【定義】
道元禅師が示された、排便後の処理に用いる土のかたまりのこと。二七丸とある通り、14箇の丸めた土を用いる。
道元禅師が示された、排便後の処理に用いる土のかたまりのこと。二七丸とある通り、14箇の丸めた土を用いる。
樹下・露地に修習するときは、起屋なし。便宜の渓谷・河水等によりて、分土洗浄するなり。これは灰なし、ただ二七丸の土をもちいる。二七丸をもちいる法は、まづ、法衣をぬぎてたたみおきてのち、くろからず黄色なる土をとりて、一丸のおほきさ大なる大豆許に分して、いしのうへ、あるひは便宜のところに、七丸をひとならべにおきて、二七丸をふたへにならべおく。そののち、磨石にもちいるべき石をまうく。そののち屙す。屙後、使籌、あるいは使紙。そののち、水辺にいたりて洗浄する。まづ三丸の土をたづさへて洗浄す。一丸土を掌にとりて、水すこしばかりをいれて、水に合してときて、泥よりもうすく、漿ばかりになして、まづ小便を洗浄す。つぎに一丸の土をもて、さきのごとくして大便処を洗浄す。つぎに一丸の土をさきのごとくして、略して触手をあらふ。 『正法眼蔵』「洗浄」巻
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