[191] お前に届け私の想い 1 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/12/08(土) 18:18:03 ID:lVKWtvw/
[192] お前に届け私の想い 2 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/12/08(土) 18:19:25 ID:lVKWtvw/
[193] お前に届け私の想い 3 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/12/08(土) 18:20:41 ID:lVKWtvw/
[194] お前に届け私の想い 4 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/12/08(土) 18:22:05 ID:lVKWtvw/
[195] お前に届け私の想い 5 ◆6BmcNJgox2 sage 2007/12/08(土) 18:24:20 ID:lVKWtvw/

ある日、シグナムがフェイトにある事を話しかけていた。
「テスタロッサ…少し良いか?」
「シグナムどうしたの? そんなかしこまって…。」
何時も固めなシグナムが少々かしこまった表情でフェイトにある事を訪ねた。
「テスタロッサは…自分の運命の人と言うのを信じた事があるか?」
「無い…って言うと嘘になるよ。仮に私の運命の人は誰かって言われたら…やっぱりなのはだろうな。
なのはと出会わなければ今の私は無かっただろうし…精々がジュエルシード事件の実行犯として
今も牢獄に…なんて事もあったのかも。そう言う意味ではなのはには感謝してるよ。」
「そうか…。」
あっさりと答えるフェイトにシグナムは少々寂しげな顔をしたが、今度はフェイトが訪ねて来た。
「でもシグナムからそういう話をして来るなんて一体どういう風の吹き回しかな?」
ヴォルケンリッターの中でもクールな部類に入るシグナムが何故この様な
ロマンチックな(?)話をして来るのかフェイトにとって疑問だったのである。
「ふ…確かに以前の私ならばこの様な話をして来る事は無かっただろう。以前に使えていた主は
皆私達を道具としか扱っていなかった故…その様な事を考える余裕さえ無かった…。
だが…今こうしてお前とこの様な話をしているのは私達を家族として扱ってくれた
主はやてのおかげだろう。そういう意味では主はやてには感謝している。」
「そっか…。」
かすかな微笑を見せたシグナムにフェイトも思わず微笑んでしまうが、シグナムはさらに言った。
「話を戻すが…お前の本当の運命の人と言うのがいるとしたら…それはもっと近くにいるんじゃないのか?」
「は?」
フェイトにとって理解し難いシグナムの言葉に思わず首を傾げるが、シグナムは
先の一言を最後にその場から立ち去って行った。
「変なシグナム…。私にとって近くてかつ運命の人なんてなのは以外には有り得ないのに…。」

フェイトはなのはを愛していた。確かにその感情が世間ではレズビアンと呼ばれている事は知っている。
しかし…それでもフェイトはなのはを愛し、自分にとって運命の人はなのは以外に有り得ないと信じていた。
そのはずだったのだが………まさかあんな事になろうとは…………

しばらくして、仕事を終えて自室に帰っていたフェイトの所に同じく仕事を終えたと
思われるシグナムが訪ねて来た。
「どうしたのシグナム、こんな時間に…。」
「うむ…実は大事な話があってな…。」
やはりシグナムは先にフェイトに話しかけて来た時の様にどこかかしこまった表情になっている。
いつもクールで感情を表に出す事が少ない彼女なだけにフェイトも何処か不思議に思うのだが…
「あの時私が言ったお前への質問の答えを言いに来た。」
「え? あの時のって…運命の人はもっと近くにいるんじゃないのか? って奴?」
「そうだ…。」
シグナムは頷くが、フェイトは冗談半分に軽く笑っていた。
「そんな事の為に態々こんな時間に来るなんて…。」
「そんな事じゃない! 私にとっては大事な事なんだ!」
「え……。」
シグナムに突然怒鳴り付けられ、フェイトは思わず黙り込む。シグナムがここまで
感情的になるとは…フェイトとしても信じられない事だったのだから…
「はっきりと言わせてもらおう…。なのははお前の運命の人にはなり得ない…。
なのは以上にお前の近くにいて…それでかつお前の運命の人…それは私だ!!」
「え…………。」
若干頬が赤くなったシグナムにそう告白され、フェイトは一瞬唖然とし、その後で笑うしか無かった。
「ハ…ハハハハ……シグナムも冗談キツイな〜…。」
「冗談じゃない!」
シグナムはやはり感情的になりながら両手でフェイトの両肩を力一杯掴んだ。
「私は過去様々な主の下に仕え…様々な戦いを乗り越え…様々な者と会って来た…。
だからこそ分かるのだ! お前は私にとって他の者とは違う何かがあると……。」
「だから気のせいだよ気のせい…。」
やはりフェイトは信じがたい顔になっていたのだが、シグナムは真剣だった。
「私とお前が初めて会ったのは十年前…夜天の魔導書事件の時だったな…。
お前はまだ九つの幼子で…それでありながら幾多の戦いを経験した私と互角に渡り合った…。
その日から私は寝ても覚めてもお前の事ばかりを考える様になった…。如何に戦えば
お前を倒せるか…とな…。しかし…そうやってお前の事を考えている内に…
もう一つの感情が沸いて来ていたのに気付いた。私はお前の事が好きになっていたのだ!
過去の主の下で使えて来た時には抱いた事の無い新たな感情! これが恋と言うのだな!?」
「え…えええええええ!?」
真剣に問い詰められたシグナムにフェイトも慌てるしかない。しかしシグナムはなおも続けるのである。
「夜天の魔導書事件を終え…お前と共に戦う立場になってから…私は嬉しかった。
日に日に美しく…女として成長していくお前の姿を見守るのが…楽しかった。
しかし…同時に恐れもあった。成長する事も老いる事も無い私と違い…お前は生身の人間だ…。
その若く美しい体も永遠の物では無い…。いずれは老いる運命にある………。
だからこそ……今の内に……お前が若く美しい内に…………抱かせてくれ!!」
「え……? キャァァァァァァ!!」
余りにも突拍子の無い事にフェイトは意味が分からないでいたが、シグナムは
次の瞬間フェイトを勢い良くベッドへと押し倒していた。
「ダメ! ダメだよシグナム! 私はなのはが! なのはが好きなんだよ!」
シグナムに押さえ付けられながらもフェイトは必死に自分の好きな人の事を主張するが…
「何度も言うがなのははお前にとっての運命の人にはなり得ない。何故ならば…。」
そう言ってシグナムは何処からか取り出したリモコンの様な物を操作すると
空中にモニターが出現し、ある映像が映し出された。
「こ……これは………。」
そのモニターに映し出された映像を見たフェイトは愕然とした…。

「ユーノ君! 私頑張るよ! ユーノ君みたいに賢い子を産んで見せるよ!」
「僕も頑張るよなのは! なのはみたいに立派な魔導師になり得る子を産ませて見せる!」
映像の向こうにはベッドの上で全裸になって抱き合い愛し合うなのはとユーノの姿があり、
フェイトは絶望するしか無かった。

「あ……あああああ!! なのはぁぁぁぁぁぁ!!」
目から涙を滝の様に流し、頭を抱えるフェイトだが…映像の向こうのなのはは
それに気付く事無く一心不乱にユーノと交わり続けていた…。
「分かったか? これが証拠だ。お前がなのはを愛しようとも…なのははレズでは無い。
確かになのはもお前の事が好きなのであろうが…それはあくまでも親友と言う健全な対象でしか無い。
なのはが本当に愛しているのは…異性であるユーノに他ならないのだからな。」
「そんな……どうして……ユーノとは別に何も無いただの友達だって言ってたのに…どうしてぇ!!」
フェイトは信じられなかった。なのは自身の口からユーノはただの友達だと聞かされていた故に
この様に激しく交わりあい愛し合う姿が…本当に信じられない事であった。
「フ…単純に恋人同士である事を公言するのが恥かしかったのだろう。人前でそういう事を
大っぴらに言うのは誰だって恥かしい物だ。特にテスタロッサ…お前の前ではな……。」
「え……。」
「確かに嘘を付く事は悪い事だ。しかしなのはだって気付いていた…お前がなのはに
対してレズ的か感情を抱いていたのを…。それで大っぴらにユーノの事を愛している等と
言う事がお前の前で言えると思うか? もしそんな事になれば…お前はユーノに嫉妬して
傷付けていたかもしれない。そう。なのはがユーノと付き合っていた事をお前に秘密に
していたのは…ユーノを守ると同時に…お前を犯罪者へしない為の優しさだったのだよ!」
「そ…そんな…………。じゃ…じゃあ私はどうすれば………。」
フェイトは涙が止まらなくなった。一番愛していた者に裏切られた気持ちになったのだから…
しかし、そんなフェイトをシグナムが優しく抱いていた。
「今のお前の傷付いた心を癒せる者がいるとしたら……それはなのはでは無く…私以外には有り得ない…。」
「そんな…私は……嫌だ………なのは……なのは………。」
こうされてもなおフェイトはなのはを愛していた。なのはを求めていた…だが…現実は無情だ。
「だがなのははお前を抱いてはくれぬぞ? あの通りユーノに抱かれているのだからな。
だからこそ…お前を抱けるのは……本当にお前を愛する事が出来るのは…私だけだ……。」
「んっ!!」
シグナムがフェイトの唇を奪った。
「ん! んんん! んんんんん!!」
フェイトは必死に離れようとするが…シグナムは離さない。より強くフェイトの唇へ密着させる。
「ん……んん……ん…………………。」
それでも必死に抵抗していたフェイトだったが…まるでシグナムに力を吸い取られていく様に
身体から力が抜けて行き……動きを止めると共にゆっくりと目を閉じ、一滴の涙が零れ落ちた……
「んあぁ………。」
十秒後、シグナムの唇が離れた際には二人の唇の間には一条の唾液の糸が引いていた。
「どうだ……なのはだってここまではしてくれまい?」
「………………。」
口から唾液を垂らしながら笑うシグナムにフェイトは黙って頷くしか無かった。
「それでは…脱がすぞ……お前の美しい肢体を見せて欲しい………。」
シグナムはゆっくりとフェイトの服のボタンを外し、一枚一枚優しく脱がして行った。
フェイトは…観念したのか…はたまた抵抗出来ないのか…抵抗する素振りさえ見せない。
管理局の制服を脱がし終えた後に現れたフェイトの胸と股をそれぞれに隠した黒いブラジャー。
シグナムはそれにさえ手を掛けて優しく外した。やはりフェイトは抵抗する素振りさえ見せない。
「本当に凄い物だな…ほんの十年前はあんな幼子だったと言うのに…ここまで
美しい女へ成長するとは…私も驚きだ…。」
普段制服は茶色く、また黒いバリアジャケットを身に付ける事もあるフェイトだが…
それを全て脱がして一糸纏わぬ姿となったフェイトの身体は対照的に白かった。
そしてシグナムはフェイトの豊満な左乳房に優しく触れるとフェイトは一瞬ビクッと震えた。
「アッ!」
「ふふ…中々可愛らしい声を出す物だ。こういう事をされるのは初めてか?」
「シグナムの意地悪…。」
フェイトはやっと嫌そうな顔をしてシグナムを睨み付けるが…シグナムとしては今更感が拭えない。
「そんなに嫌なのなら私がお前の服を脱がす時点で抵抗すれば良かったのに…何故そうしなかった?」
「うう……だからシグナムは意地悪だと……。」
フェイトはまともにシグナムに言い返す事が出来ずに目に涙を浮かばせるのみだった。
「おっと…お前ばかり裸にさせては可哀想だな。それじゃあ私も脱ぐとしよう。」
そう言ってシグナムもまた制服のボタンを外し、服を脱ぎ始めた。
「……………………。」
フェイトがベッドの上で身動き一つせずに見守る中、シグナムは服を一枚一枚脱ぎ下ろし、
自らの裸体を露にして行く…。シグナムはフェイトの身体を美しいと評してはいたが…
シグナムの身体だって美しい……そう思うとフェイトの頬は自然と赤くなっていく……。
「どうした? 何か言いたそうな顔だな…言いたい事があるなら言って見ろ?」
服を全て脱ぎ終えたシグナムに心中を悟られ、フェイトは顔を赤くしながら言った。
「シグナムは私を美しいと言うけど……私にとっては……シグナムの方が……その…綺麗……。」
「そうか? 私としてはその様な自覚は無いが…まあどんなに客観的に優れた者でも本人にとっては
普通で、むしろ他人が羨ましく感じてしまう…その様な物か……。だが、仮に私が美しいとしても
所詮は作り物の身体に過ぎない。そう言う意味ではナチュラルに美しく生まれたお前には敵わん。」
シグナムはそうフェイトを褒め返すが、フェイトは気まずい顔になっていた。
「私も所詮は作り物…。プレシア母さんの実の子のアリシアの代わりに作られたクローンだから…。」
「あ…すまん…その事をすっかり忘れていた。」
大切な事を失念していたシグナムもまた気まずくなるが、その後でこうも言った。
「しかし…お前の元になったアリシアは自然の摂理によって生まれて来たのだろう?
ならば…その細胞を基に誕生したお前もまた…大自然の生み出した美と言う事になる。」
「そんな…アッ!」
優しい笑みを浮かべながら再びベッドに乗りかかったシグナムはフェイトの右乳房に
手をかけ、親指と人差し指で乳首を弄くりながら自らの口でフェイトの左乳房に吸い付いた。
「キャッ!」
両方の乳首を有無も言わせずに責められたフェイトはまたもブルッと身体を振るわせた。
「やめてシグナム…そんな…赤ちゃんみたいな事…。」
「赤ん坊の様でも…構わぬ。私とて甘えたくなる事くらいあるのだからな……。」
普段のシグナムからは想像も出来ない言葉。だが、それは考え様によってはその通りかもしれない。
何時もクールに澄ましているからこそ…他人に見っとも無い所は見せたくないと言う思いもあるだろう。
そうなれば甘える事など出来やしない。だからこそシグナムは密かに誰かに甘えたいと言う
気持ちを…心の中に潜ませていたのかもしれない。
「私は…何時も抱かれる立場だった……。」
「え?」
突然乳首から口を離したシグナムの言葉にフェイトは首を傾げる。
「主はやてに仕える以前の…過去の主達が私達を道具の様に使っていたのは以前も話した事があるが…
その際に私は良くその過去の主の性欲処理に使われた…つまり抱かれたと言う事だ…。
さらには私に風俗嬢まがいの事をさせて金を儲けようとした主もいた…。
つまり主では無い男達からも数え切れない程抱かれて行ったと言う事だ………。」
「そ……そんな事が………。」
悲しげな顔で言うシグナムにフェイトもかすかに悲しげとなる。
「そして私達は主の命令には絶対服従のヴォルケンリッター…。だからこそ主の命ずる通りに
抱かれて抱かれて抱かれ続けた…………だからこそだ……。今ここでは……私がお前を抱く!
今度は私が抱く立場になって………お前を抱かせてくれ!」
「ん………。」
シグナムは再びフェイトの唇を奪った。最初の時に比べ、今度はフェイトも抵抗しなかった。
だがそれだけじゃない。シグナムと繋がる唇を通して…シグナムの心が流れ込んでくる…
その様な感触もフェイトは感じていたのだ。

それは身の毛のよだつ恐ろしい光景だった…。確かに過去の主からは道具の様に
扱われていたと言う話には聞いていたが…実際に目の当たりにするとそれは実に恐ろしい。
昼は厳しい戦いを強いられた上に…夜はまともな休みさえ与えられずに主に抱かれる…。
それでもシグナム達は献身的に主に尽くしているのだが…主の方はそれに
一向に感謝する素振りさえ見せず、まるで自分の道具で当然と言った態度…。
本当に人間と見ていない。フェイトがプレシアにアリシアの代用品扱いされていた
時よりも酷い状況。そう言う意味では…はやてに仕える様になった後の
シグナム達のはやてに対する想いがどれだけの物なのかが痛い程良く分かった。
道具では無く…家族として扱ってくれたはやてに対する想いが…。
そして…シグナムの辛い過去を目の当たりにした後…今度はシグナム自身のフェイトに
対する想い…そういった物が流れ込んで来ていた………。
幾多の主の下で様々な戦いを乗り越えてきたシグナムが…真に好敵手と思える程の
実力者と出会った相手は…若干九歳の少女であるフェイト…。
シグナムが敵として…また味方同士になった後も訓練や模擬戦と言う形で
刃を合わせ続けた結果……シグナムはフェイトに対して今まで感じた事の無い新たな感情…
即ち…『愛する』と言う感情を知った………。

「(シグナムの言った通りだ…。こんな近くに私の事をこんなにまで想ってくれている人が
いたなんて…。それに気付かなかった私は……なんて馬鹿なんだろう………。)」
フェイトは自分が恥かしく…情けなくなった。そして頬を赤くしながら…シグナムに言った。
「本当に…こんな私でも……今頃になってやっと気付いた鈍感な私でも……愛してくれますか?」
「何を分かりきった事を……むしろ私の方がお前を愛して良いのか聞きたいくらいだ。」
二人は頬を赤くし、優しく微笑みながら………再び唇を合わせた………。

それから…二人は眠る事も忘れて愛し合った…。
互いの体温や肌触りを感じながら…乳房を揉み合い…乳首を摘み合い…揉み合い…
股間の花園を…擦り付け合った…。
「あっ………あ……。」
「やはり立派な女へと成長してくれた…嬉しいぞ………。」
シグナムは本当に嬉しそうに微笑む。フェイトもここまで嬉しそうなシグナムは見た事が無かった。
そしてそれがとても嬉しい。そう思える程になっていた。
結果二人は一晩中愛し合い…寝る間も無くまた新たな仕事に入る事になるのだが…
その間も二人で密かに愛し合った余韻に浸り…眠気に襲われる事は無かった。

間も無くして…なのはとユーノは皆に実は恋人同士だった事を恥かしそうにしながらも公言した。
「やっぱりじゃないですか!」
「そうだと思ってたんですよね〜!」
「むしろそうじゃない方が不自然って言うか〜!」
なのはとユーノの仲はフェイトを除く誰もが分かり切っていたらしく、結局予想通りと
言った反応で終わり、そこまで騒ぎにはならなかった。むしろこれを知ったフェイトが
どう言う風に怒るのか? と言う事が興味の対象になっていたのだが…フェイトは怒らなかった。

「フェイトちゃん…私今まで嘘付いてたのに…怒ったりしないの?」
「そうだよ。僕達…もしかしたら近い内に結婚するかもしれないんだよ?」
フェイトが意外にも無反応だった事が逆に怖くて…なのはとユーノが直接
フェイトに対しそう聞きに行っていたのだが…彼女はやはり特に怒る事は無かった。
「良いよ別に。二人でそういう道を選んだんでしょ? なら私が口出しする事じゃない。」
フェイトは冷静に微笑みながらそう答え、その場を後にした。
「私はこれから用事があるから…またね?」
「う…うん…。」

フェイトがなのはとユーノの二人の前から立ち去った後…彼女の向かった先には
シグナムの姿があった。
「本当に…良かったのか? まだ悔いはあるんじゃないのか?」
シグナムの心にも多少の悔いがあった。今回の事がフェイトの心を傷付けたのでは無いかと…。しかし…。
「悔いが無い…って言うと嘘になる。けど…だからと言って私がなのはを無理矢理自分の物に
すれば…なのはは嫌がるし…ユーノと引き離された悲しみに暮れるだけ……。
それに……私は気付いたから…本当に愛してくれる人の存在に気付いたから……。」
「そうか……。」
二人は優しく微笑みながら…互いの手を繋いだ。
                      おしまい


著者:◆6BmcNJgox2

このページへのコメント

まさに禁断の恋です。シグナム×フェイトは、なのは×ユーノの次に萌える。

0
Posted by 卓也 2013年02月14日(木) 18:25:39 返信

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