Trac/GanttPlugin

　チケットの内容を元にガントチャートを作成するプラグインです。
　http://willbarton.com/code/tracgantt/trac-gantt-pl...にて公開されている、TracGantt-0.2.4.tar.gzを用いています。

インストール

• tar.gzファイルを展開し、その中に含まれているsetup.pyを用いてインストールします。

python setup.py install

• 正常にインストールできると、Lib/site-packagesフォルダ内にTracGantt-0.2.4-py2.3.eggファイルができているはずです。

初期設定

• ガントチャートを使用するtrac.iniに以下の項目を追加します。

components

• プラグインの有効化を行います。当然ながら、Adminのページから有効にすることもできます。

[components]
tracgantt.* = enabled

ticket-custom

• 既にticket-customを使用している場合は、そこに内容を追加します。
• labelの部分のテキストが、チケット入力画面に表示されます。
  • 日本語も問題なく使用できますが、その場合はtrac.iniファイルをUTF-8で保存しておく必要があります（Shift-JISのままだったりすると、化けます）。
  • なお、valueに関しては初期値であるので、空欄でも問題ありません。

[ticket-custom]
due_assign = text
due_assign.label = 開始予定日
due_assign.value = YYYY/MM/DD

dependencies = text
dependencies.label = 依存タスクNo
dependencies.value =

due_close= text
due_close.label = 終了予定日
due_close.value = YYYY/MM/DD

include_gantt = checkbox
include_gantt.label = ガントチャートに載せるか否か
include_gantt.value =

gantt-charts

• チケット入力時の日付入力のフォーマットを指定します。入力した日付が、このフォーマットに従っていない場合は、time data did not match format: data=06/16/2006 fmt=%Y/%m/%dという感じのエラーが出ます。
  • 従って、運用を開始した後に日付のフォーマットを変えるのは避けた方が無難です（全てのチケットに関して日付を登録し直せば問題ないですが）。なお、データベースにはテキストとしてデータが保存されていますので、SQLで直接書き換えるという手もあります。

[gantt-charts]
date_format = %Y/%m/%d

画面

• メニューが増えます。今回試したバージョンでは、全ての権限で閲覧可能となっているようです。
  • ソース中にはGANTT_VIEWという記述がある（コメント化されている）ので、将来的には権限処理されるようになるのかもしれません。

• チケット入力時に、ticket_customで定義した項目の入力域が増えます。

• ガントチャートを表示させる場合は、まずどの範囲のチケットを元にチャートを作成するかを選択します。
  • Ticketのreport機能で選択できるqueryと同じ内容が選択できます。が、カスタムクエリは使えません。その場合は、頑張ってreport用のSQLを追加登録することになるかと思います。

• チケットを元にガントチャートが表示されます。
  • 現在のバージョンでは、日付の間隔は一定ではありません（加えて、時々日付がずれて表示されてしまうような・・・）。
    • 表示の仕方に関しては、今後の修正予定に入っているようです。

'''"Pagination", such that say, you have sets of tables with, say, 5 days each, on a page, rather than one huge table (similar to Trac's groups)'''

その他

• [report:1]と同じような感じでのwikiページからの直接リンクはできないようです。
  • GeneralLinkSyntaxPluginと組み合わせると、[gantt:1]ってな感じで処理できたりするのかもしれませんが・・・まだ確認していません。