心理学辞典

分離個体化理論 Separation-Individuation Theory

  • 分離個体化理論(separation-individuation theory)は、マーラー?(Mahler,M.S.)が、母子の実験室観察に基づいて提示した発達理論。分離-個体化の成功により対象恒常性が達成されるとした。

分離個体化の過程

時期過程特徴
0〜1ヶ月正常な自閉期自己と他者の識別がなく、欲求が内部で全面的に満たされる。
2〜5ヶ月正常な共生期内部と外部の識別が生じるが、母親とは全能的な一体感を持つ。
5〜9ヶ月分離個体化期分化期母親を対象として認識し、母親を特定化する
9〜15ヶ月 練習期基地としての母親、母親から離れ近くを動き回り探索する
15〜24ヶ月 再接近期母親を別の存在として認識し、両価傾向を持つ
25〜36ヶ月 再個体化期情緒的対象恒常性が萌芽し、母親表象が統合化され、母親の不在に耐え母親から離れて他の子どもと遊ぶ
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