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 宿願の黒たまご - 2010/06

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観戦記録2007秋

色つきはジェーンが応援席にいたほうのチーム(「いた」だけで応援してるとは限りません)、下線は勝ったチーム。

8/25 Sat. ヤクルト4x−3横浜 in神宮

 ほんとはこの日は休養にあてる予定だったのだが、夕方ころやっぱり気になって見に行った。なにがそんなに気になったのかというと、このところのスワローズは藤井に加えて石井一久も離脱、先発投手の足りなさといったら鯉も尻尾巻いて逃げ出すほどになっており、どう考えてもこの日はローテーションの谷間になることが明白だったのである。つまり行っても敗色濃厚ではあるが、それにしても一体誰が投げるのかが気になったわけだ。

 さて球場についてみると、1回表、すでに1点を先制されていた。先発は松井光介、あの松坂大輔が尊敬する男である。普段はリリーフでパッとしない投球を繰り返していて、とても先発のチャンスが貰えるような成績は残していないが、パッとしたリリーフが他にいるわけでもないので、単純に数イニングを投げられる体力かなにかで選ばれたものと思われる。松井先発よりも断然驚いたのが球場の混雑具合。さすが夏休み最後の週末ということで外野立ち見の札が出ていた(空席さがして座ったけど)。レフトも内野自由が満席。こんな神宮見たことねえ。その松井の立ち上がりからいうと一体何点取られるやら、という様相だったが、意外にも初回を2失点で切り抜ける。さて相手先発は「ハマのおじさん」こと球界最年長投手、工藤。打線使えるスワローズだからこのくらいのビハインドはすぐ跳ね返せるだろ、まず一番飯原がヒット、つづく青木がフォアボールでいきなり無死一二塁のチャンスを作るもそこからクリーンナップがものすごい勢いで三者凡退し無得点。

 2回の表は初回を切り抜けてリズムに乗ったか、下位から始まる攻撃を三人で斬り捨てる松井コースケ。おお、これはもしかするともしかするのか?という期待を乗せてウラは6番ヒロヤスからの攻撃、二死一塁からなんと松井がセンター前へヒットを放ち一三塁。すごいよ松井、気合入ってんな、初回に続いてふたたび得点圏に走者を置き、打順はかえって最初の打席ヒットの飯原…、カンタンに追い込まれたのち見逃し三振。スリーアウト。こら松井が打ったってのに!ツーアウトだつってんだろバットに当てろよ!ていうか振れよ!!

 3回表、先頭の石井にヒットを許すもこれを福川が刺して盗塁失敗。三人で終了。おおなんかほんとに松井いいんじゃね?打線もいちおう当たってはいるしそろそろ援護…、一死からラミレスがヒットで出塁、その後二死となるも相手の暴投で三塁まで一気に進み二死三塁。三度訪れた得点け…、宮出見逃し三振でスリーアウト。だからツーアウトだつって(ry いやあさっすが工藤さん!低めのコントロールがCOOLだぜ!!!

 そうこうしているうちに4回表、先頭佐伯に一発被弾し3点目を失う。その後動揺することもなく3人で斬っているあたりは大いに評価したいが、事実としてスコアは3対0。ほらダラダラしてるからリードが広がっちゃったじゃん。これはカープによく見られる現象だが、序盤のチャンスを湯水のように無駄遣いしていると、チャンスの神様の機嫌を損ね、後半には出塁すらできなくなるということがままある。そこらでよく聞く言葉でいうと「流れ」って奴だ。これはイヤな感じだなあ、と思って見ていると、先頭ヒロヤスが内野安打で出塁。さらに二盗に成功し無死二塁とするがそこから宮本福川が倒れ瞬く間に二死二塁とかわる。つぎの打順はピッチャー松井コースケ。なんだまた無得点かよ…、という空気が球場を支配し、満員のライトスタンドのテンションはうなぎ下がり。しかしここで古田が動いた。好投の先発松井を降ろして代打度会(ワタライ)。今季は代打の二番手だが打率は2割弱。なんだ度会かよ…、という空気が球場を支配し、満員のライトスタンドのテンションはさらにうなぎ下がり。しかしここで度会、センター前へはじき返してヒロヤスが本塁生還。やっと1点を返す。これはべつに古田が冴えてたわけじゃなく度会ひとりの功績だと思います。

 さてここから5回6回7回は替わったシコースキーがよく抑えるも、そのかわりチャンスらしいチャンスもほとんどなくなりゼロ行進。そして迎えた8回ウラ、横浜は先発工藤から加藤にスイッチし逃げ切りを図る。ほら取れるときに取っておかないから勝ちパターンの投手が出てきちゃって得点がさらに難しくなっちゃったじゃないですか。これが阪神相手だったらサジを投げすぎてヒジに遊離軟骨ができ残りシーズンを棒に振るところだが、幸い相手は横浜なんで、最終回をのぞけばそこまで磐石の体制があるわけではない。気をとりなおして先頭ガイエルヒットで出塁。その後ランナー入れ替わって一死となり、ヒロヤスは内野ゴロだったがファースト吉村のエラーで一死二三塁となる。9回はクルーンが出るということを考えればおそらくこの回がラストチャンス。次打者宮本がここでようやくきっちりタイムリーヒット、1点を返し、次のピッチャーの打順で告げられた代打はユウイチ。球場(右半分)総立ちとなり地割れのような歓声が鳴り響く。おおさすがの神宮も人さえ入ってりゃこんな声が出るんだな!
 このユウイチなる人物は何なのかというと、単なるカタカナ登録名ではなく、ブラジルから来た日系人、陽気なラテン系プレイヤー。彼はこの前々日の試合でスタメン起用されると、満塁弾を含む4安打6打点と大活躍したばかりで、スタンドの期待も否応なしに高まる。ここで横浜ベンチは加藤をあきらめ、左の那須野を投入。すると…、これに対し古田、代打の代打で右の城石をコール。はあ!?代打城石!?おい寝ボケんなオメー城石が打つわけねーだろ、あそこの電光掲示板の打率(.220)見えてんのか古田、コラ、ユウイチと城石じゃ期待値が月とプランクトンくらい違ぇんだよ、ふざけんなテメー金返せ、と度会のときとはうって変わってライトスタンドは大盛り上がり。そこらじゅうで座席やメガホンを殴打する音と殺気を含んだ怒声が響き、空気はまさに一触即発、みな普段は温厚な燕の者たちといえど、ここで城石が初球を引っ掛けたり三球三振でもしようものならたちまち暴動が起きかねない雰囲気。城石の運命やいかに。
 ま、こんな殺人的な空気の中で普段ろくに打席にも立っていない城石(選手会長)が打てるはずもないと思われたが、一体どうなったのかというと、止めたバットにボールが当たってしまい、キャッチャー前に打球が転がるという、予想をはるかに超えるしょっぱい結果でさすが城石としか言い様がない。しかしこのゲッツー確実の打球を捕手鶴岡が処理を焦ったか、素手で取りに行って弾いてしまい、結局一死満塁に。ここから前の打席で福川を代打していた川本がしっかり外野へ飛ばして犠牲フライ。なおもチャンスでしっかり飯原が凡退し、この回同点に追いつく。もちろん古田の功績ではなく城石の功績でもないが、城石はきれいな嫁さんも貰ったことだし、守備と運だけはいいのかもしれない。ただ、めちゃくちゃしょっぱい打席結果ながらも一塁へ向かってきちんと走っていた点は城石を評価したい。アウトがコールされるまでは何があるかわからないからそうするのが当然といえば当然なのだが、必ずしもその当然が実行されていない場面もよく見かける。しかしここで城石が早々にあきらめて天でも仰いでいれば、次の川本のフライに打点がつくことはなかったわけだから。

 さて同点となった9回、花田が登板し表を無失点で抑える。そのウラ、横浜は那須野が続投。先頭青木が内野安打で出塁。ここから右打者続くが、それでも那須野は続投。次のラミレスは内野に転がすが、ゲッツー取れず一死一塁に。つづくガイエルヒットで一三塁、ラミレスに代走志田、宮出フォアボールで満塁となり、回ったバッターはヒロヤス。ここできっちり内野を抜ける渋いヒット、内容で明らかに劣りながらも天を味方にしたとしか言い様のない展開で最後は劇的なサヨナラ劇。いやあ、たまたま見に行った試合でこんなドラマが見れるとは。これだから野球はやめらんね。
 ジェーンが見に行った試合ではヒロヤスは(ついでにガイエルも)不思議と活躍が多く、観戦した試合での打率は全試合での打率よりも一割程度高い。まあ、こういう風な、あたしが行くと○○選手が打つんですぅ〜的な話はよく聞くが、それはアンタや私がたまにしか行かないから起こる偶然であり、もっと熱心に全試合観戦しているようなファンだったらそういうことは起こらない。と、そういう見地に立ったうえで、ヒロヤスに打順が回った時点ですでに打つと思っていた、ナスごめん。どんくらい確信していたかというと打席にヒロヤスが入った時すでにニヤついていたくらい。右打者対左投手、内野を抜けるか外野に飛べばいいという精神的に余裕のある状況に加えてもともと器用なうえ今季はなんか掴んだらしい打撃好調のヒロヤスに対し、イニングをまたいでの投球、前打者にフォアボール、一打サヨナラの状況で満塁の走者を背負った那須野という二人を冷静に天秤にかければ、ヒロヤスに打点がつく(つまりサヨナラになる)確率は少なくとも7割程度はあったと言える。しかしいくら確率が高かろうと、そこで成功しなければ意味がない。打ったヒロヤスに敬意を表したい。
 横浜サイドの話をすると、プレーオフ出場のかかる三位を争う中で下位を相手に勝てる試合を落としたわけで、加藤の乱調と控え捕手のエラーは可能性としてあり得ることだから置くと、那須野を引っ張ったことが敗因だ。那須野の替え時は二度あったと思う。まずは先頭青木を出した後、次が宮出にフォアボールを出した後だ。1点取られてしまえばサヨナラなんだから木塚でもクルーンでも出せばいいのに、そこでナスを続投させたということは、次の投手を出せない事情がなにかあったのだろうか。理解に苦しむ。
 真面目に書いたら長くなっちった。

8/26 Sun. 西武3−2日本ハム in西武D

 よしこと観戦。西武先発は涌井、それに対しハム先発は二軍から戻ってきたばかりの八木。この試合に対する期待値がそのまま現れたのかは知らないが、スターティングオーダーが









という有様であり、忌憚ない感想を言うと四番以降下位打線。ただし先発八木ということで高橋信二が見られなそうと思っていたよしこさんには朗報だったのでテンションがやや上がり。
 初回稲葉のソロHRで一点を先制。このリードを八木は6回まで守るが、7回カブレラに逆転2ランを食らい、この回で降板。つまり八木の失点はこの2点だけであり7回2失点は堂々たる成績なのだが、涌井vs紙打線ということを考えればこの一発は痛すぎた。
 その直後の8回、わざわざ守備固めの飯山を下げ、代打に紺田が起用される。打率と長打力と打席での期待値の話をすると飯山も紺田も似たようなものであり、鉄壁の守備力を誇る飯山を下げて紺田を出す采配に誰もが首をかしげたが、なんとこの紺田がツーベースヒット。なんだこのピタリ采配は、気持ち悪い。こんな真似ができるなら八木を6回で替えとけよ…、とか思ってる間に9番鶴岡が犠打を決め、1番森本がタイムリー、同点に追いつく。賢介のゴロで森本進塁し、チャンスで稲葉…、と思ったらなんと稲葉敬遠、四番勝負!!おおい信二ナメられてるぞ!奮起せよ!!…しかしただでも四番に座ると結果が出ない傾向にある信二がこんなとこで打てるはずもなく三振。ここで打ったらカッコ良かったのにな。でもそれが高橋信二。そんな信二だからよしこさんも愛してる、多分。
 そのウラ、替わった江尻が替わりバナに代打栗山にホームランを浴びる。神のひらめきと地味なバントで苦労して追いついたのに、こんなにスカッと突き放されると言葉も出ない。1点差で突き放されるとか言ってパッと見大げさなんだけど、9回の攻撃は三振三振二ゴロであり、清々しく敗戦。あのさ、なんでこのチーム首位にいるの?
 
 稲葉は紙打線といわれるファイターズにおいて一番頼れる男であり、セギノール休養の日はこの人を4番に置くべきじゃないか?と思ったりもする。そうすれば信二も5番に入れてややリラックスできて成績が向上するし、金子を7番で使うなんていう適材不適所なことをしないでも済む。3番には坪井でも入れておけばいいんじゃないか、奴はただヒットを3割打つだけのことなら他の追随を許さない逸材だから、稀哲がうまいこと出塁して賢介が送ってれば3割の確率で点が入る。そんでその後に打率も長打力もある稲葉が来るんだからおいしいじゃんハム的には、と思ったりするんだが、そんなパワプロ的にいかないのが人間てやつ。稲葉がせっかく3番でうまくいっているから動かしたくないのだろう。ここで打順いじったせいで稲葉が打てなくなったらこのチーム終わっちゃうもんな。

 よしこです!観戦記録初お邪魔ですこんにちわ!観戦記録を読み進めていけばわかるように、よしこはヤキウファンになりたてホッヤホヤでそれらしいことは書けません。なので包み隠さず大好きなシンジのことにだけ触れたいと思います。
 大好きなシンジがコールされた上にDHの二文字が表示された瞬間、「はぁ!!?」とか言っちまったのですが登場してもらってうれしかったです!「よぅし!これでシンジの勝利につながらないソロHRがみれたら最高だなぁ!」と思ってウッキウキで観戦していたものの、気持ちいいくらいの三振!三振!雨あられ。稲葉さん敬遠後には、DHの席に座っていながらみんなから藁をつかむような応援をされていた(ような気がした)全然頼りにされてないシンジ。まあ正直…おぉい!そこで打てないってアンタァアアアア!!!って思いましたよ、よしこも。
 でもよしこはそんなつもりではないのだけど、ちょっと駄目なイケメンが好きな傾向にあるようだ。その代表ともいえる人物がサッカー日本代表でもある中田浩二。この人を筆頭に長く応援しようと思える人はその条件を満たさないと駄目らしい。ていうか全然期待されてないあたりがそっくり。そんなわけでよしこさんは今日もシンジを応援するのです。愛してるよシンジ!I LOBE シンジ!!!

注:LOBEとは トホホ感溢れるがっかりな愛情。LOVEとは似て非なるもの。しかし時にLOVEを超える勢力となり脳内で猛威を振るう。


8/28 Tue. 西武2−3ロッテ in西武D

 大沼が先発するというので駆けつけた。大沼というのは何かというと、名門プリンスホテル野球部最後のエースでドラフト1位入団、体力は無尽蔵、大きな故障歴もなく、ライオンズを心から愛し、ファン対応もとても丁寧な好漢であり、直球は常時150km/hを計測、よくキレるスライダーと落差のあるフォークを持ちながらも、類稀なる制球力とチキンハートによって肝心なところで活躍ができないというオズの魔法使いに登場するライオンのような奴。プレッシャーのかからないどうでもいい場面では別人のような好投を見せることから、制球力よりも問題はハートであることは誰の目にも明白だ。逆にいえば、そのハートさえどうにかなれば!!!ということなんだけど…、まあ優しすぎるんだなあ奴は。
 思えば彼の前回先発は4月1日(笑)であり、故障で抹消になったジョンソンに代わる緊急先発だった。この時は札幌ドームだったために現地へ行けずテレビにかじりついて観戦していたが、稲葉にスリーランを食らって撃沈した姿を一昨日のようによく覚えている。その後フルスタ宮城で50球投げた翌日に100球投げるという、投げさすほうもさることながら無事に投げきるほうも投げきるほうだと言いたくなるほどの酷使にあったのちに登録抹消となり、そのまま一軍から声がかからず現在に至るという状況。こんな感じで7年目、28歳、通算成績がここまで登板100ちょい、9勝16敗4セーブ、防御率5点オーバーとくればそろそろ心配になってくるのが首の話。早い話が「来季の契約あんのか?」ということなのだが、ここへ来て、新人ながらにローテーションの柱として活躍していた岸が故障離脱。またしても緊急先発の機会が巡ってきたわけだ。岸には悪いがツイてるな。
 さてそういうバックグラウンドがあるわけなので、この試合はライオンズにとってはほぼ消化試合、おまけに対戦相手ロッテの先発はリーグ随一の安定感を誇る成瀬とあってこの時点で敗色濃厚だけれども、大沼個人にとっては非常に大きな意味をもつことになる。最悪のケースとして大沼幸二ラスト登板になる可能性も否定しきれないわけで、そうならないように祈りつつも、悔いの残らないように応援ボードまで作ってグッドウィルドームに乗り込んだ。ジェーンが応援ボードを作るのはこれが初めて。それくらいの思い入れだ。西武線内ではマウンドから近い席に座ってしっかり見ようと心に決めていたけれど、いざドームに着いた途端、その気持ちが揺らいだ。どういうことかっていうとつまりね、野球は筋書きのないドラマ、果たしてどんな残酷な展開になろうとも、見込んだ男の散り様を目の前でしかと見届ける覚悟がちょいと足りなかったのさ。しょうがないので普段一人では行かない外野席へ陣取る。試合前のブルペンで黙々とひとり投げ込む大沼の背が見えた。祈るような気持ちだ。がんばれ。ていうか作ってあったんだね、大沼のサマーユニフォーム。


戦場へ出る大沼(夏仕様)

スタ麺

 さて最近観戦記が詳細すぎる傾向があるのでダイジェストで書くと、スタンドのあちこちから乱れ飛ぶ「大沼がんばれ!落ち着け!!」の声援を背に受け、大沼はものっそいボール先行、もっと正確に言うとほとんどのバッターに対してかならずノーストライクツーボールから入るような投球ながら、ぬぁんと無四球、そこそこの奪三振率でとりあえず5回を投げ、佐藤友亮の気だるい守備による失点を含む2失点に纏めるというミラクルピッチを展開。ロッテ打線がフォークによく引っかかってくれた印象がある。フォークだけはいいところに決まっていたのかもしれない。この5回のウラ、西武はG.G.佐藤のソロホームラン、栗山死球、細川貫禄の犠打、片岡2ベースで防御率1点台の成瀬から2点を挙げ同点に追いつく。なおも勝ち越しのチャンスでバッターは先ほど守備でまずいところがあった佐藤友。ここは挽回のチャ…センターフライ。チェンジ。左が打てないんじゃわざわざ友亮使ってる意味ないだろ。どーせ打てないなら守れる走れるぶん福地のほうがマシだ、と思うのは多分福地のファンだから。
 しかし6回、ここまで辛抱強く投げてきた大沼が、内野安打の早川(これも微妙な守備…)を二塁に置いて一死からついにフォアボールを出す。与四球1、被安打5ながらとてつもないボール先行のため、この時点で投球数は89。大沼の体力からいえばあと50球は余裕で投げられるに決まっているが、さしもの大沼も数日前にギックリ腰を発症したばかり、加えてロッテ打線もぼちぼち4巡目ということで、ここまでの好投が無駄にならないよう掴まらないうちにとっとと逃げるに限る。
 このランナーを替わった山岸がひとり還してしまい、結局大沼は自責3、打線は微妙な采配の影響もありつつロッテの継投の前に追加点を奪えず、そのまま負け投手になってしまった。しかし体調と谷間の緊急先発ということも考えると、5回1/3を3失点ならば充分に試合は作ったと言える。試合後に伊東監督のコメントが発表され、「大沼は次も先発で使う」とのことだった。良かった。今生の別れかと思って行ったが、どうやらドラマはまだ続きがあるようだ。がんばれ大沼。応援くらいしかできないけど。がんばれ。


この夏一番の冷たさ!
削りたてかき氷

9/4 Tue. ヤクルト1−0広島 in神宮

 両先発はヤクルト・目下最多勝候補のグライシンガー、広島・ぼくらのハセガーさん2007モデル。ハセガーさんは一軍復帰即先発、右ヒザが痛くて調整が万全にできていない状態だったが、今年モデルのハセガーさんは非常に安定感があるので、どうにか先発の責任は果たしてくれそうな期待が持てる。かつチームは前カードで首位を争う中日を打ち崩し連勝した勢いもあり、そこへ来るとヤクルトは5連敗中。若干期待を持たざるを得ない。果たして注目の結果はどうだったのかというと長谷川昌幸7回4安打1失点負け投手
 試合と全然関係ないんだけど、 この日座った席のすぐ後ろに、レプリカユニフォームを着て両手にメガホン、それにリストバンドを装着した男性二人組がいた。まあどっから見ても普通の外野席のファンなんだけども、1回の表、梵が打席に入ってその名前が正面の電光掲示板に表示された途端、彼らはこう言った。
「…えっと、あれなんて読むんだ?ボン?
「さあ?」
おいおいおいちょっと待って!それを知らないのか!!…いや、別に素人は外野席に来るなとか言いたいわけじゃないんですよ、むしろ一見さん大歓迎。でも、服装がどう見ても完全装備で、しかも二人で神宮の外野スタンドに足を踏み入れてるのに、どうしてそこへ辿りつくまでそのテーマを避けて来れたんだ!それが不思議だ!どうやってもぶちあたる問題だろ!!一応言っとくとソヨギだよ!

9/5 Wed. ヤクルト5−3広島 in神宮

 列島に大型鈍足台風が接近する中よしこと雨中観戦。両先発はヤクルト・(腰痛から)帰ってきたエース石井一久、広島・最強負け運の称号を長谷川に譲りつつある青木ペローン高広。今年の広島打線は一久とは相性がよく、打線の爆発が期待できる。実際いきなりアレックスのソロで1点を先制するが、3回に連打のようなものを食らって2点を失う。さらに5回、前日唯一の打点をソロHRで挙げた宮出に二日連続となる2ランを浴び、この回でペローンはマウンドを降りる。替わったフェルナンデスも川本にソロ被弾。
 いっぽう打線は少ないキッカケからチャンスだけは広げるものの、6回無死満塁から新井のゲッツー崩れで1点、9回一死二三塁の前田セカンドゴロで1点を奪うのみ。9回は二死二塁となってさらに代打森笠が執念のフォアボールをカッコよく選び、次の代打嶋につなぐが、あえなく三振。ゲームセット。
 ま、嶋を責めるのはお門違いってことは明白(打てばカッコ良かったけどな)だが、じゃあ誰って言うと、6回にクリーンアップで1点しか取れなかったことを棚に上げれば、申し上げにくいんだけど前田なんだよなあ。思えば初回の得点もソロHRだから、この試合タイムリーヒットが一本も出ていない。満塁で内野ゴロ1点止まりってのはもはや様式美になりつつあるな。
 この2連戦試合がどちらも悔しい展開だったうえに、3戦目は台風で吹っ飛んでしまってつまんないので、森笠のフォアボールあたりのところについて語る。森笠のフォアボールがなんで格好いいかということについては、この場面でそれが期待に対する正解だからであり、意気揚々と赤バットを放り投げる姿がそれを如実に物語ったが、実は倉と森笠の打率ってこの時点でほとんど変わらない(.270程度)んだよね。右の館山に対し左笠右倉という違いはあるが、じつは倉は右投手を苦手にしていない(左は苦手w)。打数からはじまってほとんど打撃成績の変わんない二人だが、長打率と得点圏打率には有意の差があり、倉のほうが上。起用された森笠としてはあのフォアボールは満点の回答だったと思うが、最後に残った嶋の打率が2割ジャストあたりということを考えると、倉に代打を出す必要があったのかどうかは少々疑問の残るところ。倉が出たら森笠くらいでも良かったんじゃないか?選手を出し惜しみして負けたらしょうがないけど、この場面で2点とれないとどのみちしょうがないわけだし…。それとも森笠は館山に対し相性がいいとかなんだろーか。しかしそこまでデータあさって調べる根性がないのでこの件については自主迷宮入り。

9/14 Fri. 巨人9x−8広島 in東京D

 これはすごい試合。延長12回、試合時間が4時間半超ってだけでもグッタリしちゃうんだけど、これが9回ウラに入った時点では5点のリードだったんだからビックリだ。まあ永川とその起用に関するダメ出しは過去に散々やっているし、もう今更新しい検討材料も出てこないので、今季はもうお笑いとして楽しむことにして他の話をしよう。黒田の勝ち星を消しちゃったのはなんだけど、ぶっちゃけ勝敗とか結構もうどうでもいいことだしな。勿論勝てるに越したことはないけど。
 最後、2イニングめのフェルナンデスが清水にタイムリーを食らってこの試合はスカッと終わったわけだが、前の代打大道がツーベースを打った時点で、ああ、まあ打たれるなら清水だな、と思って見ていたら本当にそうなった。これは脳内の大半を占める野球データから清水が打つだろうことを予測していたとかいう意味ではなくて、まァ巨人に負けるのはシャクだけど清水ならまあいいかという意味。これが次打者のホリンズだったら頭から湯気を出しつつ帰宅するところだ。要は好きなんだね清水が。具体的にどこが好きなのかというと、あんな守備職人顔なのに打球は目も覚めるような弾丸ライナー、加えて球界で一、二を争う弱肩(争う相手は多分横浜鈴木タカノリ)っていう衝撃的な芸風。だからヒーローインタビューもしかと見届けて帰った。歓声で何言ってるのか全然わからなかったけどいい笑顔だった、そしていい歳してあの髪型はどうかと思った。
 この夏に帰省した際、実家に99年の選手名鑑があったので、暇つぶしにどのくらいの選手が今も選手としてチームに残っているかを数えてみたところ、だいたい平均して10人程度という数字になり、多いところ(広島)で15程度、少ないところ(巨人、阪神)は5とかなり差が出た。ちなみにこの年は上原松坂のルーキーイヤーであるわけだが、実は巨人の投手で今もチームに残っているのはこのルーキー上原一人だけ。阪神にはあまり興味がないので言及しないが、スカウティング能力とクジ運に大差がないと仮定するなら、7年間同じチームで戦力と見なされ続けることの難易度に、巨人と広島では3倍の差があるという見方もできる。高い給料を出すかわりに求められるレベルが高く人の入れ替わりも激しいというのは市場原理にかなっているとは思うんだけど…、と、巨人ファンでもないのにこの先をわざわざ書くのは野暮って奴だな。
 話はそれたけど、つまり巨人に居残り続けるというのはそれだけですごいことだと思うんだよねって言いたいわけよ。第一線で活躍しているころにちょっと好きだった選手が、地味だろうとなんだろーとその生存競争を生き抜いてきたと思えば俄然愛しく感じられるわけだ。だからつまり、清水に打たれるならまあいっか、とそういうこと。
 ちなみにこれが記念すべき今季50試合め。19勝31敗っていう戦績はもちろんカープが関東で病的に弱いせい。

9/15 Sat. 巨人3−0広島 in東京D

 この日は西武ドームで大沼が投げると予想していたが、前日の永川&フェルナンデス愛のお笑い劇場が終了した直後に予告先発をチェックしたところ岸だった。さてどうしようか、この二択は実は青いお笑い野球と赤いお笑い野球の二択でしかないのでどっちでもいいといえばどっちでもいい。違いがあるとすれば、同じ値段で青なら椅子に座れるが赤のほうが家からだいぶ近いことくらいだ。しばらく迷ったのち東京ドームのチケットブースへ。そこには長蛇でもない列ができていたが、「B指定を4席横並びで〜」とか「S席の前のほうを2人〜」とかいう奴ばかり並んでいるのでやたらと時間がかかる。あのな、前日の夜に思いつきで来てそんな理想的な席が残ってるワケねーだろ寝言は寝てから言え。恐れ多くも天下の週末本拠地巨人戦だ、頭が高ぇよ!つーか窓口で悩むな!!前の人たちの状況を見てればスンナリ思ったような席が取れなそうってことくらいわかるだろ、自分の番が来るまでに第三候補くらいまでプランを持っとけよ。そもそも無理だと言われているんだから席種を妥協するか横並びを妥協するか諦めるかしかないんだろうに「ええ〜本当にないの〜?じゃあどうしようかなあ…」とか寝ボケてんじゃねぇよタコ。そんな事だからいつまで経っても北方領土が還ってこねーんだボケ。もうね、おまえら全員昼メシの定食選びから練習してこい。野球のチケットは難しすぎんだヨ。前に4〜5組くらいしか並んでなかったのに余裕で30分以上かかった。こっちゃ4時間立ち見で足がいてーんだから勘弁してくれ。それと隣に貼ってあった日ハム戦の前売り価格表を見て「パリーグだと随分安いのねぇ〜」とのたまっておられた御婦人!!それは誤解だ!そっちが普通!こんな高い金取ってるのは巨人くらいだぜ!!!
 さて自分の番が来てから10秒で購入した外野立ち見を握り締め、二日連続の東京ドーム。先発は高橋ヒサノリvs宮崎。勝敗はどうでもいいので宮崎がどのくらい投げてくれるかがこの試合のみどころ。破壊力のある巨人打線を相手にするわけなので、健闘して6回までにホームラン2本で3失点程度と予想していたが、フタをあけてみると7回を2失点であり堂々の成績。しかしいくら2失点(後で佐竹が1点とられて合計3失点)に抑えたところで打線が零点じゃどーしようもない。前日とはうってかわって2時間半以内の終了で立ち見に優しい試合だったけど、願わくば一回くらい宮島さん(得点時のテーマ)を唄わせて下さい。ああそれと一応書いておくと小笠原1500Hitsおめでとう。

9/16 Sun. 西武4−2楽天 in西武D

 さて満を持して大沼先発。8/28の先発では勝ち負けつかなかったものの充分に先発の責任を果たし、9/8の札幌ドームでは涌井も止められなかったチームの連敗をストップさせる好投で見事に2年ぶりの白星をゲットしてヒーローインタビューも受けちゃったりして「今頃1勝しているようでは…」とか至極真っ当なことを言って恥じ入っていた大沼なので、「とにかく首の皮がつながりますように」だった前回観戦時に比べると期待値が大きくアップして、6回3失点くらいに纏めてほしいなぁ、と思いつつ試合がスタート。


檻の中のライオンスタンバイ沼

 大沼は初回を三者凡退に抑えるものの2回になんとなく捕まり2点を先制される。その裏、中島のタイムリーで素早く1点を返すもここから試合は膠着状態に。楽天先発浅井はやや不安定な投球の大沼よりもさらに不安定で、いつ崩れてもおかしくない状態だったが、西武打線は二度の一死満塁のチャンスを湯水のようにあっさり流して無得点。そのせいで隣に座っていたすごくライオンズファンなカップル(推定年齢20代前半)がだんだん険悪になり始める。彼女は特に片岡のファンらしいのだが、そのうち「ライオンズが負けても好きな選手さえ活躍すればそれで良しとするのはファン失格(彼氏)」vs「ライオンズが負けているのだからせめて好きな選手の活躍などいいところを探して喜んだほうがいい(彼女)」というアツすぎるテーマというか価値観のズレた口論が始まってしまい、思わずコーラをフキだしちまいそうになったので立ち見スペースへ移動。ここなら後ろに人もいないし大沼ボードも出し放題。しかし鯉のような弱っちいチームのファンだと、ダメな試合の良かった探しは当り前、それでもなんもなければ「天気がよくて良かったなあ」とか言い出したりするもんだが、さすが二十数年もBクラスになったことのないチームはファンも目が肥えとるわ。ちなみにここまでに片岡は活躍らしい活躍をしておらず、せっかくの熱いテーマも机上の空論。彼氏も彼女も両方ショボんでいるのが正しかろう。
 そうこうしているうちに、大沼が6回リック・山崎タケシをいきなり連続四球で歩かせ、ピンチを招きまくりの浅井よりも先に負け投手の権利を持って降板。代わった山崎が後続を抑えて事なきを得るが、あとはヘボ打線の奮起を待つばかり、ドロ舟に乗った気分で楽しく削りたてカキ氷をすすっていると、8回二死から和田さんが内野安打で出塁。続く代打江藤がセンター前へはじき返し1、2塁とする。これをふたたび中島の外野を破るタイムリーで走者一掃し逆転、さらにおかわり(中村)が続いて合計3点を奪い2点差。こうなればあとはグラマンが抑えてゲームセット。カップルもきっと仲直りしたことだろう。大沼の負けも吹っ飛んだことだしよかったよかった。
 これでジェーンさんようやく今季20勝を達成、(あんまり大崩れしないでくれて)ありがとう沼。19勝目が8/25のヒロヤスサヨナラヒットの試合だからどう考えてもカープが負けすぎ。

9/17 Mon. 横浜6−3広島 in横浜

 去年の秋、あれは確か横浜万永貴司の引退試合、ここで長谷川の先発を見た。去年はほとんどリリーフに回っていた長谷川だが、シーズン終盤になって人手不足から先発に回り、そこから2試合ほど好投。そして迎えた横浜戦、しかし出来は散々だった。序盤に先制点を許し、さらに4回二死走者なしから3点を奪われる。直近の重点目標だったはずの盗塁も防げない。挙句に投手三浦にまで三塁打を浴び、ノックアウト。4回を5失点。この日は横浜スタジアムの最終戦で、外野自由席が無料開放されており、スタンドは満員だったが、声援はおろか罵声も飛ばない。それがこの時点での長谷川に対する評価だった。単にこの年の出来だけに由来するものではない。持ってるモノは黒田以上とも言われながら毎年毎年毎年毎年毎年期待を裏切り続けてきた、だからそこまでの中継ぎでの一定の成果と二度の先発好投くらいで長谷川に本気で期待しているヤツはスタンドに誰もいなかったのだ。そしてこの試合を落とし、カープは5位が確定した。
 あれから1年、再び長谷川が横浜で投げる。奇しくも相手投手は三浦。あの日と同じだ。しかし長谷川は違った。初回から安定した投球でゼロを並べ、三浦に一歩も引けを取らない。しかし相手もエース三浦大輔だから打線の援護も望めない。緊迫した投手戦が続き、いつしかスタンドから悲鳴に似た声援がマウンドに向かって飛び始める。がんばれ、長谷川がんばれ!
 そして迎えた7回無死二三塁、ついに緊張の糸が切れた。三振を取りに行ったフォークが暴投になり、2失点。さらに去年と同じく三浦にタイムリーを食らい、撃沈。3点の先制を許し、マウンドを降りてベンチへ下がる長谷川に降り注いだのは暖かい声援と、それから惜しみない拍手だった。
 思えば今年、オープン戦の長谷川は随分好調だった。しかし先述の理由により、開幕後の彼の活躍を予想していた者は少なかった。実際開幕してみると、その姿は去年までとさして変わるところはなく、程なく二軍落ち。それからリリーフとして復帰した。ここまではほぼ前年までのパターンをそのままなぞった、だから今年もそのまま終わるだろうと皆思っていたが、長谷川はその予想を裏切った。交流戦、チームが連敗し、連日投手が打ち込まれる中、ロングリリーフで孤軍奮闘し実績を積み重ね、先発復帰後なかなか援護に恵まれないなか辛抱して投げ続けている…、つまり今年の長谷川は違うと、そのことをスタンドのファンが認めていたのだ。
 好投しつつ先制を許した先発が暖かい声援を貰うというのはいかにも弱小チームらしい光景で、そんなことをしているから強くならないという意見も広いネットの海では時々見かける。しかし昨年とは全く違ったスタンドの反応、昨年とは全く違った長谷川の頼もしい背中に私は感動を覚えずにはいられなかった。とかそういう話。
 ま、トピックスとしてはあとを継いだこのところのリリーフエース青木勇人の調子が上向かず失点を許してしまったことのほうが長谷川好投よりも全然重要。怪我もちにも関わらず普段あまり好不調の波がなく、自信喪失だのメンタルがどうのフォームがどうの言わずにしっかり投げているから忘れがちだけど、やっぱり勇人にも連続で救援失敗したりするときはあるんだよね。まあ何が言いたいかというと頻度の問題だよね。あと六番梵でもいいんだけど来年一番どうするんだろう。このさい森笠でもいい気がしてきた。控えにしとくにはもったいなくスタメンにしとくには物足りない(帯短襷長)森笠だけど、そこそこのアベレージ、わりと俊足、けっこう器用、とそれなりに一・二番適性があるんじゃないか、というか奴はどこで何をやらせても高い順応性を示すタイプではないかとゆー気がする。でも多分森笠のファンだからそんな気がするだけだな。帰って寝よう。

ストレッチハセガーさん

ダッシュの順番待ちの勇人

9/18 Tue. ヤクルト3−2中日 in神宮

 今季ここまで中日戦見てないんじゃない?ということでよしこと共に行ってきた。実は阪神戦も見ていないんだけどそれは意図的に避けているだけなので問題ない。なんで避けるのかというとまず鯉にとっては親の仇であり、また近所の球場というと東京ドームか神宮か横浜だけど、東京ドームでライトに座るなんてできないし、横浜まで横浜阪神を見に行くのはダルイし、所沢千葉の交流戦の阪神戦は珍しさで混雑するしということで残るは神宮になるわけだが、やっぱり混んでるし、これがもし阪神が優勢でゲームが進んだりなんかすると一部の心ない虎キチがわざわざライトスタンドまでツバメをからかいに来たりするので足が向かない。
 まあそんな虎の話はいいとして中日戦。ヤクルトは1回ウラ、先頭青木がいきなりぶつけられ、そこから幸先よく2点を先制。しかし2回表、先発藤井がビョン様あるいはビョン吉こと李炳圭に一発を浴びたちまち1点差に。ビョン様は今年韓国からやってきたばかりで、韓国選手のジンクスに漏れず1年目は不振に終わった。でも来年慣れてくればもしかすっと化けるかもしれないし、帰れ帰れ言われているけどもう1年見たい、と思うのは多分自分が中日ファンでもなく優勝争ってもいないからだな。そのウラにヒロヤスのタイムリーが出て再び2点差とする。バント職人としてシーズン開幕を迎えたヒロヤスだったが、今年の躍進によりすっかり送らせるのが勿体ない打者になってしまった。二番でこれだけやれれば御の字だろう。
 じつは前日、かつてのヒロヤス並みに打球が飛ばないことで有名な英智(本名蔵本英智、中日が誇る外野守備のエキスパート、ヒーローインタビューのボヤキ芸人)に3号ホームランが出ており、それを見逃したことを心底後悔していたのだが、なんとこの日も英智が二日連続となるホームラン。年に数本しか出ないホームランをみすみす見逃したっていうのに、翌日も打って見せてくれるとはなんて親切なやつなんだ!応援する!!
 と、それはいいんだけどヤクルト的には失点なわけでスコアは3-2。しかしこの1点のリードをリリーフが奇跡的に最後まで守りきる。おおおスワローズにもこんな試合ができるんですね嬉しいですよ!!

 今季54試合め。21勝33敗。
2007年10月25日(木) 10:16:19 Modified by ID:dd7ijG0rQA

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