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【定義】

五停心観の1つ、呼吸を調えて心を集中する観法のこと。安般?に同じ。
衲子坐禅は、直に須く端身正坐を先と為す。然る後、調息致心す。是れ小乗の若きは、元より二門有り。所謂、数息不浄なり。小乗人は数息を以て調息と為す。然而、仏祖弁道は永く小乗には異なり。〈中略〉其の二乗は、如今世に流布する四分律宗・倶舎宗等の宗、是なり。 『永平広録』巻5-390上堂

以上のように、道元禅師は、古来からの数息法を否定し、ただ調息のみをせよという。ただし、瑩山禅師は坐禅時に集中できない際に用いても良いとする。
心若し散乱する時は、心を鼻端丹田に安じ、出入の息を数えよ。 『坐禅用心記

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