[194]76<sage> 2005/06/03(金) 23:50:19 ID:u6p+kAIP

「さ、さめてしまわないうちに食べてしまいましょ」とおかーさんが一言。みんなははーいと返事をして食事を再開する。
結局食事が終わったのは2時を少し過ぎたところだった。おとーさんとおかーさんは明日お店があるからということで先に寝てもらうことにした。
「じゃ、よろしく頼んだわね〜」とおかーさんはキッチンを出て行った。
晩御飯まえの約束どおり後片付けはわたし達が担当した。おにーちゃんは忍さんを送ってくるということで、車に乗って出て行った。
片付けの最中、アリサちゃんもすずかちゃんもしきりにあくびをしている。わたしとフェイトちゃんはまだ少し平気。
多分、ジュエルシード集めのときに散々夜更かししたから、体が慣れてきちゃったのかな?ちょっと悪い子
「なのはちゃん、フェイトちゃん、眠くないの?」すずかちゃんが目をこすりながら聞いてきた。
わたしがまだ大丈夫というと、すごいねと感心された。
「何言ってるのすずか。今日は寝かさないんだから・・・」お皿を拭きながらアリサちゃんが言った。でも、この中では一番眠そう・・・。
ふっと腕の力が抜けて、アリサちゃんの手からお皿が零れ落ちる。そばにいたおねーちゃんが床すれすれで受け止めた。
「あ、ご、ごめんなさい」アリサちゃんがおねーちゃんに謝る。
「アリサちゃん、すずかちゃん。こっちはもう良いから先にお風呂に入っておいでよ」おねーちゃんが優しく促す。
私たちもすぐに行くからと言って、着替えを取りに行く二人を見送った。
「あと少しだけだから、がんばるぞ」とおねーちゃんが腕まくりをする。程なくして片付けがおわり、わたし達は急いで着替えを取りにいった。

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目次:高町家に引き取られたフェイト
著者:76

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