459 名前:しんじるものはだれですか? ◆265XGj4R92 [sage] 投稿日:2008/07/26(土) 00:21:14 ID:Kxqg+OQw
460 名前:しんじるものはだれですか? ◆265XGj4R92 [sage] 投稿日:2008/07/26(土) 00:22:08 ID:Kxqg+OQw
461 名前:しんじるものはだれですか? ◆265XGj4R92 [sage] 投稿日:2008/07/26(土) 00:22:57 ID:Kxqg+OQw
462 名前:しんじるものはだれですか? ◆265XGj4R92 [sage] 投稿日:2008/07/26(土) 00:23:59 ID:Kxqg+OQw
463 名前:しんじるものはだれですか? ◆265XGj4R92 [sage] 投稿日:2008/07/26(土) 00:24:32 ID:Kxqg+OQw
464 名前:しんじるものはだれですか? ◆265XGj4R92 [sage] 投稿日:2008/07/26(土) 00:25:42 ID:Kxqg+OQw
465 名前:しんじるものはだれですか? ◆265XGj4R92 [sage] 投稿日:2008/07/26(土) 00:26:51 ID:Kxqg+OQw
468 名前:しんじるものはだれですか? ◆265XGj4R92 [sage] 投稿日:2008/07/26(土) 00:29:05 ID:Kxqg+OQw
469 名前:しんじるものはだれですか? ◆265XGj4R92 [sage] 投稿日:2008/07/26(土) 00:29:26 ID:Kxqg+OQw

 空を飛ぶ鳥は優雅だ。
 風を掴んで空を舞い、高い空で羽ばたく姿はとても美しい。
 決して地を這う獣には真似出来ず、届くことも出来ない高み。
 されど、それはとても苦しいものだ。
 大地を踏み締めるものとは違う、孤独。
 己の存在を支えてくれるもののない空。
 翼を壊せば墜落し、風を逃せば墜落し、羽ばたくのをやめれば死ぬ。
 限りなく死に近い飛翔。
 地を歩く苦労は知らず。

 それは大地を歩く獣には分からない孤独を縛られていた。


 しんじるものはだれですか?



 熱が欲しい。
 温もりが欲しい。
 寒くて、冷たくて、乾いて、それで人は誰かを求めるのだろうか。

「ん、ふぅ……!」

 首を舐められた。
 痺れるような快感に思わず背筋が仰け反るけれど、その舌から離れることは許されなかった。
 首筋を愛撫されている少女――八神 はやては抱き締められているのだから。
 彼女の首筋に顔をうずめた青年――クロノ・ハラオウンに。
 艦長室の質素なイス。その上に覆いかぶさるように、はやてはクロノに圧し掛かり、そして貪られていた。

「んっ」

 クロノの唇が首から肩に触れる。
 前のボタンを全て外して開かれたブラウスの前面から可愛いピンクのブラを剥き出しに、まだどことなく成長しきっていない少女の肢体が曝け出されていた。

「っはぁ」

 首筋から吸い付けるようなクロノの愛撫に、はやては熱い息を吐き出す。
 体が熱かった。
 まだキスしかされていないというのに、体の奥がジンジンと疼いて、クロノの手に触れられた腰が、背中が火傷をしたかのように熱い。
 汗が零れる。
 皮膚を滑るようなクロノの口付けが、吹き出す汗を舐めて、どこか恥ずかしかった。


「く、クロノ君。あんまり舐めないとぃてぇ……」

「ん?」

 その言葉に、優しくはやての手を甘噛みしていたクロノが顔を上げた。

「ちょっと私恥ずかしいわ……汗掻いてしもうしたし」

「シャワー浴びたばかりなんだろう。甘いボディーソープの匂いがするが?」

 スンと鼻を鳴らして、はやての体臭を嗅ぐクロノ。
 その行為にはやては恥じらいに顔を赤く染めて、ポカンとクロノの頭を叩く。

「こんなことされるんやったら、もうちょっと入念に体洗ってたわ!」

「十分綺麗に見えるが?」

「……くぅ、何気に女誑しの言葉を吐きよるんやから」

 タチ悪いわぁとぼやくように呟くはやてが、不意にひゃんと声を上げた。
 服の裾から潜り込んだクロノの手が、指が直にはやての背中に触れていた。

「ん? どうかしたのか?」

「か、確信犯やろって、うひゃぁ!」

 きめ細かいはやての素肌をクロノはなぞった。
 吸い付くような少女の肌。まだ膨らみきっておらず、肉付きはよくないが、その未熟な肢体は張りに溢れていた。
 背中から腰へ、腰から腹に、ゆっくりと指で触れていく。
 その度に感じるクロノの体温に、感触に、はやては呻くような声を上げた。

「くすぐったいからやめぇ」

「そうか」

 ニヤリとクロノが微笑む。酷くサディストな笑み。
 はやては酷く嫌な予感がした。

「ならくすぐってみるのも一興だな」

「へ?」

 瞬間、はやては脇腹に感触がした。クロノの手がこちょこちょと指が動く。

「あは! うひゃはははは、らららめえひゃひゃひゃひゃひゃ!」

 くすぐったい感触にはやての笑い声が上がる。
 なんとかその手から逃れようとするが、クロノはすかさず片手ではやての腰を抱きしめていた。
 そして、もう片方の手で腹をくすぐられる。完璧な包囲網だった。
 ギシギシと笑い転げるはやての動きにイスが軋む。
 あられもない格好なのに、気にする様子もなくはやては茹でられる海老のように暴れていた。膨らみきっていない乳房が揺れる、汗が飛び散り、上着の裾が派手にめくれた。
 他人には見せられない痴態だった。

「ひゃひゃひゃひゃー――やめんかぃ!」

「あいたっ」

 ボカリとクロノの頭をはやてが殴った。
 笑って力が抜けた腕だったが、いい音が響いた。
 それに思わずクロノはくすぐる手を止めた。


「あーもぅ、クロノ君。調子のりすぎやで」

 ぜはぁと息も絶え絶えに、はやての体がクロノに圧し掛かる。
 猫が体を預けるようにだらしなく、はやての顔がクロノの首筋にうずまり、互いの頬が触れた。
 恋人といっても近すぎる距離、互いの肢体が混じり合うような接触点。

「んう、そろそろええやろ?」

「しょうがないなぁ」

 れろりとはやての頬を舐めながら、クロノがはやての耳朶に舌で触れる。
 ひゃぅっと、猫のような声を上げるはやてを抱きしめながら、ゆっくりとその両手がはやての腰に回った。
 汗で張り付いた衣服が、クロノの手によって剥がされていく。

「ん」

 喘ぎ声。
 ずるりとスカートがずり落ちた。淡いピンク色のショーツが露になる。
 人目に晒されることのない白い素足が、淫らに濡れる汗に濡れて、クロノの体を挟み込むように動いていた。

「ブラ、はずすな」

 はやての顔が真っ赤になりながら、その両手を後ろに回す。
 プツンと衣服の上から器用にブラジャーのホックが外れる。
 接続を失ったブラジャーが、汗に滑ってはやての胸から滑り落ちた。
 露出する乳房。
 白い、まだ膨らみきっていないお椀のような胸。桜色の乳首が外気に触れてよく見えた。
 それは息を飲むほど綺麗な肢体だった。

「触るぞ?」

 それを見て、クロノがショーツに掛けていた人差し指を停止させ、残った中指、薬指、小指ではやての臀部を摩った。
 電流が走ったようにはやての体が揺れる。ぐにゃりとこんにゃくのように胸が弾んで、可愛らしい乳首が震えた。

「感じているみたいだな」

「あたり、まえやろ!」

「だろうな」

 瞬間、クロノがはやてを抱きしめる。
 ぎゅっと背中に手を回し、その肉体を腕の中に納めた。

「ひゃぁあ」

 驚きにはやてが声を洩らす。
 抱きしめられて、はやての乳房が、クロノの引き締まった胸板に当たって歪む。
 少女の肢体が、青年の肉体が、ギシリと艦長椅子の間接に軋みを上げさせた。



「はぁっ」

 クロノが熱い吐息をはやての耳に被せた。
 蕩けそうな吐息。
 ジワリと心が熱く焼けていくのが、はやてには分かった。
 互いの体温が溶け合って、大好きな人に抱かれて、ときめかない乙女なんていないのだから。
 甘い香りがはやての体から立ち上る――幼くも雌の香り。
 酔いしれそうな汗の香りがクロノからする――雄の臭い。

「準備はいいか?」

 そんな中、クロノがぽつりと告げた。

「へ、平静を装って無駄やで。クロノくんものりのりやん」

「ん、そうだな」

 そういって、クロノははやてと自分の体の間に手をいれると、前を止めていたボタンを外した。

「へ?」

「かなり興奮している」

 そう告げたクロノの動きは激しかった。
 まずはやての乳房を握り締めた。

「っぅ」

 声を洩らすはやての動きを無視して、もう片方の手は尻を掴んだ。
 膨らみ切っていない未成熟の肉体を楽しむかのように胸を揉んで、乳首を親指で弄る。吸い付くような乳房に指が食い込んで、その度に心地よい声が洩れる。
 ぐちゅぐちゅと湿った音がした。
 それはショーツから滑り込んだクロノの指が立てる音だった。

「あ、っうううん」

「濡れてる、な」

 くちゅりと音が立つ。
 はやての臀部よりも下、秘所に食い込んだ指が湿った音を立てる。
 触れてはならない少女の秘所、クロノは触れていた。



「どんどんとろけてるぞ」

「ぅうー、こ、言葉責めはやめぃ」

 はぁっとどこか粘着質な吐息がはやての口から洩れる。
 熱を放出するように突き出された舌が、喘ぐようにクロノを顔を舐めて、それに応じてクロノもまたはやての頬を舐める。
 獣の交尾のような光景。
 酷く淫猥で、淫らな性交だった。

「コーヒーの味がするな」

 はやての頬を舐めながら、クロノがはやてのショーツを引き摺り下ろす。
 粘着質な愛液を引きながら、濡れた下着がずり下ろされて、まだ毛も生えていないピンク色の秘所が現れた。

「さっき吹きかけられたんやもん。わすれたぁ?」

 声が蕩ける。ハッハッハと荒く息を吐いては、むしゃぶりつくようにクロノの唇をはやては求めた。
 唇がむしゃぶりつく、
 汗が蕩けて、男の体に少女の肢体が絡みつく。
 少女は泣きつく子供のように、それでいてケダモノのようにクロノのしがみ付く。女の性をもって、クロノと混じり合おうとする。
 同じようにクロノは手を伸ばす。はやての露になった素足の太ももを掴んで、持ち上げながら、その乳房に吸い付いた。
 はやての体を貪るように汗を吸い、乳首を吸い付いて、舌で舐め回した。
 喘ぎ声が洩れる。
 はやてはクロノの頭を抱きしめながら、声を洩らす。

「じらしたら、ぁかんってば」

 はやての秘所はどろどろに溶けていた。
 ジュースになりそうなぐらいに愛液をたらして、汗まみれの肌を輝かせながら、はやては甘えた声を上げる。
 欲しいと。
 入れて欲しいと。
 繋がりたいとクロノの耳に囁く。

「しょうがないな」

 クロノははやての愛液に濡れた指を軽くしゃぶりながら、ズボンを外した。
 クロノの興奮を帯びるように肉棒がそそり立つ。はやての膣よりも大きくて、硬く伸びたそれ。
 何度も何度もはやてを貫いた凶器。
 それを見て、はやてはうっとりとした表情を浮かべた。

「ん、私がいれるね」

 そう告げて、クロノの汗ばんだ肌の支えに、はやてが腰を上げる。
 逞しい男性の体を登るような錯覚を覚えながら、はやてはゆっくりと秘所にそのペニスをあてがって――

「んんっ!」

 ずちゅっという音がした。
 はやては短い悲鳴を上げた。
 肉が肉を貫いていた。
 それは淫靡な光景。まだ二十歳にも満たない少女が、男性に抱かれ、犯され、繋がっている。
 どれだけの禁忌を犯しているのだろうか。
 恍惚に表情をゆがめ、至福に満ち満ちて、のぼせるはやての頭には分からない。


「んっ」

 ずんっと音がした。
 それははやての腰骨からした音かもしれない。

「あんっ」

 短い悲鳴。可愛らしいはやての声が上がる。上げ続けられる。
 突き上げられていた。
 男に、クロノに犯されていく。
 ぶるんと肢体が揺れる。はやての髪が揺れて、汗と愛液がクロノの腹に流れていく。
 ぐじゅぐじゅという湿った音。
 肉を叩く音が響く。

「ぁ、ぁ、ぁあん!」

 下から突き上げるたびにはやての体が宙に浮く。
 少女の体重を打ち消すような力強い挿入、心まで貫かれそうな行為。
 汗が流れる。涙のように。
 声が上がる。悲鳴のように。

「らめ、らめぇ、これ、これいじょうは!」

 はやてが十数度目の挿入に悲鳴を上げる。
 クロノの首に齧りつきながら、流れ込んでくる快楽に頭が壊れそうだった。
 快楽。
 快楽が頭の中をぐしゃぐしゃにかき乱していく。
 はやては泣いていた。
 涙を流しながら、クロノに胸を押し付けて、唇を押し付ける。
 それにクロノは舌で答えて、挿入する行為で応える。

「いあぁ、くる、くぅ、あん!」

 声が洩れる。
 声が洩れる。
 悲鳴のように、嬌声が上がる。
 性を知らぬはずの年齢の少女が、淫らに喘ぎ声を洩らす。
 クロノははやてを貪りながら、短く嗤った。



「出すぞ」

 勢いを強めながらも、短い宣言。
 はやての秘所をかき乱しながら、そのきつく、未成熟な膣の中身を存分に味わう。

「あん、こわれるよ、あかんあかんよぉ」

「きけ、ない、な」

 限界が近づいていた。
 より深く、より奥にペニスを打ち込む。

「この、どぇすぅ!」

 はやてが叫ぶ。
 同時にずんっと子宮の奥までペニスが突き刺さり、その中で震えたのが分かった。

「ん! ぁああ――!!」

 絶叫だった。
 防音にしておかなければ高々とどこまでも聞こえそうなほどの嬌声。
 そして、ごぼりとはやてと繋がったままの秘所から白い液が愛液と混じり合って流れ出た。
 涙のように。







 はぁはぁはぁっと少女の喘ぎ声が響いていた。
 湿った音も肉を打つ音も鳴り止んだ艦長室に、はやての声だけが響いていた。

「ぅー、このドスケベ提督」

「失礼だね」

 乳房を丸出しに、グリグリとクロノの顔に押し付けながらはやては愚痴るように告げた。

「当たり前やろ。このはやてちゃんの胸とか、しりーとか、エッチなところとか散々弄んでくれやって。どスケベ以外の何者やの?」

「そうだな」

 そういって、クロノは目と鼻の先にある乳首を、ぴんっと指で弾いて見せた。
 ぷるんとプリンのように弾んで、一瞬遅れてのけぞるようにはやてが悲鳴を上げる。

「ひゃんっ!」

「こんなことをする僕はスケベかもな。それにしても可愛い悲鳴だな」

 涙目で自分の胸を覆い隠すはやてに、クスリとクロノは笑った。
 そんなクロノの頭にぽかんとはやての拳が当たる。

「馬鹿馬鹿馬鹿、えーち、すけべ、変態や!」

 だだっこのようなパンチの応酬。子供じみたじゃれあい。

「さてと、それじゃ休むわ〜」

 あー腰が抜けそうといいながら、はやてがクロノの上から退こうとする。
 しかし、それをクロノに掴まれた手が許さなかった。

「へ? く、クロノ君?」

「どうしたんだい? 不思議そうな顔をして」

「なんで手を掴むの? 降りれないんやけど」

「当たり前だろう?」

 にやりとクロノが笑う。
 はやての体を抱きしめたまま、クロノは艦長椅子から立ち上がった。


「僕の説教は長いんだ」

「え? エ? へ?」

 半裸のはやてを抱き上げながら、クロノは艦長室に備え付けてあるベットルームへと向かう。

「まだ終わらないに決まっているだろう?」

 抱き上げたはやての耳元に囁かれる悪魔の言葉。
 見下ろせばクロノの足元はまだしっかりとしていて、なおかつそのペニスはそそり立っていた。
 若さが溢れていた。

「い、いや」

 真面目に命の危機を覚えた。乙女のピンチだった。

「ころされてまうー!」

「失礼な」

 ベッドルームに入り、ドアを閉めながらクロノは告げた。

「死なない程度に愛してあげるさ」

 バタンと音がした。
 これから始まるのは容赦のない愛撫劇だった。



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目次:しんじるものはだれですか?
著者:詞ツツリ ◆265XGj4R92

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