限界へと昇っていった。
ぐちゅぐちゅになっている自分の膣、そこを容赦なく引掻きまくるコナミのカリ首。流石にもう辛抱の限界だった。
「あ、あぁ、やだぁっ、だめ、やぁっ、でちゃう、でちゃうっ」
眉を顰め、そう叫んだ瞬間、結合中の膣から透明な水分が勢いよく噴出す。尿に近い液体をコナミの身体にスプレーしてしまう。
「あぁぁん、はぁ、でちゃった、はぁ、ごめ、ごめんね、おしっこ、みたいなのが、でちゃう、でちゃ、でちゃった」
顔を両手で隠し取り返しのつかないことでもしたかのように謝罪するユイ。あまりにも強烈な光景にハヅキも荒い息をしながら
べちゃべちゃになったコナミの上半身を見つめる。この淫美さ。やはり、ユイは至高の女性だ、といやがうえにも認識する。
そのことは同じ女性として悔しくもあり誇らしくもある。最高の憧れが常にそばにいることは、きっと自分にとってこれからも
素晴らしい刺激と支えになるのだろう。興奮でドキドキ震える胸を押さえる。
一方でユイに逆にぶっ掛けられた形になったコナミだったが、それでも容赦なく突き続けた。先程自分を言葉責めで
いじめてきた彼女が、心も身体もぐしょぐしょになっている。ユイに対する征服感と、愛情が彼の欲望のブレーキを
完全に壊してしまった。もう何が起ころうと、ユイが何を言おうと関係ない。彼女の膣に目いっぱい精液を出すまで、
腰の運動は止められない。自分と彼女が壊れてしまうまで突きまくってやれとの命令が脳から送られて、思考は
そのままシャットダウンした。狂戦士のごとくユイを突き続ける。
「はぁーっ、はぁーっ、あぁぁーっ、はぁ、あああぁーっ！」
もはや言語らしい言葉も出なくなったユイ。自身が調合した媚薬の威力を自身が一番感じている。
強すぎる快感は時に命を奪うこともあるらしいが、その域に達してしまいそうであった。
早くコナミに出してもらわないと死ぬかもしれない、との思考が霞む意識の中で生まれる。
「はぁーっ、あぁーーーっ、ん、こぉ、なみぃ、くうん、だしてぇ、もう、イッてぇ、ひ、死んじゃうぅ」
彼女が懇願した瞬間だった、コナミはぶるっと全身を震わし、ユイの中にどばどばと超多量の精液を放つ。
ユイは射精を受けて、声にならない悲鳴をあげる。延々と吐き出され続ける精。眼は開いているのに、視界が真っ白になっていく。
ハヅキと同じように、いやそれ以上に膣内から漏れ出た精液がぼたぼたと床に垂れ流されていった。
それから数分間、欲室内には３人の男女の荒い息だけが響いていた。
死ぬほど突かれたユイはもちろん、そのユイを見て強く興奮したハヅキ、その二人に自分の子種を存分に分け与えたコナミ。
ランプの油が切れかかる薄暗い浴室で3人の裸体が汗や涙や愛液できらきらと光っていた。
愛に息を切らす、愛しい二人を見て、男は何を思うのか。
魔女と僧侶は、この危険で当てのない旅についてきてくれた。
コナミを愛している、それだけの理由で彼女達は、自身の全てを自分に預けてくれた。
自分は彼女達に対し何が出来るのか。
彼女達が、もっと愛に生きられるように。彼女達がもっと美しい愛の女神になれるよう。
人知れず、勇者は彼女達と彼女達の住むこの世界の為、全てを賭して戦い続けることを誓った。
･････････････････････････････････････････････････････････････････････････････
「コナミさん」
「すー、すー」
「あらら、もう完全に寝てるみたいね」
浴槽での壮絶な性交を終え、さらにその後もベッドに戻って、噛み付き合うような激しい乱交をした後、３人はようやく就寝時間とした。女性二人でコナミの両脇を固め、彼にぎゅっと抱きつく形で横になっていた。
そのベッドの上はところどころがドロドロした液体で濡れている。明日、自分達が宿をあとにした後、宿屋の掃除係りは驚愕するのだろう。誰がどう見ても、セックスに明け暮れたとわかる部屋になっている。
町に宿屋を奢ってもらっているのに、ちょっと悪いことをしたかなぁ、と女性二人は部屋の惨状を見て思う。
「今日も･･･楽しかったね」
「ええ。･･･ユイさん、やっぱりすごく綺麗でした」
「ハヅキさんに言われちゃったら逆に恥ずかしいな」
「･･･ユイさんも、コナミさんも、大好きよ」
「あたしも、二人セットで世界で一番好き。ふふっ」
女だけのピロートーク。このまま３人で、どこまでも歩き続けていけることを祈る。
「でも、いつかは旅も終わるのかな」
「世界がもうちょっと平和になったら、戦いを休むことはあるかもしれないわね」
つぶやきながら天井に手を伸ばすハヅキ。彼女のその小さな手を見つめるユイ。
思い起こせばコナミたちについていって、すっかり自分というものが変わってしまったなぁとつくづく考える。
お金やお宝にまったく興味が無くなってしまった。聖人君子になる魔法でもかけられたようだ。
･･･尤も、性欲は他人に言えないほどのものになっているのだが。
「休むって･･･？」
「たとえば･･･ほら、子どもとか、欲しくないですか？」
「あぁ、ナルホド。ふふっ･･･たしかに欲しいかも」
下腹部をさする。今は常飲している避妊薬によって子どもは出来ない身体になっている。
旅し、戦う上でも、また愛を育む上でも、今はまだ子孫を欲する頃ではない。
「もしコナミくんの子どもが出来たら、･･･あたしは魔女だから、魔法剣士になるのかな」
「じゃあ、私は一応僧侶ですから･･･神託剣士？パラディン？かしら」
「わ、なんかかっこいい」
どこか垢抜けたハヅキと比べて、自分の子の職業の芋っぽさをちょっと恥じる。
「･･･でも、結局は爆弾魔になる気がする」
「･･･ですね･･･」
「･･･」
「･･･」
「プッ」「クスッ」
すぴよすぴよと幸せそうに眠る、愛しい勇者に一層強く抱きつき、二人の女神も幸せな眠りへと落ちていった。
･････････････････････････････････････････････････････････････････････････････
――位置ポイント��XXX。第三の封印施設発見。国連が調査部隊を派遣。調査中封印解除。大規模爆発。位置ポイントから半径80kmが消滅。
現在、爆発原因の所在は不明。監視衛星・レーダーともに反応ナシ。消滅か。すでに回収に成功している女神像二体の解析を急ぐ。
「いやはや、まったくもって素晴らしい！まさしくコレは、この世で最も美しく、そして最も強力なエネルギー資源ですよ！」
「測定不能クラスの魔法エネルギー、そして無限大といえる貯蔵量。２体とも美しい女性の形をしているのが謎ですが･･･」
「しかし所長、どうして古代人達はこんな素晴らしいモノを封印していたのでしょう。あそこまで厳重に」
「そんなの、アホだったから自分らで扱えなかったか、あ！もしかしたらアタシら未来への粋な贈り物だったのかも！」
「･･･贈り物･･･違うな、1000年前から用意されていた、我々への予測攻撃だ･･･」
「あら、教授。例の爆発事故の件かしら？あれは単に国連の調査員達がお間抜けだっただけでしょ。･･･不器用なクセに出しゃばるから」
「生存者が言うには、男性タイプの未確定存在が目覚めて、自ら封印を打ち破ったとかハナシも出てたみたいだけど」
「この女神二人に、強大な破壊能力を持った男の魔神かぁ。御伽噺にそんなのありましたよね」
「二人の女神に封じられた魔神が、世界の終りに目覚める･･･って奴か。あはは、今の現状になんか似てますね、所長」
「あら、行き詰った我々人類に、活でもいれてくれるのかしら？」
「･･･フン、そんなものどうでもよろしい。ワタシ達魔法科学の最先端が、子供騙しの意味不明な伝説に構ってやる必要などどこにもない」
「くだらん杞憂で足を止めるのは莫迦のする事。今の我々ならこれを最大限に活用することが出来る」
「･･･おや。これは失礼しました教授。･･･そうですね、あえて世迷いごと＜神話＞から取れば、これは神界からの新たな果実」
「失楽園から幾星霜、再び人類が永遠のエデンを得、ヒトから神へと、進化する時が来たのです！」
「これから我々が体験するのは世界の終りなどではなく、始まりですよ！ヒトの歴史は再びここから動き始める！」
そして 天地にあるもの全てを支配するのは 我々 いや ワタシになるのです
「数千年後まで先見出来る超時空魔法、肉体と魂を半永久的に保存する禁断の秘術･･･。そして３柱の男女神、･･･例の御伽噺の発祥原文」
「ようやく全て解読できたが･･･まさか、どれもこれも、ちょうど1000年前の古文書だとは･･･」
「･･･所長の言うとおり、下らん杞憂ならばいいのだが･･･。･･･消えた破壊神、か･･･」
――だいすきなふたりのめがみさまから
ねがいをたくされふうじられた はかいのかみさま
こんどこそ、こんどこそせかいをちょっとへいわにして
ふたりのめがみさまとしあわせになれるよう
とおいみらいで、せかいのおわりをとめるため
ながいながいねむりにつきました
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