呟き尾形の個人的な資料です。

劇画の日

 1964年(昭和39年)7月24日に、青林堂より、劇画雑
誌「ガロ」を創刊されたことで、劇画の日。となったそう
です。
 劇が雑誌「ガロ」は、白土三平の「カムイ伝」をはじめ、
水木しげる、つげ義春等が登場し、大人向けの劇画ブー
ムの拠点になりました。
 「カムイ伝」は当時の学生たちに受け入れられ、たち
まち「ガロ」の人気は上昇します。
さらに、水木しげるの「鬼太郎夜話」、林静一「赤色エレ
ジー」などが掲載されます。
 そして、つげ義春、池上遼一、矢口高雄なども執筆を
始めます。
 こうして、さまざまな名作家が漫画を掲載し、いわゆ
る名作をのこしたガロですが、次第にガロの人気が低
迷していきます。
 ガロ存続の危機の中、90年ついに青林堂はツァイト
に経営を譲渡、ガロはなんとか持ちこたえることがで
きました。
 しかし1996年、「ガロ」は衰退への道を歩み始めます。
翌年1997年「ガロ」は休刊。
 その後98年復刊しますが一年を待たずに再び休刊
してしまいます。
 しかし、そうした困難を乗り越え、
 現在はオンデマンド出版に切り替わって発売されて
いるそうです。

 さて、ガロの代表作ともいえる、カムイ伝ですが、
「抜け忍」という士農工商に属さない最下層にすむ
人々の視点から、江戸時代という時代の、階級制
度・生活・風習・歴史・農民の迫害等を描かれ、
日本を代表する名作と評価を受けています。
 特に、当時、漫画は、ストーリー性が希薄であ
り、評価が低かったそうです。
 しかし、カムイ伝は、漫画に新しいジャンルを見
出され、時代小説に比しても遜色ない漫画路線の
礎を築いたとも言われています。
 その内容は濃く、忍者の戦い、産業の発達、自
然と人間、人間ドラマ、封建社会制度、等々様々
な視点から読み解くことが出来るため、何度読み
返しても新たな発見があるとも言われています。


----- 今日は何の日自転

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