185 名前: 行き遅れた者達の挽歌(笑) 1 ◆6BmcNJgox2 [sage] 2007/09/22(土) 21:47:50 ID:3xPUZpVI
186 名前: 行き遅れた者達の挽歌(笑) 2 ◆6BmcNJgox2 [sage] 2007/09/22(土) 21:49:57 ID:3xPUZpVI
187 名前: 行き遅れた者達の挽歌(笑) 3 ◆6BmcNJgox2 [sage] 2007/09/22(土) 21:51:49 ID:3xPUZpVI
188 名前: 行き遅れた者達の挽歌(笑) 4 ◆6BmcNJgox2 [sage] 2007/09/22(土) 21:52:41 ID:3xPUZpVI

時空管理局に勤める名も無い女性局員が結婚した。
普通の部署で、役職も普通で、能力も普通で、容姿も普通。
相手の男も何処にでもいそうな普通の男で、結婚式も至って普通な内容だったと言う。
普段ならああ誰か結婚したか程度で済む話なのだが…それを普通に受け止めぬ者がいたのである。

「○○課の○○が結婚したらしいって話や…。」
「それ私も聞いた…。」
「へ〜そうなんだ。」
機動六課の隊長室に暗い顔をしたはやてとフェイト、そして何時も通りのなのはの三人の姿があった。
「また…先を越されてしもうたな…。」
「そうだね…。」
やはりはやてとフェイトの顔は暗い。
「まったく羨ましい話やな…こっちは結婚どころか浮いた話もあらへんのに…。」
「まったくもってそうだね…。」
どうやらはやてとフェイトの二人は名も無い女性局員の結婚が相当羨ましく、
かつ誰もが認める美貌と実力を持ちながら浮いた話の無い自分達が相当悔しかった様子である。
「今年でうちらも19のおばはんになってもうた…でも未だに浮いた話一つあらへんやないか。」
「うんうん…。」
「ちょっと待ってよ…19ってまだ十分若い方なんじゃ…。」
妙な方向に自分を責めるはやてとフェイトになのはは呆れていたが、二人とも
なのはの話をまともに聞いてはいなかった。
「世間じゃ処女のが需要があるみたいやけど…いくら処女でもおばはんは相手にしてくれへん。」
「そうだね…本当にそうだね…。」
「だから19ってまだ十分若いってば!」
やはりなのはの話をまともに聞かないはやてとフェイトになのはは戸惑っていたが、
今度ははやてとフェイトの方から話しかけられた。
「と言う事でなのはちゃん! うちら三人は彼氏おらんもん同士! 仕事に生きような!」
「はやての言う通りだよ! 私達に男はいらない! 仕事が恋人さ!! なのはもそう思うでしょ!?」
「う…………うん……………。」
はやてとフェイトの有無を言わせぬ迫力になのはは苦笑いしながら首を縦に振るしか無かった…

「………って事があってね…どうしようユーノ君……。」
「どうしようって言われても…………。」
なのはは仰向けになったユーノの上に跨り、腰を動かしながら相談していた。
本当に浮いた話の一切無かったはやて&フェイトと違い、なのはは既に
何年も前からユーノと一緒に浮いていた。故にこうしてなのははユーノと
何度も何度も交わっていたのであるが、これが二人に知れればどれだけ怒るだろうか…
なのははそこが少々怖かった。そうしている間にもなのははユーノの上で腰を振っているのであるが…
「私が処女じゃないって知ったら…殺されちゃうかも…。」
「ははは…そりゃいくらなんでもオーバーだと思うよ。」
悲観的ななのはにユーノはちと困った顔になっていたが、なのはは真剣だった。
「でもあの時の二人はそれがあり得そうだから怖いの! かと言って今更
ユーノ君と別れる様な事はしたくない! けど二人に知れたら何されるか分からないし…。
どうしよう…私…どうしたら良いか分からないよ…。」
なのははユーノと繋がったままユーノの体に強く抱き付き、ユーノはそれを優しく抱き返していた。
普段皆の前では見せない弱々しい姿。ユーノの前でしか見せない本当のなのは。
そんな彼女がユーノは好きで、とても大切にしなければならないと常に感じさせていた。
「とりあえず……僕達がこうしてる事は秘密にした方が良さそうだね。お互いにとって…。」
「うん……。」
「じゃ…話も纏まった所でそろそろイクよ。」
「う…うん…私もそろそろ…イクッ!」
直後になのははさらに激しく腰を動かし始め、ユーノもまたなのはの身体をガッチリ掴んだ。
「あ! ああああああ…あああ!!」
自身の体内に沈み込んだユーノのモノから白い液体が発射されると共になのはの腰の振りは
止まり、顔を真っ赤にさせながらかすかに全身をピクビク痙攣させながら喘いでいた。
そしてなのはの中にユーノのソレが全て満たされた時、二人は全身の力が抜けた様に
崩れ落ち、抱き合っていた。
「ユーノ君…好きだよ…。」
「うん…僕もなのはを愛してる…。」
そう互いに言うと共に二人は一時の眠りに付いた…繋がったまま…。

一時して、なのはが自室に戻って来た時にそこにはフェイトの姿があった。
「なのはお帰り。」
「ただいまフェイトちゃん。」
フェイトは何時もの様に笑顔で出迎えていたが、そこでフェイトは時計を見ながら言った。
「今日はちょっと帰りが遅かったみたいだけど…何処に行ってたのかな?」
「え? まあちょっと散歩に…。」
「へ〜…この時間まで散歩……。」
フェイトはなのはが何か隠しているんじゃないかと言わんばかりの目でなのはを見ていたが、
直ぐに元の顔になって風呂場を指差していた。
「ま、そんな事よりお風呂沸いてるから早く入ったら?」
「ありがとうフェイトちゃん。」
その後、なのはは風呂に入った後で眠りに付いていた。

翌日、なのはよりかなり早く起きたフェイトは親切心を起こしてなのはが脱衣所に置いた
先日着ていた服などを洗濯しようとしていたのだが、そこでなのはが先日まで穿いていた
パンティーを洗濯機に入れようとした時に彼女はある事に気付いた。
「え? 何これ…。」
なのはのパンティーの丁度性器を覆い隠す部分に白いシミが付着していた。しかもイカ臭い。
勿論これはユーノとエッチした後で漏れ出したユーノの精液が付着した物なのだが
それを物の見事にフェイトに目撃されてしまったのである。
「そ…そんな…。」
その時のフェイトは大切な仲間に裏切られた…そんな顔になっていた。

それからなのはは何時もの様に機動六課に出勤して、スバルやティアナに訓練を付けていたのだが、
そこで突然隊長室へと呼ばれた。故に訓練を中止して隊長室へ赴くのだが、そこには
とてつもないくらいに真剣な顔になったフェイトとはやての姿があったのである。
「どうしたの? 突然呼び出して。」
「実はな…機動六課に裏切り者が出たんよ…。」
「裏切り者!?」
突然その様な事を言われたなのはは焦った。いきなり裏切り者が出たと言われても唐突過ぎると…
「裏切り者って一体誰なの!? と言うか全員きちんと出勤して来てるし…。」
「その裏切り者の名は…高町なのは…。」
「え!?」
何故自分がいきなり裏切り者扱いされるのかなのははワケが分からなかった。
「どうして!? どうして私が裏切り者扱いされるの!?」
「なのはちゃん昨日…ユーノ君とエッチしとったやろ?」
「/////////」
はやてに真剣な顔で問い詰められ、なのはの顔は真っ赤に染まった。
「やっぱり図星やな…。」
「そしてこれが証拠ね。」
そう言ってフェイトがなのはの前に取り出したのはなのはが先日穿いていたパンティーだった。
「これに付着していた白いシミを解析してみたら…ユーノの精子と言う事が分かった。
全く酷い裏切り行為だよね…。私達三人は男はいらずに仕事に生きようって…
仕事を恋人にして生涯処女を通そうって約束したのに…なのはだけ言った側から
あんなフェレット男とズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥」
「本当…女の約束を破るなんて人として最低やなのはちゃん…。こういうのを世間ではビッチ言うんよ。」
フェイトもはやてもなのはを恨めしそうに睨み付け、なのはも気まずくなる。
「で…でもこんな事で裏切り者扱いされたらたまったもんじゃないよ…。」
「これが裏切り者じゃ無くて何て言うの!?」
「そうや! 男はいらんって約束した側から男とズコバコやるなんて人間のクズや!」
「でもそれ二人が勝手に言った事であって別に私は…。」
「黙らっしゃい!!」
はやてとフェイトの有無を言わせ無い迫力になのはは思わず縮こまってしまう。
「裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…。」
「裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…。」
縮こまったなのはにはやてとフェイトは情け容赦なく裏切り者を連呼して浴びせる。
「やめて! やめてよ! だって二人が言った事って昨日の事でしょ!?
私はもう何年も前からユーノ君と何度もエッチしてるんだよ! だから今更そんな事言われたって
裏切り者扱いされる筋合いは無いよ!」
「な…なんやてぇぇぇぇぇ!?」
「す…既に何年も前から…………。」
苦し紛れに言ったなのはのセリフにはやてとフェイトの二人は驚愕し、思わず
ホラー漫画の驚く顔みたいな感じになっていた。
「も…もう既になのはちゃんは…何年も前から……。」
「あのフェレット男と毎日毎日ズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥」
「べっ別に毎日やってるわけじゃないよ/////////」
なのはは顔を赤くしながら反論するが、はやてとフェイトの驚愕した顔が凄すぎて
完全に霞んでしまっていた。
「なのはちゃんとユーノ君が毎日毎日ズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥」
「雨の日も風の日もズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥ まったく酷い淫乱女だね…。」
「だから違うってば///////////」
よっぽど悔しかったのだろう。はやてとフェイトはなのはを恨めしそうな目で連呼するのである。
「毎日毎日ズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥」
「毎日毎日ズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥」
「だから違うんだってば!! 毎日なんてやってないよ!!」
なのははやはり顔を真っ赤にしながら反論していたが、はやてとフェイトはまともに聞いてくれない。
「あ〜!? 何か言ったかいな!? 非処女のなのはさ〜ん?」
「私達耳が遠くて良く聞こえないの〜! もっと大きな声で言ってよ淫乱のなのはさ〜ん!」
「もういい加減にしてよ//////////////////」
なのはを馬鹿にしまくるはやてとフェイトになのはもいい加減怒りたくなっていたのだが…
「うっ! うげ! うげ!」
「え?」
「どうしたのなのは!」
突然なのはは吐き気を感じたのか口を抑えて跪き、それにははやてとフェイトも焦った。
そしてなんとか吐き気も治まった時…なのはは言った。
「私…ユーノ君の赤ちゃん…妊娠しちゃったかも…。」
「うわああああああああああああああ!!」
「ああああああああああああああああ!!」
はやてとフェイトは頭を抱え、まるで恐怖漫画の驚く顔の様になって悶え始めたでは無いか。
と言うか、昨日ユーノとエッチしてたのに妊娠するの早すぎとか思う者もいるだろうが、
一応前述の通りなのはとユーノは何年も前からちょくちょくやっていたので、
以前やった分が今来たと言う事で考えてもらいたい。また、そういうのって生理が無くなる
とかの前兆があるはずなのに…と思う者もあんまり細かい事は考えないで欲しい。
ちなみに、数年前から中出ししまくりなのにどうして今の今まで妊娠しなかったのかと言うと、
事前にユーノが避妊魔法を行っていたのであり、今回なのはが妊娠してしまったのは
その避妊魔法が甘かったと考えるしか無いだろう。
「なのはちゃんが遠い所へ行ってもうたー!!」
「なのはが子供を産む機械に成り下がってしまったー!!」
はやてとフェイトはなおも頭を抱えながら部屋中を走り回り、はやては電話を手に取っていた。
「そうや! シャマルに連絡や! 堕胎してもらおか!」
「そうそう! 堕胎堕胎!!」
「わー! やめて! やめてよー!」
よっぽどなのはがユーノの子を身篭ったのが悔しいのか、はやてとフェイトは
なのはを堕胎させようと考えていたが、なのはは必死に電話を押さえていた。
「こうなったらなのはのお腹を蹴り上げるんや!」
「分かったよはやて!」
「わー!! ダメダメ!!」
今度はなのはのお腹を強く蹴り上げて体内の卵子を潰そうとする作戦に出た
はやてとフェイトに対し、なのはは必死にお腹を押さえ、防御魔法も展開して自身の子供を守っていた。
「もういい加減にしてよ二人とも!! そんなに仕事に生きたいのなら勝手に
そうすれば良いじゃない! 私まで巻き込まないでよ!! そっちが何を言おうと
私はユーノ君の赤ちゃん産むから!!」
「あ! やめて! それだけはやめて! おねがい!」
フェイトは突然弱気になってなのはの説得を始めていたが、対照的にはやては激怒した。
「ああ分かったよ!! もう勝手に産めばええやん!! その後もずっとずっと
ユーノ君と毎日毎日ズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥ やって
子供もボコボコ産みまくればええやん!! もうこんな淫乱女は仲間でも何でもあらへんわ!!」
「そんな言い方するの!? それならこっちだって願い下げだよ!!」
なのはとはやては真剣に睨みあい、互いにそっぽを向くと共になのはは隊長室を去って行った。

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目次:行き遅れた者達の挽歌(笑)
著者:◆6BmcNJgox2

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