【定義】
禅宗寺院の役職で、六
頭首の一。蔵は『
大蔵経?』及び「
経蔵」を意味しており、寺院内にある経典や論書を管理する僧である。最近では「
知蔵」という。なお、現在の図書館司書のような役割もあった。また、「
看経」の時には、蔵主の許可を要する。
なお、
道元禅師は
波多野義重公から、
永平寺に『大蔵経』が納められてから蔵主を置いたことが確認され、その請するときの上堂を行ったことが確認される。
蔵主を請する上堂に、云く。仏、大千を化するに教迹来る。拳頭一たび挙して雲雷を作す。無辺の義海朝宗の処、八万の法門打得開す、と。 『永平広録』巻6-467上堂
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