子育ての失敗を広く浅く、ゆるやかに追跡。

 『バルトーク ミクロコスモス 演奏と解釈』のページへ戻る
 ミクロコスモスのページに戻る

 バルトークのページに戻る
 教則本と楽譜のページ(ピアノ)に戻る

 ウィキペディアによるミクロコスモスの解説は、ここ
 ウィキペディアによるバルトークの解説は、ここ

『バルトーク ミクロコスモス 演奏と解釈』(春秋社)


第2巻 第37番〜第66番 73

第37番 リディア旋法で リディア旋法

 反復音のシンコペーションとテヌートで食い違う手首の運動。

第38番 スタッカートとレガート ニ長調

 指先と手首の運動でスタッカートとレガートの相違を明確に。一続きのフレージングと分節するフレージングの区別。

第39番 スタッカートとレガート ヘ長調

 カノン形式による両手の運動の違い。リズムが崩れやすい連続8分音符。

第40番 ユーゴスラヴィア風に ミクソリティア旋法

 3小節単位の左手の無窮動。表情豊かな右手の8分音符と休符。

第41番 伴奏を持つ旋律 リディア旋法

 均等なレガート伴奏と旋律の相違。6/8拍子を大きな2拍子で描くように。

第42番 分散和音による伴奏 エオリア旋法

 滑らかな伴奏の和声的雰囲気と息長い旋律の強調されたデュナーミク。
 伴奏部がp、旋律部がmfという誇張された強弱の格差が焦点。

第43番 ハンガリー風に ドリア旋法

 連弾演奏の多声的動きと響きの聴き方。カノン形式のズレと一致。

第44番 反進行(2) 属導音で終わる嬰ハ短調

 合奏演奏の多声的動き。平行進行と対進行。隠れた旋律を聴く。

第45番 瞑想 ヘ短調(ドリア)・変イ長調(リディア)

 旋律と伴奏の区別の相違。旋律は5小節単位のフレーズ。伴奏は単調な動きの反復から高揚、混交した調(ドリア・リディア)の変化を持つ。

第46番 拡大・縮小 フリギア旋法

 正確な音価と拍節。テラス式強弱の格差。現代音楽手法の予告。

第47番 大市場 リディア旋法

 2個の完全4度が重複した響き。strepitosoの明確な指の上げ下げと独立。僅かに張る肘。混合した平行進行と対進行。変化する拍節。これらは>記号、∧記号、∨記号、sf記号、ペダル記号の記入によって演奏される。右手の旋律が左手の音に消されないようにバランスに注意。

第48番 ミクソリディア旋法で ミクソリディア旋法

 曲集に初めて5拍子が登場する。正確な5拍子の要求。

第49番 クレッシェンド・ディミニエンド(1) ハ長調

 正確なデュナーミクとアーティキュレーション。両手の食い違い。注意深いスタッカート。

第50番 メヌエット リディア旋法

 カノン風に遅れて登場し協和音程で平行する主題。フレージングの始まり方。

第51番 揺れて 属和音で終わる変ニ長調 変ニ長調と変イ長調の複調

 指先を鍵盤に密着させた繊細なレガート奏法。正確な5度カノン進行。黒鍵対白鍵。

第52番 両手に分けられた単旋律 ト調 リディア+ミクソリディア

 分割された単声部。両手の滑らかな交替と分担。

第53番 トランシルヴァニア風に ハ長調+ドリア旋法

 両手に分割された単旋律と挿入される第2声部。バッハの《3声シンフォニア》の予習。「ヴァイオリン2重奏」をイメージする。

第54番 半音階

 デュナーミクと姿勢。交替するアクセントとずれるアーティキュレーション。

第55番 リディア調での3連符 リディア旋法

 モティーフの応答と3連符への変化。完全5度の響き。

第56番 10度音程の旋律 ハ長調とイ短調 リディア旋法+ミクソリディア旋法

 保持音と旋律の対照。指の独立と均一。3小節単位を1拍とする3拍子。

Wiki内検索

管理人/副管理人のみ編集できます