曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

面山瑞方禅師が享保2年(1717)8月28日、相州老梅庵で道元禅師の伝記・年譜を偈頌として詠まれたもの。延享元年(1744)3月に発行された面山禅師校正『永平元禅師語録永平略録)』の巻尾に附録されている。

【内容】

面山禅師には1710年に書かれた『永平実録?』があるが、『永平祖師年譜偈』はその後の著作であり、更に後に書かれた『訂補建撕記?』でも、道元禅師の伝記の理解は徐々に変わっている。なお、面山禅師の侍者慧中?が『永平略録』の巻尾に収録した経緯を示している。
前年、師、海東に在るの日、随徒に訓誨して此の年譜の偈を述す。其の後、叢林往往に展転して書写す。今、也た但だ烏焉のみに非ず、痛むべし。故に此に附して考讎に便りせしむるものなり。 侍者慧中謹識

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