森田療法 Morita therapy
- 森田療法(Morita therapy)は、森田正馬?によって創案された神経症の心理療法。
- クライエントの心身の状態を意のままにしようとする人為的な態度を止めさせ、事前に湧き上がる「あるがまま」の自分を体験させることにより、人生をよりよく生きていくための積極的動機に転換する治療法。
森田神経質
- 神経症の原因となるヒポコンドリー性基調と精神交互作用により、症状が発展固定し森田神経質という病的状態が発展する。治療の目標は、精神交互作用を生み出す「とらわれ」、「はからい」を脱し、生の欲望の発揮(自己実現)に向かっていくことである。
治療過程
- 第1期:絶対臥褥(がじょく)期
- 患者を外界からの刺激を受けない個室に隔離し、食事・排泄時以外の活動を制限して布団で寝ているようにさせる。
- 第2期:軽作業期
- 臥褥時間を減らし、外界に触れさせ、軽作業をさせたりする。
- 第3期 重作業期
- 睡眠時間以外はほとんど何かの活動をしているという生活にし、肉体的な重作業を行う。趣味なども自由に行えるようにする。
- 第4期 退院準備期
コメントをかく