【定義】
戒を学ぶ際に基準となり得る四つの内容、具体的には
戒法・
戒体・
戒行・
戒相をいう。後には、
説戒する際にも用いられた。
【内容】
「戒四別」については、古くは中国の南山律宗の南山道宣(596〜667)が自著で指摘しており、その後の律宗での註釈書などでも度々引用されている。
略ぼ四別に分かつ。一つには戒法、此れ即ち体なり。出離の道に通ず。二つには戒体、即ち出生衆行の本と謂う。三つには戒行、方便修成し本に順じて体を受く。四つには戒相、即ち此の篇に明かす所、篇聚に亘通す。 南山道宣『四分律刪繁補闕行事鈔』巻中「随戒釈相篇第十四」
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