[98] さばかん つかいまなのなのは1 sage 2007/04/08(日) 01:44:52 ID:H7SxnUs0
[99] さばかん つかいまなのなのは2 sage 2007/04/08(日) 01:46:09 ID:H7SxnUs0
[100] さばかん つかいまなのなのは3 sage 2007/04/08(日) 01:47:58 ID:H7SxnUs0
[101] さばかん つかいまなのなのは4 sage 2007/04/08(日) 01:48:53 ID:H7SxnUs0
[102] さばかん つかいまなのなのは5 sage 2007/04/08(日) 01:49:44 ID:H7SxnUs0

 エイミィから逃げ出した私は一件の家の玄関に案内された。
「フェイトちゃんありがとうな。ここはうちのおうちやー」
「だじゃれ?」
 さっそく家に入る。家の中は普通とは決して言えないちょい豪華なものだった。
「時空管理局から逃げっぱなしで御飯食べてないやろ?5分位まってなー」
「まった。はやては時空管理局の協力者でしょ。だったら場所も既にばれているはず」
 はやてはにやりと笑い、自信満々に答える。
「彼らには嘘の場所を教えてあるから大丈夫や」
 はやては台所に小走りし、調理を開始する。
「周到な子だ」
 イスに腰掛け、待つ。
 予告通り5分後。ソースの芳しい匂いと共に、白いものが置かれる。
「はい、ペヤング特大サイズ」
 ジャスト1000キロカロリーが私の食指を動かす。しかし、へヤングは3分でできる。
 と言うことは・・・
「2分も掻き混ぜた!?」

「ご馳走様でした」
「お粗末様です」
 ペヤングを食べ終え、満足感に浸る私にはやてがハンカチで私の口元を拭く。
「よっぽどお腹すいてたんやね」
「う、ま・・・まぁ」
 顔が赤くなるのが分かる。
「テレビでもみよか」
 テレビの近くに移動し、ソファーにボスッっと座る。
「見てハッスル聞いてハッスルでええかな?」
「にほんごであそぼ以外ならなんでも」
 適当に流れるテレビ、机の上にはひんやり冷えた牛乳パックが乗っていた。
「はやて、気になったんだけど」
「ん?なんや」
「君はどうやって逃げたんだい?なのはは無事?」
「なのはちゃんは無事や」
 はやては牛乳をつぎ、一気飲みをする。
「どうやって助かったかって言うとな・・・」


 はやての回想
 私もなのはちゃんも大ピーーーーーーーンチその時、何故かアリサちゃんが現れて。
「はやてーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
 って言ってな。私の中に眠るスーパーパワーが爆発して。
「クロノくん、私や」
 そして、クロノくんの前に立つ私。
 なのはちゃんは思わず、言う。
「あのスタイル。八神はやて。またの名を虎殺し」
「何年も昔、あの地下で2.5m260キロのシベリアトラとバカやった時のものや」
 クロノも驚愕する。
「伝説とばかり思っていたあの逸話・・・・・・ッッ」
                虎殺し
「実話だったの!」
 となのはちゃん。
「ただでさえも絶滅が叫ばれる最大の猫科動物シベリアトラ。動物保護団体の手前
社会教育指導者としての立場。そんなこんなで声高には語れなかった」
「しかし、語らぬ最大の理由はなのはちゃん、
             誰も信じちゃくれねェッてッッ」
 目をキラキラ輝かせるアリサちゃん。
「おお〜〜〜〜!!!!私の執事をやら、」

「待った」
 回想強制終了。
「ん?なんやフェイトちゃん」
「嘘でしょ、絶対」
 牛乳をチビチビ飲むはやて。
「ん〜ばれたか」
「はやて違い」
「本当はな」
 再び牛乳を一気飲みするはやて。

 はやての回想その2
 私もなのはちゃんも大ピ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンチ!その時、私は驚愕の事実を口にする。
「私の名前は本当ははやてやない!本当の名前はナギや!!!!!!!!!」
「「「な、なに〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」」
「しかも剣道3段や!!!」
 その言葉にクロノは笑う。
「ふっ、剣道3段なんてここにはゴマンといる!!!!」
「が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
 回想終了。
「それも嘘だし、しかもまたはやて違い!!!!!!!しかもまいなー」
「まいらー?」
「違う!」
 はやては再び牛乳を一気飲みして
「実はな、」
「・・・はやて、もうボケはいいから」
 がっかりするはやて。
「分かった、本当の事を話すよ」
 はやての話を纏めるとこうだ。なのははクロノに一度圧倒されるが、再び目覚め、どうにか
脱出したらしい。
「んで、なのはちゃんはとなりの部屋で寝てる。」
「なのはに会いたい」
 隣りの部屋に行き、扉を開ける、だが。
「・・・はやて、私をからかってるの?」
「な、え、う・・・嘘なのはちゃん、何処に?」
 はやては部屋を出て行った。


 外に出たはやてを追いかけると自然公園に辿り着く。
 そこには、
「はあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
 べきっ、べきっ。木を叩き続けるなのはがいた。
 その拳は血で濡れていて、体も傷口が開いたのか、血だらけだった。
「なっ、なのはちゃんなにやっとるん!?」
 なのはは答えず、ただ木を打ち続ける。
「なのはちゃん!やめて!!!」
 体を抱き締めてはやてはなのはを止める。
「・・・はやてちゃん、ごめん。私が弱かったから貴女もユーノくんも守れなかった。だからこうして
鍛えてるんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 一人の漢(おとこ)の生き方を見た。
 そして、私が取るべき行動もただ一つだった。
「なのは、久しぶりだね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 答えず、打ち続けるなのはの腹に一発打ち込み、なのはは倒れた。
 なのはを適当な場所に寝かし、私とはやては木陰に休む。
「責任か・・・誰のせいでお無いのにな」
 暗く呟くはやて。
「なのははちゃんとはやてを守ったじゃないか。でも私は一番守るべき人を守れなかった。
なのはは何を自責してるんだろう?」
「なのはちゃんは優しいからな、友達の大切な人を守りたかったんや。」
「・・・そうか」
 違う。私が訊きたい事はそれじゃない・・・勇気を振り絞り、はやてに訊ねる。
「はやて、訊きたい事がある」
 はやてはこれまでと比べ物にならない位優しい声で答える。
「なんや?」
 そこから長い沈黙が流れ、言葉を口にする命令がやっと届いた。
「ユーノは死んだの?」
「うん」
「・・・う、ずっ・・・うっあ、あああ」
 俯いて徐に涙が、雨になる。
 冷たく降り注ぐそれをはやては優しく抱き締めた。
「フェイトちゃんはどうしたい?このまま消えるか、戦うか」
 私はその暖かさに甘え、何も返さなかった。
 そんな私を急かさず、はやては優しく包んでくれた。
 冷たく空を覆う雲を、優しく照らす月のように。
「はやて、このまま私のカッコ悪い話を聞いて欲しい。」
 返事の変わりにはやては私の頭を優しく撫でた。


「私の主はユーノを含めて二人目なんだ。私は一人目の主が凄く好きだった。
でも、その主は、ユーノに殺された。それは憎むべき相手なのに私はその人に
ついていったか。
 それは死ぬと言う事がとても恐かったから。痛そうで、悲しそうで、そうなりたくなかった!
私達使い魔は主の魔力提供がなければ死ぬ・・・だからユーノの使い魔になった。
カッコ悪いでしょ。生きる為に使い魔になって・・・そんな半端な事由だったから守れなった」
「そうか」
 優しく私の首から顎、耳、頭を優しく撫でる。
「はやて、私は確かに悲しいけど、これは愛じゃないと思うんだ。彼がいなくなるということは
私も消える。だから彼の使い魔である以上、これが本当の愛か、自己愛(エゴ)なのか分からない。
 そして、生きたいとも思ってる」
 はやての暖かい体から離れ、私ははやてを見つめた。
「だから私を君の使い魔にして欲しい。今度こそ、誰かを守れるように強くなるから、私から温もりを奪わないから!」
 頬を伝う涙をはやては優しく嘗め取り、気が付けば唇を重ねていた。
 重ねるだけの優しいキスに私の体の熱は高くなる。
「ええよ。可愛い女の子大歓迎や!!でも、使い魔にする方法フェイトちゃん知っとる?」
 私はワンピースの裾を捲りはやてにパンツを見せる。
「なんならここでも・・・かまわない」
 はやては私に肉薄したかと思うと何をするでも無くただ優しく抱き締める。
「ははは!!んもぉ〜うかわいいなぁ。そんなにあわてんでも私は逃げないよ」

 帰って来るなり、シャワーを浴びた私ははやての部屋に入る。
 使い魔になる方法で一般的なのはセックスによる擬似的な一体感により
使い魔と主の絆を作成するというものだ。
「「なっ!?」」
 驚いたのは両方だった。私もはやても裸だったからだ。
 準備が早く、はやてはもうベッドの上だった。
「フェイトちゃん積極的やなー。服を脱がす楽しみがのうなったなー」
 そのわりには嬉しそうだ。
「本当は私が脱がすつもりだったけどね」
 そう言うと、はやては少し照れたのか思わず顔を逸らした。
 ベッドに上がり、はやての頬に優しくキスをする。


「随分優しいキスをするんやな」
 今度は激しいキスを言わんばかりに私の唇にがっつき、舌を絡ませる。
 優しく、丁寧なキスに私もはやても体が火照るのが分かる。
「んっ、ぱぁ!フェイトちゃんの舌、柔らかくて美味しい・・・」
 私はベッドに仰向けになり、その上にははやてがいる。
 少女のすらっとした体に、僅かに膨らんだ胸が柔らかそうだ。
 はやては私の耳朶を甘噛みし、耳を嘗め回しながら私の胸を触る。
 耳はくすぐったくなり、胸はじれったい。
「フェイトちゃん胸大きくて柔らかくてええなー。私もこんなおっぱいがよかったなぁ・・・。」
 乳首をつままれ、思わず声を出してしまった。
「んっ・・・」
「ふふっ・・・かわええなぁ」
 乳首を舌で転がし、歯をたてる。
「んぁっ・・・・・・・はやて、もっと強く噛んでいいよ」
「え?う、うん」
 噛む力は強くなり、強い快楽が走る。
「あっ!いいよ!!!もっと強く!!!!!!!」
 その言葉にはやては何故か唇を離した。
「ふぇ、フェイトちゃんこれ以上かんだら痛いって!」
「え?そんな事ないよ!!!!強く噛まれると凄く気持ちいいんだよ。はやては、違うの?」
 はやてはゆっくりと頷く。
「それじゃあ試してみないとね」
「え?あっ・・・」
 はやての胸を触り、乳首をつまむ。弾力があって気持ちいい。
「謙遜は良くないなはやて。君の胸は柔らかくて暖かい」
「え?そ、そうなんや・・・」
 乳首を吸い、甘く噛む。
「んっあ、あああああ!!!!」
 あ、凄く感じてる。
 本当に人って色々違うんだ。
「じゃあ今度は、こっちを攻めてあげるね、はやて」
 はやての柔らかい女性器に触れ、優しく出し入れをして掻き回す。
「んっ!あああああああああああああああ!!!!!」
「んっ、早いもういっちゃったのはやて・・・君って可愛いね、私も嵌まっちゃいそう・・・」
 私達の昼間はこうして埋まっていった。

「「「いただきまーす!!!」」」
 3人分の特大ペヤングがおかれ、食べる。
「おいしいねーフェイトちゃん」
 なのははあれから目覚め、体調も良好だ。
「美味しいねーってまたペヤングなんだ」
「ペヤング美味しいからなー」
「はやても美味しかったけどねー」
 はやてを徐に見つめる。
「あっ、あはははははは」
「はやてちゃんとフェイトちゃん何かあったの?」
 ブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
 はやてがペヤングを吐き出す。
「けほっ、けほっ。な、なんもないよなー」
「ははっははははは」
 私は思わず笑ってしまった。自分が攻めると思いきや逆に攻められたんだから。
「なーんだ、セックスしてたんだね」
「「え?」」
つづく

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目次:つかいまなのなのは
著者:さばかん

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