呟き尾形の個人的な資料です。

 ウサギ

 ウサギは、豊穣や多産を象徴し、同時に、女性的な能力を象徴しています。
 夢の中で無力なウサギ(飼われていて飛びまわらないウサギなど)は、女性的な能力が使いこなせず悩んでいる事を象徴します。
 それは、未熟な性の表れだったり、性に対する用心深さ、ないし臆病であることを象徴します。
 もし、夢の中で、うさぎが猛獣に襲われるなどした場合は、おびえている本人をを象徴していると解釈できます。

 ウサギは、道化を象徴するため、冬から春への回帰を象徴し、再生を意味します。
 そこから、自分自身への潜在的能力への関心の高まりを象徴していると解釈できます。
 また、道化であるがゆえに、トラブルを象徴し、目の前のチャンスをつかみ損ねる、など、特に、ウサギを取り逃がしてしまうという夢の場合は、盗難や忘れ物、あるいは、散財を象徴します。
 つまり、夢の中のうさぎは、トラブルメーカーでもあるともいえます。
 しかし、そのトラブルは、新しい出会いや発見を呼ぶ場合があるとされています。
 ですから、新しい出会いや発見は、(トラブルとはいいつつも)基本的に幸運なことともいえます。
 ですから、ちょっとした幸運の予感を象徴したり、理論では、説明できない神秘的なものに対する関心への高まりも象徴することもあります。

 上記のような軽いトラブルは、心理的にデリケートになっている時期であるということがいえます。

 夢の中に出てくるウサギが、特に野をかける野うさぎだった場合、好奇心と狂気を象徴します。
 これは、ウサギが月と関係し、昼間は物陰に身を隠し、満月の夜、森の空き地ではしゃぎまわる様が、狂気を象徴しているといわれています。
 ただし、この狂気は、好奇心の強さゆえの狂気であり、好奇心の高まりが、思い切った行動に踏み切らせることのようです。
 野ウサギは、警戒心が強い事で知られていますがこれは、長い耳で危険を察知し、その逃げ足は迅速であることからだといわれています。
 そのため、野ウサギが夢に出てくるときは、警戒心を高めるようにという、無意識からのメッセージであるとも解釈できます。


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