第37番 リディア旋法で リディア旋法
反復音のシンコペーションとテヌートで食い違う手首の運動。
第38番 スタッカートとレガート ニ長調
指先と手首の運動でスタッカートとレガートの相違を明確に。一続きのフレージングと分節するフレージングの区別。
第39番 スタッカートとレガート ヘ長調
カノン形式による両手の運動の違い。リズムが崩れやすい連続8分音符。
第40番 ユーゴスラヴィア風に ミクソリティア旋法
3小節単位の左手の無窮動。表情豊かな右手の8分音符と休符。
第41番 伴奏を持つ旋律 リディア旋法
均等なレガート伴奏と旋律の相違。6/8拍子を大きな2拍子で描くように。
第42番 分散和音による伴奏 エオリア旋法
滑らかな伴奏の和声的雰囲気と息長い旋律の強調されたデュナーミク。
伴奏部がp、旋律部がmfという誇張された強弱の格差が焦点。
第43番 ハンガリー風に ドリア旋法
連弾演奏の多声的動きと響きの聴き方。カノン形式のズレと一致。
第44番 反進行(2) 属導音で終わる嬰ハ短調
合奏演奏の多声的動き。平行進行と対進行。隠れた旋律を聴く。
第45番 瞑想 ヘ短調(ドリア)・変イ長調(リディア)
旋律と伴奏の区別の相違。旋律は5小節単位のフレーズ。伴奏は単調な動きの反復から高揚、混交した調(ドリア・リディア)の変化を持つ。
第46番 拡大・縮小 フリギア旋法
正確な音価と拍節。テラス式強弱の格差。現代音楽手法の予告。
第47番 大市場 リディア旋法
2個の完全4度が重複した響き。strepitosoの明確な指の上げ下げと独立。僅かに張る肘。混合した平行進行と対進行。変化する拍節。これらは>記号、∧記号、∨記号、sf記号、ペダル記号の記入によって演奏される。右手の旋律が左手の音に消されないようにバランスに注意。
第48番 ミクソリディア旋法で ミクソリディア旋法
曲集に初めて5拍子が登場する。正確な5拍子の要求。
第49番 クレッシェンド・ディミニエンド(1) ハ長調
正確なデュナーミクとアーティキュレーション。両手の食い違い。注意深いスタッカート。
第50番 メヌエット リディア旋法
カノン風に遅れて登場し協和音程で平行する主題。フレージングの始まり方。
第51番 揺れて 属和音で終わる変ニ長調 変ニ長調と変イ長調の複調
指先を鍵盤に密着させた繊細なレガート奏法。正確な5度カノン進行。黒鍵対白鍵。
第53番 トランシルヴァニア風に ハ長調+ドリア旋法
両手に分割された単旋律と挿入される第2声部。バッハの《3声シンフォニア》の予習。「ヴァイオリン2重奏」をイメージする。
第54番 半音階
デュナーミクと姿勢。交替するアクセントとずれるアーティキュレーション。
第55番 リディア調での3連符 リディア旋法
モティーフの応答と3連符への変化。完全5度の響き。
第56番 10度音程の旋律 ハ長調とイ短調 リディア旋法+ミクソリディア旋法
保持音と旋律の対照。指の独立と均一。3小節単位を1拍とする3拍子。
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