宇宙物理学に基づく天文学分野の発展と、それによる人類の宇宙観の変遷を辿るとともに、現代天文学の基礎知識を数学的観点から理解する。
この講義では、いわゆる近宇宙ではなく、巨視的に見た宇宙全体、すなわち遠宇宙とそのダイナミクスについて述べる。

第一回

• 宇宙論の歴史
• 古典的宇宙論

アインシュタイン以前までの宇宙観および宇宙論の展開について述べる。

第二回　〜重力理論〜

• アインシュタイン方程式
• 重力半径
• ブラックホール
• 宇宙定数
• 宇宙膨張論
• ハッブルの法則

一般相対性理論以降の宇宙物理学の発展について、時代を追って述べる。
時空物理学に関する数学的知識については各自参考書をご参照ください。

第三回　〜宇宙論の基礎〜

• 宇宙のスケール
• 太陽系

前回までの講義は非常に高度すぎたため、初学者に向けた宇宙論の概説を改めて行う。
また、数学的知識が乏しいと講義自体が成り立たないため、これ以降の講義を休講とし、今後は数学の講義を別に優先して行う。

第四回以降未定。第三回終了以降一時休講。
随時更新。