321 名前:いけない遊びをしませんか? 1[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:05:52 ID:xmd3v1vD
322 名前:いけない遊びをしませんか? 2[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:07:05 ID:xmd3v1vD
323 名前:いけない遊びをしませんか? 3[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:08:00 ID:xmd3v1vD
324 名前:いけない遊びをしませんか? 4[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:09:09 ID:xmd3v1vD
325 名前:いけない遊びをしませんか? 5[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:10:10 ID:xmd3v1vD
326 名前:いけない遊びをしませんか? 6[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:11:17 ID:xmd3v1vD
327 名前:いけない遊びをしませんか? 7[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:12:19 ID:xmd3v1vD

 闇の書事件も無事終結して数ヶ月。なのは達が4年生に進級してしばらくしたある日のことだった。

『は〜る〜か〜空響いてる〜♪ いの〜りは〜き〜せ〜き〜に〜♪』

 珍しく人気の少ない高町家のリビングでは、見るものの居ないテレビが虚しく流行の曲を垂れ流している。
 ソファに深く体を預け、食後の満腹感を楽しんでいる美由希は、リビングから聞こえる食器の音に耳を傾けていた。
 士郎と桃子は商店街の福引で手にした熱海行きの切符で夫婦水入らず、恭也は彼女とどこぞへお泊りだ。
 現在高町家にはなのはと美由希の二人だけ。なのはは洗い物の当番で普段より少ない二人分の食器を磨いている。
 
「〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪」

 美由希は、テレビから流れる流行歌に合わせて鼻歌を歌いながら楽しげに食器を洗うなのはの姿を、後ろからじっと見つめる。
 小さなエプロンを掛け、やや高い高町家のシンクに合わせて、愛用の踏み台を使って洗い物をする幼いなのはの姿は、姉の美由希から見ても可愛らしい。
 だが驚くなかれ、この少女は恐るべき力を秘めた魔法少女である―――らしい。
 数ヶ月前にその事実を告げられた美由希だったが、この小さななのはが、そんな大それた存在だとはどうしても思えないのだ。
 美由希は、なのはの後姿をじっと見つめる。……でも、確かにここ数ヶ月でなのはは随分と大人びた気がする。特に、腰の辺りが。

「ねー、なのは、最近見かけないけど、ユーノは元気?」
「うん、ユーノくん君は元気だよ。
 最近向こうのお仕事が忙しいらしいんだけど、時間が空いたときにはいつも魔法の先生をしてくれるの」
「へぇ〜っ。私もユーノに会いたいなー。特にあのモフモフな時のユーノに!
 なのはとユーノは二人で遊んだりはしないの」
「あ、最近は一緒にお散歩したり、トランプしたりもするよ。
 大抵は、フェイトちゃんやアリサちゃん達と一緒にみんなで遊ぶんだけどね」

 少女らしい健全な答え。年相応の無邪気な笑顔。
 だが、美由希はそこに、小さな違和感を覚えてなのはに尋ねた。

「……ねえ、なのは、ユーノと二人でいけない遊びをしたりはしてないよね?」
「―――っ!?」
 ほんの一瞬の動揺。美由希はその一瞬を見逃さなかった。BINGOだ。

「ええっと、お姉ちゃん何言ってるのかな? いけない遊びって、どんな遊びのこと……?」

 微かに頬を紅潮させ、もじもじと足を擦りあわせながら、しどろもどろに答えるなのはの姿に、美由希は口許を綻ばせる。
 ―――ちょっと、面白いかも。
 別段、美由希はなのはの交際を咎める気は更々無い。だが、普段は聞き分けの良い妹の珍しい隠し事に、思わず悪戯心をくすぐられてしまった。
 彼女はきっ、っと鋭い目付きでなのはを正面から見つめる。
 いつも柔和な美由希だが、彼女の御神流の剣士。眼鏡の下の眼光は鋭利な刃物のようになのはの心を突き刺した。
 びくり、となのはが背筋を強張らせる。

「なのは、正直に答えて。なのははずっと良い子だったし、私もなのはの事を信じてる。
 まさか、なのはが男の子といけない遊びをするような悪い子だとは思わないけど。―――確認として、聞いておきたいの」

 かつて見たことも無いような、本気の口調の美由希の言葉になのはの顔は青ざめた。
 ……きっと、深く考えることもなく、幼い衝動に身を任せた戯れだったのだろう。
 それが、こんな風に姉に詰問される程の罪深い事だとは考えてもみなかったのだろう。
 さあ、どう答える? 美由希はわくわくしながらなのはの返答を待った。
 なのはは、俯き気味で思案していたが、決然と顔を上げて迷いない口調で告げた。

「してないよ。お姉ちゃんの言ういけない遊びがどんな遊びなのかは解らないけど―――。
 わたしとユーノ君は、何も悪いことなんてしてないよ! ユーノ君は大事な友達だもん! 悪いことなんて、するはず無いよ」

 仮借、真実を告げたなら―――糾弾されるのは、きっとユーノの方だという事を、なのはは直感的に気付いていた。
 なのはは、姉に初めての嘘をついてまで、友人……恋人であるユーノを守ることを選らんだのだ。
 美由希はユーノに若干の嫉妬を覚えながらも、妹の成長を喜ばしく思った。
 
「……じゃあ、本当にいけない遊びをしてないか、チェックしても大丈夫だよね?」

 ―――さて、悪戯の続きだ。内心の笑みを押し殺し、美由希は真剣な目つきでなのはにそう問うた。

 闇の書事件も無事終結して数ヶ月。フェイトが海鳴に馴染みながらも定期的にアースラに赴いていた頃、とある日の話である。

『真〜っ直ぐに〜受け〜止める〜♪ 君はっ光の〜せ〜んし〜♪』

 珍しく人気の少ないアースラの脱衣場では、スピーカーが館内放送でリンディ選曲の聞きなれない歌謡曲を流していた。
 冷たいシャワーで心身をリフレッシュさせたエイミィは、水気の残る髪をかき上げてシャワールームの水音に耳を傾ける。
 今日もクロノとの戦技指導を終えて汗と打撲痕に塗れたフェイトが、静かにシャワーを浴びていた。
 水音が止まる。いつものツインテールを解いた美しい金の長髪から水を滴らせながら、フェイトが脱衣場に姿を見せる。

『〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪』

 エイミィは、気持ち良さそうにスピーカーの奏でる音楽に耳を傾けるフェイトの姿を、後ろからじっと見つめる。
 透けるような白い肌と、金糸のような髪を、緩慢に水滴が流れ落ちていく。幾度見てもフェイトは宗教画の天使のような美しい少女だ。
 だが驚くなかれ、この少女は恐るべき魔力を持った魔導師なのだ。
 一年ほど前にオペレーターのして彼女の力を目にして以来、幾度も彼女の活躍を見てきたが、未だに普段の姿とのギャップに驚かされる。
 エイミィは、フェイトの後ろ姿をじっと見つめる。あの悲しい出会いから、フェイトは随分変わった気がする。特に、腰の辺りが。
 
「ねー、フェイトちゃん、今日のクロノくんは元気だった?」
「はい、クロノく……お兄ちゃんは、今日もとっても元気でしたよ。
 今日の模擬戦でも、一本も取れずに負けちゃいました」
「もぅ……クロノくんは、女の肌にこんなに痣なんて作っちゃって。
 フェイトちゃんは、クロノくんと訓練以外で遊んだりしてる? ちゃんと兄妹で絆を深めてる〜?」
「はい! お兄ちゃんは訓練の時は厳しいけど、普段はとっても優しくて、最近はミッドの買い物にも付き合ってくれるんです。
 リンディ母さんと三人で、お料理とかもしたんですよ!」

 新しい家族と心通わせつつある少女の、初々しい答え。微笑ましいほど無垢な笑顔。
 だが、エイミィはそこに、小さな違和感を覚えてフェイトに尋ねた。

「……ねえ、フェイトちゃん、クロノくんと二人でいけない遊びをしたりはしてないよね?」
「〜〜〜っ!?」 
 身を竦ませ顔色を失くす顕著な反応。エイミィは吹き出しそうになった。BINGOだ。

「エエエエイミィさん、何の事でしょうか? いけない遊びって、……その、どんな遊びでしょうか……」

 フェイトの声は尻すぼみに小さくなっていく。居心地悪げに視線を漂わせるフェイトの姿に、エイミィは口許を綻ばせる。
 ―――これ、かなり面白いかも。
 最近余り構ってくれなくなったクロノの事を思う。軽い嫉妬も交えて、エイミィは小さな悪戯を思い立った。
 彼女はむむぅ、と怒ったような目付きでフェイトを正面から見つめる。
 いつも優しいエイミィの初めて見る強張った表情から、フェイトは視線を離せずにいた。
 きゅっ、とフェイトが肩を竦める。

「フェイトちゃん、正直に答えてね。フェイトちゃんが良い子なのは私も良く知ってるし、私もフェイトちゃんを信じてる。
 私は、フェイトちゃんがお兄さんといけない遊びをするような悪い子だとは思わないから、確認として、聞いておきたいの」

 詰問するような口調のエイミィの言葉に、フェイトは震え上がった。
 いけない事だというのは、薄々気がついていたのだ。兄妹でこんな遊びをするという背徳感があった。
 それに、普段クロノと親しげにしているエイミィに対する罪悪感も感じていたのだ。
 さあ、何と答える? エイミィは胸を高鳴らせてフェイトの答えを待つ。
 フェイトは唇を噛んで俯いていたが、蚊の鳴くような声で答えた。

「……していません。エイミィさんの言うようないけない遊びは、私とお兄ちゃんはやってません。
 本当です、本当に、私とお兄ちゃんはやっていませんから―――」

 フェイトは、明らかに怯えきっていた。真実が明るみになればどんな非難を受けるか―――。
 想像するのも恐ろしく、ただやっていませんとばかり繰り返す。
 エイミィは可哀想になって、『冗談だよ〜』と言いたくなったが、ぐっと堪えて厳しい顔を崩さない。

「……なら、本当にいけない遊びをしていないか確かめてみようかな?」

 ―――さあ、悪戯の続きだ。期待に胸を高鳴らせ、エイミィは無情の宣告を下した。

 ニンジンに、ナスにキュウリにキャベツにプチトマト。
 これからサラダでも作ろうとでも言うかのように、色とりどりの野菜がリビングのテーブルに並んでいる。
 
「ね、ねぇ、お姉ちゃん、これで本当に、……その、いけない遊びをしていないかチェックをするの?」

 不安げな瞳で尋ねるなのはは、スカートとパンツを脱がされてソファに横たわっている。
 エプロンで辛うじて秘所は隠しているものの、その姿は文字通り俎上の鯉だ。
 美由希は、なのはの不安を吹き飛ばさんとするような、輝くような笑顔で答える。

「うん。いけない遊びをしてる女の子のお股にはね、細長い野菜が入っちゃうんだって!
 ふふふ、さあ、なのはの可愛いつるつるお股には、どんなお野菜が丁度いいかな〜〜♪」
 
 喜々として野菜を吟味する美由希の姿は、改造手術を目前にしたマッドサイエンティストといったところか。
 大根からパセリまで、明らかに不要と思われる野菜まで幅広く取り揃えているのは、美由希の個人的な趣向である。
 なのはは大量の野菜の山を見て、一体どれが自分の中に挿入されるのか恐々としている。

「よ〜し、キュウリさん、君に決めたっ☆」

 美由希が高らかに掲げたのは一本の細いキュウリ。確かに丁度いいサイズだろう。
 ―――何しろ、『太さはユーノ君のと同じくらいかな?』となのはが内心ドキリとした程だ。
 
「さあ、なのは、チェックを始めるよ〜〜」

 眼鏡をキラリと輝かせ、右手でキュウリを玩びながら美由希はなのはに覆い被さった。 
 エプロンを捲り上げると、なのはのつるりとした幼い秘所が顔を出す。
 美由希は鼠径部を掴んで優しく腿を開き、なのはの中心を観察するかのようにしげしげと眺めた。

「ぁぅ……その、恥ずかしいよ、お姉ちゃん……」
「うわぁ、か〜わいい♪ 形もいいし凄くきれい! お姉ちゃん100点満点上げちゃうよ!」

 なのは頬を紅潮させて気まずげに横を向いたが、美由希はそれに構わずテンションを加速させていく。
 もう待てないとばかりに、キュウリをなのはのそこに押し当て、消しゴムのようにごしごしと擦りつけた。
 なのはは動かない。羞恥に顔を染めながらも、毅然として己の潔白を証明しようとしている。

「それじゃあなのは―――チェックを始めるよ」

 美由希は横向けていたキュウリを立てて、ゆっくりとなのはに挿入しようとした。
 ―――だが、入らない。
 キュウリが折れてしまわない程度だが、それなりの力で押し込んでいるのに、入り口は固く閉ざされ異物の侵入を禁じている。
 美由希はなのはの表情を見やった。―――なのはは、奥歯を食いしばり耳まで赤く染めて震えている。
 ぎゅう、と内腿が震える程の力を括約筋に込め、なのはは耐えているのだ。
 美由希はふっ、と表情を緩めた。
 この子はいつもそうだ。普段はほんわかとしているようでも、誰かの為には力を出すことを惜しまない。
 芯が強く、優しい子なのだ。
 ―――だからと言って、悪戯の手を抜いたりはしないけど。

「あれ? なのは顔が真っ赤だよ? どうしたの風邪でもひいちゃったのかな?」

 こつり、なのはの額に己の額をあてて、美由希は首を捻る。

「う〜ん、ちょっぴりお熱があるみたいだね。
 あ、そうだなのは! 熱を下げるためにはこれがいいらしいよ!」

 美由希は滑らかな手つきで、左手でなのはの後ろの穴に長ネギの茎を差し込んだ。

「っ!!??」

 なのはが声にならない悲鳴を上げる。一瞬の気の緩み。
 その間隙を縫って美由希の右手が疾り、つぷり、となのはの秘所にキュウリが沈み込んだ。

 130を幾らか越えた目盛りの下で、美しい金髪が震えている。
 脱衣場の身長台を使い、フェイトは両手をバスタオルで柔らかく縛り上げられていた。

「あの、エイミイさん、こんな格好で本当に、その……いけない遊びをしているか調べるんですか」

 瞳を揺らしながら、おずおずとフェイトは尋ねた。
 また水気を含んだ長髪が胸や腹部に貼りつき、独特の色香を匂わせている。
 エイミィはにっこり笑って小さな器具を取り出した。どこにでもある、電動マッサージ器だ。

「そうだよ〜。ほら、腕をよく使う人は肩が凝ったり、よく屈む人は腰が凝ったりするでしょ?
 いけない遊びをする子は、お股が凝っちゃうんだって? フェイトちゃんは勿論大丈夫だよね〜?」

 エイミィのスイッチオンと共に、マッサージ器がヴヴヴヴヴと音を立てて震えた。
 またローターやバイブの存在を知らぬフェイトだったが、それが己の性感を引き出すものだと直感的に気付いた。
 フェイトは怖気に、ぶるりと腰を震わせた。

「じゃあフェイトちゃん、準備はいいかな?」
 
 エイミィの瞳を直視し、フェイトは逃げたくて堪らなくなった。
 ……それは、一人でするときに『こんなものがあればなあ』と夢想していた器具にそっくりなのだ。

「いくよ〜、スイッチ、オン!」

 掛け声と共に、マッサージ器が蠕動を開始する。エイミィはフェイトの足元に跪き、その内側を覗き込んだ。
 ぺたりとした胸と下腹部を隠すかのように、濡れた髪が淡く広がっている。
 エイミィはそれをかき分け、二本の指でそっと開く。

「あの、あの……恥ずかしいから、余り見ないで下さい……」
「あれれ、濡れてるね〜。凝りが解れたら濡れてきちゃうそうだけど、これはきっとお風呂上りだからだよね?」
 
 フェイトは青ざめた顔でこくこくと幾度も頷いた。エイミィはその怯える仕草に嗜虐心をそそられていく。
 小刻みに振動するマッサージ器を触れるか触れないかという距離で、緩慢にフェイトに秘所に擦り付ける。
 ぅぅぅ、とか細い声を上げて、フェイトがそれから逃れようと、立ったまま腰を揺らす。
 
「それではフェイトちゃん―――本格的に始めるよ」

 エイミィはマッサージ器の目盛りを「弱」から「中」へと上げる。
 ―――効果は劇的だった。
 フェイトはいやいやをするように首を振り、瞳を涙で潤ませた。んっ、んっ、と途切れがちに熱い息が唇から零れる。
 エイミィはフェイトの表情を見つめた。―――フェイトは怯えと快楽の混じった自分の感覚に戸惑っているようだった。
 爪先立ちの姿勢になって振動から逃れながらも、大きな波が押し寄せる度に体を震わせる。
 エイミイは意地悪な笑みを浮かべた。
 この子はずっとそうだ。凛としているようで、何かをを失ったり、叱られたりすることに極端に怯える。
 怖がりで、小心者の子なのだ。
 ―――だからこそ、悪戯のし甲斐があるというものだ。

「ねえフェイトちゃん、お股の凝りがほぐれたら凄く気持ちイイらしいけど、まさか気持ち良くなったりしてないよね?」

 真綿で首を絞めるように、じわじわと強くマッサージ器を押しつけていく」

「凝りがほぐれて気持ち良くなっちゃうと、お股から涎が垂れちゃうらしいけど―――。
 まさか、フェイトちゃんはそんないやらしい子じゃない筈だよね?」

 ぐり、とマッサージ器でフェイトの核を擦り上げる。

「―――ぁぁっ、んんっ……」

 果たしてフェイトの口から零れたのは、紛れもない嬌声だった。
 つぅ、と一筋、マッサージ器を水とは明らかに異なる粘液が流れ落ちた。

「あれあれ〜 キュウリが入っちゃった! おかしいなぁ、なのははいけない遊びはしてない筈なのに、どうして入っちゃったんだろうね?」

 頬に人差し指を当て、美由希はわざとらしく首を捻り、むむむ、と眉を寄せて思案して、ぽんと手を叩いた。

「きっとこれは何かの間違いだよね! ね! なのは!」
「ぅ……うん、そうだよ、きっと何かの間違いだよ……」
「それじゃあ、もう一度試してみようね! そしたらきっと間違いだったって判るよ!」

 緩やかだが力を籠めて上の内壁を擦りながらゆっくりとキュウリを引き抜き、抜ける寸前で再び素早く挿入した。

「おっかしいな〜? また入っちゃったよ? 今度こそ間違いだって判るかな〜」

 美由希は幾度も、キュウリを引き抜いて抜ける寸前に再挿入を繰り返す。
 やがてそれは速度を増し、情交のような抽送へと変化していく。
 後ろの穴に差し込んだ長ネギを、ゲームのコントローラースティックのようにぐりぐり回すと、なのはの口から押し殺した声が漏れた。

「どうしてなのかな? 試す度に入り易くなっていくよ〜? これは変だね〜」

 抜き挿しを繰り返されるうちに、キュウリにはべっとりと白濁した液体が絡みついていた。
 美由希は長ネギを弄り、キュウリで抽送を行いながら、そのキュウリごとなのはの秘所を舐め上げた。
 
「ふふっ! なのはのお豆さん可愛い〜 キュウリとおネギとお豆さんで、どんな料理が出来るのかな〜♪」

 美由希は丹念に執拗になのはを責め続け、なのはは、助けを求めるように幼い手足をばたつかせる。

「お姉ちゃん、やめっ、もうやっ、やっ、あっあっあっ―――」

 慈悲深い笑みを浮かべ、美由希はなのはの髪を撫でてもう一度尋ねた。

「なのはは本当に、いけない遊びはしてないんだよね?」
「……うん、してなっ、してないから、もうやめっ……」
「変だねぇ? じゃあ、お父さんとお母さんに相談してみようかな?
『なのははいけない遊びをしてない筈なのに、お股にキュウリが入っちゃいました』って」
「……!?」

 美由希は唇に指を当て、流し目でなのはを見つめた。
 なのはの肩から力が抜ける。顔を耳まで赤く染めたなのはは、すん、と鼻をすすって美由希に頭を下げた。

「嘘ついてごめんなさい、お姉ちゃん。お姉ちゃんの言う通り、ユーノ君といけない遊びをしてました。
 ごめんなさい、お願いだから、お父さんとお母さんには言わないで、ユーノ君を怒らないであげて!」
 
 美由希はしょんぼりと項垂れたなのはを見つめていたが、普段どおりの優しい姉としての笑みを浮かべ、頭を撫でた。

「ちゃんとごめんなさい、って謝れるなのは、やっぱりいい子だね。うん。お父さん達には内緒にしててあげる。
 でも―――嘘ついたことに対しては、ちゃんとお仕置きをしないとねっ♪」

 ちゅっ、と美由希はなのはの核に吸い付いて、キュウリと長ネギの抽送を再開した。
 
「そんな、お姉ちゃ―――」

 声を上げるなのはの口を塞ぎ、緩急織り交ぜた自由自在の動きで、なのは中を蹂躪する。
 なのはは逃れようともがくが、体格が違いすぎて美由希の拘束から逃れられない。
 美由希はなのはの口を塞いだ掌に、熱いなのはの喘ぎを感じていた。
 なのはの抵抗は次第に弱まっていき、―――大きく全身を痙攣させ、ぐったりとその全身を脱力させた。
 美由希が口を塞いだ掌を外すと、半開きになった口からつぅと涎が垂れ落ちた。
 それをハンカチで拭うと、美由希はなのはに囁いた。

「ユーノ君といけない遊びをする時は、今度からはお姉ちゃんも一緒に混ぜてね。また気持ちよくさせてあげるから。
 ―――はぁ、体動かしたからお腹空いちゃった。
 なのはもお腹空いたでしょ? 待ってて、フルーチェ作ってあげるから♪」

「おやおや〜 お股の凝りがほぐれた訳でもないのに、何だか気持ち良さそうな顔をしてるね〜 フェイトちゃん」

 エイミィはきょとんと首を傾げ、目をぎゅっと瞑って小さく震えるフェイトの顔を覗き込む。

「でも、フェイトちゃんが嘘つく訳ないよね。マッサージ器に付いたおツユも、きっとシャワーの拭きの残しだよね!」
「そ、そうです! きっとそうですよ!」
「もー、駄目だよフェイトちゃん、お風呂から出たら体はちゃんと拭かないと、風邪ひいちゃうよ!」

 垂れ落ちた粘液を潤滑油にして、ぬるぬるとマッサージ器をフェイトの秘所に滑らせる。

「でも変だね〜? フェイトちゃんのお股から、何だかいやらしいお汁がどんどん出てきて止まらないよ〜?」

 エイミィはべとべとに汚れたマッサージ器を見せ付けるように、フェイトの鼻先に突きつける。
 ひっ、と小さな悲鳴を上げてフェイトは思わず目を伏せた。
 蠕動するマッサージ器を再び秘所に当てがい、溢れた粘液を後ろに塗りこみながらエイミィは尚も問いかける。
 
「一体どうなってるのかな? お股の凝りがほぐれて気持ち良くならないと、こんなにいけないお汁は出ない筈なのにね?」

 薄紅色の突起に下を這わせながら、エイミィは上目遣いでフェイトを見つめる。
 小鳥が囀るような短い喘ぎを上げながら、フェイトはふるふると首を振った。

「こうなったらとことん調べないといけないね〜 ほら、フェイトちゃんのお股、気持ち良さそうにひくひく動いてる♪」

 二人だけの脱衣室に響くのは、低いマッサージ器の唸り声と粘り毛のある水音、そしてフェイトの吐息だけだ。

「……ぉ願いひます、エイミィさん、もう勘弁してくらさい……」

 嗜虐的な笑みを浮かべて、エイミィはフェイトの髪を手櫛で梳りながら問うた。

「フェイトちゃんは本当に、いけない遊びはしてないのかな? ん〜?」
「……それは、あの、その……」
「おっかしいなぁ? それじゃあ、リンディさんに聞いてみようか!
『フェイトちゃんはいけない遊びをしてないと言ってますが、お股はもうこんなになっちゃってます』って」
「―――あ」
 
 エイミィは瞳を輝かせてフェイトの返答を待った。
 フェイトは半泣きになり、ぺこぺこと頭を下げてエイミィに懇願した。

「ごめんなさいぃ、エイミィさん。私はHな子です。本当はクロノといけない遊びをするのが大好きでした。
 本当にごめんなさいぃ、謝ります! だからどうか、リンディ母さんには言わないで下さいぃ」

 涙を浮かべるフェイトに、ちょっぴり悪戯が過ぎたかな、とエイミィは頭を掻く。

「よしよし、大丈夫だよ、フェイトちゃん。この事はリンディさんには黙っといてあげるから。
 それはそれとして―――まだお股の凝りは、全部ほぐれてないよね?」

 エイミィは目を細めて、出力を『大』に設定したマッサージ器をフェイトの股間に押し当てた。

「〜〜〜っ!? んぁっ、駄目ですそんな―――」

 今度こそ容赦ない振動が、フェイトの中心を脳天に向かって突き上げる。
 首を振り、髪を振り乱してよがるフェイトは、はしたない声を漏らすまいと懸命に自身の髪を噛んだ。
 エイミィは慈悲なく容赦なく、バレエのように爪先立ちになって逃れようとするフェイトを追い詰める。
 抵抗も長くは続かなかった―――フェイトは震えながら背筋を大きくのけぞらせ、膝から崩れ落ちた。
 エイミィは、それを優しく抱きとめて手首の戒めを解いた。
 美しい瞳に浮かんだ涙を拭いつつ、フェイトの耳元で囁く。

「今度から、クロノ君といけない遊びをする時はあたしも一緒だよ。すっごいこと、沢山教えてあげるから。
 ―――ふぅ、随分汗かいちゃったね。フェイトちゃんのお股もびしょびしょだし。
 ねっ、二人でもう一回シャワー浴びよっか? 体流しっこしようよ♪」

 闇の書事件も無事終結して数ヶ月。クロノにもようやく暇な時間ができ始めた頃の事だ。

『まよなっかっのあ〜お〜に溶〜けて〜 流れってっくな〜み〜だ〜の粒」

 見るからに資産家の別荘といった英国風の建物、似つかわしく無い大衆歌謡が流れている。
 瀟洒なテーブルで上品にアフタヌーンティーを楽しむのは、落ち着いた初老の英国紳士だ。
 クロノは、この葉は一体幾らするのだろう、などと考えながらその相伴に預かっていた。
 前回の事件の事後報告にグレアムの元を訪れたのだが、どうにも落ち着かない。

「〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪」

 静寂を台無しにする調子外れの鼻歌が、どこからともなく聞こえてくる。
 きっとあの双子だろう。あるときは美しい女性の姿、ある時はグレアムの膝の上でとぐろを巻く高級猫。
 だが驚くなかれ、その正体はグレアムと歴戦を共にした戦闘型の使い魔なのだ。
 幼い頃さんざんしごかれたトラウマからか、クロノは今もあの二人に苦手意識を持っている。
 グレアムはティーカップを下ろし、穏やかな口調で問うた。

「クロノ、君の妹となったフェイト君と仲はどうだね?」
「は……フェイトとの仲ですか? 良好です。
 彼女の魔導師としての訓練も、社会復帰も共に順調です」
「成る程。だが君とフェイト君はもう兄妹なのだ。仕事だけの間柄ではいかんぞ。
 きちんと、兄妹としてのコミュニケーションはとれているのかな?」
「はい、そちらも問題ありません。最近では共に余暇を過ごすこともあり―――。
 その、一般的な兄妹として仲を深めています」

 クロノらしい誠実で真面目な回答。
 だが、グレアムは長年の勘でそこに不穏なものを感じ取った。

「……なあ、クロノ。もしや、フェイト君といけない遊びをしてはおらんだろうね」
「―――んなっ!?」
 隠し事の苦手なクロノの、判り易い動揺。

「そ、その、おっしゃられる事が自分には判りかねます……いけない遊びとはどのような遊びのことでしょうか?」

 冷や汗を垂らし、どう取り繕おうか必死になっているクロノの姿に、グレアムは笑みを押し殺した。
 ―――これは、中々面白い。
 別段、彼らの兄妹関係を咎める気はないが、かつてのクライドを見ているようで悪戯心をくすぐられた。
 グレアムは、かつての歴戦をしのばせる鋭い眼光でクロノを見据えた。
 安楽椅子に腰掛け猫達の背を撫でる、今の好々爺のようなグレアムからは想像もつかない視線だ。
 額から行く筋も汗を垂らしながら、クロノが唾を飲む。

「クロノ、正直に答えてくれ。私は君を立派な男だと信用している。
 まさか、君が妹といけない遊びをするような軽薄な男だとは思いたくが―――確認として聞いておきたい」

 かつて無い窮地に、クロノの睾丸は縮み上がった。
 背徳感もあったが、青い衝動に任せて嵌り込んだ関係だった。
 それが、こんな場所で、この件について、こんなに厳しい追求を受けるとは思っていなかったのだ。
 さあ、どう答える? グレアムは長年培った顔芸でクロノを厳しく追求する。
 クロノは、冷や汗を垂らしながらゆっくりと述べた。

「していません。―――おっしゃられるような後ろめたいことは何も。
 自分と妹は、健全で適切な兄弟関係を築いています」

 何よりも、妹に手を出した鬼畜兄というレッテルが貼られる事が我慢できなかったのだ。
 クロノは、誠実第一で過ごしてきた人生で、ここに最大の嘘をついた。
 グレアムは、クロノの青いプライドに、男としての成長の兆しを感じとっていた。

「……それでは、本当にいけない遊びをしていないか、確認しても構わんのだね?」
 
 ―――では、悪戯の続きだ。グレアムは直立不動で硬直するクロノのベルトにゆっくりと手をかけた。


著者:95スレ328

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