心理学辞典

アパシー Apathy

  • アパシー(apathy)とは、無感動、無感情、無関心、感情鈍麻を意味する。本来ならば、ある環境刺激に対して感動したり、興味をもったり、感情表現が生ずるものが、アパシーに陥るとこれらの反応が生起しない。

スチューデント・アパシー Student Apathy

  • アパシーはうつ病や統合失調症患者によくみられる症状であるが、現在では学生無気力症候群(スチューデント・アパシー)として心理学では注目を浴びている概念である。
  • アパシー状態に陥った学生では、学業に対する意欲が完全に喪失し、自発的、能動的な行動が消失し、学業を続けることが不可能となる。わが国の大学生は少なからずアパシー状態に陥っているのであるが、学生がそのことに気がついていない場合が多い。
  • アパシーの原因として、過酷な入試に備えての過剰学習や不本意入学による不適応?が指摘できる。
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