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【定義】

冬暖かく、夏涼しい、ということ、「冬暖夏冷」(『坐禅用心記』)ともいう。道元禅師は、坐禅をする場合には、その環境を整えることを重要視し、冬には炉に火を入れて暖かくし、夏には、涼しい環境を整備することを基本として、更に僧堂で坐禅をせずに、各自、露地・樹下といった涼しい場所に行って坐禅をすることまで説いた。
参禅坐禅なり。坐禅静処よろし。坐蓐あつくしくべし。風煙をいらしむることなかれ、雨露をもらしむることなかれ。容身の地を護持すべし。かつて金剛のうへに坐し、盤石のうへに坐する蹤跡あり、かれらみな草をあつくしきて坐せしなり。坐処あきらかなるべし、昼夜くらからざれ。冬暖夏涼をその術とせり。 『正法眼蔵』「坐禅儀」巻

以上の言葉に明らかなように、坐禅は我慢大会ではない。

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