【定義】
通称『勅修清規』『勅規』。元統3年(1335)に、元の順帝(在位:1333〜68、元帝国最後の皇帝)の命を受け、百丈山大智寿聖禅寺の東陽徳輝等が、宋以来行われていた『禅苑清規』『入衆日用』『禅林備用清規』などに基づいて重編大成し、笑隠大訢等が校正している。全8巻、または上下2巻。
【内容】
良く混同されることがあるが、いわゆる百丈懐海が編んだという『百丈清規』ではない。しかし、その古意の再現を目指した勅修の清規(皇帝・天皇の命令で編まれた)であり、古来の清規の中では最も良く整備されたものである。
内容は、祝釐・報恩・報本・尊祖・住持・両序・大衆・節臘・法器の九章に分けて細説されており、付録に百丈の塔銘や、百丈古清規の序など、各清規の序も載せられている。日本でも禅宗諸派にて重用されており、文和5年(1356)に刊行された五山版を初め、江戸時代にもたびたび刊行されており、今では『大正蔵』48巻にて容易に参照できる。
通称『勅修清規』『勅規』。元統3年(1335)に、元の順帝(在位:1333〜68、元帝国最後の皇帝)の命を受け、百丈山大智寿聖禅寺の東陽徳輝等が、宋以来行われていた『禅苑清規』『入衆日用』『禅林備用清規』などに基づいて重編大成し、笑隠大訢等が校正している。全8巻、または上下2巻。
【内容】
良く混同されることがあるが、いわゆる百丈懐海が編んだという『百丈清規』ではない。しかし、その古意の再現を目指した勅修の清規(皇帝・天皇の命令で編まれた)であり、古来の清規の中では最も良く整備されたものである。
内容は、祝釐・報恩・報本・尊祖・住持・両序・大衆・節臘・法器の九章に分けて細説されており、付録に百丈の塔銘や、百丈古清規の序など、各清規の序も載せられている。日本でも禅宗諸派にて重用されており、文和5年(1356)に刊行された五山版を初め、江戸時代にもたびたび刊行されており、今では『大正蔵』48巻にて容易に参照できる。
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