内山節と読む 世界と日本の古典50冊
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uedam1984b 2021年03月15日(月) 16:50:36履歴
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内山節と読む 世界と日本の古典50冊
目次
はじめに
いま、どのような姿勢で古典を読むか
�機‥�学・思想
01 理性への反抗
『シュルレアリスム宣言』 アンドレ・ブルトン
「可もなく不可もない」暮らしへの不安
自由な想像力を働かせ続けるために
観念＝意味づけを超えて
02 近代的観念と虚無
『自殺について』 ショウペンハウエル
ヨーロッパ近代という挫折
合理主義への反発とロマン主義
「外」なる時間と「内」なる時間
観念に支配される
03 「我らが内なるファシズム」の時代
『自由からの逃走』 エーリッヒ・フロム
共同体の崩壊と「根無し草の大衆」の誕生
下からの改革としてのファシズム
「理想的な市民」は成立可能か
04 科学的な歴史学の成立
『歴史とは何ぞや』 エルンスト・ベルンハイム
科学としての歴史学の成立
科学的な歴史観をめぐる二つの立場
歴史学と近代的教養
人間中心主義と現代文明
05 ヨーロッパ近代の世界観を超えて
『遠近の回想』 レヴィ＝ストロース／ディディエ・エリボン
「世界」の捉え方についての村人とのズレ
「所在地の不在」なユダヤ人として
生きる世界の統合と先住民の世界観
自然や死者を含む他者と結ばれた世界
06 実践＝行為のなかから新しい思想が生まれる
「フォイエルバッハについてのマルクス」 カール・マルクス
環境の改革と自己変革
自己変革を伴う理論
07 マルクス主義と実存
『過渡期の意識』 梅本克己
マルクス主義をめぐる読書遍歴
マルクス主義における人間の問題
過渡期の人間として生きる
自己の実存のありかを求めて
08 反抗の中にこそ自由がある
『革命か反抗か』 カミュ＝サルトル論争
スターリン主義的歴史観のどこが問題か
反抗的人間として生きるということ
09 科学を生み出したヨーロッパの精神世界
『科学と近代世界』 A.N.ホワイトヘッド
ダーウィン進化論への疑問
共生という思想
科学とヨーロッパのローカル精神
10 政治的な解法、人間の解放
『ユダヤ人問題によせて』 カール・マルクス
お金を軸とした生活への転換
人間の解放における歴史段階論
小市民的自由からの脱出
11 労働者の思いに寄り添った革命論
『革命論集』 オーギュスト・ブランキ
ブランキ思想への関心
資本主義への耐え難さという感覚
正しい指導部という幻想を超えて
12 語ることのできない本質に従う
『老子』
道＝本質は語ることができない
日本の社会に馴染んだわけ
13 自然と人間の関係からみた基層的精神
『風土』 和辻哲郎
和辻哲郎と三澤勝衛の風土論の違い
風土を多層的にとらえる
14 病気の原因と人が生きる関係
『古い医術について』 ヒポクラテス
病気の考察は生きる世界の考察から
1人1人違う関係の在り方に目を向ける
15 資本主義批判と疎外論
『経済学・哲学草稿』 カール・マルクス
窮乏化論か、疎外論か
「労働の疎外」から「人間の疎外」へ
�供＼�治・経済・社会
16 国家の富と経済学
『政治算術』 ウィリアム・ペティ
国富を客観的にとらえる
労働価値説の創始者
消費のなかに楽しみを見出す個人
17 民主的制度下の強権社会
『アメリカの民主政治』 アレクシ・ド・トクヴィル
誤謬に満ちたレッテル
アメリカ社会を支配する「精神の習慣」
小さな集団が支える「精神の習慣」の多様性
健全な社会のかたち
18 国家の暴力的性格
『戦争論』 K.V.クラウゼヴィッツ
「自衛隊は暴力装置」発言の顛末
「国家は暴力装置」という考え方
戦争とは政治的目的の実現を目指すもの
戦争は内政の延長
19 経済学のなかに自然の役割を位置づける
『経済表』 フランソワ・ケネー
「生産的労働」と「不生産的労働」
農業は社会的富＝自然の生産力を増大させる
ケネー経済学の復権
20 国家の暴力性と政治の倫理
『職業としての政治』 マックス・ヴェーバー
国家の暴力と責任倫理
国家の行動原理は心情倫理とは無縁
個人に倫理を託す時代の終焉
21 資本主義から社会主義へ
『共産党宣言』 カール・マルクス／フリードリッヒ・エンゲルス
党の綱領として
生産力の拡大が社会形態の転換をもたらす
労働者階級の登場
22 複合経済をとらえる出発点
『西欧中世の自然経済と貨幣経済』 マルク・ブロック
自然経済から貨幣経済へという発展史観の再検証
貨幣経済と自然経済の共存
人間同士が結び合う社会へのヒント
23 近代社会における共同体の役割
『コミュニティ』 R.M.マッキーヴァー
自由の王国をどこに見出すか
多様なアソシエーションがあればこそ
近代的システム批判への視座
24 都市住民と結び合って農業・農村を守る道
『農業の基本的価値』 大内力
近代化ではなく、伝統農業・農村の重要性を説く
伝統を守るために必要な創造力
真に守るべきものは何か
25 「劣化する貨幣」がもたらす自由な経済活動
『自由地と自由貨幣による自然的経済秩序』 シルビオ・ゲゼル
資本主義は自由な経済活動を保障しない
「劣化する貨幣」という発想
地域通貨として実現
26 アメリカの原点とは何か
『コモン・センス』 トーマス・ペイン
アメリカ独立への檄文
独立の大義としてのアメリカの利益
アメリカの没落から混沌の時代へ
27 資本主義の原理を理解する基本テキスト
『恐慌論』 宇野弘蔵
現実の資本主義に働く原理を捉える
過剰生産恐慌のメカニズム
�掘＿奮慙澄Φ蚕冢澄ο�働論
28 戦後技術者運動とその理論
『技術論』 武谷三男
自然法則の適用が技術の本質
日本で独自の発展をした技術論
技術は中立的か
科学技術そのものを問う視点
29 物づくりから時間労働へ
『科学的管理法』 F.W.テーラー
労働管理ができないという経営者の悩み
時間効率が「神」になる時代へ
単純労働でなく時間管理こそが本質
30 技術革新と労働疎外
『人間と労働の未来』 中岡哲郎
「労働の解放」か「労働からの解放」か
技術革新とともに進む労働の退廃
もう一度労働のあり方を問う時代へ
31 地域の暮らしに寄り添って「技術と自然」を問う
『洪水と治水の河川史』 大熊孝
『自然保護を問い直す』 鬼頭秀一
「3人委員会」に共通する姿勢
川と人間の関係から河川工学を捉えなおす
地域の暮らしから自然保護を問い直す
32 「労働の貧困化」と現代社会
『労働と労働者の歴史』 ジョルジョ・ルフラン
豊かさと引き換えに失ったもの
システム依存型人間の大量発生
自己保身の保守主義を超えて
33 古代技術史からみえる現代技術のいびつさ
『技術の誕生』 ヘンリー・ホッジズ
技能から技術への転換
技術の停滞はなぜ起こるのか
暮らしや共同体を支える技術
34 日本的生産システムがいきついたもの
『トヨタ生産方式』 大野耐一
トヨタの二つの生産改良運動
終身雇用制と労使協調
グローバル化とともに、さらなる企業世界の退廃が
�検（験悄Φ�行・評伝など
35 ヨーロッパとは違う個の形式のあり方
『近代日本人の発想の諸形式』 伊藤整
大災害時における日本人の行動の変化
「水平的」な自己形成と「垂直的」な自己形成
自然を含む他者との関係での自己形成へ
36 ロシアの大地への憧れから日本的自然の発見へ
『武蔵野』 国木田独歩
武蔵野の雑木林は人間が作った
ロシアの大地に憧れつつ、武蔵野を歩く
日本的な自然と社会の一体化
37 川とともに生きる活力ある社会の姿
『利根川図志』 赤松宗旦
『北越雪譜』が巻き起こした紀行文ブーム
舟運と漁場としての川
改修の目的は舟運路の確保
自然と人間が結ばれる世界の衰退
38 生活・仕事・接客が一体となった民家の姿
『日本の民家』 今和次郎
開かれた空間としての縁側と観音堂
接客と仕事の空間が失われた民家
新しい共同の場をつくる動き
39 織田信長とその時代
『信長公記』 太田牛一
信長の姿を彷彿とさせる描写
見えてこない信長の社会観・歴史観
「普通」であることを求めた信長
40 運動を支えた養蚕地帯の自由な精神
『秩父事件 自由民権後期の民衆蜂起』 井上幸治
外の世界に開かれていた養蚕地帯
富岡製糸に繭を卸さなかった群馬の農民
41 近代唱歌とは何だったのか
『日本唱歌全集』 井上武士編
「ふるさと」の歌詞は牧歌的ではない
ふるさとを捨ててお国のために働く
学校教育は近代国家による精神の改造
42 江戸時代の改革者とは
『日暮硯』
名君の資質を物語る鳥籠のエピソード
恩田木工の藩制改革
人を罰せず、システムを改革する
改革者が成立しない時代に
�后―ゞ機�信仰
43 信じるとは何か
『歎異抄』 唯円
阿弥陀仏のもとでの平等
「善人なをもて往生をとぐ」の意味
受け継がれることが真実
説明できない「信」が社会を支えている
44 意味づけされた世界の虚無
『チベットの死者の書』
輪廻転生をどうみるか
無意識に眠っている記憶の表出
45 古代の民衆の精神
『日本霊異記』 景戒
古代から続く信仰
自然・人間世界の捉え方を垣間見る
役行者伝説を生み出した民衆の思い
46 「捨てる」ことでみえる「おのずから」の生き方
『一遍上人語録』
念仏とは「自然」に身を委ねること
「おのずから」の生き方に対峙するもの
47 救いはどこにあるのか
『往生要集』 源信
『選択本願念仏集』 法然
阿弥陀にどう救いを求めるのか
民衆に受け入れられた他力の思想
48 意識がつくりだした世界の奥に
『般若心経』
真実を見えなくする意識の存在
呪術と仏教の呪文
49 現実世界で苦しんでいる人々にこそ解脱の道が
『維摩経』
時代の中で展開してきた仏教運動
空としてのみ本質や真理は存在する
在家者こそが悟りを識っている
50 実践と認識を統一する関係論
『華厳経』
全宇宙的な自然と人間が結ばれる世界
菩薩行＝利他行が因果を超えた世界に導く
おわりに
エーリッヒ・フロムの著作
世界の哲学・宗教のページへ戻る
ウィキペディアによる内山節の解説は、ここ
内山節と読む 世界と日本の古典50冊 
目次
はじめに
いま、どのような姿勢で古典を読むか
�機‥�学・思想
01 理性への反抗
『シュルレアリスム宣言』 アンドレ・ブルトン
「可もなく不可もない」暮らしへの不安
自由な想像力を働かせ続けるために
観念＝意味づけを超えて
02 近代的観念と虚無
『自殺について』 ショウペンハウエル
ヨーロッパ近代という挫折
合理主義への反発とロマン主義
「外」なる時間と「内」なる時間
観念に支配される
03 「我らが内なるファシズム」の時代
『自由からの逃走』 エーリッヒ・フロム
共同体の崩壊と「根無し草の大衆」の誕生
下からの改革としてのファシズム
「理想的な市民」は成立可能か
04 科学的な歴史学の成立
『歴史とは何ぞや』 エルンスト・ベルンハイム
科学としての歴史学の成立
科学的な歴史観をめぐる二つの立場
歴史学と近代的教養
人間中心主義と現代文明
05 ヨーロッパ近代の世界観を超えて
『遠近の回想』 レヴィ＝ストロース／ディディエ・エリボン
「世界」の捉え方についての村人とのズレ
「所在地の不在」なユダヤ人として
生きる世界の統合と先住民の世界観
自然や死者を含む他者と結ばれた世界
06 実践＝行為のなかから新しい思想が生まれる
「フォイエルバッハについてのマルクス」 カール・マルクス
環境の改革と自己変革
自己変革を伴う理論
07 マルクス主義と実存
『過渡期の意識』 梅本克己
マルクス主義をめぐる読書遍歴
マルクス主義における人間の問題
過渡期の人間として生きる
自己の実存のありかを求めて
08 反抗の中にこそ自由がある
『革命か反抗か』 カミュ＝サルトル論争
スターリン主義的歴史観のどこが問題か
反抗的人間として生きるということ
09 科学を生み出したヨーロッパの精神世界
『科学と近代世界』 A.N.ホワイトヘッド
ダーウィン進化論への疑問
共生という思想
科学とヨーロッパのローカル精神
10 政治的な解法、人間の解放
『ユダヤ人問題によせて』 カール・マルクス
お金を軸とした生活への転換
人間の解放における歴史段階論
小市民的自由からの脱出
11 労働者の思いに寄り添った革命論
『革命論集』 オーギュスト・ブランキ
ブランキ思想への関心
資本主義への耐え難さという感覚
正しい指導部という幻想を超えて
12 語ることのできない本質に従う
『老子』
道＝本質は語ることができない
日本の社会に馴染んだわけ
13 自然と人間の関係からみた基層的精神
『風土』 和辻哲郎
和辻哲郎と三澤勝衛の風土論の違い
風土を多層的にとらえる
14 病気の原因と人が生きる関係
『古い医術について』 ヒポクラテス
病気の考察は生きる世界の考察から
1人1人違う関係の在り方に目を向ける
15 資本主義批判と疎外論
『経済学・哲学草稿』 カール・マルクス
窮乏化論か、疎外論か
「労働の疎外」から「人間の疎外」へ
�供＼�治・経済・社会
16 国家の富と経済学
『政治算術』 ウィリアム・ペティ
国富を客観的にとらえる
労働価値説の創始者
消費のなかに楽しみを見出す個人
17 民主的制度下の強権社会
『アメリカの民主政治』 アレクシ・ド・トクヴィル
誤謬に満ちたレッテル
アメリカ社会を支配する「精神の習慣」
小さな集団が支える「精神の習慣」の多様性
健全な社会のかたち
18 国家の暴力的性格
『戦争論』 K.V.クラウゼヴィッツ
「自衛隊は暴力装置」発言の顛末
「国家は暴力装置」という考え方
戦争とは政治的目的の実現を目指すもの
戦争は内政の延長
19 経済学のなかに自然の役割を位置づける
『経済表』 フランソワ・ケネー
「生産的労働」と「不生産的労働」
農業は社会的富＝自然の生産力を増大させる
ケネー経済学の復権
20 国家の暴力性と政治の倫理
『職業としての政治』 マックス・ヴェーバー
国家の暴力と責任倫理
国家の行動原理は心情倫理とは無縁
個人に倫理を託す時代の終焉
21 資本主義から社会主義へ
『共産党宣言』 カール・マルクス／フリードリッヒ・エンゲルス
党の綱領として
生産力の拡大が社会形態の転換をもたらす
労働者階級の登場
22 複合経済をとらえる出発点
『西欧中世の自然経済と貨幣経済』 マルク・ブロック
自然経済から貨幣経済へという発展史観の再検証
貨幣経済と自然経済の共存
人間同士が結び合う社会へのヒント
23 近代社会における共同体の役割
『コミュニティ』 R.M.マッキーヴァー
自由の王国をどこに見出すか
多様なアソシエーションがあればこそ
近代的システム批判への視座
24 都市住民と結び合って農業・農村を守る道
『農業の基本的価値』 大内力
近代化ではなく、伝統農業・農村の重要性を説く
伝統を守るために必要な創造力
真に守るべきものは何か
25 「劣化する貨幣」がもたらす自由な経済活動
『自由地と自由貨幣による自然的経済秩序』 シルビオ・ゲゼル
資本主義は自由な経済活動を保障しない
「劣化する貨幣」という発想
地域通貨として実現
26 アメリカの原点とは何か
『コモン・センス』 トーマス・ペイン
アメリカ独立への檄文
独立の大義としてのアメリカの利益
アメリカの没落から混沌の時代へ
27 資本主義の原理を理解する基本テキスト
『恐慌論』 宇野弘蔵
現実の資本主義に働く原理を捉える
過剰生産恐慌のメカニズム
�掘＿奮慙澄Φ蚕冢澄ο�働論
28 戦後技術者運動とその理論
『技術論』 武谷三男
自然法則の適用が技術の本質
日本で独自の発展をした技術論
技術は中立的か
科学技術そのものを問う視点
29 物づくりから時間労働へ
『科学的管理法』 F.W.テーラー
労働管理ができないという経営者の悩み
時間効率が「神」になる時代へ
単純労働でなく時間管理こそが本質
30 技術革新と労働疎外
『人間と労働の未来』 中岡哲郎
「労働の解放」か「労働からの解放」か
技術革新とともに進む労働の退廃
もう一度労働のあり方を問う時代へ
31 地域の暮らしに寄り添って「技術と自然」を問う
『洪水と治水の河川史』 大熊孝
『自然保護を問い直す』 鬼頭秀一
「3人委員会」に共通する姿勢
川と人間の関係から河川工学を捉えなおす
地域の暮らしから自然保護を問い直す
32 「労働の貧困化」と現代社会
『労働と労働者の歴史』 ジョルジョ・ルフラン
豊かさと引き換えに失ったもの
システム依存型人間の大量発生
自己保身の保守主義を超えて
33 古代技術史からみえる現代技術のいびつさ
『技術の誕生』 ヘンリー・ホッジズ
技能から技術への転換
技術の停滞はなぜ起こるのか
暮らしや共同体を支える技術
34 日本的生産システムがいきついたもの
『トヨタ生産方式』 大野耐一
トヨタの二つの生産改良運動
終身雇用制と労使協調
グローバル化とともに、さらなる企業世界の退廃が
�検（験悄Φ�行・評伝など
35 ヨーロッパとは違う個の形式のあり方
『近代日本人の発想の諸形式』 伊藤整
大災害時における日本人の行動の変化
「水平的」な自己形成と「垂直的」な自己形成
自然を含む他者との関係での自己形成へ
36 ロシアの大地への憧れから日本的自然の発見へ
『武蔵野』 国木田独歩
武蔵野の雑木林は人間が作った
ロシアの大地に憧れつつ、武蔵野を歩く
日本的な自然と社会の一体化
37 川とともに生きる活力ある社会の姿
『利根川図志』 赤松宗旦
『北越雪譜』が巻き起こした紀行文ブーム
舟運と漁場としての川
改修の目的は舟運路の確保
自然と人間が結ばれる世界の衰退
38 生活・仕事・接客が一体となった民家の姿
『日本の民家』 今和次郎
開かれた空間としての縁側と観音堂
接客と仕事の空間が失われた民家
新しい共同の場をつくる動き
39 織田信長とその時代
『信長公記』 太田牛一
信長の姿を彷彿とさせる描写
見えてこない信長の社会観・歴史観
「普通」であることを求めた信長
40 運動を支えた養蚕地帯の自由な精神
『秩父事件 自由民権後期の民衆蜂起』 井上幸治
外の世界に開かれていた養蚕地帯
富岡製糸に繭を卸さなかった群馬の農民
41 近代唱歌とは何だったのか
『日本唱歌全集』 井上武士編
「ふるさと」の歌詞は牧歌的ではない
ふるさとを捨ててお国のために働く
学校教育は近代国家による精神の改造
42 江戸時代の改革者とは
『日暮硯』
名君の資質を物語る鳥籠のエピソード
恩田木工の藩制改革
人を罰せず、システムを改革する
改革者が成立しない時代に
�后―ゞ機�信仰
43 信じるとは何か
『歎異抄』 唯円
阿弥陀仏のもとでの平等
「善人なをもて往生をとぐ」の意味
受け継がれることが真実
説明できない「信」が社会を支えている
44 意味づけされた世界の虚無
『チベットの死者の書』
輪廻転生をどうみるか
無意識に眠っている記憶の表出
45 古代の民衆の精神
『日本霊異記』 景戒
古代から続く信仰
自然・人間世界の捉え方を垣間見る
役行者伝説を生み出した民衆の思い
46 「捨てる」ことでみえる「おのずから」の生き方
『一遍上人語録』
念仏とは「自然」に身を委ねること
「おのずから」の生き方に対峙するもの
47 救いはどこにあるのか
『往生要集』 源信
『選択本願念仏集』 法然
阿弥陀にどう救いを求めるのか
民衆に受け入れられた他力の思想
48 意識がつくりだした世界の奥に
『般若心経』
真実を見えなくする意識の存在
呪術と仏教の呪文
49 現実世界で苦しんでいる人々にこそ解脱の道が
『維摩経』
時代の中で展開してきた仏教運動
空としてのみ本質や真理は存在する
在家者こそが悟りを識っている
50 実践と認識を統一する関係論
『華厳経』
全宇宙的な自然と人間が結ばれる世界
菩薩行＝利他行が因果を超えた世界に導く
おわりに
エーリッヒ・フロムの著作
『自由からの逃走』
『夢の精神分析 忘れられた言語』
『人間における自由』
『精神分析と宗教』
『正気の社会』
『愛するということ』
『フロイトの使命』
『人間の勝利を求めて 外交政策における虚構と現実』
『疑惑と行動 マルクスとフロイトとわたくし』
『革命的人間』
『悪について』
『社会主義・ヒューマニズム』
『希望の革命 技術の人間化をめざして』
『ヒューマニズムの再発見 神・人間・歴史』
『フロムとの対話』
『マルクスの人間観』
『精神分析の危機 フロイト、マルクス、および社会心理学』
『破壊 人間性の解剖』
『生きるということ』
『権威と家族』
『フロイトを超えて』
『反抗と自由』
『人生と愛』
『ワイマールからヒトラーへ 第二次大戦前のドイツの労働者とホワイトカラー』
『愛と性と母権制』
『よりよく生きるということ』
『聴くということ 精神分析に関する最後のセミナー講義』
『禅と精神分析』
『夢の精神分析 忘れられた言語』
『人間における自由』
『精神分析と宗教』
『正気の社会』
『愛するということ』
『フロイトの使命』
『人間の勝利を求めて 外交政策における虚構と現実』
『疑惑と行動 マルクスとフロイトとわたくし』
『革命的人間』
『悪について』
『社会主義・ヒューマニズム』
『希望の革命 技術の人間化をめざして』
『ヒューマニズムの再発見 神・人間・歴史』
『フロムとの対話』
『マルクスの人間観』
『精神分析の危機 フロイト、マルクス、および社会心理学』
『破壊 人間性の解剖』
『生きるということ』
『権威と家族』
『フロイトを超えて』
『反抗と自由』
『人生と愛』
『ワイマールからヒトラーへ 第二次大戦前のドイツの労働者とホワイトカラー』
『愛と性と母権制』
『よりよく生きるということ』
『聴くということ 精神分析に関する最後のセミナー講義』
『禅と精神分析』
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