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作者:健速
イラスト:ポコ
出版社:ホビージャパン HJ文庫

あらすじ

父の転勤で高校入学と同時に一人暮らしをすることになった里見孝太郎は「月5000円・敷金礼金無し」の格安物件である築25年のアパート・ころな荘の106号室へ引っ越すことになる。過去の106号室入居者は幽霊が出没するとの理由で、ことごとく短期間で引っ越してしまっていたのである。入学式の晩、孝太郎の前にその幽霊 東本願早苗が現れる。早苗は孝太郎に対して106号室の先住権を主張し、孝太郎を追い出そうとする。そして、翌日には106号室の窓を突き破って自称・魔法少女の虹野ゆりかが乱入。さらに翌々日は古代文明の地底人の末裔を自称するキリハが、翌々々日は宇宙人 神聖フォルトーゼ銀河皇国第7皇女・ティアミリスがそれぞれ理由を付けて106号室を占拠すべく乱入する。

登場人物

ころな荘106号室の人物
虹野ゆりか
106号室の窓を突き破って突然、乱入して来た魔法少女。愛と勇気のプリンセス☆魔法少女レインボーゆりかを自称するも度の過ぎたコスプレ趣味扱いされ、まともに話を聞いてもらえない状態が続いていた。しかし、後に106号室内で戦闘が起きるたびに結界を張って防護していたことが判明し、魔法が本当に使える正真正銘の魔法少女であることが証明される。茶色の髪をツインテールにしており、体型は平均的。気弱なかつ都合の良い性格をしており、幽霊の早苗を怖がったり、困難からすぐに逃げ出そうとする。またその際は孝太郎を身代わりに差し出そうとする等、愛と勇気の魔法少女らしからぬ言動をする。また、私生活もズボラかつ自堕落であり、遅刻の常習犯であり成績も悪い。しかし106号室を賭けて過ごすうちに、本当に困難なことからは逃げ出さない勇気も持つようになった。フォルサリア魔法王国から出る、魔法少女の給料で生活している。しかし、最近の円高傾向と過去に壊した建物などの賠償で給料は大幅に目減りし、厳しい生活を強いられている。1年以上前、魔法の素質があったために魔物に襲われた所を、先代の魔法少女レインボーナナに救われる。その後、魔力の制御のためにナナに魔法を教わった後は、戸籍のないナナの助手的な役割をしていた。しかし 3月(物語の開始の1か月前)にダークネスレインボゥの人質になってしまい、自分を救うために魔力を開放し、二度と魔法の使えなくなったナナの後を継ぎ魔法少女となる。だが、魔法少女になった直後は精神的な弱さから、戦いになるとまるで狂犬のように怯えて逃げ惑う醜態を晒していた。しかし任務には真面目であったため、106号室には膨大な魔力をダークネスレインボゥが狙っていることを知ると、孝太郎達の前に現れて「悪い目的でこの部屋に溜まっている魔力を狙う者が現れるので一刻も早くこの場所を離れなければ危険だ」と主張する。しかし、話の内容が突拍子もないこと、コスプレにしか見えない衣装、ゆりかの性格の弱さと利己的な言動により、孝太郎達に全く相手にされなかった。しかし晴海と出会い友人となった事と、侵略者達のトラブルの解決を陰ながらサポートしていたことで、少しずつ精神的に強くなっていく。そして真希が攻めてきた際は、孝太郎達を巻き込まないように自分から戦いの場に赴くまで成長した。その際に孝太郎達に魔法少女だと理解してもらうが、真希の去り際の魔法によりその騒動の記憶が消され、コスプレ扱いに逆戻りしてしまう。だが、孝太郎の思いを知ったゆりかは、やはり孝太郎達を巻き込まないように自分について勘違いさせたままにして、以後は魔法少女であるとバレないように立ち回っている。「白銀の姫と青き騎士 第二章」上演後、孝太郎から魔法の杖を渡されて、魔法少女と認識されるようになる。晴海から孝太郎に好意があると打ち明けられ協力を約束するが、前述の真希の襲撃の際に自分も孝太郎のことを好きになってしまう。そして「晴海と自分の2人で孝太郎と仲良く」なろうとしている。バレンタインには、財力のなさのため10円のチョコしか買えず、バレンタインを憎むようになる。その10円のチョコは孝太郎に贈り、大いに同情を得た。系統の多い魔法のほぼ全てを高レベルで使え、魔法使いとしてはオールラウンダータイプである。また魔法の杖を手に入れた後は、「呪文も手印も集中も不要の魔法の杖で敵の動きを妨害しながら、元々持っていた杖で攻撃する」という、極めて相手にし辛いスタイルを確立させた。侵略者達の戦闘が起きるたびに結界を張って防護し、物的被害を最小限に留めている影の功労者であるが、その努力が報われることはほとんどない。また、前面で戦うことが多い孝太郎に防御魔法をかけて被害を少なくしているが、これも気が付かれていない。真耶達の襲撃によりとうとう孝太郎達から本当の魔法少女として認識されるようになった。また、孝太郎や晴海と同じ大学に進むため、孝太郎に毎日勉強でしごかれている。

藍華真希/ダークネイビー
フォルサリア魔法王国の秘密結社・ダークネスレイボゥの最高幹部の一人。レインボーナナとの戦いで行動不能にならなかった幹部二人のうちの一人で、106号室の魔力溜りを調べるために春風高校1年に転入してくる。物静かで意志の強そうな藍色の瞳をした少女。嘘を何よりも嫌っており、自分は決して嘘を言わない。逆に嘘を付く人物を激しく憎み、化粧を「自分を飾るための嘘」として嫌っている。フォルサリアの貧民街で生まれ、物心付く前に奴隷商人に売られる。そこから脱走を企てるか親友の裏切りにより失敗、瀕死の重傷を負った所を先代のダークネイビーに助けられる。魔法を覚えて奴隷商人とかつてに親友に報復した後も、騙し合い、裏切り合い、利用しあう世界の中に生きていた。レインボーナナとの戦い(3月)の後、行動不能にならなかった幹部として行動、ナナの後を継いだゆりかと戦った(3月〜4月)。11月に106号室の魔力溜りを調べるために春風高校1年に転入する。しかしそこでゆりかの歓待を受けたこと、ゆりかが自分たちを魔法少女だと回りに説明したこと、そしてそれがコスプレだと思われていることから、ゆりかのバックに優秀なブレーンが居ると勘違いしてしまう。そしてゆりかを誘き出して決着をつけようとするが、ゆりかを心配して駆け付けた孝太郎と早苗により追い詰められ、ゆりかと孝太郎の共通の友人である晴海を人質にする。だが晴海が106号室の魔力溜りから作った剣を孝太郎に使用され、防御魔法をあっさり無効化されたことに恐怖してその場から撤退する。直後、106号室の魔力溜りをある程度支配下に置いてゆりかと孝太郎と再戦して優位に立つが、ころな荘関係者達が援軍として現れたため窮地に陥り、自分の杖を犠牲にしてここ数時間の記憶を消して退却する。これ以降、孝太郎をブレーンと勘違いし、自分に嘘をついたこと、ゆりかに言動を指示して自分を混乱させたこと、106号室の魔力溜りの確保を失敗した原因として激しく憎むようになる。翌年の2月上旬、スキー合宿の直前に新しい杖が完成し再活動を始める。スキー合宿中に孝太郎に近づき、106号室の魔力が増えた原因などを探ろうとするが、自分に嘘をつかない孝太郎に困惑する。その後、近くの山に住む魔物を配下にしようとして瀕死の重傷を負ってしまうが、孝太郎がシグナルティンと魔法の杖の力を使って一命を取り留める。そして、シグナルティンの力で孝太郎と心で深くつながった事、孝太郎の心の奥底に自分と同じ「泣いている子供」が居た事、孝太郎が自分にほとんど嘘をつかないこと、孝太郎が付く嘘は自分を思いやってのことだと知り、憎しみが信頼と恋心に変化する。孝太郎と二人で魔物を倒した後は、ダークネスレインボゥの仲間に「強大な力を持つ孝太郎と戦うのは得策ではなく、むしろ味方に引き入れるべきだ」と提案し、ゆりかに対しては「孝太郎を自分たちの戦いに巻き込まない」ように協力を要請した。バレンタインでは、孝太郎達「非モテ同盟」に対して本命チョコを有料で作ると持ちかけ、余ったと言って孝太郎に無償でチョコを渡した。精神操作の魔法と格闘を得意としており、「数秒間記憶を消す」魔法をかけて敵の次の手を知り、その隙を突いて攻撃する戦法を取る。真耶達との対決時にシグナルティンの魔法を利用して孝太郎を足止めするも、孝太郎との絆を信じ孝太郎に告白し魔法を解除。侵略者の少女達の仲間入りし、現在は静香と同居中。しかし、長年の孤独のため未だみんなとの繋がりが実感できず、孝太郎との明確な繋がり(それが呪いという形であっても)を求める傾向にある。サトミ騎士団では藍騎士として会計を務める。パーソナルカラーは藍色。

魔法少女関係者
レインボーナナ
フォルサリア魔法王国・正規軍レインボゥハートのアークウィザードの一人で、史上最年少でレインボーの称号を得た天才魔法少女。ゆりかの命の恩人で、魔法の師匠でもある。地球防衛担当の魔法少女で、魔法の素質があったために魔物に襲われていたゆりかを助け、魔力のコントロールを教えた。その後、頑固に自分を手伝うというゆりかに根負けして、「決して危険なことをしない」という条件でゆりかを助手にして行動する。しかし3月(物語の開始の1か月前)、ゆりかが人質取られた上、ダークネスレインボゥ7人の攻撃を受け窮地に陥ってしまう。最終手段として自らの魔力を全て開放してダークネスレインボゥを撃退するが、その代償として二度と魔法を使えなくなってしまう。天才と言われるだけあって、ダークネスレインボゥ7人と互角以上に戦える戦闘能力を持っていた。

真耶/先代ダークネイビー
先代ダークネイビーで真希の師匠。早苗の霊力を分離させた張本人。大地の民の急進派と手を結んだことで、魔法だけではなく霊力も使用することが可能。戦闘能力が高く、孝太郎とも互角に渡りあう。10年前にキリハ(キィ)をさらい孝太郎と対決するが敗北。数年前のレインボーナナとの戦いで失った身体を大地の民の技術で補い、現在で再び孝太郎達を襲う。孝太郎を後一歩まで追い詰めるが、晴海がシグナルティンのチューナーとして覚醒したため再度敗北する。その後、同じく孝太郎達に敗れたエゥレクシスとパートナーとなり、大地の民急進派の計画に参画する。

ダークパープル
フォルサリア魔法王国の秘密結社・ダークネスレイボゥの最高幹部の一人。レインボーナナとの戦いで行動不能にならなかった幹部二人のうちの一人で、真希に偵察を任せて自身はフォルサリアで活動をしている。落ち着いた言動をしており、ダークネスレインボゥの纏め役でも有る。孝太郎への復讐心に捕らわれる真希を心配する。現在、レインボーハートの牽制にあたっている。

ダーククリムゾン
フォルサリア魔法王国の秘密結社・ダークネスレイボゥの最高幹部の一人。レインボーナナとの戦いで重傷を負った幹部のうちの一人。好戦的な性格をしているが、圧倒的な力で敵を倒すのでなく、力の近い者とギリギリの戦いをしたいと思っている。グリーンと共に106号室の魔力溜まりを偵察に来て、ティナ、キリハ、早苗、静香と戦闘になる。エネルギー系の攻撃魔法や近接戦を得意とするが、静香に敗れる。

ダークグリーン
フォルサリア魔法王国の秘密結社・ダークネスレイボゥの最高幹部の一人。レインボーナナとの戦いで先代が行動不能となったためダークグリーンに昇格した。クリムゾンと共に106号室の魔力溜まりを偵察に来て、ティナ、キリハ、早苗、静香と戦闘になる。占術と幻術の魔法を得意とし、未来予知でクリムゾンをサポートするもキリハに看破され敗れる。

ダークオレンジ
フォルサリア魔法王国の秘密結社・ダークネスレイボゥの最高幹部の一人。レインボーナナとの戦いで重傷を負った幹部のうちの一人。素材は良いのに全く女の子らしくしない真希を心配している。しかし可愛らしい化粧とファッションに身を包んでいるため、真希からは嫌われている。

ダークイエロー
フォルサリア魔法王国の秘密結社・ダークネスレイボゥの最高幹部の一人。レインボーナナとの戦いで重傷を負った幹部のうちの一人。現在、決戦に備えて武器を作成している。

ダークブルー
フォルサリア魔法王国の秘密結社・ダークネスレイボゥの最高幹部の一人。レインボーナナとの戦いで先代が行動不能となったためダークブルーに昇格した。現在、後進の育成中。

ころな陸戦規定

第一条
この規定や権利、義務は次の条件を満たす個人・集団に適用される。
・ころな陸戦条約に批准している。
・現在 里見孝太郎名義で賃貸されているアパートころな荘一〇六号室の占有を目的としている。

第二条
この規定はころな陸戦条約に批准していない個人・集団の参戦と共に破棄される。ただし その個人・集団が本陸戦規定を遵守する場合はその限りではない。この場合参戦する個人・集団は速やかに笠置静香(ころな荘大家二〇六号室在住)へころな陸戦条約に批准を旨とする通知が必要である。しかし 事情を鑑み最大三日の猶予が与えられる場合がある。また、条約からの離脱には笠置静香(ころな荘大家二〇六号室在住)への事前通知が必要であり、一週間は発効しない。

第三条
以下の攻撃手段を使用禁止とする。
・ABC兵器ないしそれに準する攻撃手段。
・広域破壊兵器ないしそれに準ずる攻撃手段。
・建造物(主としてころな荘一○六号室)を損壊せしめる可能性のあるあらゆる攻撃手段。
・周辺世帯への騒音被害を生ぜしめる可能性のあるあらゆる攻撃手段。
・事前・事後を問わず笠置静香(ころな荘大家二〇六号室在住)が禁止した攻撃手段。

第四条
ころな荘一○六号室以外での戦闘行為を全面的に禁ずる。ただし 笠置静香(ころな荘大家二〇六号室在住)が認める場合にはその限りではない。

第五条
ころな荘一○六号室以外でのコスチュームプレイを全面的に禁じる。

第六条
以下に定める期間内の戦闘行為を禁ずる。
・日本時間(GMT+9)18:00〜翌9:00。
・土曜・日曜・祝日。

第七条
おやつ休憩は笠置静香(ころな荘大家二〇六号室在住)により任意に設定され、期間中は速やかに停戦される。第三条 追記・強力な力場で損傷や騒音を防いでも、威力の高い攻撃手段を運用する根拠にはならない。

用語

フォルサリア魔法王国
魔法の国。

大地の民
1000年ほど前に鉱山の採掘作業が始まったために地上を追われ、地底人として独自の文明を築いて来た。霊力を使用する。

神聖フォルトーゼ銀河皇国
太陽系から1000万光年離れた星系にある国。科学が発達している。

青騎士伝説
2000年前にフォルトーゼ皇国で実際に起ったお家騒動であり、現在のフォルトーゼでも人気の高い悲恋物語であり、それを元にティアが書いた演劇の脚本でもある。アライアが国を追われて青騎士と出会い、パルドムシーハ領に辿り着くまでが第一章。マクスファーンを倒してアライアが即位して、青騎士が国を去るまでが第二章。第一章は恋愛メインであるため女性の人気が高く、第二章は戦争メインであるため男性の人気が高い。主要人物の女性たちは、ころな荘関係者達に似ている。

超時空反発弾
過去にタイムトラベルできる。

雑記



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