呟き尾形の個人的な資料です。

 MSM-03A ゴック

頭頂高 18.3m
本体重量 82.4t
装甲材料 チタン合金セラミック複合材
主要武装 拡散メガ粒子砲×2、魚雷発射管×2
アイアンネイル×2 フリージーヤード

 MSM-03-1の量産タイプ。
 ジオン軍が初めて実戦投入された水陸両用モビルスーツである。
 水中型ザクによる各種新機材の試験データを参考にし開発が行われた。
 水中という地球上独自の環境ということもあり、機体の開発にはアースノイドのもつノウハウが不可けただったのか、開発班には多くのアースノイド技術者が参加していたという。
 水中用兵器の開発と要員の養成は、一般に考えられている以上に困難を伴う為、一朝一夕で建造できるものはない。
 こうして、完成したゴックは、各地で行われた陸上侵略線において、多大なる戦果をジオンにもたらした。

 外装がより洗練され、魚雷も体内に収納する等、水中用兵器としてはより洗練された外観となっている。
 同時期に開発された水中実験機と共に少数が先行して生産され、後期型への移行の際に本機のみの生産に絞られることとなった。
 ゴックは、航行時は頭頂部から発射されるフリージーヤードと呼ばれるゲル状の物質で機体を覆うことで、機雷や爆雷を無効化することができる。
 これはソナーによる探知を低減する効果もあったが、ウォーターインテークの閉塞のため、長時間は使用できず使用後は速やかに排除する必要があった。
 腹部に偏向メガ粒子砲と魚雷発射管を各2門搭載されており、これは、ジオン軍において核融合炉冷却システムに水冷式をはじめて採用したした最初の水陸両用MSでもある。水冷方式の採用によってできた出力の余裕で、初のメガ粒子砲の搭載に成功した機体でもある。
 核融合炉の冷却システムが水冷式であったため、陸上での稼動可能時間は制限されていたが、高出力のジェネレーターが搭載可能となり、ジオン公国軍の量産型モビルスーツとしては初めてメガ粒子砲を装備した機体となった。
 その完成度の高さにより上陸作戦等で高い戦果を挙げた。
 武装として、アイアン・ネイルと呼ばれる巨大な爪をもつ腕部は伸縮し、水中航行時は脚部と共に胴体内に引き込むことで抵抗を軽減する。
 水中移動時に水の抵抗を少なくするために、両腕を肩のアーマーに収納し、進行方向の視界確保のためにモノアイは、上方へも移動する。水中での最高速は70ノットで、機体各部に設けられたインテークから取り入れた海水を利用する熱核水流ジェットによって航行する。
 これは同じドムで採用された熱核ジェットエンジンを転用したものである。
 膨大な水圧に耐えるため装甲は厚く、機体構造自体も頑強であり、ガンダムの打撃兵器ハイパーハンマーを受け止めた事例からもあきらかである。
 ゴックは、大量の冷却水を積載するため地上での動きが鈍く、冷却システムの構造上作戦時間が限られていた(1、2時間と言われている)。
 このため、上陸侵攻作戦などで多くの戦果をもたらしたものの、水陸ともに高い性能を示した第2期開発計画での水陸両用MS であるズゴックが量産されるにつれ、急速にその座を譲ることとなるも、後に統合整備計画にて再設計され、機動性を大幅に改良したハイゴッグが開発された。






------------- ガンダム0092自転

モビルアーマー

管理人/副管理人のみ編集できます