子育ての失敗を広く浅く、ゆるやかに追跡。

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なぜ男は女より多く産まれるのか―絶滅回避の進化論 (ちくまプリマー新書)



目次

はじめに―激動する環境の中で 7

第1章 素数ゼミと絶滅回避の進化 17

 素数ゼミってなんだろう/素数ゼミは昆虫界の大変人?/大発生の不思議/種類の不思議/素数ゼミの「創世記」/実は最初は「絶滅回避」のためだった/セミの出会いと周期性/なぜ17年と13年だけに?

第2章 生きものの数の不思議―「幾何平均」で考える 47

 2つの進化理論/江戸時代のねずみ算/ねずみ算の変わり種/算術平均と幾何平均/成長率の算術平均と幾何平均/算術平均と幾何平均の比較/個体数の期待値は爆発でも、必ず絶滅―平均値のパラドックス

第3章 リスクへの適応―生き残りの原理 71

 変動する環境にどう適応するか/生き残るには「そこそこ」がいい!/なぜ小鳥はヒナを少ししか育てないのか?/クラッチ・サイズとリスク回避/なぜモンシロチョウのメスはキャベツ畑を出て産卵するのか?/モンシロチョウにとってのリスクは人間/モンシロチョウのリスク分散/東日本大震災での津波への対応―リスクに対処する生物たち、無視する人間たち/2011年春の温暖化による大災害

第4章 男子が多く生まれる訳―絶滅回避の原理 106

 「偶然」という環境変動から/最適な性比は2分の1?/イチジクコバチの超極端な性比/男子にかたよった人間の性比の謎/絶滅からのアプローチ/孤島4人島の絶滅物語/繁殖集団の大きさと性比/絶滅回避こそが進化の第1原理?

第5章 生きものたちの共生―「競争」か「協力」か 139

 「競争」か「協力」か?/植物プランクトン群集の異常な多様性/27億年の共生の歴史1−海の共生/27億年の共生の歴史2−陸の共生/分業のある協力と分業のない協力/「群れ」になるメリット/「分業」の巨大なメリット

第6章 絶滅を避けるための行動 167

 食べられるリスクと餓死するリスク/ウサギの採餌行動と人間の投資活動/ノーベル賞受賞者が見過ごした破産リスク/リスク分散できないグローバル経済/リスク回避を実現している日本の老舗企業

あとがき 186
参考文献 189

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