[24]名無しさん@ピンキー<sage>2007/05/11(金) 00:40:17 ID:EE/dFuUZ
[25]名無しさん@ピンキー<sage>2007/05/11(金) 00:41:04 ID:EE/dFuUZ
[26]名無しさん@ピンキー<sage>2007/05/11(金) 00:41:49 ID:EE/dFuUZ
[27]名無しさん@ピンキー<sage>2007/05/11(金) 00:43:25 ID:EE/dFuUZ
[28]名無しさん@ピンキー<sage>2007/05/11(金) 00:44:17 ID:EE/dFuUZ
[29]名無しさん@ピンキー<sage>2007/05/11(金) 00:45:59 ID:EE/dFuUZ
[30]名無しさん@ピンキー<sage>2007/05/11(金) 00:46:54 ID:EE/dFuUZ
[31]名無しさん@ピンキー<sage>2007/05/11(金) 00:47:38 ID:EE/dFuUZ


きめ細やかな肌が次々に降り注ぐ水を弾く。室内には湯気がこもり、水の流れる音だけが響いた。
長い髪が体の曲線にしたがい肌に張り付く。3年前から伸ばし続けているその髪は、もうすぐ腰にまで届くほどに伸びていた。
髪を伸ばし始めた理由はあまり明確ではない。ただ、髪留めの片方を親しい友人に渡したことが少なからず関係している、
と少女はあらためて思った。髪留めを渡すこと。絆を形にした行為。
管理局の仕事が増え職場も違うことから会える時間が極端に減ったことで、心の空白を埋めるかのように行われたその儀式は、
自分と渡した相手が強い絆で結ばれていることを証明する。
そのことを知っているからこそ、少女は今でも落ち着いていられた。

(ユーノ君、私の髪留めつけてた……)

昨日の戦闘。少年と出会って4年弱、お互いを信頼し合っていた二人は初めて激突した。
混乱する思考の中で目に入った緑色。それは紛れもなく、絆の証と呼べるものだった。
もし本当に相手に敵意しかないのであれば、きっとそんなものは外すに決まっている。
けれど少年はつけたままで立ち塞がった。それは僅かだが力強い、一筋の光明となり得た。
やむを得ない事情があった。そう思うには十分すぎるほどの力も持っていた。
なのはは熱いシャワーの降り注ぐ中、一度胸に手を当て両手を広げる。
淡い桜色の光の球が両手の上に現われるが、すぐに消えてしまった。

(やっぱりまだ駄目…か)

落ち込みながらボタンを押してお湯を止めた。前にも一度似たようなことがあったが、全魔力が奪われてから回復するまでに
少なくとも一週間はかかった。一晩寝ただけでは大した魔力は回復できなかったようだ。
頭をタオルで拭き、水気を取る。浴室を出る際、ふと壁についた曇った鏡に気付き、きゅっと擦る。
その擦った先には、不安そうな自分の顔が映っていた。

(……ユーノ君…)

なのはは浴室を出て下着を身に着け服を着た。最後に置いておいたレイジングハートを首にかける。
その表情には、一つの決意が表れていた。


                 *

事件発生で慌しかったアースラブリッジは今は閑散としていた。今日中に行われるであろう相互転送魔法に備え、
エイミィを除いたオペレータ達も準備に駆り出されていた。たとえ艦内の人間が一瞬とはいえいなくなっても、
高度な技術の結晶である巨大戦艦アースラは沈まない。しかし、万が一に備え自動航行装置は万全にしておく必要がある。
エイミィもメインモニター前でコンソールを操作しそのプログラムの再チェックを行っていた。
クロノは艦長席のモニターを見ながらずっと考え事をしているようだ。
エイミィはその様子を仕事をしながらも時折ちらちらと見ていた。クロノのことが気になってしょうがなかったのだ。
それは昨日の事件発生後の艦長室での出来事が原因だった。
クロノの友人のために全力を尽くす優しさと、友を信じながらも傷つく繊細さにエイミィは今まで少しずつ
溜まっていたクロノへの想いが爆発してしまった。
それがキスという行為に至らせたわけだが、その行為は受け入れられクロノからも求められた。
もちろんクロノからのキスははやての乱入で未遂に終わってしまったが、お互いの気持ちはあの数分で確認できたと言える。
それでもクロノがそのことに対して何を思っているのかは気になった。今はそれどころではないこともわかっている。
しかし乙女心とは複雑で、違うベクトルの思考でもついその和を取ってしまいがちだ。
そんなことを考えているとふいに手元に影が落ちるのが見え振り返る。
すると後ろにはクロノが立っていた。
「うわっ!なにさクロノ君、音もなく近づかないでよ!!」
びくっとしながらも近づかないでは言いすぎたかも…と少し焦るエイミィ。
しかしクロノはそんなエイミィをよそにぼーっとメインモニターを見つめていた。
自分ばかりが狼狽し年上としての余裕が一切ないことを自覚したエイミィは少しむくれた。
「聞いてるの!?」
「あ、ああ…すまない」
エイミィの言葉に反応しながらもクロノはやはり何か心ここにあらずと言った感じだった。
「ちょっとクロノ君、しっかりしてよ!いつユーノ君の計画が始まるかわからないんだからね!」
そう言ってエイミィはぷいっとモニターの方を向いて仕事を続けた。
ユーノはおそらく今日中に相互転送魔法陣を発動しアースラとグランディアの乗組員をそっくり入れ替える。
その時にサイオンに付き添わせる人質も含めて全てグランディアに残す。そうなればサイオンは遠隔で首輪を爆破するか
その脅しをしかけてくるはずだが、はやてとシャマルがいれば完全に首輪を無効化することが可能だ。

アルカンシェルは誰にでも使える代物ではないし、こちら側は事前に計画を知っているのでアースラの武装はほぼ解除し
エネルギーも少なくしてある。あとはアースラに乗ったサイオン一味を本局とともに捕まえればよいだけだ。
この事件もユーノの捨て身の行動のおかげで解決しそうである。
エイミィがそう思っているとクロノがふいに呟いた。
「何か…何かひっかかる…」
「えっ?」
エイミィが振り返ってクロノを見た。その時のクロノはよく任務中に見る思考を高速で回転させているときの表情をしていた。
「ひっかかるって何がさ」
エイミィはクロノに尋ねた。これからのことに疑問はないしアースラ全体の方針も決まっている。
するとクロノが腕を組んで言った。
「単純に人質をとって管理局を直接脅してもアースラを奪えないことはわかる。ユーノを使い正体を隠しつつ間接的に奪取する方が
合理的だ。…だが、そもそもやつらはなぜそんなにもアースラが欲しいんだ?」
事件を紐解く上で最も重要なこと。それは犯人の動機だ。
たとえ一見関連性がないようにみえる行動も必ず一つの動機に基づかれている。そのことはエイミィもよく理解していた。
「やっぱり高性能の次元空間航行装置が欲しかったとか?解体して部品を売る…ってのは足がつくか。
う〜ん、色々使いようはあると思うけど確かにこれっ!てのがないわね」
エイミィもクロノの言葉に頭を悩ませた。
ユーノ自身もサイオンの目的には疑いを持っていないようだ。相手の情報が少ないのならしかたがないかもしれない。
考えすぎなだけとも思える。だが、クロノにはどうしても違和感を拭うことはできなかった。
「まぁ気分転換に他の情報も取り入れてみたら?」
クロノの様子に見かねたエイミィがモニターにミッドチルダでのTV放送にチャンネルを合わせた。
映し出された映像は定例のミッドチルダ議会の様子で、約一ヵ月後の法案決議に向けて今もなお討論がされていた。
「またこいつか…」
それを見ながらクロノは顔をしかめた。映っているのは白髪で長髪の初老の男。
ミッドチルダの就業年齢に関する法律改正を求める党の党首だ。クロノは何年も前からこの男をTVで見てきた。
べレット・ウィリアムス。初めは賛同するものも皆無だったその主張も、今ではメディアすら味方につけ
勢いを増すばかりだ。管理局からの圧力にも全く屈する様子がない。
確かにミッドチルダ内の年齢別人口割合は長い間変わってはいないが、才能を重視するあまり就業年齢は若くなる一方だった。
そのせいで中年代の失業者が増大してた。いや、年齢だけではない。“才能格差社会”が確実に出来上がっていたのだ。
しかし、結果としてミッドチルダは多くの次元のトップに立つほどの文明を有することに成功した。

「ずいぶんと息の長い……」
「…クロノ君?」
そこまで言ってクロノは止まった。べレット・ウィリアムスがその主張が認められ始めたのは確か7年前、
とある大手銀行での強盗事件からだ。確かあの事件は担当行員や警備体制のずさんさが大きく取り上げられ
メディアから一斉に叩かれた。その対象は飛び級で学校を出た就業年齢ぎりぎりの者達で、
やはり人生経験を伴わないことからの精神的な甘さから引き起こされた事件だ、と大々的に報道された。
当時クロノ自身も肩身を狭い思いをした記憶がある。
確かあの事件はサイオン一味が最初に起こしたと思われる事件だ。
そこまで思いあたって突然、クロノの頭に次々と今まで見たデータの映像や過去の記憶がフラッシュバックしていく。
構成員の平均年齢、強盗事件、管理局、べレット・ウィリアムス……。
その情報の集合は、点と線を組み替えることで、徐々に違う物へと移り変わる。
そしてあることに気付いたクロノははっとした。
「エイミィ!!今までの強盗事件での平均年齢を出してくれ!!」
突然大声で叫ぶクロノにエイミィは驚いた。
「平均年齢ってどの集まりの?」
エイミィが算出準備をしながら尋ねた。
「強盗事件の被害店舗責任者だ」
そう言うとデータが入力され、結果が表示されていく。
それを見てクロノは自分の予想が正しいことを確信した。
「やはりな…」
「ちょっとちょっと!一体何を思いついたの?」
呟いたクロノに何のことだかわからないエイミィは尋ねた。
クロノはエイミィの代わりに片手でコンソールを操作しながら言った。
「今までの強盗事件被害店舗の責任者はみな若い。そして7年前から少しずつ行われてきた一見金銭目的とも取れる
一連の強盗事件は、ある共通点がある。データを見る限り事件後の店の管理体制が問われるように、
あえてセキュリティのずさんさや不備を露呈させていたんだ。これをメディアが見逃さないように。
そうして徐々に印象操作し、7年の時を経て今のべレット・ウィリアムスの勢力が出来上がった。
もちろんヤツが必ず絡んでいる証拠はないが、ヤツが討論で取り上げる事件や時期は偶然では済まされない」
クロノは画面を見つめながら付け加えた。
「事件自体が政治運動支援で、革命が最終目的である可能性が高い」

そう言ったクロノにエイミィが聞いた。
「どうしてそれに気付いたの?」
それにクロノは頷いて答える。
「ユーノを利用している運送会社の社員、本来は強盗集団でもあるが、その構成員の平均年齢はミッドにしてはかなり高い。
そしてさらに全員に解雇経験がある。ミッドチルダの就業年齢早年化に不満を持っていてもおかしくない」
そこまで言ってクロノはユーノが今いるグランディアのこと、そして今回の事件について考えた。
ユーノを使ったアースラ奪取作戦。ユーノ・スクライア“司書長”の裏切り。そう、やつらの狙いは……
「まずいっ!!!」
クロノは叫んだ。
「やつらの狙いはアースラなんかじゃない!!」
「えっ!?」
モニターに映る映像がクロノの瞳に反射する。そこにはユーノの顔が映っていた。
「このままだとユーノは間違いなく…殺される!!」
「!?」
その言葉にエイミィは息を呑んだ。

                 *

グランディアの甲板。その上には大きなコンテナが立ち並び装置で固定されている。
フェイトはそのコンテナの隙間で息を潜めていた。グランディアはミッドチルダに近い次元世界の森の上を航行していた。
その世界の時間軸はミッドチルダと同じで、今は日が暮れ始めた頃だろうか。
肌寒くなってきた気温も、フェイトが元から着ているコートとユーノが被せてくれた外套のおかげで気にはならない。
その外套はわずかにユーノの匂いがした。ユーノ達に尾行がばれたあの夜、
ユーノに眠らされたフェイトは1時間もせずに意識を取り戻しアースラと通信を交わした後、グランディアに直行していた。
実は二重尾行をしていたのはユーノとエリオだけではない。フェイトは姿をくらますミラージュハイドを使用して
ユーノの後をつけながらもすでにユーノの衣服に発信機をつけることに成功していたのだ。
いわば保険である。そのおかげでユーノは完全に尾行がなくなったと思い込み、その後自分の身を疑うことはなかった。
「アースラに行けば全てわかる」
そのユーノの言葉を聞いてもなおフェイトが敵の本拠地にまで来たのには理由があった。
それはユーノのいつも側にいるエリオ・スクライアの存在だ。最初に手合わせしたとき、彼はフェイトの過去の深い部分まで

調べ上げていた。もしユーノの言うことだけを聞いて行動しているとするならそこまで調べる必要はないし、ユーノが
人のプライバシーを軽々しく話すとも思えない。
アースラとの通信でクロノから大まかの内容は聞いた。スクライア一族が捕らえられ、その解放のためにユーノは動いている。
そのために敵はユーノに多少の自由を与えているのだ。
ではなぜ、エリオ・スクライアも自由なのだろうか。その答えはニ通り考えられる。
一つは、エリオ・スクライアもユーノと劣らず優秀で役に立つから。
しかしユーノの変更前の計画ではほとんどその役割はないに等しいと言えるし、首輪を外されて自由を得られるほどの
能力を有しているとは思えない。それに管理局に関係のない人間を関わらせることは危険だ。
そうなるともう一つの可能性が出てくる。それは…

フェイトが思考を巡らせながらグランディア船内に入る機会をうかがっていると、中に通じるエレベータの中から
次々と黒服を着た男達が姿を現した。フェイトはすかさず人数を数える。
(7…8…10人。こんな人数で今から何を…?)
そう思っていると出てきた男達は転移魔法陣を展開してどこかへと姿を消した。
明らかにおかしい。アースラは待機中であるとはいえいつ行動を開始するか分からない。
ならば今夜にでもユーノのいう計画は実行されるはずだ。それなのにグランディア船内からどこに行こうというのか。
しかし航行中の甲板のため魔力の残滓も流されてしまっているはずなのでフェイトには彼らがどこに向かったか知るすべはなかった。
仕方なくフェイトはエレベータに乗り込み天井をはずして内部へと潜入を決めた。

                 *

グランディア船内一階、格納庫。普段は多くの巨大なコンテナが詰まれているその場所には数個のコンテナがあるだけで、
今は代わりに巨大な魔法陣が描かれている。いくつかの装置がその魔法陣の周りに並び、何本ものコードが繋がれていた。
その一つの装置を操作しながらユーノは画面から顔を上げる。ユーノの正面にあった扉は開け放たれており、
その奥では檻の中に囚われたスクライア一族が身を寄せるように作業を見つめていた。
その数13人。約半数がユーノより年下の幼い子供達だった。
サイオンと交渉を重ね、限界まで減らした人質。はやてとシャマルさえいれば全員分の首輪は無効化できるはずだ。
あとはこれから転送魔法陣を発動するだけ。サイオン達にアースラを奪われてしまうが、人質は解放できる。
ユーノができる最大限のことをしてきたつもりだ。ユーノは檻の中の一族に向かって微笑みかけた。
エリオはそんなユーノをじっと見つめていた。


「準備は終わったか」

腕を組んでその様子を見ていたサイオンが言った。
その後ろには4,5人の手下の男達もいる。他のメンバーは航行維持のために作業しているのだろう。

「今から始めます」

そう言ってユーノとエリオはお互いを見て頷き魔法陣の両端に立った。
二人が手をかざすと環状の魔法陣が巨大な魔法陣へと流れていく。淡い光が魔法陣から放たれ始めた。
(ここからが…本当の勝負だ)
ユーノは瞳を閉じ集中しながらも思った。
早く家族の戒めを解きたい。その一心でここまできたのだ。たとえ友を裏切ろうとも、体が悲鳴を上げようとも邁進してきた。
クロノ達には全て伝わっただろうが、アースラの大半の人たちがユーノの計画を知らされていないだろう。
これが本当に最後の裏切り行為となる。
(絶対に成功させる…!)
自然とユーノの眉間にしわがよった。
その様子をサイオンはじっと見ていた。時空管理局、無限書庫司書長ユーノ・スクライア。本当によくやってくれた。
弱冠13歳にしてここまでの計画をほぼ一人でこなすとは、サイオン自身も思っていなかった。
アースラなど奪えなくてもいい。サイオンがほしいのはユーノ・スクライアの裏切りという事実だけなのだ。
ゆえに、今魔法陣を完成されるとかえって困る。たしかに高性能の次元航行装置は魅力的だが、軍艦は目立ちすぎる。
サイオンの両手に高密度の魔力が集中していく。扉の奥にいるスクライア一族にはここは死角になっていた。
サイオンはちらりとエリオを見た。
『誰も殺さないと約束してくれ』
エリオと最初に交わした約束を思い出す。
エリオは今でも理解していないのだろう。サイオン達がただのテロリストであり、どれほど恐ろしい存在なのかを。
サイオンは形成されたナイフ上の魔力弾を握った。
(ご苦労だったな。二人とも)
不敵な笑みを浮かべながらサイオンは両手を交差させるように振り上げると魔力の刃が高速でユーノ達に向かって飛んだ。
ユーノとエリオは目を閉じているので気付かない。
しかし、二人の脳天に魔力弾が突き刺さるその瞬間、黄色い防御魔法陣がユーノの前の魔力弾を弾き、
エリオに飛んだ魔力弾も魔力弾によって弾かれた。
「!?」
サイオンが驚いて目を見開く。
気配でユーノとエリオも目を開け、魔法を中断した。
ユーノの目の前にはサイオンの後ろに並んでいた手下の一人が防御魔方陣を展開しながら立っていた。
「お前、つけられていたのか」
サイオンがユーノを睨んだ。ユーノはなにが起こったのかわからず困惑した。
とりあえず目の前の人がサイオンの攻撃から守ってくれたらしい。なぜサイオンが自分を攻撃するかも疑問だったが、
目の前の人物が誰かもわからなかった。ふいにその人が手に持つ物が目に入った。
黒い鎌。金色の刃。それはまさしくバルディッシュだった。

「な!?…フェイト!?」

淡い光に包まれ目の前の男が姿を変える。綺麗な金髪が目の前に流れ、少しだけ振り返ったフェイトはユーノに微笑んだ。


次回へ続く

次回 第二十一話 「変わらぬ想い」

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目次:魔法少女リリカルなのはA's++
著者:396 ◆SIKU8mZxms

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